怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<7980818283>>アカンやつぼぎわんが、来る 川本貴裕 澤村伊智さいろく映画「リング」「らせん」「女優霊」なんかが本当にダメな私はジャパニーズホラーが心の底から苦手なのだが、これはマンガなのに同じものを想像できてしまった。(「呪怨」もダメだったが近年克服のために見返したらただのギャグに見えたのでアレはもう大丈夫) ぼぎわんの恐ろしさというか理不尽さと、都会に引っ越してこんな事件で警察来てたらそれどころじゃなく調査されるだろとツッコミどころも少々あるものの、コレはこわい。アカンやつでした。 ちゃんと最後まで読み終わって浄化しなきゃと思って読み終わったのに最後の最後でそれはマジでちょっとアレだわ、アレです。 アレ。最強の弁護士が連載で帰ってきた!最強の弁護士 高橋のぼる 久慈希跡 プロジェクトB名無し※ネタバレを含むクチコミです。今だからこそチェンソーマンを推すチェンソーマン 藤本タツキ名無し※ネタバレを含むクチコミです。人語を喋るサルvs人間サルハンター ツギノツギオマンガトリツカレ男ツーリングの最中に恋人が急病になり救急車で病院にいく途中にサルに邪魔をされ恋人は亡くなりおまけにサルに「マヌケ」と言われた男とサルの壮絶な戦いを描いたマンガ。登場するサルは人間の女性の欲情したりと会話ができたりスニーカーを履いたりと進化しまくりだし、主人公の武器はヌンチャクだし全編通して誤植なのかそれとも実際のリアルさを出すためにそうなっているかわからないがセリフの勢いはむちゃくちゃすごい。途中からサル側につく人間や人間側につくサルなども登場してずっとテンションの高いまま物語がすすんでいく。 続きが読めるものなら読みたい傑作です 湖の底に沈んだ街と消えた記憶の真相を探す物語Silent Blue 安堂維子里名無し隕石の落下により湖の底に沈んでしまった街。主人公は子供の頃にその街に住んでいた。今は移動販売のコーヒー店を営みながら湖に潜り、忘れてしまった自分の故郷が消えてしまう以前の記憶を思い出そうとしている。そんな時に原因は隕石ではなく人工衛星の落下じゃないかと言う男が現れ、その証拠を探す為に湖の深層部に潜ることになった。表紙のイメージと一話目の印象的にヒューマンドラマっぽい話なのかなと思いましたが、男の登場により疑惑が生まれて謎を解く要素も加わりグッと物語に引き込まれました。水の中にいるシーンがたくさんありますが幻想的な浮遊感があって読んでいてとても心地よかったです。ロマンが詰まった漫画オオカミライズ 伊藤悠名無しまあ3巻まで一気に読むしかないですね、これは。 オオカミと人間と〜外見がもうほぼオオカミなのに「自分は人間だ」と言い張る元友人(兄弟)らの話。 やっぱり3巻ぐらいから色々わかってきて面白くなっていく気がしますね。 ただただカッコいいのでおすすめ!冬目景の作品にはいつも放課後の美術室のような雰囲気が流れている羊のうた 冬目景名無し読んだと思ったのですが未読でした。 まだ途中ですが感想! この淡々と仄暗い感じ、好きな人は好きでたまらんと思うんですがどうでしょう? 独特の雰囲気がずっとしている気がする作家だなといつも思います。 吸血鬼の話だけど常に屁理屈っぽい(褒めてます)しかも常に実は禁忌と隣り合わせにいるような設定なのにそれを感じさせないような自然さ。 王道な設定なのに作者が違うだけでこれだけ違う、漫画ってやっぱ面白い 神から"性"を奪われる「月読」とは…?月の子供は夜踊る 岩渕竜子名無し※ネタバレを含むクチコミです。今秋映画化される超猟奇殺人マンガミュージアム 完本 巴亮介地獄の田中※ネタバレを含むクチコミです。VR能攻殻機動隊を見たんだが攻殻機動隊 士郎正宗名無しあんまり話題になってない感じでもったいない…。と思ったのでちょっとした感想とかプチ情報を書いてみます。 興味持ってくれる人がいれば嬉しいです。 https://ghostintheshellvrnoh.com ・物語は人形使い遭遇後の素子を捜索する流れ。驚いたのが原作2巻の魂合環(霊能局のひと)とか出てくる。居たな〜。 『ARISE』とか『2045』とかSF前面に出したリメイクが続いてたから新鮮でした。能にするなら原作のスピリチュアルな要素がマッチしてると思った。 ・開幕から「素子は何処(いづこ)…」ってバトーが出てくるのが面白かった。何の媒体でも全然ブレないな。 ・VR映像はすごい。舞台に居るのが役者本人なのか投影映像なのか全然判別できない。本物だと思って見てた素子がサァ…と消えていくところとか本当に光学迷彩みたいだった。 ・能なのに「ゴースト」っていう横文字のセリフが出てくるんだけど、これはバトー役の川口晃平さんのこだわりだとアフタートークでお話がありました。ちなみに川口さんはかわぐちかいじ先生の息子さんだそうでこれもビックリ。 自分は能まともに見るの初めてで知識もなかったんだけど、能に詳しい人が見たら引用元とかもっと楽しめるんだろうなと思った。能・VRの時点で超先鋭なのに更に攻殻が加わって、それでも見事に「攻殻」として成立してたのが一番感動でした。 正直1回見ただけだと「なんかすごかった…」っていうのが大半の感想になっちゃったから繰り返して見てみたい。また上演してほしいです。 他にも見た人居たら色々お話したいです! なんと亀梨くん主演で映画化…ゼロから始める事故物件生活 奥香織 松原タニシ 松竹芸能さいろく内容はガチの事故物件に住み続けてみるという芸人のノンフィクションもの。 やわスピで連載していたものの気づいたら3巻まで出ており、なんと映画化が決まった。 映画化の情報はやわスピでも載ってるが「映画『事故物件 恐い間取り』8月28日公開」とのこと。タイトルがちょっと変わるんですね。 松原タニシさん、どれぐらい集約されててどのぐらい盛られてるのか(リョウコちゃんの存在とか)わからないけど、本来であればもっと描かれていない期間が長くあるはずで、その細かい描写は映画では説明があるんだろうか?と少し期待。 監督がリングの中田秀夫監督なのでだいぶホラーになる可能性も・・・・ もともと文字書籍で松原タニシ著作として出ている事故物件本があるけど、マンガとどのぐらい内容違うのかわからないです。そっち読んだ人がいたら感想教えてもらいたいなぁ小山ゆうの素晴らしさが凝縮されている短編集小山ゆう短編集 小山ゆうマンガトリツカレ男これに掲載されている「ワシとタカ」と「メーンエベント」はマジで何回読んでもいい。 「ワシとタカ」はタカはたった一人で亡き父親の教えを守り男らしい真の男になるため悪を倒す。悪といっても「タカ」が一方的に決めているの悪かどうかも怪しい。それに対抗して「ワシ」が同じようにタカの真似を続けるがこちらは悪かどうかの判別するしていない。ただ「タカ」に対抗したいだけで行動をする。 最終的に「タカ」と「ワシ」は大げんかをし「ワシ」の引越しにより別れることになるがこの二人だけにしか理解できない友情が書かれてむちゃくちゃ好き 「メーンエベント」はボクシングが題材だが「がんばれ元気」みたいな内容ではないし、おまけに主人公のボクシングの試合すらない。今日が引退試合の主人公にフォーカスを当てて控え室で今日がデビューの選手と試合前から過去の話などしながら進む。主人公のボクシングに全てをかけてきて、色々な事情があるなか引退試合をする事になる。ラスト1ページの全くセリフがないが顔だけで心情が理解できる。 胸糞の奥のストーリーを求めて悪魔だった君たちへ【合本版】 中津功介 古場みすみ野愛どうしてこういう胸糞爆悪漫画に惹かれてしまうのでしょう。 刺激的だから、非日常だから、逆にリアルだから、どれも当てはまるんですがなんかしっくり来ない気もします。 結局のところ、なんか見たくなっちゃうからくらいのもんで大それた理由なんてないのかもしれません。 順風満帆な生活を送る男女6人組。彼らは高校生の頃、あるクラスメイトに対して凄惨ないじめを行っていました(よくバナー広告でも出てくるこの描写が本当にグロいし胸糞)。 そんな彼らのもとにとあるメールが届き、悲劇が巻き起こる…というお話。 いじめられっ子の復讐劇が今、はじまる!!! という単純な展開でもないんです。 胸糞爆悪漫画だと思っていたらば、意外に一筋縄ではいかない展開に案外夢中になってしまいます。 最終的に誰か救われる人はいるのでしょうか… 必要以上にエログロバイオレンス描写は多いので、苦手な方はご注意ください。得意な方はあんまりいないと思いますけども。 ストーリー構成が完璧に近いマンガ約束のネバーランド 白井カイウ 出水ぽすかクロキ原作・白井カイウ、作画・出水ぽすかによる、ファンタジーサスペンスマンガ。設定・ストーリー構成が完璧に近い。海外ドラマ、小説でもここまでストーリー構成を完全にコントロールした作品は少ない。キャラクターも個性的であり、絵も万人受けするキレイな画力を示している。おすすめです。今敏の連載デビュー作海帰線 今敏名無し漫画家としての今敏ってちばてつや賞を受賞してヤンマガで連載してたんですね。アニメ監督としてのイメージが強いのでなんかピンとこないですが、漫画家としても優秀な人だったのは間違いないです。大友克洋っぽさがありますが、インタビューを読むと第1話は「AKIRA」のアシスタントをしながら描いていたらしいです。女の子は今敏の方が可愛いですね。師弟関係とその後の活躍を抜きにしても「海帰線」は全1巻の作品として面白いと思いました。霊能者の人がなんか凄い事故物件芸人のお部屋いって視るんです! おがたちえ 育代 松原タニシ名無し事故物件を共に巡るメンバーの中に霊能者の人が居るんですが、部屋に憑いている霊を自分に憑依させたりタロットを使ったりして霊の言葉を伝えていて、それがあまりにも簡単にというか普通にやってるので逆にちょっと胡散臭さになっている。でも多少大げさに描いてたとしてもノンフィクションなのは違いないはずなのでそのひとが相当能力高いんだろうなと思います。事故物件住みます芸人より、その霊能力者の方がメディア向きなんじゃないでしょうか。 映画は怖そうですが、漫画は怖くないです! 表紙も良いけど中身も負けてないインゴシマ 田中克樹 天下雌子mampukuこの人の漫画は本当に、ちょっとレトロ感を滲ませつつもデジタルなのにめちゃめちゃ美麗で、とにかく色気がスゴイです。 修学旅行中に事故に遭ってサバイバルホラー突入するというありがちな話ではあるのですが、この人の絵でエログロ&ホラーが読めるというだけでお金を出す価値があります。 できることなら、電子だけでなく紙媒体でもリリースして欲しいです(紙派なので…)平成ホラー恐之本 高港基資名無し怖いものが読みたいけど寝られなくなるようなトラウマになるやつは嫌だなって人にオススメです。自分がまさにそういうタイプなので。怖い話が好きな人なら大体こういう流れだなって掴めるようなストーリーが多いのですが、それを絵で見るとなるとまた違う実感がありますよね。次のページをめくるのが怖くなるようなハラハラを味わえますが、端正な絵柄なのでそんなに恐怖心が残らない…タチが悪くないホラーだと思います。上手いアナログ絵って読みやすくていいですよね。ツボすぎて一気読み…デビルズライン 花田陵nyae今連載中のブラックガルドが好きなので、こちらも読んでみようと思ってとりあえず試し読みしたら、あまりにツボすぎて一気読みしてしまった。 血に反応して変異する体質をもつ「鬼」が、現代社会でどう生きていくかというような話なので、そんなにファンタジーを進んで読まない私にもハマりました。 各キャラの恋愛の部分にも惜しみなくページを使って描いているのが特徴的で、とくに安斎とつかさの揺るぎない愛を存分に見せつけられました。良かった。 ゴールデンゴールドの伏線ぽいものあげてくゴールデンゴールド 堀尾省太名無し※ネタバレを含むクチコミです。岩明均のデビュー作も収録されている短編集骨の音 岩明均名無し岩明均のデビュー作「ゴミの海」も収録されている短編集。普通は何編か読んだ後に忘れてしまうような話もあるんだけど、これはどの短編も印象に残るのですごいなと思った。面白い面白くないというよりも読んじゃう覚えちゃうって感じです。荒削りなところはありますが手に取ってみて損はないんじゃないでしょうか。 個人的には「和田山」が好きですね。男女問わず油性ペンで顔に落書きをしてくる男、和田山。誘ってないのに同窓会に現れて次々と元クラスメイト達を襲っていく話。驚くようなオチがないのが逆に新鮮でした。あと上村一夫先生のアシスタントをしていた頃のエッセイ「アシスタントで覚えた事」が面白かった。ふたりの男の友情の行く末を描くスペースオペラ未来人カオス 手塚治虫一日一手塚近未来。須波光二と大郷錠は互いに銀河総合アカデミーへの入学を志す親友でした。しかし優秀な須波へ密かな嫉妬心を抱く大郷はとある陰謀に利用され、なんと須波を殺害する計画に加担します。謎の存在オパスの力によって姿を変えて蘇生した須波は、宇宙移民局の局長となっていた大郷に見つかり流刑星へ放逐され、カオスと名を変えて新たな人生を送る…という怒涛の冒頭部が読み応え抜群でした。 物語は宇宙の果てでさまざまな異星人と交流しながら生き延びるカオスと、地球で陰謀に巻き込まれながら立身を図る大郷の視点で進んでいきます。 大郷も一見救いようのない邪悪に思えますが、決して強い人間ではなく、心の弱さから人を恐れ、悪事に手を染めています。生き返った須波を殺さず流刑にしたことからも、彼がどんな男なのかよくわかります。きっと2度は親友を殺せなかったからでしょう。常に後悔・不安・罪の意識に苛まれながらも、生きていくためにギリギリの選択として悪を為しているのが大郷なのです。 須波との友情を手放し、他人を拒絶し続けた孤独な大郷。広大な宇宙に放逐されながらも生に執着し、多様な宇宙人と信頼関係を築き上げたカオス。 ふたりのあいだにあった友情と信頼は一見消え失せてしまったように見えます。互いに憎しみ合い、スキあらば殺そうとする中盤の展開は壮絶そのもの。 だからこそクライマックスでカオスと大郷が最後に見せる表情には目頭が熱くなります。最終ページには「第一部完」とありますが、その後続編などは描かれなかったよう。 友情とは何なのか。ふたりの関係性がどこに着地するのか。壮大なテーマと世界観、もっと見ていたかったと思わされました。 現代的な母を訪ねて三千里...10歳のホームレス 宮城朗子マンガトリツカレ男主人公が結は児童養護施設に預けられたところがスタートで、途中ホームレスの男、騙したトラック運転手、ホームレスの女性、難病を抱える息子とその母親、マスコミなどに助けられながら母を訪ねて日本各地を回る。この行動力はすごい。ハッピーエンドでよかったよ 連載再開!!サガラ~Sの同素体~ かわぐちかいじ 真刈信二名無し正直結構忘れてたけど、分かりやすいあらすじがあって、良かった。国を変えるようとする者と、それを追う者。なかなかグッとくるな<<7980818283>>
映画「リング」「らせん」「女優霊」なんかが本当にダメな私はジャパニーズホラーが心の底から苦手なのだが、これはマンガなのに同じものを想像できてしまった。(「呪怨」もダメだったが近年克服のために見返したらただのギャグに見えたのでアレはもう大丈夫) ぼぎわんの恐ろしさというか理不尽さと、都会に引っ越してこんな事件で警察来てたらそれどころじゃなく調査されるだろとツッコミどころも少々あるものの、コレはこわい。アカンやつでした。 ちゃんと最後まで読み終わって浄化しなきゃと思って読み終わったのに最後の最後でそれはマジでちょっとアレだわ、アレです。 アレ。