あの日の言葉、あの仕草、あの眼差し…。時間が流れるほど鮮やかになる記憶。そんなやれたかもしれない思い出を犠星塾塾長能島明、ミュージシャンパラディソ、そして財団法人ミックステープ代表月満子が判定します。「やれたかもの軌道上で大きく手を振り合えたらいい。」2017年KindleUnlimitedランキング第1位。待望の第3巻。note、cakesで公開されたcase017~case023に加え、今すべての秘密が明かされる… 特別編「犠星塾」を収録。(対談記事は紙書籍のみの収録となります。ご了承ください。)
およそ、男が集まって酒飲みながら話すようなシモい内容なんだけど、どこかエモいから不思議な作品。 やれたかも ということで 実際やっていない(やれなかった) という点が、ピュアに感じる点なのかもしれない。 大人の関係にならず、少年時代の初恋に近しい印象をうける。 また、ただのエピソードの紹介だけでなく、「やれた」か「やれたとは言えない」の評価をしてくれるのも面白い。 3人の審査員で、「やれた」と全肯定する人もいれば、「やれたとは言えない」を出して全否定する女性もいる。 そして、この女性が的確すぎて現実に戻されるのも一興です。 なにはともわれ、 やれなくても、その妄想だけで楽しめるのが男なんすよね。 その妄想がつまった1冊です。 まったくもって追体験できるようなものが、私の過去にはありませんが。