青の単色刷りで一見爽やかなのに物語の構成が巧みでかつずっしりとした重みのある「セイキマツブルー」、可愛らしい絵柄なのに読み進めるごとに背筋がゾワっとする「怪虫の夏」の2作収録。
表紙で騙され、導入の爽やかな雰囲気に騙され、物語に入り込んでしまったあとにとんでもない爆弾を放り込んでくる。しかもそれぞれの作品で違うタイプの怖さ。これはなかなかの怪作。

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