和也とのワンポーカーを完勝し、24億を手にしたカイジ達が帝愛からの脱出を図る話。
24億という莫大な金をどのように管理するか、逃走経路の確保はどうするか、といった逃走劇特有の思考が楽しい。さらに今回はチャンやマリオといった「命を共に賭けた」仲間がいる。チンチロ編や沼編でもチームを作っていたが、今回の結束は非常に固い。カイジシリーズで初めての対等な立場のチームが出来ているのだ。互いに気を許しているがゆえに三人の間には気安い空気が漂っており、これまでになく和む。
とはいえ、これまでのカイジシリーズを考えると容易く脱出できるとは思えないし、「脱出」には多くの関門が待ち受けている。期待しながら読んでいきたい
早く脱出しろと...
こんなに金を持って帰るのに心理描写を挟みまくるのは福本先生しかいないやろ... まだ10巻ぐらいまでの感想だが、ギャンブルしてないのにこんなにも楽しめるのは、本当に謎... カイジのギャンブルバトルの合間に入る、ちょっとしたコメディ要素色を強くしてまとめたみたいな話しは、何故か惹かれるものがあって楽しめる てか、これ脱出できるの...?