本当に、アニメーターが描いた漫画って、なんで絵が動いているように見えるんでしょうねえ。
とにかく読んでいて気持ち良いんですよね。
必ずしも線の魅力ではないと思うんです。宮崎駿ナウシカは、ペン使えなくて鉛筆で描いてるらしいんで。
アリオン』は線自体もとても素敵ですが。

後にアニメーターになっちゃった大友克洋も「動く」表現がうまいですよねえ。

アニメーターで漫画家といえば、巨大な先達に坂口尚がいますが、あの人は、ちょっとあらゆる意味で絵がうますぎるので、アニメーターだったから「絵が動く」のかどうか、判断つかないんですが(笑)

個人的な興味でアニメーターだった漫画家調べたりしてたんですが坂口尚は読んだことなかったので読んでみます!
宮崎駿は画面に動いてる絵の一場面を切り取っているのか、コンテで見えているのか映像で見えるのかわからないですね。もしかしたら会話先行なのかも、とか考えたり。
以前漫画家の友人に描きたい一場面に対してカメラで写すように3Dで見えてるのか、漫画のコマが直接頭に浮かぶのか尋ねたことあります。友人は後者だって言ってましたが、人によって違いそうだな、と!
作者の制作過程、考え方、想像して読むのも面白いかもですね。

絵が動くにコメントする
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不揃いの連理

タイトルから見る"伴侶"の形

不揃いの連理
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

ここではタイトル『不揃いの連理』の語義と内容をリンクさせながら、(6巻までで)四組の女性ペアの関係を追う本作の魅力を書いてみたいと思います。 「連理木(れんりぼく・れんりぎ)」というのは、隣りあった木々の接触した枝や幹が一つにくっつき、木目まで混ざり合った状態のこと。そこから「連理」という言葉は二人の深い契りを表すのだそうです。 幸せな予感のある「連理」という言葉。では「不揃いの」という言葉はどうでしょう? 登場するペアは、いずれも全然タイプの違う二人。そしてどちらか片方、もしくは両方とも「ダメな人」だったりもします。 まっとうな会社員×元不良は見た目に反して、ダメなのは会社員の方。いかにも悪そうな人と優等生のJKコンビは、優等生が意外と暴力的etc……。でもそんな二人が何故か寄り添う。 ではそこにどんな心があるのか。 ある人に惹かれる理由を、言葉で言い表すのは難しい。でも、なぜある人の側にいるかは、理由を言える場合もある。 この作品でそれが分かりやすいのは、ダメな漫画家に接する生真面目な編集者。彼女は恋愛的惹かれの他に、ダメな漫画家を支える動機としての「ある気持ち」を持っている。そして同じようなものは、他の三組にも見て取れる。「ある気持ち」はおそらく頼りない人に対する普遍的な心情なので、納得する人は多いと思います。 「ある気持ち」で支え合い、接するうち、彼女たちはいつのまにか離れ難くなっていく。そこには理屈ではなく、もはや必然として一つになった連理木が生まれている。 伴侶って、こういうことだよな……大きな安心感とエモーションが同居する感じ。実はかなり暴力描写・しんどい内容も多いのにそれはとても不思議な感覚で、いつまでもこの物語を追う動機となってゆくのです。 ダメな人に対する、共通する「ある気持ち」......どんなものか、ぜひ本作から探してみてください。 さあ、まだ不穏な堅物教師×生徒の物語はどうなるかな? (6巻までの感想) (追記:実はマンバ読書会でリアルタイムで書いたものから、細かく改稿しています。どんなふうに変化しているか、ぜひ配信と比較してみてください! https://www.youtube.com/watch?v=FgBPuVvUHFI) #マンバ読書会 #クチコミを書く回

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