現代のリアルなお坊さん事情も分かる
主人公が性欲に溺れるお坊さんという強烈なフックから始まりますが、最後まで読むと印象が変わる漫画です。特にラスト1Pにこの山場を持ってくるか〜!!と興奮しました。 現代のリアルなお坊さん事情も知ることが出来て勉強になりますね。檀家さんとの付き合いはお坊さん側から見ても大変なんだなぁ…。今まで自分も「お経を上げてもらうだけなのにお布施って高いよな〜」と思ってたんですけど、お布施の本当の意味を知ることで気持ちが変わりました。 蘇民祭が中止になるニュースで住職が「お祭りの時だけではなく日々の生活で手を合わせることを心に留めて欲しい」とおっしゃってたのを思い出しました。
気になって読みました。
仏教がテーマだと説教くさいんじゃないかと避けてましたが全然そんな事ない!
幼馴染にお寺の子がいたので仏教の道で働く人のこと、少しは理解してると思ってましたがこの漫画で「ああ、こういうこと教わって考えてるかもしれない」とちょっと知った気になってます。
エロスとタナトスを描かれる作家→わかります。
この漫画とか神様の横顔とか読んでてしっかりとした重みというか、筋が通ってる気がするのは作者の持ち味、作家性、一番表現したい事なんでしょうね。
読んだあとどうこう言えず、名作だ、と唸るのみです。
いい漫画に出会えました、感謝です!
朔先生の作品は結構好き嫌い別れるとこなんですけど、ここで挙げた作品は漫画好きなら読んで損するこたないと胸張って言えるんで、良い出会いだったら何よりです。