辛口のエロが笑いや涙を心地よく洗い流すにコメントする
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名無し
1年以上前
酒食とエロが看板になっているようなこの漫画だが、 酒食のシーンはグルメ漫画としては意外に正統派だな、 と思った。 主人公の太郎は京都の老舗で生まれ育ち物心ついたころから 調理場に立たされていた、ということなので 出てくる料理はどちらかと言うと本格和食料理。 下町の居酒屋にしては高級食材が多い感じもあるが、 一般的な家庭料理も妹との食事などで色々と登場するし、 ワリと地味目な料理が多い。 マンガとしての派手なインパクトのあるシーンは エロネタエロ展開のほうで扱って、 料理の関係はわりとオーソドックスに仕立てた感じだ。 凄く奇抜だったり特殊だという料理は殆ど出てこない。 自分はそう感じたしそういう話は気に入った。 第一巻の味噌汁話とか、 第二巻の卵焼きの話とか、 第三巻の飾り切りの話や手作り弁当の話とか。 凄いなと思うのは例えば卵焼きや飾り切りの話とかが 直前までSMネタの話を展開していたのに あっというまになにこれこの良い話は、と マトモな料理話に転換してしまったことなどだ。 ようするにドエロ・ネタの展開と正統派料理展開との 振り幅が結構大きいので、ギャップのインパクトが大きいが チャンと漫画として成立していて良い感じなのだ。 良い話だな、と思ったら最期にまたエロネタで ひっくり返したりすることもあるけれど(笑)

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名無し
1年以上前
酒食とエロが看板になっているようなこの漫画だが、 酒食のシーンはグルメ漫画としては意外に正統派だな、 と思った。 主人公の太郎は京都の老舗で生まれ育ち物心ついたころから 調理場に立たされていた、ということなので 出てくる料理はどちらかと言うと本格和食料理。 下町の居酒屋にしては高級食材が多い感じもあるが、 一般的な家庭料理も妹との食事などで色々と登場するし、 ワリと地味目な料理が多い。 マンガとしての派手なインパクトのあるシーンは エロネタエロ展開のほうで扱って、 料理の関係はわりとオーソドックスに仕立てた感じだ。 凄く奇抜だったり特殊だという料理は殆ど出てこない。 自分はそう感じたしそういう話は気に入った。 第一巻の味噌汁話とか、 第二巻の卵焼きの話とか、 第三巻の飾り切りの話や手作り弁当の話とか。 凄いなと思うのは例えば卵焼きや飾り切りの話とかが 直前までSMネタの話を展開していたのに あっというまになにこれこの良い話は、と マトモな料理話に転換してしまったことなどだ。 ようするにドエロ・ネタの展開と正統派料理展開との 振り幅が結構大きいので、ギャップのインパクトが大きいが チャンと漫画として成立していて良い感じなのだ。 良い話だな、と思ったら最期にまたエロネタで ひっくり返したりすることもあるけれど(笑)
名無し
1年以上前
辛口の酒は美味い。 甘口でも美味い酒はあるが、 料理に合わせるなら辛口のほうが良い。 塩気のある肴もホロ苦い肴も、 甘い肴でさえ、旨味を膨らませてくれる。 口に含んで感じる肴の味を、適度に洗い流すことで、 その奥に秘めていた味に気づかせてくれることもある。 主人公・太郎は東京の下町で居酒屋「男道」を 1人できりもりしている。 実は京都の由緒正しい老舗料亭の息子で 料理の技術・知識・感性は超一流。 しかし性格的には堅物すぎて、店は女人禁制。 美味しい酒と肴を静かに味わう店を目指している。 そこに小学生の妹・花七が京都から押しかけてくる。 花七は由緒正しい家の娘ゆえの天然で本物の色魔。 堅物すぎる兄様に「色も欲なら食も欲」と 人間としても料理人としても、そして男としても 「一皮むけた」人間になってもらおうと奮闘し始める。 通常のグルメ漫画、とくに酒絡みの漫画ならば 美味しい酒と美味しい肴の組み合わせの素晴らしさを 描くのが普通だ。 四季折々の食材を素材の味が引き立つように組み合わせて調理し、 そこに日本各地の銘酒をあわせて、酒と肴の双方の味が より引き立ち膨らむとかの話を描くのがスタンダード。 しかしこの漫画で料理や肴、そして人情の機微を より引き出し、より味あわせて見せてくれるのは 辛口の銘酒ではない。 エロだ。 大吟醸の純米酒とか、久保田や春鹿、瀬祭ではない。 ロリ、巨乳、独身大家、さらに女王様からヒキニートまで。 よくもまあここまでというくらいの各種のエロが、 怒涛の如く押し寄せてくるが、それが通り過ぎた後に残る 人情の味が、意外なほどに味わいがある。 実は漫画全体としてはサービス・カット的にエロい絵もあるが、 それほどにドロドロした展開や絵はない。 ワリとスッキリとした辛口のエロだと思う。 また、登場する料理自体も、和食中心の本格的な料理が多い。 安酒と適当なツマミとかの悪酔いを誘う組み合わせではない。 ちょっと禁断の味に踏み込んだ、 わりとスッキリした辛口のエロと、 美味しそうな肴が味わえて、 後口にはチョット良い人情の味が残る、 そういう美味しい組み合わせの漫画だと思う。 まあ、下ネタが苦手な人にはダメだろうけれど(笑)。
辛口の酒は美味い。
甘口でも美味い酒はあるが、
料理に合わせるなら辛口のほうが良い。
塩...
宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

さけはからくちさかなはしもねた
酒は辛口肴は下ネタ
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