那智は芸能プロダクションを経営する両親の娘。友達はみんな死ぬほどうらやましいって騒ぐけど、那智は芸能界が大嫌い！ 「嘘」で作られた夢の世界なんていらない！ だから那智は高校卒業後は事務所を継がず、独立して芸能界と無関係な仕事をすると決めていた。だけども事務所のドル箱スターが駆け落ちしてしまい、突如事務所は倒産の危機に！ 那智は事務所を守るため、新たな看板スターを発掘するべく奮闘する。しかし那智は、それがきっかけで…？
盲導犬を育成する訓練士を目指し、狭き門である盲導犬訓練士学校に通う若者、桃池あずさ（通称・チビ太）は、視覚障害者だった祖母のための盲導犬を自分が育てるという約束を果たすため、日夜格闘している。個性豊かな同期とクセの強い犬たちがおりなす、笑いと感動の物語。
戦争のない平和をねがう人々がいる… 世界的ベストセラー「アンネの日記」のメッセージを現代の戦争のなかによみがえらせたドキュメンタリータッチの美しくも感動のフィクションファンタジー。
自由奔放な教師・葛城健作は青森の田舎にある女子高に産休代用教員としてやってきた。成績優秀で努力家な才女・寒河江笙子は、葛城のいい加減で適当な所が気に入らず、事あるごとに突っかかっていた。しかし、大らかで自由な考えを持つ葛城に感化され、次第に気になりはじめ…!? 表題作「気まぐれ雲がとんできた！」他、３編収録。
野球をこよなく愛し、酒を愛した男の人情ロマン漫画。やまさき十三と園田光慶の描くもの悲しい情緒は勝つことだけに目が行きはじめた野球に対しての一つの警鐘でもあるのかもしれない…
その夜、息子は帰らぬ人となった――。警察は「事故」だったとしか言わないが、果たして本当にそうなのだろうか……？ 「少年法」という厚い壁に守られ、のうのうと生きている加害少年の影で、被害者の家族は今日も戦っている……。少年犯罪が激化する昨今、一石を投じる衝撃作――！
巷を騒がす空き巣三人組、渋谷豊、島克明、石鍋剛。狙う獲物は金持ちの悪党ばかり、彼らは自称「平成の鼠小僧」。「金の亡者に天誅!!」「ピッキングトリオ参上!!」彼らは毎回、現場に自分達の足跡を残す。しかし、それが裏目に出た。その時三人は気づかなかったが、その日侵入したその部屋には、他殺体が残されていたのだ…。かつて、ネプチューン主演でドラマ化された事もアリ。豊（泰造）、克明（名倉）、剛（ホリケン）で脳内変換して読むと、違った意味で面白い。
美羽（みう）は可愛い顔をした新入社員！ しかし実は野性児!? 笑いありアクションあり猫あり鳥ありその他色々ありの野性系ほのぼの４コマ漫画です！
コスモス学園に不良新任女教師がやって来た！ 金持ちに貢がせる事と、気に入った男子生徒を手玉にとる事が趣味、オバサン扱いされると見境なくすぐキレる不良女教師・藤堂舞子。コスモス学園の理事長の妹で、双子番長・藤堂良男＆良子兄妹の叔母だ。就任早々クールな男子生徒・向井雅弥に狙いを定め激しく誘惑する舞子だったが、当の雅弥は従妹の寧々と熱愛中で…。浅川まゆみの学園コメディ「コスモス学園」シリーズ。
かわいー物が大好きな相原。告白してきた女の子がちっちゃくて、とりあえず付き合ってみる。でも、結構「獣」だと分かったらすぐにフってしまう。そんな彼が今気になっているのは、産休教師でやって来た姫野亮介先生。先生なのに相原より背が低くて、ぴるぴるしている…。小さい頃の心の拠り所、両親が暮れたヌイグルミ。それが「ヌイグルミの様に可愛い物」にスライドした相原と、自分の強さで人を傷つけるのが怖い姫野の２人の物語。
描写がとても繊細で詩的。京都の街を舞台にしているのもまた作品の世界観ととてもマッチしています。 中学3年生の進路や恋やもっとずっと先の将来にぼんやりとした不安や恐れのようなものを感じている主人公の男の子が夢を追いかける友人や近所のおじいさん、ちょっと気になる女の子、中学を卒業したら家業を継ぐことになっている馴染みの友達との交流で少しづつ世界が広がっていき、また自分自身のことを少しだけ理解したりしていきます。 心がグラグラと揺れ動く独特な年頃の心を丁寧に描写しながら、物語はどこか詩的な運びをしつつ、京都の町並みは幻想的に描かれるとても素敵な漫画です。 表紙の絵にもなっている夜の学校での話が特に好きで、手を合わせた瞬間の甘酸っぱさに感動すら覚えました。 映画の公開も近いですが、原作も多くの人に読まれて欲しい作品です。