レは◯◯◯のレ(困惑) わけわからなくて好きにコメントする
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たか
たか
1年以上前
眼鏡の主人公・想一と面長ツーブロック・友梨は、大事な友人の春樹を事故で失ったばかり。想一は春樹の遺品に未開封のコンドームを見つけ、「春樹の好きだった女の子・吹石さんをレイプしよう」と友梨と計画する。 ### 何を言っているんだお前は…???🤔🤔🤔   もし1ページ目の **「選考委員・藤島康介氏、困惑!」「いい意味で、気持ちの悪い作品」** というアオリを読んでいなかったら読むのをやめていたかもしれないレベル。 想一曰く、「セックスする時、膣に直接触れているのは春樹のゴムだから、それはもう『春樹のセックス』」という理屈らしい。なるほど、一応筋は通っている。 吹石さんはいつも外を走っているスポーツ少女で気が強く、「春樹が仲良かったのはこんな意味不明なことを考えるやつらだったのか」と2人のことを唾棄している。 吹石さんをレイプするため、2人は綿密に計画を立て前向きに努力を重ねていくのだが、計画を実行しようとしたその瞬間、吹石さんは別の男たちに連れ去られてしまう。 主人公たちは致命的にモラルと知性が欠けているのに、その一生懸命さ・純粋さになぜか感心させられてしまった。 藤島康介先生の **「どう考えてもゲスで嫌われる視点で描いているのに、なぜか青春になっている。妙に信念がある、怪作」** というコメントがこの作品の全てを的確に表現していて唸りました。2019年の怪作読切をぜひお楽しみ下さい。 https://comic-days.com/episode/10834108156671800747
この世界の片隅に

漫画と映画を久しぶりに見返した!

この世界の片隅に
かしこ
かしこ

2025年のお正月にNHK広島放送で映画「この世界の片隅に」が放送されたのは、今年で原爆投下から80年が経つからだそうです。この機会に私も久しぶりに漫画と映画をどちらも見返してみました。 やはり漫画と映画の一番の違いはリンさんの描き方ですよね。漫画では夫である周作さんとリンさんの関係について触れられていますが、映画ではありません。とくに時限爆弾によって晴美さんと右手を失ったすずさんが初めて周作さんと再会した時に、漫画ではリンさんの安否を気にしますが、映画ではそれがないので、いきなり「広島に帰りたい」という言葉を言い出したような印象になっていました。映画は子供のまま縁もゆかりもない土地にお嫁に来たすずさんが大人になる話に重点を置いているような気がします。それに比べると戦時下無月経症なので子供が出来ないとはっきり描いてある漫画はもっとリアルな女性の話ですよね。だから漫画の方が幼なじみの海兵さんと2人きりにさせた周作さんに対して、あんなに腹を立てたすずさんの気持ちがすんなり理解することが出来ました。個人的には男性達に対してだけではなく、当時の価値観で大事とされていた後継ぎを残せない自分に対しての悔しさもあるのかもしれないと思いました。けれどもあえて女性のリアルな部分を描きすぎない選択をしたのは、原作である漫画を十分に理解してるからこそなのは映画を見れば明らかです。 久しぶりに漫画と映画を見返してどちらも戦争が普通の人の生活も脅かすことを伝えているのはもちろん、すべてを一瞬で無いものにしてしまう核兵器の恐ろしさは動きのある映画だから強く感じた喪失がありました。そして漫画には「間違っていたら教えて下さい 今のうちに」と巻末に記載されていることに初めて気づきました。戦争を知らない私達が80年前の出来事を想像するのは難しいですが、だからこそ「この世界の片隅に」という物語があります。どんなに素晴らしい漫画でもより多くの人に長く読み続けてもらうのは大変なので映像化ほどの後押しはないです。これからも漫画と映画どちらも折に触れて見返したいと思います。

鉄紺の春
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