ハマった作品
切り絵のような絵が凄くこの作品にマッチしています。1話完結型や数話続く話もあり面白いです。また感動シーンもあったり、15巻とまとまりもあり読みやすい作品です。 初めて表紙買いした作品です。 神やUMAなど個性的なキャラクターが沢山登場します。大好きな作品です。
ドラゴン、ゴブリン、イエティ、ネッシー、ガネーシャ、宇宙人……そんな世界中の「人ならざる者」をかき集め隔離した場所がある。そこはアメリカ51番目の州、「エリア51」と呼ばれている。表にいられなくなったワケありの人間、真鯉徳子、通称マッコイは、河童のキシローを助手としてリトルトーキョーの放棄された地下鉄駅にて探偵業を営んでいる。彼女はどうやら何者かを探しているようだが……!?
「あったらいいな」って思うものが描いてある物語が好きです。
自分が子供のころはまだ超常現象ブームの残り火が輝いていて、中学生の時にX-FILESをCS放送で追っかけて観たのは人生におけるひとつの原体験です。
UFO、UMA、超能力、心霊、都市伝説…。
存在するかわからないけど「あったらいいな」と思うとドキドキが止まらなくなる。
『エリア51』にはそれが「ある」のです。
ショボいオバケから全能の神々に至るまで、この世界にポンと現れたらこんな感じかもしれない。超常特区エリア51の中では彼らは異質なモノでありながらも、とても身近で親密な隣人として存在しているのです。
探偵マッコイと相棒のキシローのコンビは、そんな異常が日常となった世界をタフに生き抜いています。
奇妙な住人たちのあいだをドタバタ走り回りながら、とんでもない存在と当たり前に渡り合う…夢見た光景に心躍らずにはいられません。
全巻通して「次は何が見れるんだろう」というワクワクが途切れることはないでしょう。
エリア51には「あったらいいな」と思う、あらゆるものが「ある」のですから。