恋愛・ラブコメマンガの感想・レビュー4463件<<8586878889>>アニメ・コスプレ愛に溢れた秘密の同棲生活おら、嫁っこさ行くだ! ーコスプレJKの秘密の愛情ー 高橋コウ名無し※ネタバレを含むクチコミです。設定はベタなんだけど、すごく良い双子たちの諸事情 鉄一六文銭うまく言えないのがもどかしいんですけど、 設定としては(失礼ですが)ベタなんですよね。 けど、すごくいいんです。 双子の兄妹なのたが、恋愛対象としてお互いに惹かれあっており、 でも、兄妹なのでその気持を隠して高校まで過ごす。 しかし、ひょんなことで、実は兄が養子だったという事実が発覚し、 更に意識していくという流れ。 義理の兄妹✕同居✕ラブコメ 的な流れは、幾度となく読んできて、 様式美すら感じるのですが、本作はそれでも、面白いんです。 二人とも一途に思い合っているのが伝わって、 脇見なしで一直線にぶつかっていく様は、 見ていてこっちが恥ずかしいやら、キュンキュンするやらで、 もうーたまりません!! 純度120%は言い得て妙だと思いました。 糖度が足りていないかたにおすすめしたい作品です。ウブピュアかわいいはじめての諏訪さん 真沼靖佳さいろくウブピュアすぎる。 だがそこがいい。1巻読了。 がんばれヤマナカ、うらやましいぞ。ヤマシタトモコの凄さを再認識HER ヤマシタトモコnyae「女はみなかわいげな獣。」ってキャッチがめちゃくちゃ強く印象に残っている1冊。 強く賢くかっこよくありたい。でも可愛いとも思われたい。モテたい。 どれも本音なんですよね。でもそれを包み隠さず表明したら笑われたり白い目で見られるし、実現が難しいのも現実。他人の目を気にして理想通りになれない自分にイライラモヤモヤするのは性別年齢関係なし。それを世代の違う女性の目線で描いたのがこのオムニバスだと思います。 10年以上前の漫画で、ファッションにも注目したい作品ですけどそういう点でも全く古さを感じないし、今読んでもテーマやセリフにハッとしたりします。ヤマシタトモコって本当にすごい作家なんだなと再認識しました。女性同士の会話を描かせたら日本一なんじゃないでしょうか。 色気ハンパないあいだにはたち さおとめやぎ名無しこの作品めっちゃ好きです。 色気ハンパないが何処か考えさせられる作品。 なんだろう、作者のキャラへの愛が色気に繋がってるんだと感じます。 ムラムラしたい時に読んでます。 普通に出来なかった私の為の #1巻応援今日はまだフツーになれない U-temoあうしぃ@カワイイマンガ思い返せば大学卒業前後、就職活動に全く意義を見出せずフラフラ過ごしていた、そんな私にとってこの二人の物語は、とても他人事とは思えなかった。 進路を全く考えずにただ可愛い物に触れていたいと思う高橋と、漫画家志望で普通の進路を選択しない山下。二人の女子高生は趣味が合うわけでは無いが、卒業後も一緒に居続ける。 空気を読めるがそれがしんどい高橋と、周囲の目を気にしないが空気を読めずにしんどい山下。あらゆる場面で顕在化する同調圧力と、そこへの二人の違和感や、しんどさの表明に、ひとつひとつ同意してしまう。 誰かが言う「フツー」に怯み、モヤモヤし、ヘコむお互いをフォローし合う関係性。自然に肯定感を与え合う様子が羨ましい。 誰かが言う「フツー」なんて自分を多数派に置いて安心を得たいだけの事なのに、言われた少数派はどうしても動揺する。では、どうしたら少数派は安心できるのか。高橋と山下の様に、連帯できる相手がいなかったら? この作品や沢山の百合作品で、少数派の存在を知り、肯定されること。まずはそこからではないか。割と真っ当な認識変容の #1巻応援女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話 みかみてれん かやこあうしぃ@カワイイマンガ主人公・鞠佳はクラスの人気者。彼女は同じクラスの絢に、1日一万円×100日で「落とす」という勝負を持ちかけられる。……何だかとんでもない下衆な話の様だが、実際過程に下衆な部分もありつつ、1巻はかなり良い話。 「女同士なんてありえない!」と公言する鞠佳を、百合マンガ等を駆使したり、ボディタッチで責めたり、さらには……と、頭と体に訴える絢。落とされまいと理論武装で固める鞠佳に対して、何処までも余裕の絢。 想像力を鍛えられ、現実を見る事で、鞠佳の同性愛への認識が変容し、視野が広がる様が興味深い。そこにあるのは、百合マンガ等の創作物が、人の価値観を揺るがし、広げる可能性だ。 そして、目の前の人に対する想像力も。 知らなかった絢を発見する鞠佳。二人が結ばれるかどうかも気になるところだが、最終的に鞠佳には、目の前の人に対する優しさ・想像力のある人になって欲しいと思わされた。 「ありえないでしょ」なんて大声で言わない優しさを。 ヌードモデルと魚と画家! ちょっと変な2人にムズキュンが止まらない…!金曜日はアトリエで 浜田咲良たか※ネタバレを含むクチコミです。むちゃくちゃ途中です。夫婦サファリ ジョージ朝倉starstarstarstarstar干し芋むちゃくちゃ途中で止まったままになっています。 2巻で終わりかと読み始めたら、これから動き始めそうな気配のまま・・・。 なんだか、中途半端な気持ちになるので、続きをお願いします。面白い!からかい上手の高木さん 山本崇一朗えいた友だちに勧められたので読んでみた。高木さんという女生徒が同級生の西片くんをずっとからかう話。 たまに際どいからかいがあったり、いつも学校から一緒に帰るところが好きです。 からかう高木さんもかわいいし、からかわれたときの西片の反応もかわいい。 傘寿まりこ面白かった傘寿まり子 おざわゆき名無し息子夫婦、孫夫婦と同居していたけれど、ちょっとうまくいかなくなったりして独立を決意。 最初はホテルとかネットカフェに泊まってホームレス生活を送っていたりしてるけど、それが逆に刺激になって仕事の執筆業が捗るみたいなことも起こったり。 80から人生リスタートというテイストで結構励まされたりするんだけど、年齢による障害が随所で出てきてそこらへんも面白い"前世が視える"女性が遭遇したのは"前世での天敵"!? #1巻応援今度は殺されたくないアザラシさん 魚住ユキコ さんかく。sogor2524歳のOL・海野まひるには"人の前世が視える"という特殊能力がありました。 ちなみに彼女の前世は「北極に住んでいたアザラシ」。 そんな彼女の職場に新人が配属されてくるのですが、その新人・北村律の前世は「まひるの前世であるアザラシを食い殺したシロクマ」だったのです。 この作品はそんな2人と周囲の人々が繰り広げるオフィスラブコメです。 登場人物の前世が見えているのはもちろん主人公のまひるだけなんですが、前世の習性が現世にも影響を及ぼしているようで、「凶暴なシロクマ」が前世の律のことをまひるは異常なまでに警戒しています。 一方、前世のことなど全く知らない律はむしろまひるに好意を抱いていて、積極的にアプローチを仕掛けていきます。 その2人の世代を越えたすれ違いのやり取りが見ていてとても楽しい作品です。 また、登場人物の背後に時々その人物の前世が描かれているのですが、そのキャラが登場人物以上に濃い表情を見せることもあり、特にまひるの前世であるアザラシが見せる表情の可愛らしさもとても魅力的な作品です。 1巻まで読了花沢健吾作品の中で一番好きルサンチマン 花沢健吾starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)『アイアムアヒーロー』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』が有名な花沢健吾だが、個人的には『ルサンチマン』が一番読むべき名作だと思っている。 2015年、町の印刷工場で働く主人公・拓郎、30歳が目前に迫りくるブサイクで、デブで、ハゲで、金もなく、童貞で・・と挙げればキリが無い情けないダメ男。誕生日についに現実の女を捨てVRギャルゲーに走るが、偶然にも手に取ったソフトは存在することすら怪しかった知る人ぞ知る都市伝説級のものだった・・。 実際に第一巻の発売が2004年で、約10年後の未来の姿として2015年を描いている今作。 現実の僕たちからしたら三年も前だがこれがなかなかにちょうどいい近未来感でたまらない。 過去に描かれた未来像って大好きなんですよね。 映画だと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「her 世界でひとつの彼女」だったり漫画だと「ドラえもん」や「ぼくらのよあけ」だったり身近な部分を描く近未来SFものはだいたい好き。 あの未来に追いついた、追いつきたい、みたいな。 2004年当時はVRなんて想像だにしていなかったものが描かれているし、ゲームに合わせて全身で体感せきるようなボディスーツや、それに連動した電動のTENGAのようなものも出てきてワクワクするガジェット感! 今読めば普通にあるよねって感じだけどそれでもそこを描いた漫画はまだあまりないはず。 打ち切りだったこともあるだろうけど、壮大な内容ながら全4巻にぎゅっと詰まってるし、現実と仮想現実の対比、ゲームの中に引きこもる社会問題、恋愛模様などなどいろんな側面を描いている。 最終話も読者が好きなところをくすぐってくるけど、何もない、というのが最高。 現実、何かありそうで無いのがたまらなく現実でいいのだ。 ぼっち女子大生×ギャルの酒と百合な話酒と鬼は二合まで 羽柴実里 zinbeistarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。絶対に好きにさせてくる幼馴染幽霊との戦い #1巻応援幽霊になったからパンツ見せてもバレないよね!? ゆとりーぬANAGUMA個人的な2021年度上半期そうはならんやろタイトル賞受賞作品です。 幽霊になってしまった魂野こわたちゃん、恋の未練をはらすため幼馴染の健太にここぞとばかりにパンツ見せたり猛アピール開始!!(豪速球すぎる) 一方の健太も満更でもないのですが、魂野ちゃんを好きになると成仏して一緒にいられなくなってしまうので絶対に好きになるわけにはいかないという旨の業を背負うことになります。でももう好きじゃん、それは!!! 別れのときがいつか来るのかなと思うと切なくなっちゃいますが、それを感じさせないくらいいつもアホ明るくてカワイイのがよいです。 「結ばれてほしいけど結ばれてほしくね〜!」って一生言い続けたいですね。タイトルは男性向けっ…サブスク彼女 山本中学大トロタイトルは男性向けっぽいけど若い女性向けな内容です! シリアスすぎない心理描写が◎ 体を動かすためには"接触"しなければいけない!?ラブコメマンガ #1巻応援きみのご冥福なんていのらない 松尾あきsogor25仲はいいけども付き合っているわけではない、"友達以上恋人未満"な関係の高校生・小野と篠原。 ある日、何気ない会話の流れから小野は篠原に告白してしまうのですが、あまりに突然の告白だったために篠原はその場を逃げ出してしまいます。 次の日、小野に合わせる顔がないと思いながらも学校に向かった篠原なのですが、そこで彼女は小野が交通事故で亡くなってしまったことを知ります。 その後、悲しみに暮れていた篠原が小野の眠るお墓を訪れるのですが、そこでなぜか彼が"ゾンビ"として蘇ってしまいます。 ゾンビではあるもののちゃんと自分の意思を持って蘇った小野なんですが、どうやら一定時間が経過すると身体が動かなくなってしまうようで、再び身体を動かせるようにするには 篠原と接触して"胸を鳴らす"必要があるらしいということが判明します。 この"胸を鳴らす"という設定が絶妙で、小野が活動を続けるために必要な"身体的接触"がそのまま"恋のドキドキ"へと結びついていくという、実は最高にラブコメしてる作品です。 もちろん小野はゾンビであり、今の身体の状態がずっと続くという保証はないのですが、それはある意味では「思春期の淡い恋模様」と同じだと捉えることもできると思うので、純粋にこの2人の関係を見守っていきたい、そんな作品です。 1巻まで読了復活した擬チン官能漫画新やる気まんまん オット!どっこい 牛次郎 山田参助 横山プロ名無し日刊ゲンダイであのオットセイがまさかの復活。故 横山まさみち氏に代わり、作画・山田参助、原案・牛次郎、監修・横山プロという布陣。作風は変わっていないように見えるが、電話がスマホに変わってたり、令和ならではの新しさも感じている。「1ポンドの福音」読んでみた1ポンドの福音 高橋留美子かしこ高橋留美子先生の有名な作品は地元の図書館にもあったので大体読んでるんだけど、「1ポンドの福音」は今まで読まずにいてしまっていた。子供心にちょっと大人向けだなと思っていたのかもしれない(ちなみに「めぞん一刻」はアニメから入りました)。今回初めて読んでみて面白いなと思ったのは、まず絵柄の変化です。「1ポンドの福音」はヤングサンデーでの不定期連載で、約20年かけて完結しているので、最初と最後で絵柄がだいぶ違っています。それから「あしたのジョー」のパロディが多々あって、高橋留美子先生のちばてつや先生に対するリスペクトを感じられて興奮しました。そして高橋留美子先生は小学館のあらゆる雑誌で描いててマジですごいと改めて思いました。 死を前にした二人の力強い疾走束の間の一花 タダノなつさいろく逃避行、とは違う。しっくり来るかもと思ったけど全然逃げてない。 若くして余命宣告を受けた二人の行く末を、まさに「夜に駆ける」ような二人の疾走を描いている。 2巻を読み終わり、思わず「うー」と声が出る。 決して幸せになんかなり得ないであろうこの二人の、きっと短い物語。 なんて劇的、なんて詩的なんだ。 辛いけど幸せになって欲しい。この物語はどう締めくくられるんだろう、どう転ばされるのかわからないけど、転ぶのがわかっている物語。 3巻はきっと最終巻なのだろう。 それが出たらYOASOBI聴きながら読もう、そう思ってしまった。 最初はアンマッチな見た目してるなと思ったけど(そういえば先生何歳だかわからん)一花もポジティブで天然でアホウだけど芯があるし、死を恐れている彼女がふと我に返り歩みを停めてしまっているシーンでは読んでいるこっちまで息苦しくなってくる。 「心のほうが先にくたばってしまった」という表現は大人の男性ならではだなと思ったり、「なんなんだ人生!なんにもしなきゃいいのか!?」は死にかけてるからこそ出てくる言葉なんだろうなと思ったりしたけど、こんなにもパワフルに躍動する死にぞこないのセリフに胸を打たれる事はきっとない。いいセリフがいっぱい出てくる。 2巻までの間にバッチリ心を奪われる流れ。 正直絵というか線は上手とは言い難いけど表情や画角・コマの展開は、空気の流れるスピードが伝わってくる。 べた褒めっぽく書いてしまったけど、きっと短い二人のストーリーは読んで損はない結末になるんじゃないかと思う。この社会人ラブコメ、推せる!シティな俺がオチるまで やまとかな兎来栄寿皆さんは都会と田舎、どちらが好きでしょうか。私は都会で生まれ都会で育ちましたし、都会の便利さを享受してもいますが、魂は常に奈良の吉野山にあり還ることを求めています。空の狭いビル群の中で呼吸を潜めているより、緑と花に囲まれた広くて雄大な景色の中にいる方が落ち着きます。田舎にいる温かな人たちも大好きです。 しかし、本作の主人公は私とは逆で田舎者が大嫌いな27歳シティボーイ。社のホープで仕事もバリバリできて女性社員からの人気も高いものの、好きなものは美女・嫌いなものはブスと田舎者というちょっとイヤなヤツ。 ……なんですが、1巻の後半ではなぜ主人公がそんなに田舎者を嫌いなのかという理由となるエピソードが描かれ、なるほどそれは嫌いになってしまっても仕方ないな、と納得感が生まれます。 そんな田舎者嫌いの主人公の下に社長命令で超弩級に田舎者な部下の女の子がつくことになり、凸凹な関係性によるラブコメが繰り広げられます。 『のだめカンタービレ』の千秋とのだめのような、エリート系男子と破天荒純粋無垢系ヒロインの関係性が好きな方には無条件でお薦めできます。 個人的に好きなシーンが、ヒロインが差し入れてくれたふかし芋に対して主人公が「こんな田舎臭い食べ物なんぞ」と思いながら食べ無意識にほっこりしてしまい、そんな自分を追い払うために「高級スーパーで買ったヒマラヤ岩塩かけて食ってやる!フハハ思い知ったか田舎者め!」と高笑うところ。主人公のアホ可愛いところ、愛せます。 主人公とヒロインのみならずキャラクターの立たせ方が良く、全体的に古き良き少女マンガ感もあります。ただ絵柄的には男性でも読み易いタイプでしょう。 続きはもちろんのこと、やまとかなさんの今後の作品も絶対に追いかけたいと思わせてくれる秀逸さでした。犬猿の仲の男女が素直になる瞬間を見たい方にから騒ぎ ウィリアム・シェイクスピア 河原和音兎来栄寿まさかまさかのシェイクスピア×河原和音という時を越えたコラボレーション。 昔から萩尾望都さんが描くブラッドベリ作品など名作のコミカライズは行われてきていますが、本作もまたそうした系譜に名を連ねる珠玉の1冊です。 16世紀に書かれた物語ですが、現代版として大幅に設定を変更して翻案されています。 とにかく主要登場人物である戸部ありすと、辺嶺征久雄の犬猿の仲っぷりだけで楽しめるようになっており、顔を合わせれば喧嘩をするふたりの毒舌の応酬をずっと眺めていたくなります。そんなふたりの関係性に訪れる変化に、少女マンガらしい醍醐味がたっぷりと込められていて読んで幸せな気持ちになりました。 悪役が仕掛ける罠も極めて現代的であり、この辺りの換骨奪胎の巧さはさすが河原和音さん。 男性が読んでも楽しみやすい、笑って心温まる恋愛喜劇です。1冊で綺麗にまとまっているのもお薦めしやすいポイントです。 丸戸史明×武者サブのエンタメ作りマンガ!メディアミックスメイデン 丸戸史明 武者サブ兎来栄寿『冴えない彼女の育てかた』の丸戸史明さんと、そのコミカライズでもお馴染みの武者サブさんとのコラボレーションが再び登場しました。 帯に丸戸史明さんの代表作として稀代の名作である『WHITE ALBUM2』の名が記されているところからして期待せずにはいられなかった本作。 「100億の男」と言われる超有名プロデューサーを父に持つ主人公が、失踪した父に代わって最高のメディアミックスエンタテインメント作品を作り上げていくという大筋になっています。加えて、文芸編集者・マンガ編集者・アニメ制作会社の才媛たちとひとつ屋根の下に暮らすというラブコメ要素も混じっています。 主人公がお偉方相手に決死のプレゼンを行うシーンや、女性編集者が大物作家に対して専属の先輩編集者の牽制を受け流しながら望む原稿を書いてもらうシーンなど、ビジネスやモノづくりにおかる普遍的な困難を面白い物語として料理し、演出しています。 『WHITE ALBUM2』でも大学生の主人公が編集部で社員よりも仕事ができる有能な人材として活躍するシーンが描かれていましたが、丸戸さんはビジネスシーンを描く手腕に長けていますね。 今回はかなりライト寄りの味付けですが、作家性はそこかしこに滲み出ています。「たかがエンタメ」の件は、サイバーコネクト2の松山社長が書いた『エンターテインメントという薬』を想起しました。 武者サブさんの描く女の子も可愛く、今後も楽しみです。乙女のバイブルあずきちゃん 秋元康 木村千歌野愛大人になると5年くらい割とあっという間で見た目も精神もそこまで変化がなかったりしますが、あずきちゃんくらいの年齢だと激動の時代だよねと思いながら読みました。 小学生の時にあずきちゃんを読んだとき(アニメの記憶かもしれないけど)は、2人の男を振り回して嫌な女だ〜と幼いながらに思ったものです。懐かしい。 今読んでみると、あずきちゃんが悩みながら成長している姿が見えてきます。そして、男の子達がいい子過ぎて胸が苦しくなります。 勇之助くんも竜一くんも選べないから3人で付き合えばいいよね!とダメな大人は思ってしまいますね(実はあずきちゃんのお母さんも同じようなこと言ってる)。 嫉妬や勘違いで落ち込んだり怒ったりって歳をとってもあるものだと思います。 そんなモヤモヤを解決する方法は、なんでも話すことなのかもしれません。 勇之助くんのように一途でまっすぐな人間になりたいものですね。 という訳で勇之助派です。<<8586878889>>
※ネタバレを含むクチコミです。