あらすじ

あの日の言葉、あの仕草、あの眼差し…。時間が流れるほど鮮やかになる記憶。そんなやれたかもしれない思い出を犠星塾塾長能島明、ミュージシャンパラディソ、そして財団法人ミックステープ代表月満子が判定します。「やれたかもの軌道上で大きく手を振り合えたらいい。」2017年KindleUnlimitedランキング第1位。待望の第3巻。note、cakesで公開されたcase017~case023に加え、今すべての秘密が明かされる… 特別編「犠星塾」を収録。(対談記事は紙書籍のみの収録となります。ご了承ください。)
やれたかも委員会 1巻
もしもあの時、勇気を出していたら… そんな誰もが心に秘めている忘れられない夜を犠星塾塾長 能島明、ミュージシャン パラディソ、そして財団法人ミックステープ代表 月満子が判定します。「やれたかもしれない夜は人生の宝です。」ネットで話題のあの作品が待望の電子書籍化。note、cakesで発表された第1話~第8話を大幅加筆修正。さらに特別編「まるでクジラの胃袋のような長い廊下で」6pを描き下ろしで収録。(保坂和志さんとの対談記事は紙書籍のみの収録となります。ご注意ください。)
やれたかも委員会 2巻
あの日の出会いはなんだったのか。合わせ鏡のように続く永遠のクエスチョン。そんなやれたかもしれない思い出を犠星塾塾長能島明、ミュージシャンパラディソ、そして財団法人ミックステープ代表月満子が判定します。「やれたかもしれない夜があなたの味方でありますように。」2017年KindleUnlimitedランキング第1位。待望の第2巻。noteで公開されたcase009~case16に加え、特別編「多動力の男」を収録。(作家長嶋有さんとの対談は紙書籍のみの収録となります。ご了承ください。)
やれたかも委員会 3巻
あの日の言葉、あの仕草、あの眼差し…。時間が流れるほど鮮やかになる記憶。そんなやれたかもしれない思い出を犠星塾塾長能島明、ミュージシャンパラディソ、そして財団法人ミックステープ代表月満子が判定します。「やれたかもの軌道上で大きく手を振り合えたらいい。」2017年KindleUnlimitedランキング第1位。待望の第3巻。note、cakesで公開されたcase017~case023に加え、今すべての秘密が明かされる… 特別編「犠星塾」を収録。(対談記事は紙書籍のみの収録となります。ご了承ください。)
やれたかも委員会 4巻
夏の終わり、やれたかも委員会の元に届いた一通の分厚い手紙。差出人が語り出したのは22年前の大学時代の思い出だった。 青春時代。当事者の季節。そんなやれたかもしれない思い出を犠星塾塾長能島明、ミュージシャンパラディソ、そして財団法人ミックステープ代表月満子が判定します。「自由に飛び立てばいい。やれたかもの大空へ。」シリーズ初の長編「童貞からの長い手紙」に加え、特別編「月満子ぴったり合う」を収録。(対談記事は収録されていません。)
やれたかも委員会 5巻
君の声が鼓膜の中に、君の笑顔がまぶたの裏に。時が経つに連れてふと甦る思い出。混乱の末生まれる人生の気泡。そんなやれたかもしれない思い出を犠星塾塾長能島明、ミュージシャンパラディソ、そして財団法人ミックステープ代表月満子が判定します。「やれたかもは僕らの不自由の中」2017年KindleUnlimitedランキング第1位。note、cakesで発表された5編に加え、特別編「月満子と焼き鳥の正解」(描き下ろし)を収録!!
40歳になって考えた父親が40歳だった時のこと

40歳になって考えた父親が40歳だった時のこと

『やれたかも委員会』『中高一貫!!笹塚高校コスメ部!!』の吉田貴司が贈る初のエッセイ漫画。時は90年代バブル崩壊前夜の大阪。一匹狼系タクシー運転手の父(酒乱)と陽気な母(浪費家)が織りなす暴力と涙と笑いの家族喜劇。「父親」についてと「父親になること」について。けっこうヒドいのに何故か笑える昭和の父子物語。
顔だけ候補イケザワ

顔だけ候補イケザワ

天は二物を与えない。全教科で学年ドベを取るほど何にもできない池沢面太郎だが、誰もがため息をつくほどの超絶イケメンであった。そんな彼が妖志ろくろと共に、生徒会会長選挙に出馬することに…!他の候補者を制して顔だけな面太郎は生徒会長に輝く事は出来るのか―――!?
中高一貫!! 笹塚高校コスメ部!!

中高一貫!! 笹塚高校コスメ部!!

「可愛い」を“武装”せよ―― 東京にある、中高一貫笹塚高校にある「コスメ部」。部長である藤ノ宮 苺を筆頭に彼女たちは各々の「可愛い」を磨き続ける。磨き上げた「可愛い」をひっさげて、彼女たちはイケメンたちと試合(デート)に臨む。彼女たちは“選ばれない”。彼女たちは、“選ぶ”。実写ドラマにもなった『やれたかも委員会』の吉田貴司が描く、Z世代の恋愛バトルバラエティー。
シェアバディ

シェアバディ

木田敏郎、38歳独身。彼は、電車に乗る時は必ずドアを背にして立ち、痴漢に間違えられないよう後ろ手に組む男。彼は、頭のてっぺんからハゲてきた男。彼は、変なイボがある男。彼は、世の中のサークルから独り取り残された男。そして、彼は女性と出会わずに人生が終わってしまうことに絶望を抱いている男。そんな木田がある日、アパートの隣の部屋で日替わりで女の子が訪れるナチュラルなイケメン大学生・松岡の身体に、何故か乗り移ってしまうことに。木田は松岡と揉めながらも同居生活(ボディシェアリング)をし、大学へ通い、バイト先へ行き、女の子と出会うが…!? 愛と青春の日々に出会えなかった野郎どもに捧げる、2心1体コメディー!!
スイートメモリー

スイートメモリー

2006年「弾けないギターを弾くんだぜ」でデビュー。「フィンランド・サガ(性)」全3巻「シェアバディ」(ビックコミックスピリッツ 作画:高良百)全3巻などで活躍中の漫画家 吉田貴司のちょっぴりシュールな短編集。収録作品:01.やれたかも委員会 02.かっこいい縄文時代 03.明智蜜秀子の確定申告 04.向かい風のメロディ 05.定城-sadajo- 06.おんなと話したい 07.ツーシーム 08.師走の猫 09.たけしになりたい 10.やれたかも委員会2(作者のちょっとしたあとがき付き)
やれたかも委員会
やれない後悔は甘くて苦い
やれたかも委員会 吉田貴司
野愛
野愛
やらない後悔よりやる後悔みたいな言葉がありますが、やらない後悔も悪くないかもと思いました。 やれたかもしれないという思い出を持つ人物の独白を聞き、やれたかも委員会が「やれた」か「やれたとは言えない」かを審査するお話。 ゲスいお話がはじまるのかと思いきや、独白は甘くてほろ苦くて、まるで初恋の記憶のよう。 絶対やれたらたぶん忘れちゃう。 絶対やれないならたぶん忘れたい。 でも「やれたかも」にはどことなく甘い響きがあって忘れられない。 遠足の前の日にわくわくしながらお菓子を買いに行く瞬間って、遠足当日よりも楽しい。 やれるかもしれないとドキドキしながら、こっそり手を繋いだりカラオケでキスしたり飲み会抜け出したりするのも、遠足の前の日と同じだ。 いちばん楽しいし、いちばんエロい。 「やれたかも」それはすなわちお菓子の詰まったリュック。 遠足に持って行ったら友達と分け合って一瞬でなくなっちゃうけど、家にあってたまにひと口かじるだけならなかなか無くならない。ある意味長く楽しめてしまう。ああなんて罪深い。 恋は甘くて苦いって 忘れられない香りばかりって某国民的アイドルグループが言ってたけど 「やれたかも」も一緒なんだな。某国民的アイドルグループだったら間違いなくやれるんだろうな。 やるよりエロくてエモい、やれたかも。 読んだら似たような思い出が蘇って「ああ〜」ってなります。でも、悪くない「ああ〜」だと思います。たぶん。