元ブラスバンド部員としてはたまらない漫画です。一生懸命、胸きゅん、青春!!!いーなーーーって思います。大人になったからこそ。学生ならではのあのがむしゃらになれる期間ありますよね。大変だけど、楽しくて。うむ、羨ましい。
下ネタがヤバいくらい面白いギャグ漫画。小学生高学年から中学生の男子はめちゃくちゃハマると思うので、その時期に読むことをおすすめします。低学年の子供には刺激が強すぎるかもしれないが、奈良だけ見てれば爆笑できるはず。親に隠れて先っちょだけ読んでみて。
競技かるたのルールや、百人一首の歌の意味も詳しく書かれていて勉強になる上に楽しく読めます。ちはやと新と太一の三角関係だけでなく、全てのキャラの生い立ちや性格、家族構成までしっかりと設定があるのがすごい。
ドラマ「おっさんずラブ」を原作としたコミカライズ。 はるたんの可愛らしさ、部長の乙女ぶりが忠実に再現されていて、 原作をちゃんとリスペクトしていて好感を持てます。 漫画ならではの魅力的なキャラクターになっていて、きちんと名場面が再現されているのが嬉しい。 ドラマを見た人でも再度楽しめる内容だと思います!絵はキレイめでクセがないので、読みやすいです。
ドジっ子な呪い人形・りんちゃんが尽くそうとするちょっとエッチな漫画。ギャグ展開で進んでいく中、りんちゃんの生前のシーンは少し泣けた。呪いの人形でこんな話作れちゃうのかと作者の方の発想に驚いた。
流行りって怖いなぁと。流行ってる、みんなやってる、とついつい手を出しちゃうけど、リスクに責任とれない若者ってたくさんいるんだろうなぁと。そんなことを考えさせられる1冊でした。
以前アニメがやっていた時にハマって見ていて、懐かしくなって漫画も読んでみました。 悪魔が題材なのにキャラクターが魅力的で、女性が好きな絵柄なので読みやすいです。 とくに主人公のウイリアムがかわいい!そしてかっこいい! キャラクターがかっこよくて絵柄がきれいなありがちな漫画と見せかけて結構泣けます。
時折、今いるこの世界とは違う世界が見えるーーー 一気に序盤から物語に引き込まれた。誰しも一度は考えたことがあるであろう”自分が生きるこの世界は本物か”といった疑問を投げかけてくる。哲学的な内容でいて、テンポの良くコミカルなシーンもある本格ミステリー漫画だ。普通の漫画を読み飽きて、ちょっと変わった漫画を読んでみたい、という人におすすめだ。
1989年、従来の4コマとは全く性格の異なる漫画が現れました。不思議なキャラクターや奇怪なストーリーが織り交ぜられ、一度読んだだけでは意味が分からないようなシュールな話。なのにクスッと笑えてしまう、それまでの4コマ漫画にはない不条理ギャグ漫画が誕生したのです。作者の吉田戦車さんの出世作ともいえる漫画であり、吉田さんにしか生み出せないギャグマンガの様式、いわば「吉田戦車ワールド」を体感してみたい方は、まず手始めにこの作品から手にとってみてはいかがでしょうか。
高河ゆん先生の美麗な少年たちの切ないストーリーです。 記憶を失い?別人格になってしまった少年、何者かに殺された優しい兄、壊れた母親... テーマは重いです。ナチュラルにボーイズラブも出てくるので苦手な方もいるかもしれません。 切なく美しい世界観が好きな方にオススメです。 キャラクター皆幸せになってほしいです。
FAIRY TAILを読み終えてから、こちらも読んでみた感想。 まず、作画は真島ヒロ先生ではないですが、ほぼ原作と変わらないクオリティだと思います。本編の壮大な冒険ストーリーの雰囲気とは異なり、クスリと笑えるコメディ調です。安定のスターシステムで楽しく一気に読んでしまいました。事前にFAIRY TAILを読んでいた方が良いですが、世界観を知らなくても十分楽しめる内容だと思います。
まさにイケメンナイトパラダイス。好きなキャラがツンデレの零派とミステリアスな枢派に分かれそうな感じもあって、女子同士の会話も盛り上がるヤツです。ヒロインは可愛いし、嫌われる要素もないのですごく読みやすかったです。
往年の白泉社お得意の和製ファンタジー。妖怪やら物の怪やらいろいろ出てきて賑やかで楽しい。中でも主人公・奈々生は可愛く狐の妖怪・巴衛はものすごくカッコイイ!がんばる女子高生と妖怪との道ならぬ恋物語、ではあるけれど出てくるキャラがみんな陽気で健気で恋路を応援したくなる。
最近よく耳にする『毒親』がテーマの作品です。『惡の華』の押見修造氏の作品。 毒親というものがよくわからないのですがこういう恐ろしさがあるのか!と震えています。 直接虐待しているわけではない、しかしとんでもないダークな存在。 一体この母親と主人公の少年はどうなってしまうのか?次々と先が読みたくなり、恐ろしいけどページをめくる手が止まりませんでした。
発達障害の方自身が日常で感じることを、大げさでなく自然に描いているので、読んでいると「発達障害の人って、悪気なく、そこが分からないものなのかー」「そこが気になるの?」「言われた言葉のとおりに受け取ってしまうのかー」など、発見が多いです。 絵のタッチはギャグ漫画っぽいライトな感じで、描きこみ具合もあっさりしているのですが、だからこそ重い気分にならずに、とっつきやすく読めます。 発達障害について何も知らないという人や、身近にいるけどどう接したらいいか分からない、理解したい、という人にも。
こういうのから解放されるのっていつなんだろうか。 はやく狂ってしまいたくて、新しい世界を開いてしまいたくて、アブノーマルに傾倒していく気持ちは正直わかる。溺れることで自分の精度が高まっていくような気がするのだ。 でも振り切れてるひとなんて滅多にいない。乳首にピアスを開けて女装AVに出てそらに見られながらワカマツとセックスをしたところでユウキは振り切れていない。側から見たら狂っている部類のひとかもしれないけど、ユウキは結局そっち側に行けない人間だ。おそらくそらも。 だからこそユウキはそらに見たいものを押しつけ、そらはワカマツに見たいものを押しつけ、都合よく崇拝するみたいに恋をしたんだろう。 あの人のようになりたい、あの人に受け入れられたい。それが実際のあの人とは違うものだったとしても。 自分の見たいものだけを見て、恋い焦がれることは間違っているのだろうか? ずっと、狂って振り切れて突き抜けてしまえば楽になれるんじゃないかって思っていた。 私は、おそらく多くのひとは、ユウキのところにすら届かない。狂えないことに気がついて、溺れるのを諦めて、うまく泳ぐしかない。 狂おしい日々に若気の至りとか青春とか名前をつけて忘れる日を待っている。 でも、忘れる日なんてくるんだろうか? そんな日々のことを「僕は今からでも輝けるのだろうか?」なんて眩しく思っているうちはきっと忘れることなんてできないんだろうな。 狂えないまま大人にもなりきれないひとに読んでほしい。
キモ可愛い不思議生物・大福ちゃんと、飼い主なおちゃんの同居生活を描いた漫画です。何も考えずに読め、頭がいい意味でゆるーくなります。大福ちゃんがいつも微妙になおちゃんにいじめられている(いじられている)様子がいじらしい。特に何か大きな事件が起こるわけでもない、日常系漫画です。
71ページに柳楽優弥がでてきてびっくりするよね
またまたタイムトラベルなんですね!僕街が面白かったのでこれから先が楽しみ!きっと普通のミステリーより細部まで作り込まなければならないし大変だろうなぁと想像しながら読みました。どうしても先の展開を推理しながら読んじゃいますね。
サイコミで出会った『エンダーガイスター』にやられてしまい、こちらも拝読しました。こっちも最高でした! 「エロ・グロ・アクションを連発!!小難しいことはいらねえんだ!!」というエンタメの美学を突き詰めている清々しさが気持ちいいです。 オバケの怨と女子大生あさひのコンビも賑やかでずっと見てられますね。オカルトを駆使した戦闘もかっこいいし、ふたりで力を合わせて強敵を倒すのは少年漫画的な盛り上がりがあります。 『エンダーガイスター』とも繋がってくるみたいなのでそれも楽しみ!!
私的に密かに静かに拘って楽しんでいる趣味や嗜好。 そういう趣味を持っている人は、オタクだの根暗だの 世間からは批判もされがちだが、 モラルに反さず周りに迷惑をかけない趣味であれば 本来なら許容されてよいことだろう。 誰が何を好きで何にこだわりを持とうが、 周りの人間は、そういうことには触れないでおけばいいこと。 黙認とか見守る・・というのも高飛車になってしまうし、 そしらぬそぶりをする、くらいが世間の、大人の、 正しい対応だろう。 だが、他人が何かに拘っているなら、それを知りたいと 思うのもまた当然の感情。 まして「これだけは拘らずにいられない」 「実は凄く楽しい」という世界があるらしいとなれば、 実態を知らずにはいられなくなるのもまた人間の心理。 そうはいっても、教えてと迫るのも野暮。それも真理。 作者の清野先生は、その辺の欲望がおさえられない。 だから中途半端に相手を気遣ったりしない。 野暮だよ俺は野暮!ゲスの勘ぐりで聞きたいんだよ、 話せよ、お前のこだわりについて!と真正面から叫ぶ。 自分が知りたがりの野次馬だと確信犯として堂々と、 その「おこだわり」俺にもくれよ!と怒鳴るのだ。 御教授下さい、みたいに下手に出ない。 それどころじゃなくツッコミを入れ捲る。 その「おこだわり」が理解不能ならディスり捲って罵倒する。 そのあげく、彼ら彼女らの孤高にして至福の拘りに圧倒され、 泣いて帰って自宅で自分も「おこだわり」を試し検証する。 ある意味、漢(おとこ)だぜ清野先生。 私なんかは「ツナ缶」「アイスミルク」くらいなら 共感できる範囲だし「ポテサラと金麦」あたりは 肯定して尊重して自分も試してみたくなる。 「白湯」とかになると軽く皮肉なツッコミを入れるくらいか。 しかし「ベランドしちゃう」人とか「帰る」人の話なんか聞いたら 戸惑い無反応になるのがせいぜいだろう。 とてもじゃないが清野先生みたいにツッコメない。 しかし清野先生は私とは違う。 興味があることでも無駄にモラルを意識して聞けない、 あきれても失礼だからとツッコメない、 常識外の話には言葉を失って会話が止まる、 そんな私のような小市民に成り代わって、清野先生は 果敢にも相手の「おこだわり」に踏み込み、 聞きたいことを聞き、ツッコミ、打ちのめされてくれる。 もう一度言わせて貰う。漢(おとこ)だぜ、清野先生。 現実の「おこだわり人」との対談時には、 相手にそれほどには真正面からツッコンでも いないでしょうけれど、心の中ではテンション高く ツッコミまくっているんでしょうね(笑)。 インタビュアーとしてもストーリーテラーとしても、 そして「おこだわり人」を発見する臭覚がある人としても、 凄い人だと思います、清野先生。
2019年9月より姉プチで始まった新連載。4月10日に1巻発売らしいのですが、待ちきれずに1話だけ雑誌を購入して読んじゃいました笑 王道の優しいお仕事もので、水沢先生の柔らかい絵が本当に可愛くてたまりません…!!紡は可愛いし、加賀谷さんは爽やかで素敵。 1話で高校生から美容師となり憧れの人に再会するという ストーリーの進行の速さにやや驚きましたが、これから恋に仕事にバリバリ展開していく期待が持てました。楽しみです…! https://i.imgur.com/fNdCz9X.png
今から40年以上も前、少女漫画といえば、片思いでドキドキ…といった乙女チックなストーリーが多かった中、おどろおどろしいミステリー漫画で異色を放っていたのが高階良子先生です。 高階先生の漫画の中でも、ひときわドロドロ感が高かったのがこの「地獄でメスがひかる」。怖いもの見たさもあって、ドキドキしながら読んでいました。 少女には刺激の強すぎる展開ですが、愛という救いもあるところが、この作品の素晴らしさです。 思春期の少女の容姿コンプレックスを突いているので、現実にはありえないストーリーでも、主人公に感情移入できて、夢中になって読めたのだと思います。
お嬢様のナタリーと、恋人フランシスの壮大な愛のドラマです。ナタリーは失った恋人の子どもを引き取り、フランシスと名付けて育てます。複雑な思いの中、フランシスと恋愛し、最後は満ち足りた幸せの愛の中に悲しすぎる別れがある、何度読んでも泣いてしまう物語です。メロドラマと言えますが、あり得ないからこそ、読んで浸れるおもしろさがあります。
ツルモク独身寮は、自分的にかなり思い入れのある作品です。なぜなら、自分と重なる部分が多数あるから。独身寮、あこがれの女性、厄介な先輩、イケメンの先輩、そして、距離恋愛をしている年下の彼女。くーっ、今思い返しても、なんだか切なくなってきます。
オゾンホール問題やダイオキシン問題など、日本において環境問題への意識が最高潮に高まっていた90年代。その最中に連載されていたのがこの「ケントの方舟」です。 私の好きな「家栽の人」毛利甚八&魚戸おさむコンビなので、”良い漫画”として紹介をしたいのけど…いやいやこの漫画、なかなかの過激な思想を持つ漫画でした。 ゴリラの研究をしているサル学者・森野賢人が区議会議員選挙へ打って出て、型破りなやり方で環境保護政策を進めていくというのが基本ストーリーです。 森野の穏やかな表情とは裏腹に、突拍子もない構想を抱いている事が次第に判ってきます。 例えば、ゴリラのために東京都内に森を作り、森の壁で分断しようとする案。 さらにはゴリラと人間をかけあわせて森と人間の融合を図る案など、どう考えてもヤバい思想です。 環境問題に熱心な人ですら同意困難なレベル。 そういった考えを公に発信しているわけではないものの、ふとした時に本音が漏れ出てくるというか。もちろん漫画の中では肯定されています。 おそらく森野の中で優先順位は、自然>ゴリラ>人間なんです。 環境問題が加熱していた時代特有の狂気を感じました。 おもわず「マッド・エコロジスト」という言葉が頭に浮かんだので、ここに書き残しておくことにします。
ただ一言。読んでるこちらが照れ臭くなって、むず痒くなりました。 28歳優海と32歳叶多、お互い交際初めて同士の物語で、感覚としては大人の青春を楽しませてもらっている感じ。 よくあるライバルも悪者もいない、ただただ純粋に素直で幸せな恋愛ストーリー。 キュンキュンしたのとも違う、この読み終わった後のむず痒くなる感じなんだろうな。 アラサー初恋って、ある意味羨ましいような。 こうゆう恋愛に憧れた時期もあったなあと思い返しました。笑
主人公の明るくておしゃれで人気者な翠ちゃんが大好きです。翠ちゃんの人柄がいいせいか、周りのお友達も個性的で素敵な人ばかりです。 また、新設の高校で生徒会として自分達で行事等を盛り上げていく様子がとても楽しそうです。恋も友情も学校生活も全て充実していて、こんな学生生活送りたかった!!と思う作品です。
清水玲子先生の美麗な絵と緻密なストーリーがサスペンスをより密度の濃いものにさせている傑作です。公益のために個人のプライバシーはどこまでも暴かれていいものだろうかと考えさせられます。私たちが今を生きている現代社会に「第九」がなくてよかったと痛切に感じます。
高校時代に部室で見つけたのがきっかけでこの漫画と出会いました。はじめは昔っぽい漫画だなと思って読み始めたのですが、あっという間に物語の虜に。 この本の見どころは、女の子3人の友情とそれにまつわる恋模様です。友情と恋に揺れ動く気持ちが純粋に表現されており、甘酸っぱい気持ちになります。登場人物たちの相手を真っ直ぐに想う恋心、でもそれ以上に大切にしたいと思う友情。もどかしいような切ないような気持ちになります。そしてそんな青春の中で皆が成長していくのです。成長することにより小さなピースが1つずつぴったりはまっていく、そんな物語です。 星の瞳のシルエットは今でも私の高校時代の思い出の1つです。
男っぽい漫画ラインナップが多い少年チャンピオンの中で「イカ娘」はいい意味でゆるい感じでも存在感があった。同時に「みつどもえ」という強者もいたが、嗜好性は違っていたので上手く住み分けられたんだと思う。みつどもえと比べ、イカ娘には一切のパンチラがなく、エロをほとんど入れていなかったのも対称的であった。 その後のチャンピオンで、男らしさだけではない、ゆるい作品が増えていったのを見ていると、これら作品のヒットが転換期の一つになったのではないかと思う。
出世とは無縁でいい年してチンピラのままの主人公阿久津丈二は、ある日組の鉄砲玉に指名され命を落としてしまう。気がつくと何故か過去にタイムスリップしているところから物語は始まる。要するにヤクザが人生をやり直してあれよあれよという間に出世していく物語です。単行本で62冊にも及ぶ長期連載でしたが、読者の予想をはるかに裏切るラストは衝撃的でした。
いままでメイクに関心のなかった腐女子の子がメイクに目覚めるというお話。マンガに出てくるおすすめコスメとか見ていると、自分が20代だった頃を思い出してなんだか懐かしく感じます。テーマのわりには意地悪な人とか出てこないので、嫌な気持ちにならずに読めました。
麻雀を打つ人はきっと「哭きの竜」という名前ぐらいは聞いたことあるでしょう。 麻雀打ちにとって神のような無敵の麻雀打ちの代名詞のようなものです。 でも意外と読んだことある人は多くないのかも? 著者の能條純一先生は今現在は「昭和天皇物語」を描いておられますが、「月下の棋士」も超有名な作品です。絵柄や間の使い方が独特で、読者を魅了する作品を残しています。 本作の主人公は「哭きの竜」と呼ばれる雀ゴロ。 竜自身はめちゃくちゃ口数が少なく、たまに喋ったと思うとヤクザの親分達相手にも怯まずズバッとコケにしちゃうという恐れ知らずにも程がある性分。 ただ、ヤクザの親分になる器が私にはないのだと思うのですが、親分さん達には「神のヒキ」と言わんばかりの竜の持つ「強運」が魅力的に映るようで、テッペンを目指す親分がたは、こぞって竜の強運を欲しがります。 しかし彼らに対して竜は 「あンた、背中が煤けてるぜ」と言います。 背中が煤けてるってどういう意味?という議論が割とあったようなのだけど私の解釈だと「死相が出てる」ってことかと思ってます。 死相が出ている、今やろうとしてるソレはやめときなよ、と言ってあげているのではないかと。 事実、それを言われた人たちはその後大体死んじゃうんですよね。 死神ってわけじゃないんだけど。 触るもの皆傷つける的な、ギザギザハートの子守唄のような存在。 竜は最初こそヤクザの代打ちで稼いでいたものの、気づけば各方面の組長達からのラブコールで引っ張りだこ。 で、仕方ないからついてって麻雀打てというから打ってあげて、勝ったら相手が激おこで死ぬ。 そりゃー竜も嫌になりますわ。 「ふっ」って嘲笑に近い感じでよく笑うんですが、親分からすりゃ「いい度胸だ」と思われて逆に気に入られちゃうっていう悪循環。 竜本人は根無し草をヨシとしているとこもあるんですが、最初の"甲斐の正三"親分から充てがわれた女をしっかり家で待たせてたりと、人情っぽいものも無くはない。ミステリアスというと安っぽいですが、不思議な魅力の持ち主。 漫画としてはどうなのかというと、抽象的な表現が多く、ヤクザ屋さん達の意地や任侠の在り方がわからない私には少し難しかったですが、逆に麻雀を打つシーンはあるものの麻雀のルールを知らなくても全く問題ない感じです。 詰まるところ、竜を囲う周囲の成り上がりたいヤクザ達の物語、と言っても過言ではない。 というかほとんど甲斐組の話ですが、京都の大親分なんかですら竜に魅了されちゃってるわけで… 竜は「ファブル」の"山岡"のような恐怖を知らないタイプの男かもしれません。 読後感はとても良く、新装版では全5巻っぽいので(1冊380Pとかあるけど)一気に読むのには最適ではないかと思われます。 麻雀打ちなら嗜みとしてマスト、そうでない人でも話のネタにはもってこいの作品でしょう。
リアルタイムで読んだことはなかったけれど、今でもネットで「な、なんだってー!?」という名フレーズが頻繁に使われているみんな大好き「MMRマガジンミステリー調査班」。 読み始めて2分でもう出るわ出るわの超展開の連続。 これには笑ってしまいながらも、テンションと勢いに引き込まれていきます。 作中に、実際に取材した人の写真を載せていたりもしていて、リアリティも演出。今読むにはフィクションとして笑って読めますが、当時の読者に「な、なんだってー!?本当にそうなのか!?」と思わせるには十分すぎるほどのパワーを持っている一作。
廃墟ファンの聖地である長崎の軍艦島に潜入するルポ漫画。 通常では立ち入れない場所に潜入すべく、グレーな手段を使って禁止区域にへと潜入していきます。 ※漫画だからセーフかもしれないけど、よい子は絶対真似しちゃダメな手段を使用 昼とは異なる夜の軍艦島はなかなかに恐怖でしたが、そこまで詳細なレポートが描かれるわけでもなく、どちらかというと主人公の記者魂を見せつける展開がメインでした。 とはいえルポ漫画として結構面白かったので、続きがあれば読んでみたい。 「ザ・タブー」とシリーズ物っぽいタイトルが付いてますが続きがないんですよねコレ。。 収録内容は軍艦島ルポのみで、全48ページと短めの漫画です。
ミギーと共に、人間を襲う謎の寄生獣と戦う。 最初は気味が悪かったミギーが次第に好きになる。 ストーリー展開が面白くて読む手が止まらない。 静止しているかのような絵柄なのに、演出や心理描写に胸を打たれる。 他人を思いやることができる余裕のある生物、それが人間。素晴らしい! この作品はつまり、生命への賛歌だ。
読んでためになるマンガとためにならないマンガがあるとしたら間違いなく後者になる超名作「男!日本海」の新しい単行本がついに出ました。 この単行本が発売することは全く知らず何気なく新刊をチェックしてたらひときわ目立つ表紙で発見しました。 「令和」の時代にあえてこれを発売しようとすることを俺は断固支持をします。目次をみた感じだと今まで発売した全10巻以降の回を収録してあるようです。 そのためか全く説明がない状態でいつもの「男!日本海」のノリで話が進むため新規読者には理解できないと思いますが、1話を読めば全てが理解できるので問題はないです。「男!日本海」は単行本未収録回が多く全部単行本が出ていれば全30巻ぐらいにもなる長編になり、もしこれが3巻以降も発売されつ続け、20巻ほど発売した場合、昔の「男!日本海」と「新 男!日本海」で「男!日本海」の1992年から1998年までの連載時の内容を全て読むことができることになります。 これを「令和」の時代に読めることを奇跡と言わずしてなんというべきでしょうか?不寛容な社会と言われますがこのような内容のマンガを発売し続けることができる寛容な社会であって欲しいと願います。
うわーこういう女いるよねー、善良そうな顔して人のこと見下していつまでもかわいいと思ってて… みたいな感じで自分の嫌な部分出ちゃいました。身につまされます。 ベタな読み方だけど、杏の嫌な部分って自分も持ってるんじゃないか? うまくいかないことを人のせいにしていないか? 周りの人たちの会話を「つまんね」とか思ってないか? まったくもって当てはまらない人なんてそうそういないのでは。 杏のことをひそひそ噂する同僚たちも、8年付き合った杏をあっさり振る彼氏も、みんなそれぞれに悪いやつ。でもみんな普通の人なんだよな…。 サスペンス的な展開になるのか…?と思わせつつ、最後はなんだかんだ救いがあってよかったです。 コミュニケーションって結局歩み寄りなんだよね。 8年付き合って同棲して振られたんだったらたぶん慰謝料とれる気がする。
空気を読みすぎて恋人や会社の人などの人間関係に疲弊した主人公の女の子、凪。凪は会社を辞め、郊外の安いアパートで「お暇」を始めます。そこで見えてきたのは空気を読みすぎて頑張りすぎていた自分や、他人に気を遣い過ぎて結局は他人のことなどちゃんと見えていなかった自分。「お暇」を通じて知り合った人たちや、今までの生活では見えてこなかった大事なものに気づいていく凪の姿には学ぶものや胸が痛いものがありました。 「なんでうまくいかないんだろう」という誰もが抱えうる悩みを、凪の生活を通してすこしずつ、ひとつずつ、向き合うことのできる作品です。
ドラマにハマって漫画も拝読しました。 「毒」「呪われた運命」などの、心さん家族を取り巻く悲劇にかかわるメタファーが印象的で、ドラマでのエンタメ感とはまた違った文学的な印象を受けます。 それと、村の人達の北海道訛り「したっけ」「だべ」「しばれる」などの会話がドラマより味わい深く、平成元年という時代の空気をより感じました。 それぞれの登場人物の印象もドラマと漫画では大分違いますね。 もちろん、結末も違う(というか、こっちが真のエンディング)ので、ドラマにハマった方も見逃した方も必見です。
表紙は少女漫画風ですがギャグ漫画です。とにかくギャグがおもしろくて恋愛パートがあってもギャグばかりが頭に残ります。 イケメンなのに貧乏、恋愛していても何かがおかしい。 綺麗な絵とのギャップがおもしろすぎて全巻一気読みしました。 とてもおすすめです。
金融業界のウラについて詳しくなれます。お金を借りるということがいかに怖ろしいことか。自分とは無縁の世界でしたので勉強になりました。ずっと読み続けてると気が滅入ってきますが、絵柄がギャグっぽいのでそこは救い。
バキの隠れた魅力は「食事シーン」にあり。 とりあえずみんな旨そうに食事します。 1巻の最初に刃牙が「おじや、梅干し、バナナ、炭酸抜きコーラ」を食べるシーンが出てきますが、もうそこから既に旨そうです。 特に肉食ってる時が一番うまそう。
以下2巻まで読んだ感想。 究極超人あ~るやげんしけん、動物のお医者さん、るーみっく作品を彷彿とさせる牧歌的学園もの…!つまり最高…!!アクの強いキャラクターたちが楽しい。
人間とそうでない者の出会い、友情、別れ、、 読んでいた当時は小学生でしたが、初めて読みながら涙を流した作品です。 猫人間というファンタジー要素があるけど、一気に感情移入して読み始めたら読み終わるまで本を閉じられなかった。定期的に読み返して泣きたくなる作品です。
学校である必要があるのか?と思うほど破天荒な荒くれ学生を集めた男塾。 当然学生は勉学などせずに、何故か次々と現れる謎の格闘集団と戦いを繰り広げる。 倒せば魅力的なキャラは仲間になり、次に更に強大な敵が現れるというバトル漫画の王道だった。 バトルにアクセントをつけたのは、新たな敵の格闘術の解説に引用される民明書房! 昔、1年上の不良に伝説を見ていた世代のオッサンなら誰でも知っているはず。 胡散臭い解説とアナグラム満載の当て字の流派名や起源をいかにも史実のように大真面目に記載しているのが最高だった。 ネットが無かった時代に盗用とか捏造とかを遥かに超えた偉大な架空書房よ永遠に!
当時の人気絶頂ゲーム、ドラゴンクエストの世界観を使って描かれた王道の冒険ファンタジーです。後半は特に名言ばかりで当時も感動しましたが、大人になってから最近読み返したらさらに泣いてしまいました。特に、サブ主人公であるポップに感情移入して読むのがおすすめです。ラストに向かうあたりで、ポップが「人はなぜ生きるのか、どうして死んでしまうのか」についてのセリフは必見です。ドラクエを知っている人も知らない人も、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
昔「こどものおもちゃ」という漫画が好きで、この漫画の主人公である人気子役が漫画の中で演じた役のお話だったので「水の館」も読みました。その館に泊まると夜に水の夢を見るという場面があり、私は当初小学生だったのですが夜寝るのがちょっと怖くなったのを覚えています。
まだ始まったばかりの漫画ですが引き込まれました。まず絵が綺麗で見やすく変に萌え系の絵でもないので好みでした。サスペンス色強いんですが、時々ギャグかと思われるようなシーンもあるのでシリアスになりすぎないのも好き嫌いありますが、私は好きです。ストーリーも典型的なものとは一味違って面白いと思います。続きが気になる作品。
元ブラスバンド部員としてはたまらない漫画です。一生懸命、胸きゅん、青春!!!いーなーーーって思います。大人になったからこそ。学生ならではのあのがむしゃらになれる期間ありますよね。大変だけど、楽しくて。うむ、羨ましい。