あらすじ「余命三か月。末期癌です。」突然、清徹から病気と余命の告白を受けた節子──。自分を見届けて欲しいという清徹に、節子は大胆にも“ともに寝る”ことをお願いするが…?一方、己の定まらない信念に悩む清玄は、言いようのない胸騒ぎを抑えられずにいて……。あまりにも突然に動き出した三人の運命は、急速に、大きく坂道を駆け抜けていく。そしてついに、物語は佳境へ──。
主人公が性欲に溺れるお坊さんという強烈なフックから始まりますが、最後まで読むと印象が変わる漫画です。特にラスト1Pにこの山場を持ってくるか〜!!と興奮しました。 現代のリアルなお坊さん事情も知ることが出来て勉強になりますね。檀家さんとの付き合いはお坊さん側から見ても大変なんだなぁ…。今まで自分も「お経を上げてもらうだけなのにお布施って高いよな〜」と思ってたんですけど、お布施の本当の意味を知ることで気持ちが変わりました。 蘇民祭が中止になるニュースで住職が「お祭りの時だけではなく日々の生活で手を合わせることを心に留めて欲しい」とおっしゃってたのを思い出しました。