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チベット編とはなってますが、半分くらいはシリア(というよりヨルダン旅行)の話。それまでは日本にいた作者のご子息・デルスくんをシリアへ呼び寄せようとしたところ日本のマンガアニメが大好きなデルスは断固拒否。しかしシリアのお隣ヨルダンでインディージョーンズの撮影地へ連れて行くというのを餌に釣り上げることに成功。 しかしヨルダンへ着くなり、大人のオタクたちが違うところで大はしゃぎしてデルスくん置いてけぼり。こうして忍耐強く自立した青年に成長したんだなとしみじみしました。 そしてシリアやヨルダンの良さを日本とイタリアそれぞれの家族へ伝えていたら、どちらからも「行く」という連絡があり、日伊合同ツアーが敢行されます。とにかく自由なイタリア人チームに、ツアコンを務めたベッピーノも早々にあきらめムード。旅行にはハプニングがつきもの!という話を色々超越してる部分も無きにしもあらずですが、全部ひっくるめて楽しい思い出になってるのが作者の懐の深さと言うか許容量の多さというか、そういうやつなんでしょう。 さらにチベット編より前に、テルマエ・ロマエの翻訳版が出たのをきっかけにイタリアとフランスでサイン会をする話も描かれます。開催されているコミックフェスティバル内で行われたため、谷口ジローさんなど日本の大物作家との遭遇エピソードが満載。10代の頃に訪れて痛い目にあって最悪のイメージだったパリでは、たくさんいい思い出ができたことでそれが覆ったのがいい話でした。 肝心のチベット編は、漫画業が忙しすぎて限界に達していたとき、現実逃避で一人旅を強行した話です。元々憧れの地だったらしくウキウキで訪れるものの、さっそく高山病にかかるなど、やはりハプニングだらけの旅です。しかし病気になろうと飯がまずかろうとバター茶の飲みすぎて腹を壊そうと、とにかくタフに全力でチベットを楽しむ姿からほんとうに元気をもらえます。 最後に少しだけ、台湾編も載っていて、ここでも腹を壊している作者。もはやそのイメージしかない。 巻末に「また4巻で」と書いてあるので気を長くして続刊を待ちたいと思ってます。
nyae
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縁あってイタリア人夫と結婚することになりそのままイタリアで暮らすのかと思いきや、その古代ローマオタクの夫(実際はもっと広い範囲のオタクだと思うけどよく分からない)の「アラビア文学を勉強したい」という希望だけで、エジプトで結婚することになる作者。 1巻に引き続き、凄い人を夫にしてしまったことで遊牧民型にさらに拍車がかかる2巻です。 結婚式を挙げるだけでそんなに苦労するか⁇ってくらい紆余曲折あり笑えます。タクシー代をぼったくられないために、乗るときはとにかく陰鬱な顔をするのがルールになってるのが面白すぎました。はしゃぐとぼられるそうです。笑 エジプトの歴史的建造物などをひと通り巡り、夫がエジプトに飽きた頃、次はさらに古い歴史を感じるシリアのダマスカスへお引越し。 またそれとは別に作者が今まで乗ってきた各国の飛行機事情を描いたエピソードも読み応えありすぎる。改めて日本のサービスレベルの高さを実感。 シリアでの生活も興味深いですが、この2巻では高レベルのオタクの生態をリアルに感じることができます。ベッピーノのオタクレベルは高すぎる。そしてそれに着いてく作者も同様。 2巻の巻末では同人誌「赤い牙」の掲載されたシリアのある女性を主人公にした読切が載ってます。本編のエピソードとリンクしてるのでそこも見所です。 さて次は「チベット編」だ。
nyae
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世界の果てでも漫画描き、とありますがこの第1巻にあたる「キューバ編」では漫画家として活動するよりも前の話となってます。ヤマザキマリ氏といえば、いろんな国を転々としながら暮らしているイメージですが、1巻ではそのいわゆる“遊牧民型”となるに至った原点についても描かれています。 ヤマザキマリさんのエッセイ漫画の何が好きかって、人間の持つ生命力を感じるところです。人間、命さえあればなんとかなるものなのかも、と思わせてくれるパワーがあります。 イタリア留学中、光熱費もろくに払えないほど金がなかったくせに長年憧れの国だったキューバへボランティア活動をしに行きます。着いて早々風邪をひき、ボランティアとしてサトウキビ刈りへ、大家族のホストファミリーと仲良くなり夜は踊りに町へ出、そして涙の別れをした後、なんと妊娠発覚。当時の彼氏(詩人)とは別れ、出産。乳飲み子を抱えながら生活費を稼ぐために漫画を描き始める。ここから彼女の漫画家人生の始まりです。巻末にそのデビュー作が載っていて、絵画の修復士の話なんですがこれもとても面白いです。 思わず笑ってしまったのが、あとがき漫画で息子さんが「宇宙兄弟」のファンで、テルマエロマエが僅差でマンガ大賞を獲った時に激怒したというエピソード。 そして2巻「エジプト・シリア編」へ続きます。
nyae
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世界の果てでも漫画描き
世界の果てでも漫画描き
ヤマザキマリ
ヤマザキマリ
あらすじ
これまで旅した国の数、30数カ国。ヤマザキマリのルーツをたどる爆笑世界放浪記キューバ編!!イタリア在住時、絵画修復士を描いた幻のストーリー漫画デビュー作も収録。
世界の果てでも漫画描き(1) キューバ編
これまで旅した国の数、30数カ国。ヤマザキマリのルーツをたどる爆笑世界放浪記キューバ編!!イタリア在住時、絵画修復士を描いた幻のストーリー漫画デビュー作も収録。
世界の果てでも漫画描き(2) エジプト・シリア編
これまで旅した国の数、30数カ国。エジプトで挙式、古代遺跡が多数残るシリアをディープに放浪!又、細密かつ大胆な描写力でダマスカスの女性を描いた傑作短篇も収録。
世界の果てでも漫画描き(3) チベット編
これまで旅した国の数、30数カ国。アジア最古の公衆浴場を求めシリア。標高3600メートル!チベットで高山病!?パリではノーベル文学賞作家との食事会!タフに世界を駆けめぐるヤマザキマリの大人気シリーズ!!
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テルマエ・ロマエ

テルマエ・ロマエ

すべての“風呂”は、“ローマ”に通ず。「マンガ大賞2010」と「第14回手塚治虫文化賞短編賞」をW受賞、実写映画(主演:阿部寛)も記録的な大ヒットとなった超ベストセラー・爆笑コミック! 紀元前128年、第14代皇帝ハドリアヌスが統治し、かつてない活気に溢れているローマ。すべてに斬新さが求められるこの時代、古き良き浴場を愛する設計技師のルシウス・モデストゥスは、生真面目すぎる性格が時代の変化に合わず、職を失ってしまう。落ち込むルシウスは友人に誘われた公衆浴場から、突然現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまい……!?
プリニウス

プリニウス

どうしても、この男が描きたかった!世界史上もっとも著名な博物学者にして、ローマ艦隊の司令長官。古代ローマ一の知識人にして、風呂好きの愛すべき変人。その男の名はプリニウス――。『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリが、最強のパートナー“とり・みき”を迎えて、ふたたび魅惑の古代ローマ世界に挑む。圧倒的な構成と迫真の画力で2000年前の世界を描く、歴史伝奇ロマンの決定版、ここに誕生!
スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズ

ウォルター・アイザックソンが著した世界的なベストセラー『スティーブ・ジョブズ』を、『テルマエ・ロマエ』で一躍脚光を浴びたヤマザキマリ氏が漫画化!!第1話の試し読みは1週間で5万人以上が読み、第1話の掲載『Kiss』発売日には英・ガーディアン紙も取り上げた、超話題作登場!!
ルミとマヤとその周辺

ルミとマヤとその周辺

誰の心にもあるはずの、思い出という、たからもの。おさない姉妹の、かわいく、やさしく、じんわりする、ノスタルジックな物語。――小さな姉妹・ルミとマヤ。北国の町に住んでいます。お父さんはいません。音楽家のお母さんは忙しいのでいつも二人ぼっちです。でも、淋しくなんてありません。ノスタルジックな昭和のストーリー!
モーレツ!イタリア家族

モーレツ!イタリア家族

日本とイタリアってこんなに違う!!?イタリア人の夫に嫁いだヤマザキマリの、イタリア大家族生活!イタリア版肝っ玉母さんな姑に、舅、祖母2人、義妹、旦那に息子。自由奔放な8人家族+にぎやかすぎるご友人たちに、ヤマトナデシコは振り回されっぱなし!アモーレ一色の家庭では、日本とイタリアの文化的(!?)プライドをかけた嫁姑戦争勃発!?
涼子さんの言うことには

涼子さんの言うことには

自伝的作品『ルミとマヤとその周辺』待望の続編!!北海道の大自然でのびのび育った姉妹・ルミとマヤ。バイオリニストとして日本中を飛び回る母・涼子(りょうこ)。中学2年の夏休みに母の代理でひとりヨーロッパに行くことになってしまったルミは……?1980年代の日本―フランス―ドイツ―イタリアを舞台に、少女と様々な人々との心の触れ合いを描いたヤマザキマリの原点ともいえる物語――。
それではさっそくBuonappetito!

それではさっそくBuonappetito!

おいしい!のにカンタン!イタリア料理エッセイ!イタリア人に嫁いだ著者による、おうちで本格イタリアン。お手軽料理17品のレシピつき!●スパゲッティ・アマトリチャーナ●ナポリ風ピッツア●ミネストローネ●トスカーナ風パンの冷製サラダ●ポルチーニのリゾット●イタリア流モンブラン●カネーデルリ入りスープ●カプレーゼサラダ●イタリア風野菜のグラタン●豚のバルサミコソース焼き●パニーノ4種●魚のムケッカ他

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