わたしは真悟 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ もう何回も読んでるが毎回面白い。安定して面白いというのではなく毎回新鮮な気持ちで楽しんでる。テーマ性とか時代性とか考えればキリがないが、今回は楳図かずおのラブコメというのを意識して読んだ。 この記事を参照 https://manba.co.jp/manba_magazines/22572 ・特に好きなところは? 奇蹟は 誰にでも 一度おきるだが おきたことには誰も気がつかない ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! なんかものすごいものを読みたい気持ちになりたい時に読むのがおすすめですがこれ以上になんかすごいものを読みたい場合のこれを読んだ後に難度が上がりすぎるのが難点。
「のぼうの城」や「忍びの国」で有名な和田竜の同名小説をコミカライズした作品。本屋大賞も受賞したヒット作です。
原作が小説って、とにかく難しいと思うんですよ。
活字で表現されたものって、人によって思い浮かべる情景が異なり、そこに第3者が介入してくると、どうしたって違和感を覚えると思うのです。
なんか思ったんと違う…的な。
だけど、これは別格でした。
ストーリーとしては、戦国時代、大坂本願寺を攻める織田信長に対し、毛利軍が「村上海賊」を使って援軍を送る…というお話。
村上海賊は、戦国最強とよばれる最大の水軍で、卓越した造船・操舵技術をもって信長軍と対峙します。
とにかく歴史もので大切な、ド迫力なシーンと人間ドラマが魅力たっぷりに描かれているのが特徴です。
大坂本願寺にいる、盲目的な信者たちの熾烈な戦闘シーン。
海上いっぱいに広がる圧倒的な船艇の描写。
正しいことだけでは通じない、血なまぐさい戦を通しての、主人公・景(キョウ)の成長。
逆境で魅せる、親兄弟・仲間との絆。
小説で体験したものとは、また違った形で、心に訴えかけてくれます。
原作知らない人はもちろん、知っている人も楽しめる1冊かと。
むしろ原作も読みたくなってきますので、良い作品とは相乗効果をもたらしますね。