自分の好みはサブカルと呼ばれるものに偏っているとは思うが、あまり露悪的なものは好きではない。作者が神格化されていたこともあり、割と避けていたのだけど、今読むと理解できるというか、認めざるを得ない才能を感じる。

無邪気にこれを楽しめていた時代は幼かったのか、寛容だったのかは判断できないが、一つの時代の空気を閉じ込めた作品として、沢山の発見があった。現代でこんな作品が生まれることはないと思う。

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ねこ神さま

ねこ神さま

カルト人気を誇った名作が電子版で復活!はまってしまう人続出。可愛い顔して何だかえぐい、下界に降り立った修行中の神さま(ネコ)二匹がくり広げる珍騒動。人々の願いや悩みを目敏く見つけ、ドンドン解決。でもみんな大迷惑。ゆがんだナンセンス世界が展開されます。動物好きの方にも、人間嫌いの方にも、自信を持ってオススメです!!

ねこぢるだんご

ねこぢるだんご

なんとも不思議な面白さ。かわいい童画風の絵の中に、残酷な笑いと深遠な人生観が脈打っている。ナンセンスと残酷のねこぢる独自のファンタジー。哀切なブラックユーモア!表題作他、「半魚人」「かちく」「つなみ」を収録した、ねこぢるワールド。

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