80年代後半にU系プロレスや総合格闘技が注目され始め、
旧来のプロレスは人気低下。
ミスター高橋のいわゆる「暴露本」が発売されたのは
2000年以降だが、じょじょにプロレスのシナリオ
「ブック」の存在が、ファンレベルにも浸透しつつあった。
そんななか単純というか純粋に「プロレスは真剣勝負」を
前提にしたプロレス漫画はファンがついてこれなくなりつつ
あったと思う。
その時代にあえてプロレスの凄さ、面白さを追及した
「三四郎2」はプロレス漫画の世界でも救世主であり
カリスマ的存在だったと思う。
単にプロレスは凄い、強い、ってだけでなく、
地方試合からデスマッチ、屋台村プロレスまで、
いろいろなプロレスの面白さがあふれ出していて最高だった。
シルバーバットが突然強くなったり偉そうになったり、
またそれを深く追求せずに暖味に流すあたりも面白かった。