怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<112113114115116>>可愛い絵なのにすごく怖いゴーストハント 小野不由美 いなだ詩穂名無し子供とは言えない年齢の頃に読んだのに、半ばトラウマになった作品。 まだ最初のエピソード(学校の怪談系)は良かったものの、その次のエピソードがすごく怖かった。 例えるなら、かまいたちの夜2の陰陽編に通じる怖さ。 ふっと暗闇になった瞬間、すぐ横にいた人が一人消えてる、みたいな演出。 原作が小野不由美先生なので、本当に容赦ないというか、良質なホラー漫画だと思います。永遠に社会テーマギフト± ナガテユカカロリこういうの小説ではたまにあるけど、マンガでみるとえぐくてー。死人の声をきくがよいを語ろう死人の声をきくがよい ひよどり祥子名無しホラー部分もいいけどこういうツッコミの部分もいいよね 異端の探偵ゼノが“ 殺人密室”に挑む本格推理マンガ探偵ゼノと7つの殺人密室 七月鏡一 杉山鉄兵マンバ【掲載誌】 週刊少年サンデー2018年1号(2017年11月29日発売)より連載開始 【代表作】 『ARMS』七月鏡一/皆川亮二 『ジーザス』七月鏡一/藤原芳秀 【公式ページなど】 七月鏡一Twitter https://twitter.com/july_mirror 七月鏡一のプライベートサイト 酒場「雁の巣」http://www006.upp.so-net.ne.jp/Nanatsuki/ いまジャンプ+で一番楽しみなマンガサマータイムレンダ 田中靖規starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)夏、幼馴染の潮という少女の訃報を聞き、和歌山の島に帰る主人公の慎平だが、島では誰にも気づかれずじわじわとある異変が起こり始めていた。 やがて慎平はその謎に巻き込まれていき、どうやら自分が解決の鍵を握っていると気づくようになる。 好きな要素がいっぱい入っているんです。 夏、海、島、田舎、方言、幼馴染、死、葬式、死体の謎、違和感、じわじわと迫りくる異変、夏祭り、一家蒸発、そしてネタバレになってしまうので言えない、ある設定がもうたまらないんですよね。 そして主人公の、口癖「フカンしろ」は、読後しばらくしてもすごく残ります。 冷静になって俯瞰すれば自ずと解決の糸口が見えてくる。かもしれない。 そんな状況になったら僕も小さい声でブツブツ言ってみようと思います。 サマータイムレンダを読んで書いているいま現在春なわけですが、夏に読むのが楽しみです。犯罪という題材に寄り過ぎないバランスが良い山羊座の友人 乙一 ミヨカワ将名無し全体的にスッキリと簡潔にまとまっていて読みやすかった。 いじめ被害者の生徒がいじめ加害者を殺害したのをきっかけに、主人公の松田は、いじめを見て見ぬふりをしていた負い目から、警察からの逃亡の手伝いをする。その道中、いじめられっ子の若槻と話をする中で、松田は少しづつこの事件の真実に近づいてゆく。 そして、未来の日付の新聞に書かれている通りにならないようにするために…! という、少々ファンタジックな要素もありつつ、普通の学生のはずの松田くんの推理力がすごかったり、山羊座だから山羊が好き(なぜ)だったりと「いじめと殺人」に重きを置きすぎないところが面白い。 もう一回読み返したくなる。もしもいきなり宇宙の管理者に任命されたら果ての星通信 メノタ兎来栄寿星を作り、星を壊し、宇宙を廻す「果ての管理者」に選出された青年の物語。ハードすぎず、かといってソフトすぎもしないSFです。 突然、拉致されてしまった主人公が果たして地球に無事に帰れるのかどうかというのも気になる所なのですが…… 何より子どもの頃に空想したような、まったく知らない星のまったく知らない生態を持った生命体や技術、異文化が次々と登場して好奇心を擽られました。単行本描き下ろしの本編では語られなかった詳細設定がまた、図鑑を読んでいる時のような楽しさがあります。 まだ見ぬ世界に憧れを持つ方、変な生き物が好きな方、ぜひこの不思議な宇宙に誘われてみて下さい。 この漫画のためだけにモーニング・ツーを購入していたエイス Aiming for the ace 伊図透starstarstarstarstarマンガトリツカレ男雑誌で読んで単行本で読んで今回久しぶりに読み直したが前回読んだ時よりも圧倒的に面白い。この読みかえすたびに前回よりも面白いと感じたのは坂口尚の「石の花」とか以来だ。 特に晴巻君の話は、内容が素晴らしすぎてなんと書いたらいいかわからないくらい好き。何がいいかって「読めばわかるよ」の一言しかない 吸血鬼ものという先入観に縛られないで読みたいハピネス 押見修造鶏鍋ベタな設定だけどディティールが凝ってて面白い。いつもの作者とはちょっと違う雰囲気。 僕は押見さんが描くマフラーしてポケットに手を突っ込んでる女の子が好きなんだ。これは良い漫画ウォーキング・キャット 北岡朋くま猫好きにはたまらない! 地獄みたいな復讐劇 やっぱすえのぶ先生は最高だぜ…!ライフ2 ギバーテイカー すえのぶけいこたか※ネタバレを含むクチコミです。親から子へ継がれる伝説闇のパープル・アイ 篠原千絵名無しその一族の秘密に刮目せよ!!と謳いたくなります。笑ミステリーとしても人間ドラマとしても一級品Op-オプ-夜明至の色のない日々 ヨネダコウsogor25「囀る鳥は羽ばたかない」等、BL方面では知らない人はいないと言っても過言ではないヨネダコウさんの、おそらく一般紙(講談社イブニング)初連載作品。 主人公は保険調査員という、保険金の支払いが発生する事案に対して保険会社から依頼を受けて詳細を調査するという仕事をしている夜明至(よあけいたる)という人物。キャラ自体の魅力もさることながら、保険調査員という特殊な立ち位置ゆえに、警察ほど正義感を振り翳す存在でもなく、かといって探偵ほど自由に動いたり被害者に過度に寄り添ったりしない、あくまで事案の事件性や過失度を中立な立場で判断するというのが、謎解きものとしてこの作品を見たときには新鮮に映る。 そして、夜明さんおよび夜明さんが預かることになる少年・高比良玄(たかひらくろ)の持つ過去や能力の描き方が巧妙で、特に玄が持つある"能力"については、物語の起点としても絵の表現としてももっと前面に出していいはずなのに、あえて作品の重心から少し外れた位置に配置してより人間関係の描写に焦点が当たることを意図してるようにも感じる。夜明さんと玄、2人のバディもの、および周囲の人々も含めた群像劇としても魅力の高い作品。 「囀る鳥は羽ばたかない」等のBL作品でもそうだったけど、恋愛要素を中心に置かずとも人間関係をこれだけ魅力的に描けるというのは流石の一言に尽きる。 1巻まで読了。 期待を裏切らないサスペンスルームメイト 武富健治 今邑彩名無し武富先生が描く殺意を持った人間の表情が怖すぎる。覚悟してページをめくっても予想を超えてきます。流石だなぁと思いました。 原作は映画化もしたベストセラー小説だそうです。ストーリーも最後まで飽きない展開で、サスペンス好きとして満足でした。「無敗の弁護士」が法廷という劇場で暴れまわる殺人無罪 上田宏 熊谷純mampuku良くも悪くもヤンジャンっぽい漫画ですね。良く言えばハッタリが効いてるし、悪く言えば浅薄な印象を受けます。キャラ先行でヒロインの言動行動が嘘くさく感じるきらいも。ただ、原作付きなだけあって同じYJでサスペンス要素のあるドロ刑やリビドーズなどと比べるとセリフの強さは抜けていますね。難しく考えなければ読んでて楽しい連載です。 理論強度が高くてセリフが深くて読み応えのある漫画はモーニングなどに任せて、ヤンジャンにはこういうハチャメチャさを大事にしてほしいです誠実な「原石」。骨の音 岩明均(とりあえず)名無し後に長篇の代表作を描く漫画家の、初期作品集が好きだ。 それも、ただその作家さんが(キャリア初期に)描いた短篇を集めた本というのではなく、「自分はなぜ漫画を描くのだろう…」と自問自答しながら足掻いている、そんな苦悶がページから匂ってくるような、不器用で地味な作品集が好きだ。 (「私はこういう世界が好きなんです」といろいろ表明している感じの初期短篇集が多いのですが、そうじゃない無骨なヤツ。もちろん「好きなんです」系の作品集にも優れた本はたくさんあります) 『骨の音』は、とても誠実で、地味で、絶対売れなそうだけど、でも、読んだ時に、こちらの心をギシギシ揺すってくるようなザラついた力に溢れていて、とても心に残ります。 これがあるからこその、『寄生獣』なんですよ!(『風子』もあるけど) 新井英樹『「8月の光」「ひな」その他の短編』とか、豊田徹也『ゴーグル』とか、伊図透『辺境で』とか、五十嵐大介『はなしっぱなし』もそうかな、同じ感じで、好きですねえ。 作者が「これは売れないだろうなあ…でも、今はこれしか考えられないんだよなあ、仕方ないよなあ。クソぉ」と思いながら描いていそうな感じ。(実際どうかは知りませんよ) ものを作ると決めて、見返りはないかもしれないけれど、誠実に漫画に向き合っている。 ダイヤの「原石」というのは、『骨の音』のような本のことを言うのだと思います。 孤高!神の左手悪魔の右手 楳図かずお(とりあえず)名無し※ネタバレを含むクチコミです。極めつけの短篇集妖女伝説 星野之宣(とりあえず)名無し星野之宣の短篇連作といえば、『2001夜物語』がまず思い浮かびます。ハードSFマインドをリーダブルで感動的な物語に詰め込んでいて、本当に素晴らしい大名作です。(SFっぽいセンスで描かれた漫画は多いのですが、星野之宣は折り目正しい「ハードSF」なんですよね、それがすごい) でも、個人的に思い入れが強いのは、ヤングジャンプに連載されていた『妖女伝説』! SFはもちろん史劇や伝奇など手を変え品を変えた多様なテーマを、実に平明で丁寧なドラマに織り込んで、しかもそれを、あの無類に「端正」な絵柄で見せてくれる。 良質、ハイ・クオリティー、佳品…そういう表現が本当にぴったり。 短篇漫画を読む悦びを、これだけビンビンに感じさせてくれる作品集はないです。 自分は十代の中頃に、この作品を何度も読み返すことで、「物語感覚」のようなものを学ばせていただきました。 その「感覚」は一生の宝物だと思っています。もし好きな人が犯罪者だったら?私の正しいお兄ちゃん モリエサトシ名無しモリエサトシ先生の新連載。 いかにも白泉社的なシンプルな絵柄と、分かりやすいラブ&サスペンスに満ちた導入。 主人公は筋金入りのブラコンだが、兄に似ている上に影のあるヒーローの魅力に抗える気がしない。 しかし展開しだいでは、実際の兄の行方と事件が絡んで、面白いミステリーになりそう。 面白い東京喰種トーキョーグール リマスター版 石田スイ名無しストーリーがとても面白く時間を忘れて読める1巻読んだ感想マトリズム 鈴木マサカズnyaeあらすじにある通り、薬物とは無縁だった人が、ストレスや不安から逃げたいと願ったり、日常にちょっとした刺激がほしいと思ったときに、意外と身近で手に入ったとしたら… 真面目に捉えれば決して他人事ではないという気づきや危機感を覚えることができますが、やはり怖いもの見たさでどんどん読み進めてしまう「中毒性」のある漫画です。 リアリティのある内容はもちろん、 ガサツで乱暴、毎度懲戒免職ギリギリだけど、たぶん正義感も強い草壁と、 とにかく確実に違法者を捕まえて、点数稼ぎに尽力する冷静な冴貴のコンビがとてもよい。 実写化するなら…と妄想してしまいます。あれ?面白いじゃん…!名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム) 新井隆広 青山剛昌名無しなんとなく抵抗があってスピンオフ作品は読まない自分だったのですが、読んでみたら面白い…! 読者がみたいであろう部分が漫画になってて補完的に面白買ったです! 安室さんが原作ではバリバリかっこいい感じなのに、こちらでは犬を助けたりして穏やか、隙がある感じ。 探偵的な蘊蓄も会話の中で出てくるのでへぇ〜と思って読みました。 人気な理由がわかりました。 面白い…!MoMo -the blood taker- 杉戸アキラ名無し吸血鬼×オッサン幼女×刑事モノ という理想の設定が100%入った漫画! 絵もうまいです。 吸血鬼ネタは多々あれどどれも面白くなるので外さない要素なのかなと思いますね。 主の幼女もいいんですけど吸血鬼っぽくなる主人公のおじさんが色気ありすぎですね。 ぜひご一読を。都市伝説的な殺し屋「佐藤さん」佐藤さん 楠本哲名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<112113114115116>>
子供とは言えない年齢の頃に読んだのに、半ばトラウマになった作品。 まだ最初のエピソード(学校の怪談系)は良かったものの、その次のエピソードがすごく怖かった。 例えるなら、かまいたちの夜2の陰陽編に通じる怖さ。 ふっと暗闇になった瞬間、すぐ横にいた人が一人消えてる、みたいな演出。 原作が小野不由美先生なので、本当に容赦ないというか、良質なホラー漫画だと思います。