…なんか変なコトしたくなるよ、お前…新しい職場に初めて出社した日、嶋はエレベーターで二日酔いの男と一緒になる。それが、新しい上司・外川との出会いだった。無遠慮で図々しいように見えて、気遣いを忘れない外川に惹かれる嶋だが、傷ついた過去の経験から、一歩を踏み出せずにいる。一方、忘れることのできない記憶を抱えながらも外川は傷つくことを恐れず、嶋を想う心を隠さない。好きだけど、素直にはなれない……不器用な想いの行方は?
そこで出会った者は結ばれると噂のホモヶ池で出会ったのは、潜入捜査中の警察官・洲崎恭吾と、財務省務めの官僚・木島逸希だった。これは運命なのか、それとも!?いたいけな大人の男の恋の物語!
陸上部員である柏木歩は、同級生の篠原貴人に密かに想いを寄せていた。そんなある日、部活の先輩である沢渡にその想いを見破られたうえに、退屈しのぎとして無理矢理抱かれてしまう。冷たいかと思えば、ふいに優しさを見せる沢渡に反発を感じつつも戸惑う歩だったが……!?
注目の新人ピアニスト・常磐国緒は、最愛の叔父の死によってピアノへの熱意を失っていた。ピアノを弾く理由がない──どん底の人生に投げやりだった国緒の前に、ある日、奇跡が起こる。調律師・長谷川由比との出会いだ。叔父と同じ音色を奏でる由比に、「俺のピアノを調律してほしい」と頼む国緒だが、あっさり断られてしまう。その上、由比が若手NO.1ピアニスト・山之内光司の恋人だという噂を聞いて…!?
――嫉妬で内臓が焼けそう――フリーターの笹岡美生には好きな相手がいた。幼馴染みの大学生、竹尾啓祐だ。でも、啓祐は男が好きな男じゃない。ずっと、そう思っていたのに啓祐に好きな男が!? 奪われるくらいなら、奪うほうがいい。美生は啓祐の好きな相手を自分のものにすることに……日常に潜む恋愛サバイバル!?
ひとりで孤独に生きてきた吸血鬼のエドは、ある日、気まぐれから捨て子の少年フィルを拾い、以来一緒に暮らしている。好きだと言い、無邪気になついてくるフィル。そんなフィルにエドは欲情し、戸惑う。この気持ちは……長い間忘れていた感情に支配されたエドは、フィルにくちづけるのだが…
『男同士であんなことや、こんなことまでやっちゃった…!!?』IT企業の若き社長・曽我部武宏は、ある夜、恋に堕ちた。運命のままに結ばれたそのひとは──なんと男だった!!だが、とびきり可愛くて、料理上手な柊人に武宏はメロメロ状態…。そんな折、武宏の会社で大事件が起こり──!?ちょっぴりおバカな少年が巻き起こすラブ・チェイス!
中学生の時、泰国は絵本作家を夢見る転校生・朝一に恋をした。内気で控えめな朝一を放っておけない泰国。それが初恋とは知らぬまま、突然ふたりに別れが訪れる。7年後、美大に入学した泰国は、大学で朝一と再会する。しかし、朝一の反応は期待を裏切るもので…
高級マンションの販売員・藤丸一史は、ある理由から恋人・高椋を裏切り、手酷くふった過去がある。ある日、藤丸の前に客として高椋が現れる。今でも高椋を忘れることができない藤丸は、高椋の意図が分からず、動揺を隠せない。だが、モデルルームを案内する藤丸を、高椋は怒りのままに押し倒してきて…。
引っ越したら、隣は昔の男の部屋だった。最悪だっ!ケンカ別れして2年、ケータイのメモリーだって消してあったのに、こんな偶然ありなのか?春夏秋冬。若者たちの恋が始まる!
杉山哉壮(すぎやまちかもり)と有澤嬰児(ありさわえいじ)は、同じボクシングジムに通う高校の同級生。哉壮にとって、女にモテてボクシングの上達も早い嬰児はとにかくムカつく存在。ある日、体調の悪くなった哉壮を嬰児は自分の家に連れて行き、介抱する。戸惑う哉壮に嬰児は好きだと告げてきて…。
最初から、俺は身代わりだったのか?俺は──。父の葬儀の夜、大学生の大和は印象的な男と出逢う。彼は名乗ることなく、気になる言葉を残していった。「息子さんですか、よく似てらっしゃいますね」と。数日後、大和は思いがけず彼と再会を果たすのだが……月明かりの下、ひそやかに恋が始まる──
「俺あーゆーのいじめたくなんだよねー」内気な優等生の一之瀬司は、密かに同級生の松原千歳に想いを寄せていた。だが、ある日、その気持ちを本人に見破られ、無理やり告白させられてしまう。松原のアパートに連れていかれた一之瀬は、言われるままに松原と体を重ね……どうしようもないほどのさみしさを抱えた少年たちの行く先は?
大学に入学して憧れのひとり暮らしを始めた松田くん。ところが、アパートのお隣さんは無精鬚にジャージ姿の怪しい住人・八乙女さんとちっちゃな女の子のはなちゃん…最初は八乙女さんを警戒しまくっていた松田くんだったけれども、いつしか強く意識するようになっていて!?
高校に入学し、寮に入った古屋は、小柄で気の強い氷見と同室になる。なかなか心を許そうとしてくれない氷見が気にかかる古屋。そんなある日、古屋は氷見の秘密を知ってしまうのだが…
正直言って嶋くん、自分も好きなんだから 戸川さんの気持ち受け入れちゃいなよって 思う気持ちもあったけど、前の会社でのことを 考えると踏み出せないのもすごく理解できるから 読んでるこちらもジレンマ。 こういうハッキリしない登場人物が出てくる 他の作品はイライラしがちなんだけど、 嶋くんには同情してしまって涙出た😭 外川さんの過去、家族を失っている事、 子供が好きそうな事、そういうの知ってしまったら 辛くても身を引く選択するのも分かるし、 読んでて一緒に辛かった。 踏み出したのは遠距離後。 小野田さんの下で働くのが好きなのも分かるけど その内京都に転勤になったらいいのにな。