1.0
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久正人先生初の原作担当マンガということでドキドキしながら読みましたが…超面白い!
絵のテイストはぜんぜん違うのにちゃんと久マンガ独特のケレン味とリズムが息づいており、新鮮な久正人体験が出来る作品です。
久先生のネームも収録されてるのでKRSG先生の作画と比べられるのも楽しい。
あらゆる世界から最弱キャラクターを集めて時空イチのクソ雑魚を決める戦いに巻き込まれた人間代表ヒトムくんが雑魚トップ(ワースト?)5のメンバーとしてサバイバルしていくお話。
出てくるキャラもギリギリを攻めてて、趣味が悪すぎる『月光条例』みたいな感じですが、「弱いこと」が生む悲哀のドラマの描き方がたまらなく切なく、俺TUEE作品への単純なアンチテーゼに終わらない深みがあります。
みんな雑魚キャラなので基本どうしようもない連中なんですが、彼らがいじらしく生き抜こうとするサマが否応なしに泣けてくる…。
クソ雑魚としての矜持が輝くのをもっと見たい。
弱いからこそ、みっともないからこそ、彼らを愛せずにはいられなくなります。最弱だろうと生きてていいんだよ…!!
とりわけ某宇宙戦争から出てきたような戦闘ロボKが自分のショボさに向き合ったときに見せる表情が自分の1巻のピークでした。
この顔が描けるのはすごいよ…。