ビーグリーマンガの感想・レビュー190件<<45678>>3つの恋の短編集(アンリミで読めるぞ!)恋はなに色? 小森麻実たかマンバ通信の記事で知り、Kindle Unlimitedに入ってたので読んでみました。3作品からなる短編集なのですが、どれもこれもお話の完成度高い! 表題作の「恋はなに色?」はオープニングがすごくいい。 縦割りのコマで、主人公のナレーションと物語が同時に進行し、ページを捲って天使がドーーンという見せ方がもう上手いな〜と、ワクワクしながら読みました。 主人公は秀才だけど地味な紅。双子の妹は勉強は苦手だけどとっても可愛い藍。この漫画のいいところは、紅が自分の器量のことをまーったく悲観していないところ!周りにいじられても凹んだりしないのは、本当に自分の見た目のことで全く悩んでいない証拠で、そのあっけらかんとしたありようがすごく素敵。 いわゆる「サバサバ系」とも違う、本気で容姿を気にしてない自然体なところがスキップとローファーのみつみちゃんぽい(2人ともとてもかわいいです) 昔の少女漫画特有のコメディパートのあのノリと、ミシェールの耽美な天使姿のギャップ…! この両立が、やはり少女漫画の魅力だとあらためて感じました。 その他に高飛車な女子大生と双子の青年の恋を描く「お気に召すまま」と、病気で留年してかつて出会った少年と同級生になる「恋の不等式」も収録されていて、この2作品もまあ〜!設定を活かしきってて面白い!! 昨今の**「イケメンのイケメンな言動にときめく」マンガではなく、登場人物たちの関係性や心の変化を楽しむマンガ…!**これはすごいぞ!! 1冊の中でめちゃくちゃ楽しめる恋愛短編集です。 https://www.amazon.co.jp/dp/B075J9CZTJ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_wXQ0Cb9HYA1Z6猫として生まれ変わった彼女と、四角関係の複雑ラブコメつぶつぶ生活 栗原まもる名無し本当に複雑すぎる四角関係ですよ。 でもみんななんとかして幸せになってほしい!!という感じです。 栗原まもるさんが書くイケメンが本当に大好きなんですよね…。 これ、とっくに完結していると思っていたけどまだ終わってないんですかね。 途中までしか読んでないので、続き読みまーす!漫画家が描くということ精G 母と子の絆 ひさうちみちお名無し※ネタバレを含むクチコミです。ありそうでなさそう?(いやないかなw)素粒子研究所内ラブコメアルキメデスのお風呂 単行本版 ニコ・ニコルソン鳥人間アルキメデスのお風呂ってあれか、黄金の王冠の逸話かな。 東海村のJ-PARCが監修しているということで、興味を湧いて読んでみた。 弁当屋店員でぽっちゃり女子の原陽子は仕事でもプライベートでもボロボロになり、駅のホームで自殺を図るという、いきなりなんとも重い話からスタートする。 しかし、そのとき助けた人物が(ちょっとおかしな)王子様のような理系男子。二人には意外な接点があり……といった感じでラブコメ展開へとつながっていく。 作中の舞台となるA-PARCは実質、実在のJ-PARCなのだろう。たぶん。筑波のKEKへは一般公開日に何度か行ったことがあるので、そういうときに見聞きしていたので存在は知っていたけど、さすがにこちらは行ったことがない。その内情が見て取れるというのは面白い。 ラブコメ要素には正直あんまり興味がない(笑)が、素粒子の基礎研究という何に役に立つんだかわからない研究と、暗中模索な恋愛模様を交錯させて描く様はなかなか面白い。それに各キャラクターがなかなか個性的で面白いし、1巻時点では各キャラクターの背景に何やら色々抱えていることがありそうで、この先が気になることは確か。おそらく今後登場するであろうエミィも曲者であってほしいなー。 電子書籍で3巻まで発売して完結駅前スパイ チャーリー 北村永吾霧兵衛良かった点 ・ほとんど同じパターンだが読んでしまう。 ・エリツィン大統領にそっくりなロシアのスパイがいい 総評 ・絵がむちゃくちゃ土田世紀に似ている。 ・昔は1巻しか発売していなかったが電子書籍でちゃんと完結まで発売するのは最高昔のジャンプの感じを思い出した闘神スサノオー にわのまこと霧兵衛良かった点 ・昔の少年ジャンプっぽい感じの短編ばかりで懐かしい 総評 ・やっぱりにわのまことのマンガは面白いな80年代の会社員はこんな感じだったのかヨッ!兄弟 ありま猛マンガトリツカレ男80年代の会社員はこんな感じだったのかと思わせる漫画。 連載当時は80年代なので、会社の雰囲気などが理解しやすいかもしれないが、2010年代にこれを読むと現実感のない話になっている。 第一話の計算され尽くされている感じが好き。 かつて古谷三敏のアシスタントをしていたそうで絵がすごい似ている 日本文芸社のカスタムコミックで連載していたということだが、雑誌休刊にひきづられたのか、中途半端な終わり方をしているのが残念。 今のジャンプでは連載できない表現が多そうザ・グリーンアイズ 巻来功士starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男オカルトをベースとして、自然vsバイオテクノロジーを混ぜた感じのマンガだ。前作のゴッドサイダーと同じでエロ/グロが健在 主人公の仲間がボールっぽくなるのと生鬼刑事の名前のシーンだけが特に印象に残ってる。頭が良くなるのか悪くなるのか分からない青春うるはし!うるし部 堀道広名無しめちゃくちゃふざけた内容なんだけど、漆に関する解説はどうやら正しいっぽい(作者は漆職人として勤めている傍ら漫画を描いていたらしい)。読んでる途中で主人公の目的がなんだったのか忘れてしまう。おとぎ話がモチーフのギャグが多いプロレス漫画THE MOMOTAROH にわのまことマンガトリツカレ男主人公は桃太郎の子孫と自称し、 2代目桃太郎としてプロレス団体に所属しているレスラーで 他のおとぎ話の子孫のレスラーなどの挑戦者が現れて戦うというジャンプっぽい漫画 プロレス漫画として面白いがギャグ漫画としても他のギャグ漫画に引けを取らなくいくらい面白い。特に坂田 鋼鉄郎/牛馬鹿丸のコンビが絡むギャグは、いまだに話のネタになるくらい良く覚えているものもある 牛馬鹿丸と弁慶が入れ替わった回は何回読んだかわからないぐらい好き 今更だけどTHE MOMOTAROHは、UWFとかの影響がすごい受けているのがわかった。 説教とグルメTHE 大市民 柳沢きみお名無しある時代の日本の、ある価値観を強烈に反映した作品であり、それ故に人によって評価は分かれるだろう。ここに出てくる作者の「美学」は2017年の日本のネット上に晒されたら確実に炎上する。連載当時(2002年くらい)ならカウンターとして有効だったかも知れないが、今の感覚からするとびっくりするような表現だらけで、改めて時代の移り変わりを実感した。いつか「こんな時代もあったんだな」と面白く読める日が来ることを願う。あの武器はやはり強いと再確認できる人間と狼がクマに復讐をする漫画白い狩人 遠崎史朗 小島正春 遠崎史朗名無し大雪山のヌシというとてつもなく大きい熊に家族を殺された守人が、時を同じくして母を殺された狼とともに復習する漫画。マタギ漫画っぽいが主人公の守人は農場の息子でマタギではない。 色々面白いポイントはあるんだけど、強すぎる巨大クマとの決着が圧巻。 クマは体調3〜4メートルくらいあり、守人の家族が襲われたとき額に銃撃を受けるも死なず、他にも急所を何箇所も撃ち抜かれるが死なない。強すぎる。 復讐を誓った守人が狼の「片耳」とともに巨大グマと初めて戦った時の初期装備、弓矢と木の棒を削った槍では当然歯が立たない。弓矢の無力さを知って、次第に銃を求めるが免許などは持っていないため、亡き祖父が家に隠していた銃で対抗するも、やはりクマには通用しない。 徐々に追い詰められ、もうだめだってときにあの武器が登場するのだが、それは読んでのお楽しみの方がいいと思う。 復讐心にかられて狼の「片耳」にきつくあたってしまうのに、片耳はなかなか甲斐甲斐しくも猛々しい狼で、この漫画で1番いいやつだと思う。表情も豊かで可愛い。 展開がぶっ飛んでいて時として笑ってしまうことも多い(最後の決着とか)が、この面白さはなかなか出会えない類のものなのでぜひ読んでもらいたい。ギャグ漫画だけど芸術や人生についてオッス!トン子ちゃん タナカカツキ地獄の田中80年代の少女漫画風のギャグ漫画。フリーターのトン子ちゃんが行きつけのカフェ待夢(タイム)のマスターから岡本太郎を教えてもらったことからアートへの興味とマスターへの恋心が始まって、この二つがストーリーの主な軸になっている。 岡本太郎をはじめモネ・レンブラント・ピカソの作品が出てきてトン子ちゃんのその時の悩みや葛藤に指針を与えたりする。特に岡本太郎は何回も出てきて「太郎サ!」ってトン子ちゃんから言われる心の師匠的なポジションになっている。 トン子ちゃんの日常ギャグ漫画だけど、芸術家とかトン子ちゃんとかマスターから人生について考えさせられるようなことも出てきたりしてなかなか深みのある作品。 味とは何かと考える名作私立味狩り学園 あかね胡茄 谷上俊夫starstarstarstarstarマンガトリツカレ男味狩り学園に入学した主人公がいろんな料理人を対決する漫画。ネットだと土の料理とか電気の料理だけが有名になっているけど、必須栄養素を全て含んだ料理を作る対決とかあって面白い。 あと俺の好きなまず作るの無理だろって料理もあるし、実際にありそうだけど、嘘の料理とかあったりとすげー好き 昔から気になって探していたんだけど全然見つからなかった。電子書籍で読めて最高の気分だ。 フロントの大変さがわかるよねオーレ! 能田達規薬味弱小クラブって本当にこんな感じなんだろうねアイディタロッド犬ぞりレースの漫画ヤオギ~アラスカ犬ぞり物語~ 太田正樹マンガトリツカレ男週刊少年マガジンで短期集中連載された犬ぞりレースの漫画 過酷な呼ばれるレースといわれるアラスカ州での犬ぞりレースが舞台で、犬との信頼関係とかがちゃんと書かれていて面白い。 俺はスティーブ派かな 栄光なき天才たちの続編新・栄光なき天才たち 森田信吾starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男基本は栄光なき天才たちを扱っているんだけど、前に比べて著名な人物や生存している人もいた。 特に好きなのは「山中貞雄」の回 あとはワルター・ツァップ/テックス・リカード/若尾逸平/ボクシング漫画 はじめの一歩に登場する宮田一郎のモデルになったと言われている高橋ナオトあたりが好き 通称園田三国志三国志 久保田千太郎 園田光慶starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男一部で有名なコピペ「こやつめ、ハハハ」が掲載されている名作 横山光輝の三国志と違い劇画調で、首が飛んだり真っ二つにするシーンが多い。 特に最初の方で劉備、関羽、張飛で黄巾党をコンボで惨殺したりとやりすぎ感がある 劉備が顔が妙に怖いとか、呂布がジャイアント馬場っぽいとかあるけど、一番すごいのは大仏顏の孔明に尽きる。 おまけに後半書くのを飽きたのか、コピペが多用される。 色々書いたけど一見の価値はありますね勧善懲悪バイオレンス時代劇画明楽と孫蔵 幕末御庭番 森田信吾starstarstarstarstarマンガトリツカレ男勧善懲悪バイオレンス時代劇画 岩倉具視が最高に良いし、悪役もとんでもない感じも良い 彩芽ちゅわん♥彼女はソレを我慢できない イワシタシゲユキ名無し彩芽ちゅわん♥「明楽と孫蔵」よりも前の時代御庭番 明楽伊織 森田信吾starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男「明楽と孫蔵」よりも前の時代 名コンビ明楽と孫蔵が出会うあたりからやっていて、明楽と孫蔵ファンにはたまらん内容 まだ明楽が若いから、色々悩んだりしているのも面白い。 個人的には景先生の剣術の秘奥とは何かの問答が好き 全然単行本もでないけど、俺は未だに続きを待ってるよ 匂いフェチの変態教育実習生と着ぐるみの中でヌクヌク彼女はソレを我慢できない イワシタシゲユキ名無し匂いフェチの変態教育実習生と着ぐるみの中でヌクヌク <<45678>>
マンバ通信の記事で知り、Kindle Unlimitedに入ってたので読んでみました。3作品からなる短編集なのですが、どれもこれもお話の完成度高い! 表題作の「恋はなに色?」はオープニングがすごくいい。 縦割りのコマで、主人公のナレーションと物語が同時に進行し、ページを捲って天使がドーーンという見せ方がもう上手いな〜と、ワクワクしながら読みました。 主人公は秀才だけど地味な紅。双子の妹は勉強は苦手だけどとっても可愛い藍。この漫画のいいところは、紅が自分の器量のことをまーったく悲観していないところ!周りにいじられても凹んだりしないのは、本当に自分の見た目のことで全く悩んでいない証拠で、そのあっけらかんとしたありようがすごく素敵。 いわゆる「サバサバ系」とも違う、本気で容姿を気にしてない自然体なところがスキップとローファーのみつみちゃんぽい(2人ともとてもかわいいです) 昔の少女漫画特有のコメディパートのあのノリと、ミシェールの耽美な天使姿のギャップ…! この両立が、やはり少女漫画の魅力だとあらためて感じました。 その他に高飛車な女子大生と双子の青年の恋を描く「お気に召すまま」と、病気で留年してかつて出会った少年と同級生になる「恋の不等式」も収録されていて、この2作品もまあ〜!設定を活かしきってて面白い!! 昨今の**「イケメンのイケメンな言動にときめく」マンガではなく、登場人物たちの関係性や心の変化を楽しむマンガ…!**これはすごいぞ!! 1冊の中でめちゃくちゃ楽しめる恋愛短編集です。 https://www.amazon.co.jp/dp/B075J9CZTJ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_wXQ0Cb9HYA1Z6