食・グルメマンガの感想・レビュー1668件<<5859606162>>飯漫画の中でもかなり好き私のご飯がまずいのはお前が隣にいるからだ いのうえさきこ霧兵衛良かった点 ・登場する通気取りがいい感じで面白い。 ・卵かけご飯回の「ジブリネタ」がいい 総評 ・「掌で30分温めた卵で作った卵かけご飯」は魯山人曰く「この世でもっとも美味い」と作中に書いてあったので気になる ・最終的なオチも含めて良かった。寝る間に読むのには最高大江戸どんぶり繁盛記 剣名舞 石井さだよし霧兵衛良かった点 ・特に難しい話もなくいい感じで1話完結する。 総評 ・漫画も充分面白いが「大江戸コラム」も面白い洋菓子から転向!下町と修行と人情とあんどーなつ 江戸和菓子職人物語 テリー山本 西ゆうじたか「パティシエールを目指していた女の子が、和菓子職人の弟子になる物語。「そんなん面白いに決まってんじゃん…!」と読んだら、案の定面白かった! (違う世界に挑戦する話が大好きなんです…Real Clothes、スピナマラダ!、空手小公子 小日向海流みたいな) まずこの絵柄がいい! キラキラした少女漫画やシュッとした少年漫画じゃ出せない「素朴さと温かみ」が下町の義理人情を引き立ててたまらない。 そして職人の在り方・心構えをガッツリ丁寧に描いてるところがいい! 和菓子を作るには、材料から日本の四季と文化に精通しなくてはならない。よって親方や女将さんがなっちゃんを育てるために、あれやこれや手を尽くすし、なっちゃんも期待に応えるために真剣に努力する。 店には親方、兄弟子、店を取り仕切る女将さんがいて、和菓子の道を極めるうえで主人公彼らとは「師弟関係」という線引きがある。 尊敬と愛情で繋がる「親しいが馴れ馴れしさはない」、職人の世界の人間関係がすごくよかったです。 そして何より、全く道の厳しい世界でもヘコたれない、主人公の真っ直ぐな心とタフな根性が読んでいて気持ちがいい! こういう子好きです。 何も知らずに読み進めていたところ、20巻のあとがきで衝撃を受けました。 作者の方がご病気で逝去されており、その遺志を継いで未完のまま完結させるというお知らせでした。 アメリカから来た新しい弟子となっちゃんの関係がどう決着するのか本当にワクワクして読んでいただけに、「ここでなっちゃんの世界は終わり」といきなり知らされショックで呆然としました…。 未完ではありますが、作中の下町人情や美味しそうなお菓子、日本の伝統文化は本当に最高。 最初から未完であると知ったうえで楽しんで読んでほしい名作です!熱い!伝記グルメ漫画宮沢賢治の食卓 魚乃目三太名無し伝記漫画としてもグルメ漫画としても面白いです。何気なく読んでたら熱い展開もあり夢中になりました。賢治の人柄が数々のドラマを生んでいきます。印象に残ったグルメはやっぱり表紙の天ぷら蕎麦とサイダーですね。当時とても高価でしたが給料を三日で使い果たすほど店に通ったそうです。これを貧乏な教え子にご馳走するエピソードも賢治の優しさにほろりとします。 捕食系ラブコメあの人の胃には僕が足りない チョモラン名無し何だこれは!エロい!! 食べるという行為は実はエロティックだなとは思います。国によってはご飯を食べる番組が日本は多すぎるとかそんなことをテレビで言っていたようないなかったような。 美味しそうな少年が化け物の先輩と一緒に住んでしまう、というトンデモ設定。 これは恋なのかそれとも「食欲」なのか。。。 好きだ〜と思っていたら次はガブッと行ってしまう。 「あらしのよるに」のような関係でしょうか。作者が楽しんで書いてるのがとてもいいです。ムシャムシャ。激アツ料理漫画!バンビ~ノ! せきやてつじナポリタン料理漫画も多くなってきていますが、リアルに働くことを描いているのは、この漫画だと思います。 作者が実際にレストランで働いた経験をもとに描かれているので、それがリアルにつながっているのだと思います。挫折、努力、成功という少年漫画みたいな過程を料理で表現しているのでアツいです。この漫画を読むとイタリアンを食べたくなります、、、。 個人的には、ドルチェ編が好きでした。デザート作りでアツくなっている漫画ってあまりないので新鮮でした。理想の田舎暮らしか、これが日常か。リトル・フォレスト 五十嵐大介む※ネタバレを含むクチコミです。 ただのビールマンガと侮るなかれ琥珀の夢で酔いましょう 杉村啓 依田温 村野真朱sogor25クラフトビールがテーマのマンガでありながら、見ず知らずだった3人が出会って居酒屋をプロデュースして再建していく物語としても面白い。 1話の導入以降、クラフトビールの紹介メインで既存の酒呑みマンガに近い内容が展開されるが、徐々に主人公3人の人間ドラマへとシフトしていく。ビールから興味を持って作品を手に取ったら気付いたら作品の魅力に惹かれていく構成、特に物語の明確な変換点になっている第5話までの流れが見事。 ビール好きや舞台の京都が好きなら勿論、「Artiste」のような凸凹な関係のキャラたちの成長譚・群像劇が好きという方にもお薦めしたい。 1巻まで読了。くく…大葉は合法ハーブの中でもとびきり最高だ紺田照の合法レシピ 馬田イスケひろりんぬTwitterで話題になってて読んでみたらうけるwかわいい女子たちの、ゆるふわピクニック!おしゃピクしませんか? 南マキ名無し南マキ先生の新連載。 少女漫画版の『ゆるキャン△』といった感じの日常おしゃれピクニック物。 不器用で天然なOLが、公園で会釈する年齢バラバラの女子を誘ってピクニックするまでの短い話だが、ラノベ的にデフォルメされたかわいい女の子たちのやりとりに、とにかくほっこりする。 信頼できるグルメマンガみつめさんは今日も完食 山崎童々 ツレヅレハナコhysysk食ブログ担当の編集者が色んな店を食べ歩く話。出てくる店は実在するのだけど、これが個人的に好きな店だったり、周りの食通がおすすめしてる店とかなり合致していて、グルメガイドとしても使える。2巻のジョンティは本当に大好きな店。自家製ジンジャエールとデザートもおすすめです。キラキラ絵柄の下から滲む隠し切れない狂気人魚姫のごめんねごはん 野田宏 若松卓宏mampukuグルメ漫画も競争が激しすぎて、行き着く先まで行き着いてしまったかと思わされるストーリーw ただまぁ本人が納得してて満足ならそれでいいかな、と思わせてくれる可愛さ…やはりリアクションは食漫画の華ですね。グルメ&漫画界あるある漫画家接待ごはん 瀬口たかひろ名無し主人公は九州在住の漫画家。連載作品がアニメ化もして絶賛売出し中の主人公が、地元九州や東京の名店で編集者に接待されまくります!訪れる店はどこも実在するようです。毎回とても美味しそうでストーリーを忘れるほど食欲が湧きます。新宿の焼きとんの店はいつか絶対に行こうと心に決めました。漫画業界のあるあるも頻繁に出てくるのですが、リアルかつダークな話もあり面白いです。 よしながふみ作品これもすき…西洋骨董洋菓子店 よしながふみむドラマを期にきのうなに食べた?を読もうと思ってましたがこちら読んでみた。2巻まで読了。 …いい! よしながふみのイケメンは本当いいおじさまって感じしますね。 お菓子を食べた時に「おいしい!」と表情と絵で描ききってもいいんだけども、どううまいかなにがうまいか知識をさらっと入れてくる所、本当知性を感じます。 アンティークって、骨董品の器で食べ物をお出しする、それに加えて登場する人物には色んな過去があってそれは骨董品のように昔のものだけど素敵なものって解釈で合ってるんでしょうか。 作者、吹き出しにセリフの割合が多い気がするのですがなぜかスラスラとテンポよく読めてしまう。 毎回すごいと思います。 4人ともすきですが、エイジ好きですね。 ボクシング→網膜剥離→の流れでパテシエになった人間とか最高すぎる。 男とスイーツ描かせたら右に出る人いないでしょ、と個人的に思ってます。食道楽「YながFみ先生」の日常!愛がなくても喰ってゆけます。 よしながふみたか よしながふみ先生の描く漫画は、念入りに食事・調理シーンが描写されていることが多い。 西洋骨董洋菓子店、きのう何食べた?は料理をメインテーマにしているから、描写が細かいのはもちろんのこと、法律がメインテーマの1限めはやる気の民法でも藤堂が田宮のために朝食を作ったり、しっぽりした居酒屋で誕生日を祝うなど表現が際立っていて、「ああ、この人は本当に好きで食事シーンを描いているんだな〜」と、こだわりぶりに感心していた。 だからこそ、よしながふみの描く食事をテーマにした「半エッセイ的漫画」があると知った瞬間、Amazonで即注文…!(※紙しか出てない) 「こんな細かい食事描写を描く人は、いったいどんな食生活を送っているのか」。その理由を知ることができるとワクワクしながら読んだ。 読んでみると、よしなが先生はご自分で料理もされるし、お付き合いする相手については、「食事についてアレコレ感想を共有できる。美味しい食事をするためにわざわざ足を伸ばすことができる相手じゃなきゃ無理」というエピソードがあり、「ああ、やっぱりね。食へのこだわりの強い人なんだ…!」と、バッチリ腑に落ちた。 (回らないお寿司屋さんでの注文の仕方は、ぜひ真似しようと思います!) 主人公は「YながFみ先生」であり、「よしながふみ先生」ではない非実在漫画家と理解しつつも、いち読者としてはいったいどこまでが本当の話なのか興味が尽きない作品。ほのぼの夫婦が食べる!東京実在の名店グルメ東京BONごはん~おウチで作る名店の味~ 入江喜和nyaeサブタイトルにおウチで作るとありますが、 どちらかというと紹介されているお店に実際に行ってみたい、と思わせる内容でした。実際に日本橋のだしのお店に行きました! クリエイターの夫と編集者の妻という組み合わせが萌えます。 入江先生はこういうキャッキャした女性を嫌味なく描けるのがすごいですね。 恋も仕事もうまくいかないオトナ女子の物話初恋の世界 西炯子名無し年下の天才フレンチシェフと、四十路のコーヒー大好きカフェ店長の恋愛モノ。 こじらせた大人同士の恋や友情がかなりストレートに描かれているため、読んでいて痛々しいところもあり。 カフェの売り上げ不振、運営方針をめぐる対立など、お仕事モノとしても楽しめる。BOYS BE世代向け?ぴーかん! 玉越博幸mampuku 玉越先生といえば「BOYS BE」シリーズ(私は世代的にどちらかというとラブひななんですが)。それ以外の、とりわけ最近の作品は全然読んでないことに気づいたので古本で見かけた折購入。 古臭かったり画力が低下したりというのはある程度覚悟していただけに、危惧していたより遥かに「萌えれる」絵柄で驚きました。さすが一時代築いたプロの実力。さすがに元いたマガジンでやれる水準ではないですが、オッサン向け雑誌のお色気担当としてはかなりイケてる方じゃないですかね。 内容はまぁ、表紙見て想像した通りです(笑)世界にもっと雨野さやかさんという才能を知って欲しいナナホシとタチバナ 雨野さやか兎来栄寿2015年に短編「星の砂」が発表された時からずっと応援しており、2018年にようやく初単行本が出た私的イチオシ新人である雨野さやかさん待望の新刊です。 この『ナナホシとタチバナ』は幼い二人の双子の少女たちが営む不思議な美味しいパン屋さんを中心に、主に1話完結型の物語が描かれて行くファンタジー作品となっています。心理描写の巧さが光る雨野さやかさんらしく、この物語でも心に響く人情ドラマが展開され見所の一つとなっています。 また毎回のお決まりである様々な美味しいパンを作るシーンはシズル感たっぷり。クロミカンとチョコレートのみつあみパンや、黒と白の悪魔と天使のバゲットなど実際に食べてみたくなります。 かわいい絵柄と作風が実にマッチしており、とても心温まる作品です。 ……というだけでは終わらないのが、『ナナホシとタチバナ』の魅力。単行本の表紙と裏表紙のコントラストにも込められた秘密が解き明かされる時が楽しみです。 雨野さやかさんの世界にまだ触れたことのない方も、ぜひここから入場してみて下さい。 意外と少ない「スチームパンク」風漫画空挺ドラゴンズ アフタヌーン編集部 桑原太矩mampuku飛空艇に乗ってドラゴンを捕まえて食べる冒険ファンタジー&グルメ、ではあるのだが、 見たこともない龍肉の味に無駄に想像をめぐらすよりも、スチーム情緒あふれる空挺や世界観、キャラクターの魅力こそこの作品の一番のみどころではないかと。 あ、でも龍の革細工はロマンがあるなと思った人の不幸でメシが美味い!飯うま探偵うまし! 夏花ナオトたかマンバで見つけて読んだ作品。 ギャグ漫画らしい絵柄がすき ギャグということで最初は主人公・うましの探偵ぶりに不安があった(※状況を悪化させる能無しの探偵が好きじゃない)けど、蓋を開けたら探偵としての能力はメッチャ高いのが意外だった。 「人の不幸でモリモリ白米を食うの、面白いけど昨今の社会を鑑みてコンプライアンス的にどうなの…?」と心の片隅で思ったが、読んでいけばそこはキチンと考えられておりよく出来てると関心。 気になるところといえば、不謹慎刑事(父親)が登場しているのに、主人公(と兄)の生い立ちが明らかになってないとこ。 何をどうしたらあんな人間に育つんだ、座間家とは一体…海外に住む人は読んで損なし!白米からは逃げられぬ ~ドイツでつくる日本食、いつも何かがそろわない~ 白乃雪starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)現在海外にいる日本人、これから海外に行く日本人が読むべき漫画! ドイツ人の旦那の元に嫁いだ日本人漫画家が、ドイツで欲しい食材が手に入らないのをどうにかこうにか他のもので代用しようというという試行錯誤が楽しい漫画だ。 かつて海外にいた日本人にとっては共感の嵐! そうか、そうやればよかったのか!という気持ちになる。 というのも、僕は帰国子女だ。 小学校6年生~中学校3年生の多感な時期をベルギーで過ごしたわけだけど、時折たまらなく日本食を食べたい、食べたすぎる~、うお~誰か食わせてくれ~という気分になったものだ。 食わせてくれというのが、義務教育中の甘ったれ感たっぷりなわけだが、この漫画の気分は痛いほど分かるのだ。 特にこの漫画の舞台がドイツということでベルギーと隣国じゃないか!と大興奮した。 わりと食の事情は近いものがあるので、うんうんと頷きながら読んだ。 僕が住んでいた2000年~2004年頃よりは日本食事情が少しましになっているような気がしないでもない・・? 手に入りづらい生魚をアボカドで代用したり、ぶり大根のぶりをぶつ切りのサーモンで代用したり、柚子胡椒をレモンで作ったり、お好み焼きのやまいもを牛乳で代用したり、柿の葉寿司を生ハムで作ったり、もう見てて楽しいし、ちゃんと美味しそう。 帰国子女のみんなー!もしくはこれから海外に行く人ー! これは買うしかないでしょー! 海外で食べるいい日本食マニュアルになります! そして、あらためて日本っていいよなぁという気持ちにもなる! ぜひ! ビールの本として好きビールの時間 六月柿光たかバーに来るお客さんたちが各話の主人公となり、世界中のビールを飲むだけの話。 1話で1つのビールをじっくり紹介するスタイルなのでわかりやすかったです。特にヒューガルデンはスーパーでよく見る銘柄なので、とても勉強になりました。 なお物語は舞台が「奇跡が起こるバー」ということで全話がドラマチックに展開し、(都合よく)感動的な結末を迎えるため少し単調に感じるかもしれません。 (個人的には人情とかストーリーとか排除して、完全なグルメマンガ・薀蓄マンガにしてもよかった気がする。まあ逆に言えばこの「ドラマパート」が存在するおかげで、この作品は有象無象のグルメマンガと一線を画すのに一役買っているのか…) 暗い話とか悪い人間は出てこないので安心して読め、しかも勉強になる作品です!雨野さやかさんが満を持して送る長編ファンタジーナナホシとタチバナ 雨野さやかsogor25※ネタバレを含むクチコミです。<<5859606162>>
良かった点 ・登場する通気取りがいい感じで面白い。 ・卵かけご飯回の「ジブリネタ」がいい 総評 ・「掌で30分温めた卵で作った卵かけご飯」は魯山人曰く「この世でもっとも美味い」と作中に書いてあったので気になる ・最終的なオチも含めて良かった。