ハイスペックな魚紳さん
魚紳さん!といえば鮎川財閥の御曹司であり、フェンシングの腕前はオリンピック選手級で国際弁護士でもある、愛子ねえちゃんもゲットした完全無欠の男。 そんな完全無欠の魚紳さんに釣り勝負を挑む企画なんてファンなら胸いっぱい、ご飯が何杯でもいただける内容です。魚紳さんも仕事のことやこの企画に出演される時間の工面など、だいぶ悩まれたようですが、よくぞ決断してくださいました。絵柄もとてもかっこいいと思います。ハイスペックで嫌味なしの魚紳さんの魅力が十分にあふれ出しています。ファッション誌でも拝見したいくらいの抜群のスタイルです! 仕掛けやロッドも丁寧に描かれていて自分も釣りに行きたくなりました。
釣り漫画の名作「釣りキチ三平」で、
三平君のカッコイイ頼れるアニキ分として
人気キャラだった魚紳さんが時代を越えて登場。
第一巻では三平君のサの字も出てこないので
もしかしたら三平くんは存在しない世界の設定なのかもしれないが。
けれど題名がバーサス魚紳さん!(以下、VSG)だし、
話が進めば対戦相手に三平君が登場するかも。
自分も「釣りキチ三平」はリアルタイムで読んだので
魚紳さんが主人公のスピンオフにはとても興味を持った。
ただ、本作品VSGを読む前には
「魚紳さんって、それほど勝負師ではないだろ。
なのに勝負中心の釣り漫画ってどうかなあ」
という違和感を感じていた。
もちろん釣りキチ三平では各種の釣り勝負が行われて
いて魚紳さんも何度も釣り勝負をしている。
だが釣りキチ三平の本質は大自然との触れあいだった、と思う。
必ずしも勝負とか勝ち負けがキモではなかった、と思う。
なので「設定を間違えた漫画なのでは」と
勝手に危惧していた。
だが、第三話あたりまで読んで納得した。
魚紳さんは釣りを一生追い続けるつもりだが、
だからといって、
次もあるだろうから今回はまあ良いや、
とは、できない・なれない。一期一会。
いつだって本気でやらなければ追い続ける意味がない。
本気でやらなきゃわからないものがある。
だからいつだって真剣勝負だ。
多分、魚紳さんの釣り哲学は、そんな感じではないだろうか。
と、グダグダ述べたが実は単純に魚紳さん、
根っからの勝負師だったのかもな、とも思った(笑)。
釣りキチ三平での初登場時でも
ガキンチョの三平君に本気で釣り勝負を挑んでいるし。
どっちにしろ魚紳さんはやはりカッコイイ。
全く同じ感想でびびった。最初はよりによって「釣りキチ三平」で魚紳さんでスピンオフかよって思いながら読み最初の数話もなんだろって思ってたけど、3話4話あたりから一気に面白くなって最近もずっと面白い