地獄の田中1年以上前編集たまたま、ブックオフで奇想天外社から出されていたショート・ピースを発見した。収録作品はむしろ双葉社からの方が増えているらしいが、装丁が微妙に違う。 どちらも「犯す」の扉絵を使っているが、奇想天外社の方は表表紙に赤い口紅、裏表紙に青いマスカラで化粧をしている。奇想天外社の方の装丁結構好きだな。 もう一つ違いとしては、大友克洋のあとがきが奇想天外社の方にはあった。なんていうかデビューしたての新人漫画家感のあるあとがきで「本当にこんなの出しちゃっていいの?」とか言ってて、なんだか新鮮だった。0わかるfavoriteわかるreply返信report通報
地獄の田中1年以上前処女短編集だが最初の作品ばかりを集めたというわけではない。 巻末に収録されている大友克洋作品集によると76年〜78年の作品が多い。デビューは74年で童夢が始まるのが80年、AKIRAが82年だからそれよりちょっと前って感じ。 『宇宙パトロール・シゲマ』『大麻峡』なんかは冴えない大学生?が集まっておバカなことをするっていうコメディタッチ。『School-boy on good time』とか『任侠シネマ』は高校生の切なさを少し感じる青春系。『NOTHIN WILL BE AS IT WAS』はサイコホラー感のある感じとかなり幅が広いし、どれもそれぞれいい味わいがあって面白い。 個人的に一番好きだった『夢の蒼穹』は前線で今にも敵兵に殺されそうになっている兵士とサラリーマンを夢で行き来する話だった。 現在も双葉社から発売されているようなので手に入りやすいショート・ピース大友克洋処女短編集
地獄の田中1年以上前処女短編集だが最初の作品ばかりを集めたというわけではない。 巻末に収録されている大友克洋作品集によると76年〜78年の作品が多い。デビューは74年で童夢が始まるのが80年、AKIRAが82年だからそれよりちょっと前って感じ。 『宇宙パトロール・シゲマ』『大麻峡』なんかは冴えない大学生?が集まっておバカなことをするっていうコメディタッチ。『School-boy on good time』とか『任侠シネマ』は高校生の切なさを少し感じる青春系。『NOTHIN WILL BE AS IT WAS』はサイコホラー感のある感じとかなり幅が広いし、どれもそれぞれいい味わいがあって面白い。 個人的に一番好きだった『夢の蒼穹』は前線で今にも敵兵に殺されそうになっている兵士とサラリーマンを夢で行き来する話だった。 現在も双葉社から発売されているようなので手に入りやすいショート・ピース大友克洋処女短編集
たまたま、ブックオフで奇想天外社から出されていたショート・ピースを発見した。収録作品はむしろ双葉社からの方が増えているらしいが、装丁が微妙に違う。
どちらも「犯す」の扉絵を使っているが、奇想天外社の方は表表紙に赤い口紅、裏表紙に青いマスカラで化粧をしている。奇想天外社の方の装丁結構好きだな。
もう一つ違いとしては、大友克洋のあとがきが奇想天外社の方にはあった。なんていうかデビューしたての新人漫画家感のあるあとがきで「本当にこんなの出しちゃっていいの?」とか言ってて、なんだか新鮮だった。