【愛と謎がクロスする!江戸川乱歩パスティーシュBL第2弾】須原の事件解決から二ヶ月。明智先生公認となったこともあり、速水と甘く濃密な日々を過ごしていた小林の元に、ある日ひとつの依頼が舞い込んだ。「行方不明の兄を捜してほしい」。 眉目秀麗な青年、相馬芳之の兄で画家の相馬良介は二ヶ月前に新宿にある行きつけのバーを出たきり戻らないという。 良介が描いたという芳之の美しい裸体の数々が飾られた部屋で、小林が見つけた一枚の写真。そこに写る良介は速水と瓜二つであった。 一方その頃、小林の変装をして中村警部の元を訪れていた速水は、ある男と遭遇していた――…。 ふたつの事件と愛憎が複雑に絡み合い交錯する! 『艶めく闇と溺れる光』スピンオフ、江戸川乱歩パスティーシュBL第2弾!
東京零度
『ダークキャット』『イリーガル』(原作:工藤かずや)『監察医朝顔』(原作:香川まさひと 監修:佐藤喜宣 )の木村直巳が渾身の筆致で描いた『東京零度』が電子書籍で登場!! 東京大空襲のさなか、言問橋から男の子を抱き、炎に身を包まれたまま隅田川に身を投げた女性の姿があった──現代、上野仲町通りでは銃乱射事件がテレビを騒がせていた。ちょうどその頃、くさかべ小児科内科医院を営む日下部鶴也のもとに、隅田川に身を投げた2人が運ばれてくるのだが……。
義男の空
それは、誰が助けてくれますか―― 「水頭症です」夫婦に衝撃が走った。それまで穏やかに暮らしてきた、どこにでもいるごく平凡な家族。元気いっぱいの長男と、産まれたばかりの次男。新しい家族が増え、希望に満ちた日々を過ごすはずだった。しかし、生後一カ月の次男に突然宣告された「水頭症」。その日から水頭症と家族の闘いが始まった。一刻を争う状況の中、翻弄され行き場を失っていく家族。この小さな命はどうなってしまうのか… 冷たい雨のように絶望が胸を打つ。そんな時、家族はひとりの医師のもとへ辿り着く。「この先生ならきっと…」命を託せる何かがあった。第15回文化庁メディア芸術祭〔マンガ部門〕審査委員会推薦作品に選出された、実在する一人の医師と、その「仲間(かぞく)」の物語。
戦場漫画短編集
敵中深く侵入し、奇襲攻撃を主とする少数精鋭の勇敢な兵士たちで編成される空挺隊。生き残れば勇者だが、一歩間違えれば敵軍に無防備な姿をさらし、反撃もできずに殺されてしまう。ドイツ兵たちが待ち受ける敵地に降下した空挺隊40名は、そのほとんどが殺される。敵軍の真っ只中で塔にぶら下がった若き兵士の運命!?
ゼロ1戦隊
たった4年間で13の軍港、艦艇6、空母1、戦艦1、そして潜水艦25隻を潰した日本海軍のナンバーゼロ1と呼ばれた男。伝説の彼は昭和25年5月、終戦の3ヵ月前に米軍の攻撃により死亡。時は流れ、叔父のナンバーゼロ1に憧れる少年・アキラは、フロッグメンになりたいと、母や兄が心配する中、家出し、茨の道を歩み出すが…。
リングの薔薇
ちょっぴり太めだが愛くるしい15歳の女の子、花子。彼女の女子プロレスデビュー戦は、なんと悪役レスラー。1年のうち半年は旅興業で、東京に帰ってくるとホッとして、新人は寄宿舎に、先輩たちはそれぞれマンションや自宅に戻り、束の間の自由を楽しむレスラー生活。純粋なファイトで世界一を目指す花子だが、いつまでも悪役のまま。彼女がスターになる日は!?
マタギ
大自然の生命を相手に勇壮に立ち向かう男達、それがマタギである。中でも、「野いちご落としの三四郎」と呼ばれる主人公は、卓越した射撃の腕前を持っていた。ところがなぜか彼は「野いちご落とし」と呼ばれるのを極端に嫌った。そのわけには三四郎の出生の秘密が深く関わっていたのだ!
優しい鷲JJ
ある日ブラジル奥地の国境の町に、警官志望の日本人の少年がやって来た。実はこの少年、海外で苦しむ日本人を救う超法規的機関『JJ』から派遣されたのだ。国境地帯で独立国となったヒマナスで石油が発見され、その利権をめぐって内戦が起こり、この地に移住した日本人たちは生命までも脅かされていた。JJ機関から密かに派遣された10人は仲間の顔も名前も知らされておらず、共通の証しを持っていることが唯一の手がかりだった!
新ワイルド7
記憶の中で伝説となろうとしていた野獣たちワイルド7……だが、彼らは帰ってきた!!記憶を無くし、多くの謎を抱えたまま、姿を現わした飛葉。不死鳥のごとく鮮烈に、蘇ってきた飛葉の行く手に待ち受けていたものとは!?「悪党は容赦しねえ!!」地獄の淵から甦ったリーダー飛葉大陸を筆頭に、新たなワイルド7人が、超過激に悪党どもを退治する!!
薔薇のイブ
女と見まごう美貌を持った月江順は、ナイフのみを使って獲物を仕留める一流の殺し屋。あだ名はイブ。そのフェロモンでどんな女も虜にしてしまう罪な男――。金になる仕事はなんでも引き受ける父親が、次に持ってきた仕事はハイジャック犯への金の受け渡し。ベニスで一味と接触したイブは、身代金の5億を実行犯達に渡さずに人質を解放させようとするが……!?表題作を含む全5作を収録。
バラの戦士
紅運輸はかつては一流の運輸会社だったが今は見る影もない。警察をも丸め込んだ空コンツェルンの卑劣な手で乗っ取られたのだ!恨みを晴らすべく立ち上がった紅一族の猛者たちは空コンが事実上支配し本拠地としているアラブの産油国へ奇襲攻撃をかける計画を立てる。米軍から盗み出した銃器でゲリラのごとく訓練を積んでいたが、そこへ空コンのヘリがやって来て容赦ない銃弾を浴びせかける――!!
とても、良い話だった。 小児脳神経外科で勤務していた実在する医師、高橋義男先生のドキュメンタリーマンガ。 高橋先生の幼少〜青年時代と医師になった現代2つのストーリーが交互に描かれている。 高橋先生の一つ一つの言葉に、子供達の生きる力に勇気づけられた。 胸が苦しくなるような場面も多々あるのだが、何故か不思議と前向きな気持ちになる、頑張ろうって思わせてくれた、生きることについて考えさせてくれた心打たれたお話でした。