白泉社マンガの感想・レビュー762件<<2728293031>>小学校の図書室に置いてほしい動物のお医者さん 佐々木倫子ゆみこマンバ通信を読んで、この漫画を知らない人がいるなんてそんなまさか…と。とりあえずクローゼットからひっぱり出して読み直しました。 佐々木倫子さんの作品も動物漫画も、この1冊が私にとって初めてでしたが、何度でも読み返せる面白さです。ギャグでなく、いわゆる自然界の不思議的要素で笑えるのってほんとにすごいと思います。 一家に一台ならぬ一動物のお医者さん。子供にぜひ薦めたいですね~上野さんかわいすぎませんか!!?!?上野さんは不器用 tugeneko名無しまず上野さんが先輩っていうのが当然最高だし 脇を固めるキャラをまんべんなく揃えたりSF考証が毎回きちんと考えられているところに作者の几帳面なこだわりを感じます。いいぞ!!!1巻ずつゆっくり噛み締めながら読むべき作品14歳の恋 水谷フーカsogor25※ネタバレを含むクチコミです。力技の強い何でもアリなラブコメフラレガール 堤翔sogor25※ネタバレを含むクチコミです。 JKのモノローグの変化がじわじわ刺さる墜落JKと廃人教師 sorasogor25最初は教師のほうがガンガンアプローチを掛けてきてて、それをJKが受け流し気味だったのが徐々に気持ちが移っていく、でもJKはそれをモノローグでしか語らなくて基本お互いローテンションで進む、というのが新鮮な組み合わせ。ラブもコメディもちゃんと両取りしてる。 3巻まで読了。男友達のようでも、女の子。メビウスハート ―ディアティア外伝― かずまこを甘楽女性特有の面倒くささが嫌いな主人公がクラスの美人、諏訪さんが男友達のようにつるめることを知り、好感を持つ。 アホ話に、水の掛け合い、どれも気を遣わずに楽しめるが、諏訪さんの身体は実際、女の子で、、、という話。自分は男だから「これくらいは大丈夫」ということも一緒にいる彼女は体調を崩すものとなる。そうした男女の違いを教えてくれる漫画になりそう。感情の機微の描き方もさすがはかずまこを。今後が楽しみな作品このマンガがすごい2019オンナ編 第10位君は春に目を醒ます 縞あさとmampuku憧れの7歳年上のお兄さんが7年間のコールドスリープから目覚め、高校の同級生になっちゃった話です。「凪のあすから」だこれ!!あれはなかなかに切なくて胸に来る話でしたがこれはどちらかというと胸にキュンとくるやつです。 元々が高校生とは思えないほど大人びた青年だったので、7年経って同級生になってもやはり周りよりずっと大人な千遥くん。せっかく憧れの人と同い年になったのに相変わらず子ども扱いされてしまい気持ちがすれ違う、この「もどかしさ」がこの作品の売りなんだと思うんですけど、冷静になって読んでみると千遥くんマジで何考えてるのかさっぱりわからないですねww弥太郎のほうが人間らしくて気になってしまいます。千遥くんは宇宙人みたい。絃ちゃんも難儀な相手に惚れてしまったものである…… 絶妙なテンポの漫画天堂家物語 斎藤けんむよく宣伝で目にするので一巻読んでみました。よくある少女漫画の明治時代ものだと思って読むと「ん!?」となります。 なんか絶妙なテンポの漫画。 なぜだろうと考えたのですが主人公の女の子が必要以上にときめかないから? 1巻読んだ時点で「死にたい女と死にたくない男」の話だと気づきます。 フルーツバスケットの主人公に似てる…?主人公が他に影響を与えていくタイプの漫画な気がするのですがどうでしょう。絶妙なテンポ感がくせになるので全巻追いたいと思います。読んでみれば納得の「趣」なタイトル墜落JKと廃人教師 soramampuku 良い少女漫画に出会いました。一見ちゃらんぽらんなようで過去に闇を抱えてそうな「廃人教師」と真面目で思いつめやすい性格の「墜落JK」が意外なほど軽妙にラブコメします。 1話ごとにストーリーが区切られていて、リズムも小気味よいですしその話数のうちに綺麗に伏線をさらっていくので読みやすいです。読みやすいだけでなくもちろんキャラクターも、シチュエーションや展開の萌え度も素晴らしく、新時代の少女漫画来ちゃってますねこれ。男性にもぜひ~フルーツバスケット 高屋奈月やむちゃ以前から人気作ということは知っていましたが、最近読み始めました。絵がすごく少女漫画だな~と思いながら読み進めていますが、内容が詰まっているのか構成の問題なのか1冊読むのに時間がかかります。 今中盤くらいまで読みましたが、恋愛が主体でないところがいいですね。伏線が多くて続きが気になってしまいます。十二支と絡めたファンタジーですが、裏テーマはACかなぁと…。 あと、ヒロインが天然ボケなのにいらついてこないのは、ピュアさが描ききれているんだなぁ、すごいなぁと思います。 変な友達と思索と恋レナード現象には理由(わけ)がある 川原泉たか 表題作を含む4つの短編からなる物語。全話とも**「私立・彰英高校は県下でも指折りの全国でも有数の超・進学校で ーーーつまりは偏差値が高い」**というナレーションから始まります。小説のような味のあるナレーションと、個性的な登場人物たちが思索にふける哲学的なモノローグがすごくいい…! 知的だけれども一風変わったクラスメイトたちが、お互いに友達よりも一歩先の特別な仲になるまでを、内面(モノローグ)を大切にして描いているので、読めば必ずお気に入りのカップルが見つかるはず。知的な面白さと、ラブコメ的な面白さの両方を楽しめる素敵な作品です! **「レナード現象には理由がある」** 成績トップの飛島くん×マイペースな蕨(わらび)さん **「ドングリにもほどがある」** 目立たない友成くん×超ポジティブな亘理さん **「あの子の背中には羽がある」** 柔道部主将の保科くん×お隣りに越してきた女子小学生 **「真面目な人には裏がある」** タラシのたっくん×円滑な人間関係が大切な日夏さん1920年代、世界を股にかける「小さな奥様」の物語マダム・プティ 高尾滋たか はあぁ〜〜ッッ!! うっ! ハァン...何もかも素敵すぎる。物語は新婚の大正乙女が、夫と一緒にトルコからオリエント急行でパリに向かうところから始まります。正確に言うと、駅に向かうフェリーに乗るところから始まるのですが、主人公の万里子は市場から逃げた羊をフェリーに向かって馬で追い立てながらやってきます。な…何を言っているのかわからねーと思うが、読めばわかります。やだこの子超かっこい...!! ネタバレを避けると熱く語りたい部分が何ひとつ言えないのですが、ネタバレにならない素敵な部分を列挙すると ・1920年代(大正時代)のヨーロッパが舞台 ・客室や異国の街並みの精緻で美しい背景 ・オリエント急行で起こる事件 ・勇気と能力のある自立した主人公 ・インドから来た明らかに裕福で高い教育を受けた青年 ・多国籍な友人たち ・世界を股にかける壮大な物語 ...とまあ、こんな感じです。 大正時代の日本が舞台の少女漫画でも、1920年代のヨーロッパが舞台の少女漫画でもない、「大正乙女が印欧で活躍する少女漫画」というかなり珍しいこの作品。2人の関係が歴史と絡めて深く掘り下げており、恋愛漫画としても歴史(時代)漫画としても非常に読み応えがあります! 全11巻という手頃な巻数で、濃密なヒストリック・ラブロマンスをお楽しみいただけますので、ぜひ買ってください(ダイレクトマーケティング)吉田戦車先生の描く三白眼キャラ鋼の人 吉田戦車かしここの吉田戦車先生の初期短編集を古本屋で見かけると思わず連れて帰りたくなります、もちろん家にあるのですがそれくらい好きです。 最初に読んだ時の衝撃が忘れられませんね。どうしたらこういう発想ができるのか…。ご本人はあとがきで「親に毛嫌いされた不健全さみたいなもの」と表現されてて、確かにここで描かれているギャグはどこか破壊的なところがあると思います。 個人的に三白眼キャラといえば吉田戦車先生です。ガラスの仮面の白目くらいインパクトあると思います。 リアルな人間ドラマ!3月のライオン 羽海野チカ居飛車党将棋好きもそうでない人も一度は読んで欲しい作品。登場人物が魅力的すぎて、こんな人達が実際に居て欲しいと何度思ったことか。 きっとあなたも誰かに共感できる、人の善いところも悪いところも全部さらけ出すリアルな人間ドラマ。何度でも読み返せる大好きな作品です!アホくさいけど天才的な短編集幻想ギネコクラシー 沙村広明にわか天才、沙村広明がひたすらに書いた「頭のおかしい短編」をまとめたもの。「フザケてんのか、お前」って言いたくなるくらい大体の作品にハチャメチャな展開とオチが用意されている。そのフリースタイル感からは天才性を感じるけど、やっぱアホ。どういう頭したら思いつくんだよ、それ。 さらにスゴイのはほとんどの作品を「頭おかしい」と思うのに、どれも種類というかタイプが違っている。いわば混沌の寄せ鍋的な短編集。悔しいけど面白い。ベルセルクについて語ろうベルセルク 三浦建太郎名無し※ネタバレを含むクチコミです。 ちょうどいい旅行ぱらのま kashmirhysysk僕は旅行をする時、観光名所を周るよりはその土地の人の普段の暮らしを体験したいと思う。日常の延長上にあって、ちょっと逸脱した気分を味わいたい。前々からしっかり予定を組むんじゃなくて、ふらっと週末あるいは平日に行けてしまうような…。そんな欲望に応えてくれる作品。 大阪名古屋から東京に帰る途中、静岡あたりで寄り道したくなる気持ちとか、めちゃくちゃ分かる。静かな世界をただただ見てゆくポム・プリゾニエール La Pomme Prisonniere 鶴田謙二にわか『ひたひた』が良かった。 静かな世界に半裸ときどき全裸の女性が一人。それと猫。はじめはなにがなんだか分からないけれど、徐々になんとなく薄靄がかった彼女の生きる場所、世界が見えてくる。水に塔に船。寝っ転がりながら本を読む彼女。 どこかの世界でこんな風に暮らしている彼女が、いるような気がしてくる、そんな漫画だった。ハートフル日常系アルバイトまんがうたかたダイアログ 稲井カオルmampuku可愛いラブコメ少女漫画です。いかにも花ゆめ読者が好きそうな感じです。読むと可愛いけど個性的で一筋縄ではいかないワタシになれます。 とくに事件が起こるわけでもなく、ただただ面白おかしく日常が描かれています。なかなかに中毒性がありますね。 ギャグがおもしろい!動物のお医者さん 佐々木倫子チャック動物のお医者さんは、たまに、地味だけど、おもしろいギャグがあって、キャラクターもみんな好きです! 色々な動物がいて、ほとんどみんな(動物たち)人間にたいして、上から目線なところもおもしろいです。20年以上前の作品とは思えないニューヨーク・ニューヨーク 羅川真里茂名無しよくあるBLかな?と思って気軽に手に取ったのですが、ニューヨークを舞台にとあるゲイカップルの苦悩と幸せを描いたシリアスな良作でした。 セックスシーンはほぼなく、彼らの親や仕事との関係、トラウマなどにスポットを当てた作品です。 20年以上前のアメリカを描いているはずなのに、2018年の日本よりセクシャルマイノリティーへのまともな理解があって、やっぱり日本はやばいな・・・と思いました。恋愛物+情報戦の続編なんて素敵にジャパネスク 人妻編 山内直実 氷室冴子名無しただの平安ロマンスと思うなかれ。宮廷政治も絡んだ情報戦、しっかりとした伏線回収は流石氷室冴子原作の作品という趣。無論恋愛物としてよく出来ていて嫌味なく愛する人を大切にしようと思える名作。 あの大スターたちが大集合スタジオパルプ 久米田康治大トロ楽園で連載してるやつです。 久米田先生のファンで特に「かってに改蔵」が好きな人は、地丹くんや羽美ちゃんの再活躍に心踊ること間違いなしです。 私は改蔵の大ファンなので号泣しながら読みました。幼馴染ラブ!「追いかけ女子」×「追いかけられ男子」ピンクスクラップ ミユキ蜜蜂少女漫画博士うららか「なまいきざかり。」のスピンオフ! 殿くんが大好きで追いかけて頑張ってもっともっと好かれようとするあみちゃんが可愛い! 殿くんがちゃーんと独占欲強いのが出てて理想的な結末◎ 「なまいきざかり。」の初期の読み切り版ものっているので、読んだこと無い人にもおすすめしやすい一冊!<<2728293031>>
マンバ通信を読んで、この漫画を知らない人がいるなんてそんなまさか…と。とりあえずクローゼットからひっぱり出して読み直しました。 佐々木倫子さんの作品も動物漫画も、この1冊が私にとって初めてでしたが、何度でも読み返せる面白さです。ギャグでなく、いわゆる自然界の不思議的要素で笑えるのってほんとにすごいと思います。 一家に一台ならぬ一動物のお医者さん。子供にぜひ薦めたいですね~