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ルミとマヤとその周辺の続編。
小学生だったルミが中学生になり、母親の代わりに1ヶ月間たった1人でヨーロッパへ行ったエピソードがメインに描かれてます。
これは著者の実体験らしいです。
これ単体でも問題ないですが、ルミマヤの方を読んで姉妹がどんな幼少期を過ごしたのか知ってからの方がより良いです。
ルミマヤでは無邪気に過ごしていた2人ですが、ルミはヨーロッパ旅行でかなり荒波に揉まれます。当然と言えば当然で、言葉も通じないのに知り合いもいない外国へ1ヶ月も行くなんて怖すぎる。下手したら事件に巻き込まれることだって十分あり得るのに、結果的に運命的な出会いも果たし、良い思い出を作って戻ってこれたというのは、ツイてるというか持ってるというか。
怖いとは書いたけど、これはある意味博打のようなもので、たまには自分の意思とは違う方の流れに乗ってみるとか、人に振り回されてみるとか、普段なら絶対やらないことをやってみるとか、そういうイレギュラーって意外とのちの人生に大きく影響する事があるから必要なのかもしれない。
でも著者の他のエッセイもいくつか読んでるけど、このヨーロッパ旅行が大したことないと思えるくらい良くも悪くもいろんな事が起きまくるから、多分この人は特別なんだと思う。笑
自伝的作品『ルミとマヤとその周辺』待望の続編!!北海道の大自然でのびのび育った姉妹・ルミとマヤ。バイオリニストとして日本中を飛び回る母・涼子(りょうこ)。中学2年の夏休みに母の代理でひとりヨーロッパに行くことになってしまったルミは……?1980年代の日本―フランス―ドイツ―イタリアを舞台に、少女と様々な人々との心の触れ合いを描いたヤマザキマリの原点ともいえる物語――。
自伝的作品『ルミとマヤとその周辺』待望の続編!!北海道の大自然でのびのび育った姉妹・ルミとマヤ。バイオリニストとして日本中を飛び回る母・涼子(りょうこ)。中学2年の夏休みに母の代理でひとりヨーロッパに行くことになってしまったルミは……?1980年代の日本―フランス―ドイツ―イタリアを舞台に、少女と様々な人々との心の触れ合いを描いたヤマザキマリの原点ともいえる物語――。