白泉社マンガの感想・レビュー756件<<2526272829>>読み返したい漫画フルーツバスケット 高屋奈月名無し最近のアニメ化したものは見ていませんが、ふと読みたくなって読み返し始めてる漫画です。 主人公が優しくて主人公に惹かれる型。 いい漫画の構図だと思います。 十二支ものとしても好きな方です。 合わない人には合わない漫画かもしれません。 極端に恋愛に寄ってない点でいうと万人に勧められる漫画かなと思います。シンプルに名作エアマスター 柴田ヨクサルいい漫画読みストリートファイト好きなら避けて通れない作品 柴田ヨクサル作品は「これが描きたい」と言う思いがそのまま漫画になってて嫌いになる要素がありません。 将棋が描きたい、ストリートファイトが描きたい、むちむちの女性が描きたい、そのまま漫画にできるのは本当才能だと思います。 今連載中の東島丹三郎は仮面ライダーになりたい、ブルーストライカーで少しでも興味を持ったら古い作品も読んでみることをおすすめします。 壮大な歴史格闘劇!拳闘暗黒伝セスタス 技来静也starstarstarstarstarひさぴよ紀元50年頃、ネロ帝の時代の古代ローマを舞台に、少年拳奴セスタスが拳闘を通じて過酷な運命に立ち向かう物語。奴隷のセスタスに自由は無く、奴隷主にこき使われながら、拳闘の練習に励みつつ、試合があるときは闘技場に連れて行かれ、命懸けで闘わされます。負けた敗者は即処刑されることもあり、生きるためには絶対に勝ち続けなければいけない…。『拳闘暗黒伝セスタス』では、常に緊張感が張り詰める展開が多いです。 体格もメンタルも弱々しいセスタスは、師匠ザファルの指導によって少しずつ腕を磨いていくのですが、その指導法というのが、完全に近代ボクシングや格闘技の理論がベースになっていて、非常に合理的で、素人の私にも分かりやすい説明になっています。(古代ローマにそんな技術があったかどうかは置いといて)現代の技が、古の強者達に果たしてどこまで通用するのか?という魅せ方は、この漫画において最も面白い部分のひとつだと思います。そして、ザファル先生によるアドバイスと至言の数々は心に刺さるものがあります…。優しい純粋なセスタスと、厳しい指導者(トレーナー)との関係性には唯一無二の素晴らしさを感じます。 格闘技漫画でもあるのですが、同時に壮大な歴史ロマンにも溢れていて、愛憎の念が入り混じった濃い人間ドラマもあり、といろいろ盛り沢山の漫画です。 特に、時代考証については、背景の一つ一つ、衣服や食事など細かいところまで描かれ、ローマ、カプア、ポンペイ、ナポリなどの都市文化の描き分けは見事です。名著「ローマ人の物語」(塩野七生)を読んでいるとより深く楽しめると思います。必ずしも格闘技メインの話とはならないのですが、基本的にはセスタスと、ライバルであるルスカやエムデン、そして皇帝ネロを中心としたビルドゥングスロマンであり、彼らを取り巻く複雑な人間関係が物語に奥行きを与えています。 男だらけのマッチョ漫画というわけでもなく、美しい女性も多く登場します。悲劇的でロマンティックな恋愛模様を楽しむも良しです。ネロの母であるアグリッピーナの人物描写は本当に凄くて、そこだけでも別の漫画として成立する面白さです。一人ひとりのキャラクターについて語りだすとキリがないのですが、とにかく多彩な人物がひしめき合っていて、それぞれの人生を必死に闘っているのがセスタスという漫画なのです。 爽やかで愛らしいサイレント読切 #読切応援ラブレター 栗原陽平starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)なんとなく普段あまり読まないヤングアニマルをパラパラっとめくっていたら目に留まった読切作品。 女子高生が放課後に好きな男子の下駄箱に「ラブレター」を入れようと決心して入れたらちょうど本人が来てしまったところから始まる小さな恋の物語。 美しく描き込まれた背景、豊かな表情、人物の可愛いデフォルメ具合のバランス、グッとくる構図が素晴らしい! 効果音はあれど基本的にはサイレントで話が運ぶのに空気感がとても良く伝わってくる。 少女が猫へ向ける表情一つで何を考えているか伝わって来る気がする。 猫缶に夢中になっている猫へ「お前はいいよな、恋とかそんな心配しなくていいんだもん」っぽい顔がとてもいい。 そしてそれを察知したらしい粋な猫。 熱海の海岸沿いの立体感のある土地柄も伝わってくるし、美しい夕方のちょっぴり切ない雰囲気も感じ取れる。 特にラスト4ページが素晴らしい! 最後にして最初に発する言葉、その一言が、そう、それだよね! 言ってる表情が見えないのもまたいい! タイトルが「ラブレター」だからお話はここまでなのだ! ここから先も読みたいけど、読みたいけど、余韻を残すこれがいい! 作者さんが映画等の映像作品を良く見ているのかなと思う。 なんとなく構図的やカメラワークのカメラが見えるから。 すごく映像的な漫画なので、3分ほどのアニメーションでも見てみたくなる。 雑誌の巻末作者コメントにて 「はじめまして。僕の初恋は熱海でして、その時の気持ちを描いてみました。よろしくお願いします。」 とある。 熱海での初恋の爽やかさ甘酸っぱさ、伝わってきました! ありがとうございます! ニヤニヤが止まらん高嶺と花 師走ゆき名無し金持ち御曹司、高嶺と庶民の高校生、花の話。 金持ちと庶民、この身分の差、不つり合いの設定は何回やっても美味しいですね。 高嶺が庶民と感覚がずれていてなおかつ性格が最悪なので、花がそれにいつも突っかかる感じです。 どっちもツンデレでデレの部分ニヤニヤが止まりません。 デレる部分はいつも両者が一歩歩み寄ったとき。 正反対はある意味ベストカップルやも。と、少女漫画を読み漁り思う今日この頃。 「花より男子」の道明寺とつくしのあの関係好きな人、多分これも好き。マンバがクチコミマンガ描きました!ただ離婚してないだけ 本田優貴マンバこんにちは、マンバです!!「本田優貴先生のただ離婚してないだけをとにかく読んでくれ〜〜!!」という気持ちをマンガにしました(ネタバレ無し) このクチコミを読んだら、とにかく試し読みボタンをポチっとしてくださいね!! 「ただ離婚してないだけ」クチコミマンガ(1/3)生きている人間が書いてある漫画3月のライオン 羽海野チカ名無し6巻まで読了 6巻でいじめにあっていた子をヒナが庇って標的にされる。 その時、祖父は「よくやった、勇気ある行動だ」と賞賛し、姉は正義なんてどうでもいいから逃げて欲しかったと漏らす。 「いじめ解決策」で検索しても100パーセントの解決策はないといった桐山の元先生の言葉、確かにその通り 別の物事に置き換えてもその通りだと思う。 立場が変わるだけで答えも変わってくる。 勧善懲悪でない漫画は面白い。 現実は勧善懲悪はありえないのでその現実に近い漫画の方がより人間らしく思えて面白さを感じる。 何を困っているかキャラによって違って、主人公がそれをどうしたいか自ずから動く漫画は面白い。この漫画はみんなそれぞれ身勝手でエゴがあって必ず人が思った通りに人は動いたりしない。 生きてる人間を漫画にかくとこうなるのか。 そう思ったので忘備録として書き留め。 あと流石ここまで読んで読みにくいと思った箇所、全くなし。 名作ですね。 愛してるとその先ニューヨーク・ニューヨーク 羅川真里茂pennzou本作は1995年~1998年に花とゆめにて掲載された。話数単位とは別の章立てにより5つのエピソードに分かれている。それぞれのエピソードの概要は、Episode I:ケインとメルが出会い強固な絆で結ばれるまで、Episode II:ケインの両親へのカムアウト、Episode III:ケインとメルの結婚、Episode IV:メルをさらったシリアル・キラーをケインが捜すサスペンス、Episode V:養女を迎えた二人の生涯となっている。このように、物語は二人がまず結ばれるまで(Episode I)よりもそれ以降の長い時間(Episode II~V)を描いている。ここに絆がより強固になっていく様を描こうとする作者の意図が見えるし、それは成功していると考える。 ゲイであることとそれにより生じる苦難は本作の大きなテーマだが、異なる理由で生じる問題もある。例えばケインの言動が無遠慮で本当にひどい時がたまにあり、それゆえに起きる問題もある。このキャラクターの性格・行動にいいところもそれはどうかと思ってしまうようなところがあるのも本作の特徴だ。一人の人間が持つ複数の面が描かれている点は本作の射程の広さになっている。 射程の広さでいえば、ケイン・メルを取り巻く人物はそれぞれ異なる考え方を持っており、その人間模様や変化も魅力である。特にEpisode IIで描かれるケインの両親との物語は本作のハイライトだろう。大きくは扱われないが、Episode IIIで描かれるゴーシュの件も気を引き締められる。 Episode IVでメルがさらわれるのはメルがゲイであるから起きた問題ではない。さらに言えばシリアル・キラーを追う展開であり、この要素だけを見ると別の物語のようだが、犯人とメルとの相似やケインとメルが試練の中で互いを想うことは物語をより強いものにしている。また、スリリングな場面・描写もあり別の読み口が楽しめる点も良い。 先に述べた通り、本作は90年代中~後に描かれている。そのため、これは当たり前なことなので野暮を承知で書くが、当時は先鋭あるいは常識的なことだったのだろうが現在では古いように感じられる部分も散見される。古く感じられるのは昔より進んでいる証左であり、良いことだと思う。しかしながら、同時にそれは「自分はそういった思想・文化のアップデートをちゃんとキャッチアップして血肉にできているのか?今後もできるのか?」という自問を発生させるわけで……その、かっこよく生きたいものですねと思うばかりです。簡潔に説明するなら「嘘を聞き分ける探偵助手のお話」だが嘘解きレトリック 都戸利津アファームドB※ネタバレを含むクチコミです。悩んでる姿も可愛い主人公溺れるようにできている。 完全版 シギサワカヤかしこ※ネタバレを含むクチコミです。 買おうかな幻想ギネコクラシー 沙村広明やむちゃ自分で所持していたい漫画だなって。 短編って、「これ、手ぇ抜いてるな~」って話が1話くらい入ってたりするけどこの作者に限ってそれはないのかな。作者のコメントを見ると、雑にちょちょいと描いたみたいな印象受けるのがまたいい。 いつでも手の届くところに置いといて、自分が深刻になりすぎた時に読みたい。 沙村さんは本当に天才。テンション高く映画を語る漫画!木根さんの1人でキネマ アサイむ※ネタバレを含むクチコミです。祝・秋本治先生賞受賞!(そんな賞は実在しません)木根さんの1人でキネマ アサイsogor25主人公は30代独身OL・木根真知子。会社では課長という役職もあり、キャリアウーマンとして完璧に擬態しているが、趣味は映画鑑賞と映画感想ブログの更新という、ゴリゴリの映画オタク。という木根さんの日常を描くコメディ作品。 「怒りのロードショー」「シネマこんぷれっくす!」「私と彼女のお泊まり映画」「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん」「映画大好きポンポさん」等々、近年名作が多数登場している"映画マンガ"の中でも草分け的な存在のマンガであり(単行本基準。1話の発表自体は「怒りのロードショー」のほうが先みたい)、かつテーマ的には「トクサツガガガ」に近いものがあり、映画を知らなくても何かしらの趣味を持つ人であれば誰でも楽しめる作品。 この作品の1番の魅力は主人公・木根さんの"オタクとしての"性格の悪さ(笑)。ブログの内容に反する意見を受けてボロクソに罵ったり、ナチュラルに萌えアニメを見下してたり、木根さんはかなり面倒くさいタイプのオタク。だからこそ職場では擬態しているわけだが、(ここは「トクサツガガガ」とは明確に差別化できる点だけど)映画の場合はオタクじゃなくても嗜んでいる人間が周囲に普通に存在していて、だから職場でもナチュラルに映画になったりして、でも"映画を全く見ない"という体で擬態しているため、例えば「スター・ウォーズどこから見るのがベスト?」「ジブリ作品で何が1番好きか?」という話題に対して、"擬態した状態での正解の回答"と"映画オタクとしての自身の回答"とでせめぎ合ったりする。この絶妙なテーマ設定が、この作品を純然たるコメディ作品へと仕上げている。 ちなみに、先日発表された第23回手塚治虫文化賞で、マンガ大賞選考委員の秋本治さん、桜庭一樹さんが動画コメントで自身のイチオシ作品として(大賞ノミネート作品でもないのに)この「木根さんの1人でキネマ」を挙げており、主に私の中で話題になりました。このコメントがうまい具合にバズってこの作品が広く知られるきっかけにならないかなぁと密かに期待してたりします。 6巻まで読了 4コマギャグの、早すぎた金字塔変態性低気圧 なんきん(とりあえず)名無し吉田戦車『伝染るんです。』は、4コマというジャンルを超えて、ギャグ漫画の歴史における激震のサード・インパクトだった。 それは、劇画における大友克洋の存在に匹敵する衝撃だっただろう。 しかし、とりあえず4コマというジャンルに絞れば、吉田戦車に先行する才能として、今は忘れられがちなふたつのギャグ漫画家の名前を思わずにはいられない。 (「西の巨人」いしいひさいちは、ちょっと別格とさせてください) いがらしみきお(『ネ暗トピア』等)と、なんきんである。 彼らふたりがいなければ、吉田戦車に代表される「不条理4コマ・ムーブメント」は起こり得なかった、と個人的に思っているのです。 いがらしみきおは、『ぼのぼの』で大きな商業的成功を収め、『I (アイ)』のようなシリアス長編でも評価されていますが、もともとは「とんでもなく破壊的な4コマギャグ漫画家」だったのです。 そして、なんきん。 素晴らしく先鋭的、まさに「シュール」でキュートな4コマギャグを発表し、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』や『ポンキッキーズ』に絵柄を提供するなど、一部に熱狂的なファンを得た稀有な才能なのですが、なぜか漫画シーンからは早々に姿を消してしまいました。(WAHAHA本舗とか、ご本人はずっと活躍中ですが) 自分は『ネ暗トピア』と『変態性低気圧』が大好きだったので、吉田戦車が登場してきた時に、「ああ、ついに“この新たな流れ”の決定版が現れたぞ!」と、すごく嬉しかったし、納得感が強かったんですよね。 今は、ギャグ漫画不遇の時代だと言われます。 それについて細かく考察していくことは、このクチコミの趣旨と異なると思うので控えますが、「いがらしみきお」と「なんきん」が4コマギャグを描かなくなったということが、その手がかりになるのではないか、と思っていたりしています。 まあ、そんな面倒くさいことは置いておいたとしても、なんきんの漫画は、超ステキですから、現在の読者にもぜひ読んでいただきたい! 手に入れるのは大変だと思うけど!メガネ画報の人によるエロコメモトヨメ 原田重光 松本救助mampuku「メガネ画報」「眼鏡橋華子の見立て」をはじめとし、趣味職の強いマニアックな漫画を描く松本救助先生がどんなエロを……と気になって手をだしましたが、想像以上でしたw 眼鏡系や「いっぽん」などと違いこちらは完全にエロ漫画です というか原作者が「はたらく細胞BLACK」にも関わっていることに驚き。たしかに白血球さんセクシーだけども…!エロいヒロインとな!フラレガール 堤翔む2巻まで読了! このタイプの女性主人公ってなかなか無い気がするのでどうせ花とゆめで恋愛ものでしょと思って読んで無い人、読んでみてください。 「君の色気は胸焼けがする」と言われるほどの色気ムンムン&振られたガールx芝犬の元気系男子! 色気ムンムンなのに自分のポテンシャルに嫌気が指してるという羨ましい設定なのですが、持つものには持つものなりの悩みがきっとあるのでしょう。 あと絵とかなんかエロいです。どこかそこはかとなくエロい! 会話のセレクトも秀逸すぎて作者頭いいな!?と思います。 日本漫画界が到達した、ひとつの極点ロスト ハウス 大島弓子(とりあえず)名無しです。 今も昔も、この高み(深み)にいったものは誰もいない。 間違いないです、ハイ。 以上、終わり。 …っていうので、本当は言いたいことのすべてなのですが、まあ、それもどうかと思うので、もう少し贅言を重ねます。 大島弓子は、どこにでもある、でも「特別な痛み」を、途方もなく切実に、軽やかに描いて、そして常に、魂を照らし温める「救い」へと、読むものを導いていきます。 漫画界に限らない、同時代の文芸や映像など「物語り」表現すべてを見渡しても、大島弓子に比肩する「文学的」深淵を描き出すことが出来たものを、ちょっと思いつくことができない。 この『ロストハウス』が、彼女のキャリアで特に優れた一冊だとは思わないのですが、いかんせん現在流通している本は再編集されたものが多く、初読時の印象を適切に反映させられないので、とりあえず。 あと、個人的に『ロストハウス』は、七十年代からずっと読んでいた大島さんの新刊として、刊行された当時なに気なく読んで(たぶん九十年代中盤)、自分が心から愛好する後続の同時代漫画家さんたちの作品と比べて、それこそ「ケタが違う…」と、打ちのめされた記憶がある、忘れられない本なのです。 「たそがれは逢魔の時間」が収録された花ゆめコミックス版『綿の国星2』が私的には最高なのですが、まあ、大島弓子はどれもメチャクチャ凄いので、どれでも良いんです。 『バナナブレッドのプディング』でも『四月怪談』でも『秋日子かく語りき』でも『毎日が夏休み』でも、とにかく1975年~1995年に描かれたすべての「物語り」が、唯一無二にとんでもなく素晴らしいので、未読のかたは、ぜひ。 (「サバ」や「グーグー」とかは、やっぱちょっと別枠で)ここから「始まった」数え切れないもの絶対安全剃刀 高野文子名無し※ネタバレを含むクチコミです。秘密読んでる人いる?秘密 season 0 清水玲子名無し毎回ハラハラさせられる。 特に残酷な子どもの描写出てくると上手すぎて辛い。 難解な謎解きバトル魔法にかかった新学期 ひかわきょうこ名無し最初は期待していたものの、難解な謎解きが続いたあげく、最後はあっさり終わってしまった。 もっとキャラ同士の人間関係や恋愛模様を見たかったのに残念。 敵が異形じゃなく人間(幽霊)だった方が、話が膨らんだ気がしないでもない。かわいい女子たちの、ゆるふわピクニック!おしゃピクしませんか? 南マキ名無し南マキ先生の新連載。 少女漫画版の『ゆるキャン△』といった感じの日常おしゃれピクニック物。 不器用で天然なOLが、公園で会釈する年齢バラバラの女子を誘ってピクニックするまでの短い話だが、ラノベ的にデフォルメされたかわいい女の子たちのやりとりに、とにかくほっこりする。爽やかなお仕事・身分差恋愛・青春物語!赤髪の白雪姫 あきづき空太たか登場人物たちの年齢が20歳前後と、少女漫画としては少し高めなところがいい! 正確に言うと、『年齢は高めなのに少女漫画らしい優しさ・純粋さが残っているところ』がすごくいい!! ちょうどこの作品のキャラとハチクロのキャラは年齢層は同じくらい。 しかし、ハチクロが暗い過去や失恋といった『年相応なシリアス』パートがあるのに対して、赤髪の白雪姫のキャラは成長しても子どものような純粋さがあって、シリアスに生々しさがない。 なんというか出てくるキャラがみんな「戦隊モノに登場するヒーロー・ヒロイン」や「うたのおにいさん・おねえさん」という感じで、そんな爽やかな彼らが恋愛したりお仕事を頑張る様は読んでいて心が洗われます…! よしながふみ作品これもすき…西洋骨董洋菓子店 よしながふみむドラマを期にきのうなに食べた?を読もうと思ってましたがこちら読んでみた。2巻まで読了。 …いい! よしながふみのイケメンは本当いいおじさまって感じしますね。 お菓子を食べた時に「おいしい!」と表情と絵で描ききってもいいんだけども、どううまいかなにがうまいか知識をさらっと入れてくる所、本当知性を感じます。 アンティークって、骨董品の器で食べ物をお出しする、それに加えて登場する人物には色んな過去があってそれは骨董品のように昔のものだけど素敵なものって解釈で合ってるんでしょうか。 作者、吹き出しにセリフの割合が多い気がするのですがなぜかスラスラとテンポよく読めてしまう。 毎回すごいと思います。 4人ともすきですが、エイジ好きですね。 ボクシング→網膜剥離→の流れでパテシエになった人間とか最高すぎる。 男とスイーツ描かせたら右に出る人いないでしょ、と個人的に思ってます。panpanya世界が現実を飲み込んでいくグヤバノ・ホリデー panpanyasogor25まずはじめに、panpanyaさんの作品を読んだことがないという方。この段落で一旦回れ右して、取り急ぎ今作ではなく、著者のページから過去作を手に取って見てください。個人的には「足摺り水族館」もしくは「蟹に誘われて」が入り口としては良いのでは無いかと思います。 panpanyaさんの作品は、一度見たら忘れられない圧倒的な書き込み量とその書き込みによって生み出される現実とも非現実とも付かない摩訶不思議な世界観が最大の魅力です。過去5冊の単行本ではその世界観を余すところなく展開していましたが、今作ではそこから1歩踏み出した感じがあります。 表題作「グヤバノ・ホリデー」は未知の果物"グヤバノ"との出会いから、それを追い求めてフィリピンまで赴き実食に至るまでのドキュメンタリー風の作品です。 この物語を読んだ時、非実在の存在を描きながら現実・非現実の境目が曖昧になるpanpanyaさんらしい作品なのかと思っていましたが、"グヤバノ"という単語を調べてみて、それが実在する果物と分かった瞬間、物語の見え方が大きく異なってきます。 この物語は、グヤバノを追い求めて海外まで行くという点を除けば、ほぼ全て現実に存在する物が描かれています。これまでのpanpanya作品では実在物と非実在物を織り交ぜて世界の境目が曖昧な作品を描いていましたが、今作では描かれているものは全て実在する、でも世界観は非現実的ないつものpanpanya世界。これは、panpanyaさんが自身の作家性をもって現実を飲み込もうとしている、私達はその過程に立ち会っている。そう思うのは考え過ぎでしょうか。いずれにせよ、panpanyaさんは過去作を含めて線で追っていくべき作家で、そして現在における到達点がこの「グヤバノ・ホリデー」ではないかと思います。<<2526272829>>
最近のアニメ化したものは見ていませんが、ふと読みたくなって読み返し始めてる漫画です。 主人公が優しくて主人公に惹かれる型。 いい漫画の構図だと思います。 十二支ものとしても好きな方です。 合わない人には合わない漫画かもしれません。 極端に恋愛に寄ってない点でいうと万人に勧められる漫画かなと思います。