伝説のルポ漫画 ネイチャージモン
※ネタバレを含むクチコミです。
ダチョウ倶楽部メンバー、寺門ジモン──。彼はTVでは見せない別の、いや真の姿がある。その姿こそが“ネイチャージモン”!! 自然への異常な愛情を持ち、貴重なオオクワガタを探しに山にひきこもり、肉についてしゃべりだすと止まらない。最強へ向けてトレーニングも怠らない!! そんなネイチャーの活躍をジモン本人原作により漫画化!! タッグを組む漫画家は青年誌初登場、刃森尊!! ついてこれるアナタは“ナイスネイチャー”だ!! ダチョウ倶楽部メンバー、寺門ジモン――。彼はTVでは見せない別の、いや真の姿がある。その姿こそが「ネイチャージモン」!自然への異常な愛情を持ち、貴重なオオクワガタを探しに山にひきこもり、肉についてしゃべりだすと止まらない。最強へ向けてトレーニングも怠らない!そんなネイチャーの活躍をジモン本人原作により漫画家!タッグを組む漫画家は青年誌初登場、刃森尊!ついてこれるアナタは「ナイスネイチャー」だ!!
『ネイチャージモン』は、驚くべき快作である。
「肉」と「虫」についてのエピソードを、ここまで感動的に語ることが、他の誰にできるだろうか!
寺門ジモンの類まれな個性(奇癖?)も素晴らしいのだが、なによりも賞賛すべきは、刃森尊の漫画家として凄さだろう。
徹頭徹尾、「肉を食う」と「虫を採る」ということだけなのに、それをここまで熱く描き出すことができるのは、長い歴史を持つ少年漫画というフィールドで鍛え上げてきた、豊かで多彩な漫画力を使うことで、初めて可能だったのだと思う。
焼肉屋が開くのを店前で待つジモンの背中から「覇気」が漂っているシーンとか、少年漫画的世界以外では、絶対表現できないですよ。
騙されたと思って、1巻だけでも読んでいただきたい。
素晴らしく心躍る漫画時間を過ごせることを、約束します。
ただ、自分は、「まあ、これ以降も要するに『肉』と『虫』なんだろうなあ」と思って、3巻までしか読んでません。
すいません。
(全9巻であったことを、このマンバのページで初めて知った。「肉」と「虫」だけで、よく9巻も描けたなあ。もしかしたら、後半で別のテーマが……いや、絶対それはないと思うなあ)