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沙村広明の漫画に出てくる女性は魅力的である。
なんかブサイクな女性がいた記憶がない。沙村先生は女性を崇拝しているに違いない。モブですら美しい。ロリ、メガネOL、ヤンキーあがり、中国娘々、くノ一、暗殺者、マッドサイエンティストや宗教家であっても美しい。素晴らしい、素晴らしいぞ。
それは置いといて、なぜ今こんなに「波よ聞いてくれ」が話題なのにこの「おひっこし」にクチコミがないのか不思議である。
赤木先輩は沙村作品に定番のタバコの似合う女。泣きぼくろがまた良い。
顔に傷のあるオトコもモブとして定番の立ち位置のヤツ。
うん、全て「波よ聞いてくれ」に出てくる。
この一冊は如何に「波聞」に沙村成分が詰まっているかがわかる原点の一つでもある。
あれ、美大の話これだったかな(紙の本どっかに埋まってて読み返してないですごめんなさい)あれも好きだった。
ともかくババーンと解決もせずメリハリも強くなく、それでいてあとを引く感じの幕とじは、やはりこの人の作品だなぁと思うのです。