クレーマーから守ってくれるヒーローが頼もしい。
しかし本当に犯罪者かどうかを確認しないまま、怯えて逃げたり、「やっぱり好き」と甘えたりしてしまう主人公の行動にも闇を感じる……。

キスと告白というエモいなのだが、いまひとつ盛り上がりに欠けるような……。
ヒロインが兄ラブと言いつつ、イケメンヒーローに対してちょろすぎるせいかもしれない。

なんつーか、主人公の発想が飛躍しすぎててまったく共感度が上がらず。
「犯人はお前だ！」って言い切れるほどの証拠ぜんぜん出てないんですけど。

たいして親しくない警察官の前で、唐突な過去回想するヒーローに違和感。
それも伏線回収の一つなんだろうなと思うと、ミステリーを漫画にする難しさを感じる。