えどのつたやさん
あらすじ
元祖プロデューサーここにあり! 数々の名作を世に送り出した敏腕プロデューサーにして、出版社社長かつ書店経営者の一流ビジネスマン! まさに時代の寵児である蔦屋重三郎の獅子奮迅の活躍譚! デキる男は吉原生まれの最強の人たらしだった…!? 江戸風俗も満載の痛快歴史4コマ!
たおれてとうとし
あらすじ
世に知れ渡った気絶癖により、仕官から遠のいている泡吹ほっこり流15代目当主・泡吹絶之進。そんな師匠をモーレツバックアップするのは……門下生筆頭・すすむくん!! ダチョウの“ぼると”、カエルの“粘太”、ムカデの“百吉”などの“すすむ軍団”を引き連れて、今日も明日も師匠のために大奮闘! 果たして絶之進は仕官ができるのか!? 今ここに大型時代劇の幕が開く!
てっけつのぶさー
あらすじ
【配信開始記念・前編無料!】このコンテンツは、8/17までの期間限定無料配信です。期間後は後編同様の有料配信となります。『JIN―仁―』の巨匠、始動!! 占領下の沖縄――空手少年が「本当の強さ」に出会う!! 2話総計巨弾86ページ!!<前編>
まとうでん
あらすじ
ただひと振りの刀のために己の全知全能を傾け日一日と命をすり減らす刀鍛冶。試し斬りの罪人の恨み顔が頭を離れない幻山は、それ以来、狂ったように鍛冶場へ籠もり昼夜をとわず鎚をふるっていた。自分の腕を斬り、その血と殺した妻の血を刀に吸わせ、女の血を求める怨念の魔刀を命と引き換えに誕生させるが、災いを及ぼす魔刀だと言われ潰されそうになってしまう。こうして幻山の息子、相馬佐一郎の奇妙な旅は始まった。
蔦屋重三郎という人物は、 知っている人は知っている、というか、 もしかしたら謎の天才浮世絵師・写楽を 世に送り出した版元の経営者として 有名な人物かもしれません。 しかしただそれだけの人物ではなく、 今よりも娯楽が限られていた、というか 生活するだけで色々と大変で、という時代に 各種娯楽をプロデュースして世に送り出し、 それを生業として繁盛させており、なかなかの ヤリ手ビジネスマンだったと言えるでしょう。 そういうヤリ手、切れ者というと、マンガ的には 大人物でセンスがあってそれでいて金銭感覚がシビア、 という少しクールな完璧人間に描かれがちです。 しかし、この漫画の蔦屋重三郎は「蔦屋ちゃん」とでも 呼びたくなるようなカワイイキャラに描かれています。 他の登場人物(とくに歌麿)に振り回されますし。 作者の桐丸ゆい先生が江戸文化を愛する方らしく、 史実にそった範囲の中で、蔦屋、歌麿、写楽などの 喜怒哀楽に満ちた江戸生活が愛らしく描かれています。 吉原が舞台の話もあります。 なんせ吉原ですから光と影というか、陰鬱な部分も 実際には存在したでしょうけれど、 このマンガは良い意味で江戸文化の愛すべき部分を カワイイ絵で描いていて、明るく楽しめるマンガです。 ゴロゴロしてばかりで働かない歌麿や 吉原で女郎として働く女性たちなどを描きながら。 江戸文化の良い面を味わえるマンガだと思います。