生きものマンガの感想・レビュー876件<<1718192021>>転生したら豚でした豚のレバーは加熱しろ 遠坂あさぎ みなみ 逆井卓馬異世界スキータイトル一発勝負って感じの異世界もの、私は好きです。さまざまな理由で異世界転生しまくっている我々現代人ですが本作の主人公は豚のレバーを生食したことで異世界に転生し、あろうことか豚になってしまっていました。どう考えても豚の生は絶対ダメだろ! どうも当人はオタクだったらしく思考のノリとシモネタは多少厳しいものがありますが、見た目が豚さんなのでギリ許されている感あり。 豚さんの面倒を見てくれる女の子ジェスはどうも被差別階級のようで、我々が日々「萌え豚」といった文脈で豚を小馬鹿にしていることにも目を向けさせたり、もしかしたらそういう鋭いテーマに切り込んでいくのかもしれない。全然わかんないですが。とにかくこんないい子がひどい目に合ってるのは許せねえよという点は意見が合うでしょう。豚とね。 かわいい女の子と豚さんの微笑ましい交流、本格化するのは2巻以降ですかね。あの漫画家さんとこの職場の話だったよ職場の猫 たきりょうこさいろく猫マンガだ!と思って手を伸ばし、フルカラーにワクワクしながら開きが逆なのもうふふと思いながら読み始めたら 大東京トイボックスなどでおなじみの、うめ先生のとこのアシさん?が著者の様子。 著者のたきりょうこ先生もいい絵と雰囲気があって…猫マンガとしてもいいけどエッセイ系とかこの絵でいっぱい世の中に溢れてたら和むなぁとか勝手に妄想しました。 一冊の「本」としても良いですよ!王島家にやってきた犬、彼女の名は“こずえ”横須賀こずえ 小田扉名無し小さいおばさん(おじさん?)に見えなくもない一匹の犬が、ペットに縁がない王島家へやってきた。 最初は飼うのではなく預かるつもりだったものの、あっという間に正式な一家の一員になり“こずえ”(母命名)といういい名前をもらう。 実はこずえ、脱走して高台から海を見渡したり、相手によって振る舞いを変えたり(母には絶対逆らわない)、うんちを坂の上から転がしたいがためにわざわざ数日間我慢して硬いコロコロうんちをするような、天才犬でした。 いわゆる犬の愛らしさは殆どないけど、人生何回目?的な落ち着きがある。 そんな雰囲気が王島家にぴったりだと思う。種族の違いを超えたオムニバス連載BEAST COMPLEX 板垣巴留名無しBEASTARSが終わって早速新作が読めて嬉しいですね。いつまで連載するかわからないですけどまた単行本が出るくらいは続きますよねきっと。 1話目「ブタとクジャク」はちょっとBLっぽくて良かったです。 ウマ娘の波がきている〜!ウマ娘 シンデレラグレイ Cygames 久住太陽 杉浦理史 伊藤隼之介 伊藤隼之介(原作:Cygames)名無しゲームもいいが漫画はどうなんだ、と言う感じで一巻読了。 ゲームやっててもそう思うんですが元のウマがどういう馬だったか知ってると尚更面白いんですけどね。 オグリなんて有名も有名、もう大元も大元の馬なので風格バリバリ合って当然なんですが何も知らない読者的には見開きで名前言うのどう感じるんだろう…。 元ネタはさておき、漫画の感想としてはスポ根ものでファンタジー要素入りつつ学園、競馬…(というより馬体の注目ポイント)みたいな感じですね! コマ割りと描写はスポーツなんですがスポーツの技名とか技術が出てくる訳でもないので描くの、む、難しそう! 自分的には牡馬の方が好きなんですが、女の子になってもその馬の魅力はちゃんと反映してくれているので純粋に応援できます。Twitterで人気の猫マンガ、キュルガちゃん夜は猫といっしょ キュルZさいろく可愛すぎる。LINEスタンプも購入済だしTwitterでよく見ていたけど、気づいたら単行本化されていた! そして初めて知る名前の由来。。。 猫を飼いたい人には幻想を抱くのに向いているし、大変な一面とかは視点を変えないと見えないような、愛に満ちた描かれ方をされているので万人にオススメ。 長足マンチカンっていうところがまた良い。 ネコ好きにはマンチカンは有名な猫種だけど、実は足が短いの優位性突然変異というもので生まれてくるマンチカンの中には普通に脚が長い子もいまして、ブリーダーサイトなぞを眺めているといつも安い価格で売れ残ってしまっているのを知ると不憫で仕方がない、そんな存在。 でも立派に可愛いし立派な猫だし何も問題はないんですよ(むしろ短足の子より身体能力は優れている) そんな長足マンチカンのキュルガちゃんとフータくんの日常が描かれている本作は早く2巻をください。犬一匹、お伊勢参りへ! #完結応援ハチ参る 遠藤淑子ぺそ江戸の野良犬ハチは犬好きの九吉に拾われてご飯を与えられ、次第に人の言葉と暮らしのルールを理解するようになる。あるとき九吉が仕事で足の骨を折ると、なんとハチは九吉の友人のところからお伊勢参りの札を持ってきて足にスリスリ…。その姿に心を打たれた友人が、「参宮犬(※お伊勢参りする犬のこと)」の手配をしてやり、ハチは人間と共にお伊勢を目指すことに。 「参宮犬(おかげ犬)」の存在を知らなかったのでこのテーマにはさ驚きました。すごく面白い! 正直、初めは犬に行かせるとかあまりにも現実離れしててらちょっと胡散臭いな…と思ったのですが、当時のお伊勢参りブームの熱狂ぶりを思えば犬にくらい行かせるかもと思い直しました。 ハチの賢くって飼い主思いなところにキュンとします。点のようなまんまるお目目が可愛くて、一巻ではまだ江戸を出れていないところがまた可愛い。頑張れハチ…! 地球のいきものってすげー!天地創造デザイン部 蛇蔵 たら子 鈴木ツタたか昔読んだときはなんか合わなくて読むのやめちゃったんだけど、アニメ観たらドハマリしてしまいました。動物図鑑を読み込むタイプの子供じゃなかったから、今更大人になって動物の魅力に夢中になっています。 動物がその姿や生態である理由、形態に込められた工夫や意味なんて考えたこともなかったなー。 馬と牛の生態の違いとか、体の縮尺を単純にでかくすると体の熱で熱中症になってしまうとかすごく勉強になる。 デザイン部のみんなが生き物をデザインしてる途中(基本的にかなりエゲツない生態をしてる)で「あっ、これ〇〇作ってるな」って気づけたときちょっとテンション上がる。 老けない(死なない)生き物、子供の餌に自分の子供を使う生き物、オスがメスの体に取り込まれる生き物、親が子供にウンコ食わせる生き物、子供の布団係として生きる生き物…。 毎日毎日、SNSでニンゲンのクソつまらない生態なんか見るより地球の珍しい動物見るほうがよっぽど楽しいなと気づいてしまった。 世界は広い。流行ってた当時は好きじゃなかったねこぢる大全 ねこぢるhysysk自分の好みはサブカルと呼ばれるものに偏っているとは思うが、あまり露悪的なものは好きではない。作者が神格化されていたこともあり、割と避けていたのだけど、今読むと理解できるというか、認めざるを得ない才能を感じる。 無邪気にこれを楽しめていた時代は幼かったのか、寛容だったのかは判断できないが、一つの時代の空気を閉じ込めた作品として、沢山の発見があった。現代でこんな作品が生まれることはないと思う。密かに応援し続けてますネコノヒー キューライス六文銭ブログで全部読めるんだけど、応援の意味もこめて出ると読んじゃいます。 個人的にダメ可愛いの最高峰です。 1巻からどんどん丸っこく、そしてダメになっていって、それもまた愛くるしいです。 また、バディ?であるしっかりものの、うさぎのテテーンとの掛け合いもいいです。 突然でてくる、テテーンとヒーの友情的な話は、なんだかわからないのだけど涙腺が緩みます。 特に、海に遭難したヒーをテテーンが救出する話とか、最高に泣けました。 ぶっちゃけ、なんでこんなゆるい絵で泣いてんだろと、我に返ることもありますが、ゆるいからこそ哀愁がすごいので、このギャップにやられてます。 前述のとおり、作者のブログでも読めるのですが、本になると流れが一気によめるから新発見もあっていいですね。 何気に全ページフルカラーなのも、すごいです。 何も考えずによめる、ゆるい日常系の4コマが好きならおすすめしたい1冊です。 ヒーの可愛さをご堪能ください。 インド旅行記の超傑作ぢるぢる旅行記 ねこぢる狐優曇華ねこぢる先生はだいぶ前に夭折された漫画家さんですがその直前くらいに描かれていたと思うインド、チベット旅行記。 きつめの毒のある作風そのままに描かれている旅行記はこのまま映画化しても金獅子ですねってほどの傑作。全旅行漫画の中でも1、2を争う面白さ。読んでる間ずっと面白い。 続きが描かれなかったのが本当に残念ですが、ご冥福をお祈りします。 本日発売!なごみ系、動物の不思議な話いつもきみのそばに みつつぐさいろくTwitterでたまに見かけていたあの話が電子書籍で出ていて購入、読了。 やっぱ面白いというか、ほんわかします。 超犬好きの私はやっぱり犬関連が好きなんですが、どれも自分も体験してみたいなぁというお話ばかり(怖いのもある)で羨ましい限り。 とりあえず「生き物(動物〜虫も含む)は助けたほうがいい」と今後も心がけていきたいと思いました。 この画像の右下のコマとか可愛すぎませんか()会社員ねこ田の社畜な生き様 #1巻応援社畜ねこ 清水幸詩郎nyae毎朝電車に乗って会社勤めをしている人だったら、社畜ではなくても「ある〜」って思うところがたくさんあると思います。 朝起きた瞬間から「帰りたい」って思うし、人間みんながやりたいこととか夢をもって生きてるわけじゃないし、自分より成績が下の人がいると安心するし、めちゃくちゃ行きたくねぇなって飲み会も、行ったら意外と楽しかったこともあるし、サボっちゃおうかなって思うだけで絶対サボれないし・・・。 会社勤めって最悪なところだけじゃなく、最悪な中でもたまに見つけるちいさな光もありますよね。意外とそれだけで続けられたりする。ねこ田にとっての片山さんの存在ってまさにそれだと思います。どこにでもひとりはいるんですよ、優しいというか、害がないというか、心のなかで勝手に心の支えに位置づけられる人。 だから友達みたいに仲が良かったわけじゃないけど、辞めるとなるとショックなんですよね・・・。 片山さん不在の会社をこれからどう生き抜いていくのか、もしくは抜かないのか。2巻以降もねこ田の生き様をしかと眼に焼き付けようじゃありませんか。 それにしても、ねこ田の仕事って一体何なんでしょう・・・?謎すぎて不安になるくらい謎なんですよね。私が知らないだけであるのか?0と1をひたすらに打ち続ける仕事が・・・。 壮絶な過去を描いたキッド編も至高新装版 サイボーグクロちゃん 横内なおきみど丸『クロちゃん』のなかでも存在感のあるシリーズと言えば異世界編だと思いますが、わたしはクロちゃんとマタタビの過去を描いたキッド編も同じくらい好きです。 幼いクロちゃんがボス猫ゴッチ率いるネコのシマに流れ着き「キッド」としてどう生きたのかが描かれています。 拳銃を持った猫狩り人間の襲撃、凶悪なカラス軍団との死闘、対立する猫組織との抗争、内部での権力争い、そしてマタタビとの因縁…。 激情と暴力にまみれた闘争の連続はさながらギャング映画を見るかのような迫力と緊張感がありました。銃撃戦も爆発炎上も全部見れますからね。彼らは常に生と死の狭間を命懸けで生き抜いているんです。こんなハードボイルドな猫たち『クロちゃん』にしか居ないですよ。 とりわけクロちゃんたちの兄貴分であるグレーがカッコイイです。ゴッチの組織のブレーンでありながら、危険な役目を率先して引き受けたり、いつも強敵の前に立ちはだかっていました。 キッド編とは別に最終巻で描かれたエピソードでも彼がフィーチャーされていたのが印象深いです。「お前に見せてやりたい」と自分たちの世代の落とし前をつけ、若者を先へ進ませようという姿勢が心に沁みました。 このグレーの姿がその後のクロちゃんの生き様に刻まれているような気がしていて、クロちゃんを語るときに無くてはならない存在だなと思います。 #マンバ読書会動物版よつばと!とでも言えばいいのか #1巻応援きつねとたぬきといいなずけ トキワセイイチnyae1巻のカバーだけをみると、可愛らしい動物たちに癒やされるファンタジーかな?と思いますが(もちろんそれも正解)、読むとどうにもひとことで内容をあらわすのは難しい漫画であることがわかります。 というのも、タイトルにも書いたように ○主人公の小ぎつねと小だぬきが、人間の世界で初めて見るもの触れるものを豊かな感受性をもって反応したり吸収してく様子を、余計な手出しや口出しをせず、優しい目線で見つめていく ○社会の中で生きている以上避けては通れない世のルール・厳しさなどの現実も描いている といった点が「よつばと!」っぽいな、と思ったからです。 2匹を公園で遊ばせている時、リードを付けるように注意される場面があります。そうか、この漫画はそれが許されない世界なんだ、と思い知らされます。それでも無条件で2匹を受けいれてくれる田中くんや先輩の存在に安心する。またその一方で、ところどころできつねの表情に影がさす瞬間も見逃せません。2巻以降、さらにこちらの心を揺さぶる展開があることを予感させます。猫と過ごす日々ペン太のこと 片倉真二猫あるく猫好きにも、これから猫を飼おうと思ってる人にもおすすめの一冊です。猫と暮らすのは最高に幸せということと、動物を飼うということはものすごく覚悟がいることなんだなと再認識させてもらえます。 とにかく動物の絵の緻密さがすごいオレの瞬間 石川サブロウ名無し『オレの瞬間』全4話 ・野生のヒグマ ・イリオモテヤマネコ ・本当のハヤブサ ・最後の捕鯨 動物カメラマンを目指す単純でしょうもないお調子者の青年の話。1話のヒグマVSヒグマと、最終話の1986年のIWCによる捕鯨禁止を受けての最後の鯨漁が迫力があって面白かった。 『天と大地と』 校内で喫煙ポイ捨て、女嫌いで喧嘩三昧というゴリゴリのツッパリという兄の天と、東大も狙える学校始まっての秀才という弟の大地の話。 弟が兄が惚れた女の子を偶然奪ってしまい、なんやかんやあって喧嘩に巻き込まれボコボコにされたところに兄が現れ、弟にハッパをかけつつ助けてくれる。 喧嘩上等を地でいく世界観でまるで異世界だった。 『遠い路』 うだつの上がらない26歳の会社員が主人公。野良犬・シロを拾ったことで運が向き始め会社で昇進・結婚を掴むが、妻が犬嫌いだったため泣く泣くシロを手放すと全てが上手くいかなくなる。譲り先の北海道まで会いに行くと、シロはなんと脱走していて主人公の家まで足を血塗れにしながら戻ってきていた。 26歳独身が30年ローンで一軒家を買うというシーンに時代を感じた。澄んだレンズで見るクリアな世界猫爪月がのぼるころ 幸田真希兎来栄寿『梅酒』、『仮寓のペレルマン』などの幸田真希さんによる、4年ぶりの商業単行本です。 内容としては、「音のない午後」、「ビアンカ」、そして表題作である「猫爪月ののぼるころ」の3作を収録した短編集となっています(本当はアナログで描いた作品も収録される予定だったもののコロナ禍の影響でこの形になったそうです)。 収録された各ストーリーはテイストもそれぞれ違いますが、共通して画風が生み出す透明感のある世界に浸る気持ちよさを存分に堪能することができます。 その中でもやはり表題作「猫爪月ののぼるころ」は特に秀逸な1作で、このお話が最後にあることで読んで本を閉じた時の幸福感を噛み締められます。 派手さはなくともしみじみ感じ入るタイプのお話が好きな方にお勧めしたいです。 なお、12月にマグコミ掲載の短編「放課後の怪人」も良いです……と紹介しようとしたら既に公開期間が過ぎていました。またまとまって次の本が出る時にでも紹介できれば。 猫あるある&猫飼いあるある拾い猫のモチャ にごたろさいろく猫飼いは悩まされる。こんなにめちゃくちゃされるのにこんなに可愛い。猫はそういう動物です。 飼い始めると家族として自由気ままに振る舞ってくれるのだが、色々と世話も焼ける。手間はかかりにくいかもしれないけど。 本作は構ってちゃん猫であるモチャとその家族が中心の4コマ漫画だけど(Twitterで著者のにごたろ先生が毎日更新されてる)先生の過去の飼い猫たちがモデルらしい。 三毛猫は可愛いよねぇ… モチャは♂なのですが(三毛猫の♂は激レア)幸せを呼ぶとか言われてるらしい。超貴重だとは聞きます。 作中は見てて和む猫の色々な様子が描かれているため猫好きは無心で最後まで読み切れると思われます。 食品メーカーの新入社員の配属先は北海道の牧場…!牧場OL 丸井まおぺそ「牧場OL」というわかりやすいタイトルと可愛らしい絵に惹かれて読んでみました。「読む前は可愛い女の子が可愛いことをしているだけのほのぼのマンガかな?」と予想していたのですが、想像以上にガッツリ牧場でのお仕事が説得力たっぷりに描かれていました! (あとがきで作者の丸井まお先生がご自分の地元を描いたとコメントされていて納得しました) 出てくる登場人物たちがみんなユニークで、わかりやすいテンプレ的なキャラ付けではないのが良いですね。 主人公の南もベトナム人実習生のスアン先輩も結構いい性格しているところが素敵です✨ 手塩にかけて育てた牛たちを出荷しなくてはいけない辛さを初めて体験した南ちゃんが、心の整理がつかないまま乗り越えていく姿がとても印象的でした。「なに?」感ふりむけばアザラシ とく村長名無しキュートなアザラシが神出鬼没に現れる漫画。 アザラシ本人は何もしてないんだけど、なんだかんだで出会った女の子たちに幸運をもたらしてゆきます。 あらすじにある通りほっこり系として読めばいいんだろうけどどこか「一体なんなんだこれは?」という戸惑いは常に拭えない。言い過ぎとは思うけど、あいまいみーにも通じる「なに?」感はある。ユーモア?ラブ?コメディ?だけでは無い?2020年注目作きつねとたぬきといいなずけ トキワセイイチなかやま2020年6月に連載がはじまった作品 子供の頃に高尾山で親キツネと親タヌキを助けた主人公 田中 その恩返しとして、子ぎつねと子だぬきがいいなずけとして会いに来ることから始まる物語 とにかく、きつねとたぬきが愛らしい!カワイイ!ほっこりする!モフモフしてそう! と読むと癒やし効果がきっとある! 男性向け女性向け関係なく、誰にでもオススメ出来る作品です。 「じゃあ、カワイイだけの作品なの?」と言うと 違います!子ぎつねたちが自分たちが知らなかった世界に飛び出していく『広がり』と主人公 田中くんの止まっていた心が『動き出す』、三人四脚な成長の物語であると私は思っています。 それは無料公開されている一話の見開きのキャッチコピー 「一人と二匹、運命の交差する先はーーー。」 でも、暗に示されていると思います。 運命×交差 のキャッチコピーでカワイイだけで終わるわけがないです! 特に私が注目しているのは、きつねちゃんの台詞回し 独特な喋り方だけど、何処か詩的で美しい 『わあ・・・なんてキレイなんだろ、もっともっと早くに、こうしておけばよかったんだよ』 人では無いキャラクターであり、且つ子供、初めて人間の世界に出ていく緊張感があるはずで、作者 トキワセイイチ先生も結構こだわってセリフ作りをしているのでは?と考えます。 まだまだ話は動き出し! 単行本1巻が2月に出るので、今が読みどきです! 金魚にトラウマ渋谷金魚 蒼伊宏海野愛一巻だけ読んで気持ち悪すぎて断念したくなったけど気になりすぎて読んでしまっている。 ゾンビとかウイルスとかと同じようなパニックホラーなんだけれども金魚というのが絶妙にリアルで気持ち悪くて素晴らしい。熱帯魚じゃ煌びやかすぎるしカツオとかマグロじゃデカいし虫だと気色悪すぎるし金魚の身近さと知ってるようで知らない生態とかわいいようなかわいくないような見た目がちょうど良すぎる。 おかげさまで金魚の画像見ると鳥肌立つようになりました。とにかく表紙の小鳥た…文鳥様と私 今市子大トロとにかく表紙の小鳥たちが美しいです。 今市子先生の文鳥エッセイ的な漫画なのですが、さすが文鳥それぞれのキャラが立っていて読んでいて飽きません。 私はやはりナイゾウ推しです。<<1718192021>>
タイトル一発勝負って感じの異世界もの、私は好きです。さまざまな理由で異世界転生しまくっている我々現代人ですが本作の主人公は豚のレバーを生食したことで異世界に転生し、あろうことか豚になってしまっていました。どう考えても豚の生は絶対ダメだろ! どうも当人はオタクだったらしく思考のノリとシモネタは多少厳しいものがありますが、見た目が豚さんなのでギリ許されている感あり。 豚さんの面倒を見てくれる女の子ジェスはどうも被差別階級のようで、我々が日々「萌え豚」といった文脈で豚を小馬鹿にしていることにも目を向けさせたり、もしかしたらそういう鋭いテーマに切り込んでいくのかもしれない。全然わかんないですが。とにかくこんないい子がひどい目に合ってるのは許せねえよという点は意見が合うでしょう。豚とね。 かわいい女の子と豚さんの微笑ましい交流、本格化するのは2巻以降ですかね。