小学館マンガの感想・レビュー4596件<<6465666768>>林、いいやつ。東京ヒゴロ 松本大洋starstarstarstarstar_border酒チャビンマンガ家マンガ&編集者マンガが大好きなので、オススメされたこちらを世田谷線内で読みました! 序盤、全然違うっちゃ違うのですが、少し編集王と共通して通底する何かを感じました。まぁ同じ編集マンガなのでそうなのかもしれませんが、絵柄も違うっちゃ違うのですが、何か共通するものを感じたり。 ただ、表面的な作風は全然違いますね、編集王はシリアスなテーマ等も扱いつつ、基本的にはふざけるのですが(狂気の天才でおなじみの晴海先生の作品が「対パンダ」とか)、こちらは時折ギャグは交えますが、軸足は陰鬱なムード側です。 わたし基本的に陰キャで暗い男ですので、こういうムードは自分の気持ちともピッタリ合います。まだ2巻で、このマンガはまだ描ききっていないと思うので、まだ続くと思うので、先が楽しみです! あとこれはできたらでいいのでのお願いなのですが、単行本がかなりの高級品になっているので、もう少し手加減した値段設定にしてもらえると、よりありがたいです。出版社の方、よろしくお願いします。無理なら大丈夫です。実質手塚マンガ!チェイサー コージィ城倉starstarstarstarstar酒チャビン手塚治虫を異常にライバル視したマンガ家の物語、ということですが、主人公の手塚への粘着がすごすぎるので、記載内容の9割くらいが手塚先生の話になっており、実質手塚先生の半生を振り返るマンガとなっております。 このマンガ、マンバの自由広場でオススメしてもらって読んだのですが、普通に生活していたらまず出会わない作品ですよね。オススメしてくだすった方、名無しだったので、どなたか存じませんが、ありがとうございます。 たぶん世間的には知名度がそこまである作品ではないと思いますが、最近この作品がメジャーな気がしてきている自分がなんだか怖いです。 知名度いかんによらず、内容は自信を持って全国6億9000万(どうぶつや虫、亡くなられた方含む)の手塚ファン全員にオススメすることができます。ホテルの上野さんが大絶賛の「ラブホ漫画」これを愛と呼ぶのなら 都陽子名無しラブホの上野さんが、都陽子先生の「これを愛と呼ぶのなら」について書評を書いています。「ラブホの上野さん」が好きなので、こちらも読んでみました。コロナ禍のことを描いていて、登場人物たちが皆マスクをしているのも新鮮。たしかに、ラブホテルって一番密な場所かも。ゾクゾクしました。 https://www.news-postseven.com/archives/20220327_1738303.html?DETAIL 貧乏ヒーローの成長1000円ヒーロー 焼き芋ハンサム斎藤starstarstarstarstar_border宮っしぃ変身する時にお金をいれて、そのヒーローのレートによって変身出来る秒数が決まってる、かつレートによって強さも違う、という結構斬新な設定のヒーロー物 全く知られてないけど、実は結構面白いんですよ 正直絵はあんまり...ですけど、ストーリーは結構しっかりしてて、ヒーロー物として熱さ・バトルもありと才能を感じられる作品 ダークホラーの中でもトップレベルの面白さ血と灰の女王 バコハジメstarstarstarstarstar宮っしぃよく聞く吸血鬼物とは一線を引く面白さがある 現在マンガワンで連載中なので、ぜひ読んで欲しい 善人から悪魔に変わり、人と魔の狭間で揺れ動きながら次第に成長していく主人公と、独特な仲間達と繰り広げるバトルは必見 何でこの作品がもっと普及していないのか謎、隠れた名作の1つ初めて読んだ萩尾望都作品Marginal マージナル 萩尾望都たか私が読んだ初めての萩尾望都作品がこの『Marginal マージナル』でした。高校生のときに地元のブックオフで読んだのを覚えています。 当時萩尾先生のことは、当時ドハマリしててた小説家の恩田陸先生が思春期に読んで多大な影響を受けたマンガ家として認識していたので店で見つけて「あっ、恩田先生が好きな人じゃん」と手にとった気がします。 そのときは読んで「さすが恩田先生が好きなだけある」なとメチャメチャ面白かったのを覚えています。 男性しかいなくなった未来を描いた少女マンガSFというのが、漫画にもSFにもあまり触れてこなかった高校生の感性に刺さった記憶があるのですが、数年前に電子版を購入したのを機に読み直した際は「あれ?こんなもんだったっけ」となり意外でした。 『11人いる!』なんかは再読しても面白かったので…。 再再読してみるとまた違った感想があるのかもしれないので、今度読むのが楽しみです。ここから履修します名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story 新井隆広 青山剛昌たかここからあの「安室さん」を履修します。ここ数年ハチャメチャに人気が高い安室透こと降谷零さんの過去編が始まったということで、これを機にここから沼に入門するつもりで今週のサンデー買いました。(コナンの知識は子供の頃にアニメで毎週見てた程度+最近の映画くらいしか知りません) いやもう、**すでに第1話からキャラの立ち方がすごい…!**初っ端から殴り合いの喧嘩してるのがいい。**仲悪いって最高**ですよね。 そしてそれをフォローしてくれるやつ、ノリの軽いやる、トラウマを抱えてるやつ…個性的な同期に囲まれているところも魅力的です。 そしてその**個性的な同期5人の気質を暗に示す紹介の仕方には痺れました…!!**https://i.imgur.com/PIlq2ZJ.png (『名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』新井隆広/青山剛昌) 読んでみたら思った以上に面白くてこれから毎週の楽しみになりそうです。https://websunday.net/rensai/wildpolice/ 【追記】 1話が面白かったので、軽い気持ちで「降谷零 警察学校」でググって出てきた「警察学校組」のページ見たらトンデモないネタバレを見てしまいました(自爆)はあ〜〜〜〜ん!!!無理!!!つらい!!いやもうどんな気持ちで2話以降読めばいいの…?無理…つらすぎる…。 まあ…でも逆に何も知らずに読んで打ちのめされるよりは良かったの、か…??? 学生時代にハマってた少年漫画美鳥の日々 井上和郎名無し当時の記憶を呼び覚ましながらこれを書いてますが…正直、この漫画において自分が一番印象に残ってるシーンって、主役のふたりではなく綾瀬さんが失恋するところなんですよね。なんとなく、当時学生だった自分にとって「失恋がどれだけ辛いものか」というのを教えてくれた漫画のような気がします。動物のお医者さんによる新本格★館シリーズ月館の殺人 佐々木倫子 綾辻行人starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン動物のお医者さんというマンガが、我々動物好きとしては気になっていたのですが、12巻あるので手が出しづらかったんですよね。 それで何度もカゴに入れたり出したりしていた時に偶然見つけたこちらの作品!なんと、気になっている「動物のお医者さん」の作者の方と、わたしも好きで全部読んでる本格ミステリー小説「館シリーズ」の著者の方とのコラボ作品!!!しかも2巻とサクッと読めそう!しかも綾辻先生にしては珍しめの鉄道系ミステリー!? ということで読みました。 ミステリーマンガということで、金田一くん的なものを想像していたのですが、完全に裏切られました。佐々木先生、めちゃくちゃ個性強くないですか?? 独特すぎる世界観で、途中まで「これは本当にミステリーのマンガなのだろうか・・?」と何度も不安になりました。いい意味です。 ミステリー系なので、過度な説明は避けますが、一度ビビる仕掛けがありました。 楽しめはしましたが、このタッグで続編が出たとしたら、多分「動物のお医者さん」と「館シリーズ」を読むと思います。いい意味です。圧倒的に一番好きな野球マンガでした!!ジャストミート 原秀則starstarstarstarstar酒チャビンわたしにとってこれこそザ・80'sという感じのマンガです!!とにかく賑やか!目立つことが大好きな9人が集まった星高野球部が甲子園などで活躍する物語です! 努力などはあまり出てこず、とにかくカラっとしています!巨人の星・あしたのジョーなどの70年代スポ根マンガが、ドロっとジメッとしていて暗くシリアスでブリティッシュロックなのに対し、こちらはカラッと底抜けに明るい西海岸アメリカンロックといった感じです!! もちろん70年代スポ根もわたし大好きなのですが、子供の頃は努力の大切さも分かりづらかったようで、どちらかというとこのマンガがすごく好きでした! ギャグもめちゃ面白く、今読んでもかなり面白いと思います! 時間が経つのも忘れて一気に読了!H2 あだち充starstarstarstarstar_border酒チャビンサンデーうぇぶりで何気なく読み始めたのですが、止まらず、先が気になりすぎて近所のマンガ喫茶に行って一気読みすることに! 怪我から一度諦めた夢への挑戦、弱小チームからの成長、邪魔してくる校長、尊敬できるライバル、信頼できるチームメイト、男女の複雑な多角関係、などなど盛り上がる要素がこれでもかと詰め込まれています! あだち先生特有の間というか全然説明してこない感じでもビンビン伝わってくる感じ! ものすごい読みやすさもあって、寝食を忘れて一気に読み終わりました… ラストの展開は、自分が思ってたの(期待していたの)とは違く、ほんのり甘酸っぱくもほろ苦い読後感が残りました。本当に読んで良かったと思いました。浅野いにお、スペリオールで新連載。このマンガすごい面白い零落 浅野いにお地獄の田中※ネタバレを含むクチコミです。こういう人社内にいて欲しい・・・隠密お局~あなたのホンネ見えてます~ かたおかみさお 保木本佳子六文銭社内で起きるちょっとしたいざこざや社員同士の衝突で落ち込む社員を総務のお局的存在・幸丘の言葉によって良い方向に向かっていく、有り体にいうとそういう話。 基本1話完結形式。 1話ごとに対象人物を変えて、幸丘の金言に自分自身の落ち度や弱みに気付かされ、やる気を回復していく様は見ていて爽快だし、悩む部分はサラリーマンの方なら誰でも共感できると思います。 主に人間関係だったり、キャリアのことだったり、ですね。悩みが尽きない部分です。 そして、そんな幸丘の正体は・・・ 断定はされていませんが、まぁ会社のエライ人です。(ということが容易に想像できるつくりなのでネタバレにはならないと思います) 一見野暮ったい風体で接するけど、出てくる言葉の切れ味で只者ではないことはわかります。 この設定も懐かしいし、自分は好きなんですよね。 社内を掃除していたおっさんが実は社長だったとか。 実際は、偉くなればなるほどそんなことしている暇なんてないのだろうけど、社員のモチベーション維持のためにこういう役回りの人は必須だなぁとか純粋に思ってしまいました。 色んな部署を常日頃からみており、問題ありそうな組織や人にさっと解決するための糸口を与える。 隠密お局とはよく言ったものです。 こういう第3者的監査っぽい人、ホント社内に1人はいて欲しい。 あき代ちゃんシリーズの一作The・あき代ちゃん 籾山果音名無し電車の中で乗客を普通か変かでカテゴライズしてくる子どもと遭遇したあき代ちゃん。大人の本質を見抜いてくる子どもって純粋で怖いですよね。思わず逃げちゃう気持ち、わかります。理由は真逆ながら隣りにいたお姉さんと同じく子どもに戻りたいと思っちゃうのがよかった。7巻読了BLUE GIANT EXPLORER 石塚真一 NUMBER8さいろくたまらん。 本当に、たまらんなぁ。 ブルージャイアントは読了直後の熱量がいつもいつも超高い。 今回は特に高揚感が凄かった、トリオそれぞれのプライベート、"背景"がいつもながら本当に見事だ。 本当にありがとう、ずっと続いてほしい。陰キャのすれ違いと友情教室の二人 後藤杏奈名無し結局2人を取り巻く環境は相変わらずクソッタレだし2人の根は陰キャのままなんだろうけど、それでも一歩勇気を出したことで新しい自分に変わったし2人の友情は続いていく。 読んでいてしんどさ9割で辛いけど、1割の希望が光っている読切だなと思った。 滝沢国電パンチ!!炎の転校生 島本和彦名無し初めて読んだ島本和彦作品が多分『炎の転校生』で、真面目にやってるのかギャグでやってるのかジャンルが絶妙にわからんな…と思いながら読んでいた思い出があります。『吼えペン』とかはやることがハッキリしているので「そういうもんだ」と思って読めたのですが、『炎の転校生』に関しては勢いがすごくて呑まれてしまうというか…。 最初の方を久しぶりに読み返してみたらバレーの試合をやってるはずのに早々と殴り合いになっていてすごかったです。キルラキルの原典、ここかぁとか色々発見がありますね。shunkonカフェごはんの山本ゆりさんが!トラとミケ ねこまき(ミューズワーク)名無し※ネタバレを含むクチコミです。クラスメイトが訳アリ綺麗だと伝えて 流川桐伍starstarstarstar_borderstar_bordermotomi母親が自分の写真のせいでいなくなってしまったのはかわいそうだけど、ずっとカメラを続けているのもすごいと思いました。 クラスメイトの撮影が久しぶりの人物作品で、そのクラスメイトも訳あり。 援交現場の写真が一番綺麗という感性は昔から変わらないんだろうな。と思いました。また人物を撮影するきっかけになったことはよかったです。 漫画を読んで号泣しましたトラとミケ ねこまき(ミューズワーク)名無しトラとミケの最新巻、トラとミケ④やさしい日々、読みました。なんだろう、悲しい話で涙が出るのに、ポカポカ胸があったかくなって、なんだか生きてるってありがたいなあと思いました。どんどん話に深みが出ていて、この漫画、すごいです。ぜひ読んでみてください。絵がかわいい猫なので、猫好きのかたにもオススメですね。カバディってめっちゃ熱いじゃん...灼熱カバディ 武蔵野創宮っしぃカバディって聞くと、試合中に「カバディカバディ」って言ってる謎スポーツって印象はほぼ全員持ってるはず それ、この漫画読めば変わりますから! 学生の頃スラムダンク読んでバスケ始めたって人多かったけど、当時にこの漫画があれば絶対カバディやってた! 格闘技にも通ずるスポーツかつ、謎だったスポーツをここまで熱いストーリーに昇華させた作者はすごい。 数あるスポーツ漫画でも上位に入る、燃える様な気持ちになれる漫画は必見。滅びた世界でロボットが不死の人間を死へ導くスカライティ 日々曜名無し※ネタバレを含むクチコミです。 新人コミック大賞佳作受賞作綺麗だと伝えて 流川桐伍名無し幼少期、自分が母を撮った写真が原因で両親が離婚。それから人物を被写体にすることができなくなってしまった少年が主人公。彼がそのトラウマを乗り越えられたところは良かったです。 その被写体となる人物ができれば公にしたくない姿でも、綺麗だとおもったら写真として記録したい、綺麗だと伝えたい、という写真好きとしてのポリシーはいいと思うのですが、あの夜の街を歩く彼女は本当に綺麗と言っていいのだろうか?とちょっと思ってしまった。 難しい題材を扱った意欲作赤色の青春 田中中田名無し数年前に亡くなった曽祖父が残した、ひ孫・隼人宛の日記。そこには自らが兵士として過ごした戦争時の様子が綴られていた。それを読んだ隼人は、テレビの特集番組等では決して語られない事実を目の当たりにする。 この読み切りひとつで戦争のすべてがわかることは無いけど、国のために戦った戦士たちを無条件に讃えることの罪深さというものは(そういうメッセージ性があるのであれば)よく表現されていると思う。ウッとなる描写もあるけど最後まで読ませる力がありました。あの終わり方のように、「これを読んで君はどう思う?」と問いかけられているような気持ちになりました。<<6465666768>>
マンガ家マンガ&編集者マンガが大好きなので、オススメされたこちらを世田谷線内で読みました! 序盤、全然違うっちゃ違うのですが、少し編集王と共通して通底する何かを感じました。まぁ同じ編集マンガなのでそうなのかもしれませんが、絵柄も違うっちゃ違うのですが、何か共通するものを感じたり。 ただ、表面的な作風は全然違いますね、編集王はシリアスなテーマ等も扱いつつ、基本的にはふざけるのですが(狂気の天才でおなじみの晴海先生の作品が「対パンダ」とか)、こちらは時折ギャグは交えますが、軸足は陰鬱なムード側です。 わたし基本的に陰キャで暗い男ですので、こういうムードは自分の気持ちともピッタリ合います。まだ2巻で、このマンガはまだ描ききっていないと思うので、まだ続くと思うので、先が楽しみです! あとこれはできたらでいいのでのお願いなのですが、単行本がかなりの高級品になっているので、もう少し手加減した値段設定にしてもらえると、よりありがたいです。出版社の方、よろしくお願いします。無理なら大丈夫です。