貴子の道標
あこがれのいとこ、佑樹(ゆうき)との2年ぶりの再会は、彼への思いを育てつづけてきた貴子(たかこ)にとって、思いがけないよろこびだった。だが、佑樹の過去には……!?ゆれうごく少女の心の軌跡、そのたどりつくところは――。表題作のほか、短編「ラストデート」も同時収録!
男と女の曲がり角
「姉より美人になる」という、幼いころの褒(ほ)め言葉をひたすら信じた、瑞穂(みずほ)。けれどいつまでたってもチビでペチャパイ。しかも、あこがれの石塚コーチに男の子だと間違われ……!?せつない17歳の春、初恋――。表題作のほか、短編「これでおさらば童貞パパ」を同時収録!
ライラックの茂みの中で始まった、ヴィーとビリーの幼い恋。しかし幸福は不意に終りを告げ、第1次大戦の暗い渦が時代を覆う。失意の日々、見上げる空には希望のありかをさししめすかのように、いつも飛行機が高く飛んでいた……。傑作長編の表題作ほか、世紀末ロンドンを舞台に錯綜する恋愛劇が進行する「ばらの花びん」、少年と青い瞳の少女の時を超える悲恋物語「マリーン」を収録。
坂道のぼれ!
柚木亜砂子は名門校から地方の全寮制の梢学園高校に転入してきた。不良に襲われていたところを、明葉高校の新田友に助けられ、この時から2人の交際はひそかに始まる。それぞれ悩みを打ち明けるうちに愛が芽生え…。悩みや悲しみや苦労をのりこえて、明るくたくましく生きていく、レモンエイジ・ロマン!!
虹のプレリュード
時は19世紀、ロシアはポーランド侵略をねらっていた!激動の時代を背景に、恋に、芸術にそして祖国への愛に命を燃やす若き芸術家たちの姿を描く「虹のプレリュード」。他に「ベニスの商人」「孔雀貝」「白くじゃくの歌」を収録。
双子の騎士
シルバーランド国に双子の王子と姫が生まれた! 喜びにわく城内だったが、幸せもつかの間……。王位争いに巻き込まれ、王子が森に捨てられてしまい!? サファイヤ姫の双子が活躍する、「リボンの騎士」続編! <収録作品>『双子の騎士』/『舞踏会へきた悪魔』/『ミニヨン』/『白いくびの子がも』/『金のうろこ』/『おかあさんの足』/『ベニスの商人』/『孔雀貝』/『虹のとりで』 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『双子の騎士』(手塚治虫漫画全集MT53『双子の騎士』収録)/『舞踏会へきた悪魔』(手塚治虫漫画全集MT382『とんから谷物語』収録)/『ミニヨン』(手塚治虫漫画全集MT382『とんから谷物語』収録)/『白いくびの子がも』(手塚治虫漫画全集MT382『とんから谷物語』収録)/『金のうろこ』(手塚治虫漫画全集MT382『とんから谷物語』収録)/『おかあさんの足』(手塚治虫漫画全集MT382『とんから谷物語』収録)/『ベニスの商人』(手塚治虫漫画全集MT87『虹のプレリュード』収録)/『孔雀貝』(手塚治虫漫画全集MT87『虹のプレリュード』収録)/『虹のとりで』(手塚治虫漫画全集MT30『虹のとりで』収録) <初出掲載>『双子の騎士』(原題「リボンの騎士」) 1958年1月号~1959年6月号 「なかよし」連載/『舞踏会へきた悪魔』 1957年1月号 「少女」掲載/『ミニヨン』 1957年春の増刊号 「少女」掲載/『白いくびの子がも』 1956年5月号 「主婦と生活」掲載/『金のうろこ』 1956年10月号 「主婦と生活」掲載/『おかあさんの足』 1957年2月号 「主婦と生活」掲載/『ベニスの商人』 1959年4月号 「中学一年コース」付録/『孔雀貝』(原題「みどりの真珠」) 1958年6月号 「少女クラブ」付録/『虹のとりで』 1956年5月号~1957年3月号 「なかよし」連載
7P
海野十三、H・G・ウエルズ、カレル・チャペックや東西のSF御三家など、16人の作家に敬意を込めて捧げられたオムバス!各話7ページで描かれた、まさに石ノ森章太郎版のショート・ショート!表題作の他、『ミステークゾーン』『四帖半襖の下張の下』『おしいれ』『孤独な手紙』『バミューダトライアングル』『動物章図鑑』『SEX史』を収録した、ちょっとエッチでナンセンスな秘蔵短編集!
漫画家・石森章太郎の元に、20数年前に行方不明になった友人・雨宮雄二から奇妙な手紙が届いた。そこには、かつて彼が下宿していた部屋の、襖の下張りを見てくれと書かれていた。指示通り旧家の屋敷を訪ねた石森は、四畳半の“きりの間”で、襖にびっしりと貼られた手記を発見する。雨宮が、あけるなと警告した襖を開けると…“そこ”は、異次元への入り口だった! 1978年に連載がスタートした石ノ森の青春SF決定版!!
ズウ~青春動物園
朝の連続ドラマか昼メロか!?と思いきや、裏には壮大な陰謀ありの怒涛の展開!『男組』よりも熱く、『愛と誠』よりも感動的なコテコテ純愛青春大河ドラマ!原作・小池一夫、作画・やまさき拓味。1978年11月~1981年10月まで「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載。亡き父の復讐のため、全国のワルたちが集まる北海道にある「ズウ」と呼ばれる太平洋学園に入学する立髪正義(たてがみせいぎ)。立髪正義の許嫁の白鳥洋子とは……。だが、この不気味な学校は一体何のために創られたのか!?