これまで旅した国の数、30数カ国。ヤマザキマリのルーツをたどる爆笑世界放浪記キューバ編!!イタリア在住時、絵画修復士を描いた幻のストーリー漫画デビュー作も収録。
スマートコミックアプリ「comico」の人気フルカラーコミック! 高校生の柏木空の元に、自称「冒険家」の父から大きな荷物が届いた。その中から出てきたのは、手のひらサイズの小さなミイラだった! ミーくんと名付け一緒に暮らすことになったが……。ちっちゃくて、かわいくて、臆病で、泣き虫で、プニプニもちもちしたミーくんは正直ヤバイ! 『ミイラの飼い方』覗いてみませんか?
確かに仕事もデキるし気高くて女王然としてイケてたわ、私――。でも…もしかして、私、クレオパトラに転生しちゃった!? ヤダ~、本当の女王じゃない!!って浮かれてる場合じゃない! エジプトを率いて恋にも打ち勝たなきゃ!!
内科医・上嶋沙登子は幼いころから妹の美也子よりも学業に優れていたため、美也子に憎まれていると思っていた。そのことから自身の恋人である作家・関口丈二を美也子に略奪されたことも仕方のないことだと自信を喪失していた。ある日エジプトにクレオパトラについて取材に行っていた妹夫婦の不幸なニュースを耳にした。丈二が変死したのだ。美也子も丈二と同じような症状を発症していた。しかし、お腹には丈二との子供を授かっているため帰国して出産することとなった。丈二と美也子にエジプトで何が起こったのか……!? 久々に会う美也子の口から告げられる衝撃の真相とは!?
エジプトといえば、ピラミッド・スフィンクス・ナイル河… なんて考えは古すぎる! 古代遺跡の前だろうが客引きしまくる商売人気質なエジプト人、自由すぎる設計のホテルと、あの世行きエレベーターとは!? クラシック好きの貴公子が語る一夫多妻制の真実まで… もはや何が古代ロマンか分からないギャップだらけのエジプト旅行記! バックパッカーでエジプトを訪れた作者・おろぐちともこがハマった現代エジプトの魅力をご紹介します!
紀元前48年。アレキサンドリアに駐屯するシーザーの元に、ある《荷物》が届けられた。使者が担いできたそのボロ布を丁寧に開封すると、そこから絶世の美女が現れ出た。その女性こそ女王・クレオパトラであった。この運命的な出会いからすべてが始まった。そしてローマの軍神・シーザーを一瞬で魅了したクレオパトラは、愛する英雄たち共に数奇な運命を辿って行くことになる。エジプト最後のファラオ。魅力的な話術、美しい声、9ヶ国語を操る才女……絶世の美女であり、ローマの英雄「シーザー」と「アントニウス」を虜にし、そして後世に「悪女」の烙印を押された女王。果たしてクレオパトラは本当に「悪女」であったのだろうか? 黒田かすみ先生がお贈りするクレオパトラの「真実」とは一体……!?
チベット編とはなってますが、半分くらいはシリア(というよりヨルダン旅行)の話。それまでは日本にいた作者のご子息・デルスくんをシリアへ呼び寄せようとしたところ日本のマンガアニメが大好きなデルスは断固拒否。しかしシリアのお隣ヨルダンでインディージョーンズの撮影地へ連れて行くというのを餌に釣り上げることに成功。 しかしヨルダンへ着くなり、大人のオタクたちが違うところで大はしゃぎしてデルスくん置いてけぼり。こうして忍耐強く自立した青年に成長したんだなとしみじみしました。 そしてシリアやヨルダンの良さを日本とイタリアそれぞれの家族へ伝えていたら、どちらからも「行く」という連絡があり、日伊合同ツアーが敢行されます。とにかく自由なイタリア人チームに、ツアコンを務めたベッピーノも早々にあきらめムード。旅行にはハプニングがつきもの!という話を色々超越してる部分も無きにしもあらずですが、全部ひっくるめて楽しい思い出になってるのが作者の懐の深さと言うか許容量の多さというか、そういうやつなんでしょう。 さらにチベット編より前に、テルマエ・ロマエの翻訳版が出たのをきっかけにイタリアとフランスでサイン会をする話も描かれます。開催されているコミックフェスティバル内で行われたため、谷口ジローさんなど日本の大物作家との遭遇エピソードが満載。10代の頃に訪れて痛い目にあって最悪のイメージだったパリでは、たくさんいい思い出ができたことでそれが覆ったのがいい話でした。 肝心のチベット編は、漫画業が忙しすぎて限界に達していたとき、現実逃避で一人旅を強行した話です。元々憧れの地だったらしくウキウキで訪れるものの、さっそく高山病にかかるなど、やはりハプニングだらけの旅です。しかし病気になろうと飯がまずかろうとバター茶の飲みすぎて腹を壊そうと、とにかくタフに全力でチベットを楽しむ姿からほんとうに元気をもらえます。 最後に少しだけ、台湾編も載っていて、ここでも腹を壊している作者。もはやそのイメージしかない。 巻末に「また4巻で」と書いてあるので気を長くして続刊を待ちたいと思ってます。