有麻くんがかわいそうすぎる。
4巻に入ったところまで読んだのですが、3巻まで振り回されていた有馬くんがかわいそうすぎて、いたたまれない気持ちが止まりません。 4巻だと、肉蝮がお金を払えば動いてくれるダークヒーローのようなものになっているのは、出所後の目的を果たし終えたからでしょうか。 有麻くんは、いろいろとタイミングが悪かっただけなんでしょうか。 やっちゃいけないことを願ったとはいえ、なんという。 作中は、普通の人だと心の傷は消えないどころじゃない破壊と暴力が起こり続けているのに、どこかコミカルに見えます。 圧倒的なパワーはすべてをギャグに変えてしまう法則は健在のようです。 登場人物すべてに関わりたくない思いますが、その気持ちを聞かれているんじゃないかという恐怖が残ります。 幽霊話ではないのに、夢に出てきそうで怖いです。
表紙のスポーティな色使いに惹かれて表紙買い。
左からジムインストラクターのユイ先生
中央がラーメン大好き即断即決主人公・テンポ
右が小柄でクールなサナちゃん
同じジムに通う3人だけど、運動する理由はみなそれぞれ。
ラーメンを食べるためにジムに通うテンポ(しかもそのラーメンは味のために食べてるわけじゃない)と、小さいがゆえにモデルや女優のように大きく見せたいと自分を磨き続けるサナちゃんという、運動初心者2人のキャラ対比がすごくよかった。
ユイ先生の「『不安だ』って口に出してよかったんだ」というモノローグには、こちらも読んでいて確かにそうだなと腑に落ちた。
短編も2本収録されていて、寿司の方の話は本当にありそうで可愛かった。