おちこぼれの感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ あれこれもしかしてある意味「ドンケツ」のスピンオフなのかな。速水の関東無双山が出たり第二部で話が出た関東大桜流会や淡月組かとかなんとなく見覚えのある名前が出てきてるな ・特に好きなところは? 鈴木武利回かな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 単体でも面白いですが、「ドンケツ」シリーズを読んでいるとより楽しめると思います
「ドンケツ」で話題沸騰のたーしが描くもうひとつのアウトロー譚!!刑期を終えた男・原口英樹。散り際を見失った男・香田平造。社会に馴染めず妻と共に生きる男・緒方宗一。ヤクザにもカタギにもなりきれない男・鈴木武利。4人のおちこぼれた極道の人生を圧倒的筆致で描き出す珠玉のオムニバス!!万感の極道哀歌がここに!!
18年間ムショ暮らしを続けたヤクザ幹部が出所。しかし時代は、ヤクザ業界にもコンプライアンスの風が吹き荒れる、暴対法施行後の社会に変わっていた。組織にも世間にも馴染めない主人公は何とか失ったものを取り戻そうとするが…というお話。
もう冒頭の銃撃シーンからすでにシブい。(ああ、ヒットマンが拳銃を打ち込む距離感ってコレだよな…!)
そして、洗練された仁義なきセリフの数々…。平成後期は半グレ漫画が主流だったので、ちゃんと筋の通った任侠を見るとホント嬉しくなる。
たーし先生の描く任侠って、見た目はカッコ良くなくとも漢気が溢れていて、また独特の哀愁もあって好きだ。他のマンガとは一味違う良さがあると思う。平成の最後に、こんなに気合いの入った任侠モノが読めたことに感謝。