題材はゲスいが謎にエモい
やれたかも委員会 吉田貴司
およそ、男が集まって酒飲みながら話すようなシモい内容なんだけど、どこかエモいから不思議な作品。
やれたかも
ということで
実際やっていない(やれなかった)
という点が、ピュアに感じる点なのかもしれない。
大人の関係にならず、少年時代の初恋に近しい印象をうける。
また、ただのエピソードの紹介だけでなく、「やれた」か「やれたとは言えない」の評価をしてくれるのも面白い。
3人の審査員で、「やれた」と全肯定する人もいれば、「やれたとは言えない」を出して全否定する女性もいる。
そして、この女性が的確すぎて現実に戻されるのも一興です。
なにはともわれ、
やれなくても、その妄想だけで楽しめるのが男なんすよね。
その妄想がつまった1冊です。
まったくもって追体験できるようなものが、私の過去にはありませんが。
やれたかも委員会
2巻の「告白しちゃう問題」よかった