江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者と盲目の天才剣士だった!!残酷無惨時代劇!!
大ヒットコミック『バキ』外伝ついに登場!!『バキ』登場キャラの中でも圧倒的な人気を誇る、日本一の喧嘩師・花山薫。無敵の拳を持つこの男の「男を魅せる男の美学」が全面展開!!
ふらん復活! あの美少女天才外科医が帰ってきた! 彼女のメスが生むのは、奇跡か、恐怖か…!? 衝撃のメディカルホラー! 「フランケン・ふらん対開田さんの怪談」も収録!
覇府の威によって戦国乱世を支配した治国平天下大君・家康。その意に従わぬ民は軍神・吉備津彦命に誅戮される運命だ。だが見よ! 惨酷なる人界を跋扈する七つの影。人か獣か風か花片か、いや、衛府の刃・怨身忍者だ!
謎の4人組に家族もろとも殺された主人公の「俺」は、高校生「蒲生翔矢」の肉体を得、この世に再びよみがえる。復讐の女神フリアエの位階に所属する第三位上級悪魔・アルメリナと契約し、人間の魂を集めてゲヘナへと送る<殺しの代理人>として…。大人気デモニック・ガンアクション!!
若さゆえに未熟、未熟ゆえにその拳に宿した刃は抜身であった!時は昭和…。若き日の武神・愚地独歩、最強の格闘家たちを相手にエゲツなくも凄絶な空手の秘技を炸裂させる!血の匂いは避けられない!!「バキ外伝」新シリーズ!!血風舞う凄絶空手浪漫!!!
旧態依然としたたたずまい、圧倒的精神性に裏付けられた存在感! 暴走族特攻隊長・柴千春の衝撃のエピソードが描かれるッッ!
高校1年生のクリスと星子は、家柄の違いを越えた親友同士。だが誕生日を迎えたある日、星子に異変が起きる。『赤き民の戦士』を名乗る200年前の悪霊に取り憑かれ、アメリカ合衆国に対して宣戦布告する星子。二人の友情と、日本の運命やいかに……!?
謎の美少女がもたらす死と再生のデス・ゲーム。修練の果てに道を究めし超越者(エキスパート)と、異能の力を開眼させた覚醒者(エスパー)が、命をかけた死闘を繰り広げる!!生き残るのは一人だけ…。
アダール侯国の生き残りであるサクラ姫が異世界より召喚したのは平凡な青年カイ・ワタリ! だが彼は呪乳(ネクタール)を吸うことで恐るべき戦士へと変身する……!!
悪の組織ダークドリームに入社した女子高生型怪人・ココセ。先輩怪人達に厳しくも温かい指導を受けながら、正義の変身ヒロイン・パリキュアを倒すべく奮戦する!!大人気ビルドゥングス・ロマン、開幕!!
変身。美少女アクション!!一見普通の女子高生、月斗素子(げっとうもとこ)。でも彼女の中には3人の女の子の人格が存在していた!!彼女に秘かな想いを寄せる小介川(こすけがわ)を巻き込んで、エキサイティングな高校生活が始まる!!
普段は幼児のように無邪気な少年・写楽保介だが、隠された第三の目が開く時、その悪魔的頭脳が目覚める! 手塚治虫の代表作の一つである傑作伝奇ロマンが装いも新たにリブート!!
平和に暮らす少女・真白たちの町に出現した侵略者ドミネイター! 人を人とも思わぬ非情なる所業に真白が怒りに震える時、町を守護する守人が目覚める!! 本格巨大ロボット・アクション、ここに開幕!!
時は大正、風雲急を告げる日本で太古の神ナゾーの教団が暗躍する。戦争へと向かう軍部は、兵器に利用できるならばと、そのナゾーに接触を試みていた。それを阻止するべく単身で戦いを挑むのは黄金の髑髏…黄金バット! その依り代となった月城は苦難の中で選択を強いられることになる…。
時を超え終結したサイボーグ戦士たちの目的は黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)の負の遺産を消去していくこと!! 神話の神々の力をその身に宿した最強の戦士たちが次々と復活する中、凄絶なるバトルが幕を上げる!!
秩序の失われた室町の後期。死霊を追い斬り殺める少年と盗みを働きひとり生き抜く孤児が出会った。百鬼丸と名乗る少年の身体は冷たく、その腕には怪しく光る刀が仕込まれ…!?
地球侵略を策謀するマゾーン。腐りきった地球、そこでこれに立ち向かう闘う魂を持った男は、無法者と言われた宇宙海賊だった…。全世界の熱い声援をうけ、ハーロックが船出する!!
「武士道は死に狂いなり」は“武士道”の代名詞ともいえる「葉隠」に書かれた言葉です。『シグルイ』という作品のタイトルは、もちろん、ここからとられたものです。ストーリーは御前試合で盲目の剣士・伊良子清玄と隻腕の剣士・藤木源之助が対峙するところから始まり、そこから彼らの因縁に遡っていきます。もともろ『シグルイ』は、直木賞作家・南條範夫の『駿河城御前試合』という連作短編集の一編「無明逆流れ」をコミカライズした作品。残酷もののブームを作ったといわれる南條範夫の原作も凄惨ですが『シグルイ』も相当に凄惨です。そこら中で内臓の花が咲きます。「封建社会の完成形は 少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ」このセリフに表されている通り、登場人物達の多くは、自分の能力の如何に関わらず身分という枠の中でしか動くことができません。枠の中でしか動けない人々は、自身の行動を合理化していく過程でマゾヒストになっていくのです。その結果、主君の常軌を逸した命令でさえ、家臣は顔色一つ変えず、平静な心のままに実行していくのです。主人公の一人・藤木源之助もそのタイプで、自分の範疇から一歩もでることなく、許された唯一つの事――剣術を鬼気迫る勢いで極めていきます。逆に伊良子清玄は、類まれな才能を使って、どこまでも上に向かおうという野心がある、封建社会のはぐれ者です。この二人は互いに互いを殺そうと思っています。ただその殺意がどのようなものであるのか、言葉で言い表すことのできない複雑な感情を『シグルイ』では15巻にわたって描かれていきます。 『覚悟のススメ』や『悟空道』など、山口貴由さんのそれまでの作品はド迫力の絵とその上に大きな文字がバンバンと置かれるという描写が多かったと思います。『シグルイ』でも、初めはそのような目立たせる演出が多いのですが、段々とそのような描写はなくなり、セリフ自体も減っていきます。その結果、より研ぎ澄まされた言葉と静謐な描写は、人々の内面にこもった狂気をこれでもかと醸し出し、作品全体に不穏な空気を漂わせていきます。私が特に好きなシーンは、3巻の終わり「この日 生まれ出でた 怪物は二匹」「いや 三……」というところ。文字だけでみればなんてことはないセリフですが、ここにいたる構成が素晴らしすぎるのです。研ぎ澄まされたこの2つのセリフが、この後どのような意味を持つのか…。続きは是非よんでみてください。