幻冬舎コミックスマンガの感想・レビュー227件<<678910>>オタクとしての理想郷がらくたストリート 山田穣名無し自分が肛顔の豚少年だったころ「煌めくような少年時代はもう戻らない」なんていう、おっさんたちの戯言を聞くたびに「何いってんだコイツ」とか言っていましたが、今ならわかるッ……。彼らの言葉は血がにじむような真実だったこと、あの時間が本当に貴重だったことをッ! しかし、悔やんでも始まりはしません。32歳彼女なし安月給な事故物件が自分なのだから…。 『がらくたストリート』に描かれるのは、そんな輝かしい少年時代に中年男性の理想と妄想が添加された蠱惑的な作品でございます。主人公のリントはとにかく素直な少年です。興味を持ったことに対する行動力もあり、人に妬みをもつこともない、理想の少年です。そんな真っ白なリントの周りには特徴的なキャラクターがたくさんいます。あらゆる事柄に詳しいタイセー、孔子の言葉を必ず間違えて引用するたすく、リントの幼なじみで普通の女の子のナルミ、妙に地球に詳しいリントに懐いてしまった宇宙人の女の子、どこか諸星大二郎の「妖怪ハンター」に登場する稗田礼二郎にそっくりな民俗学者・稲羽信一郎…。 中でも異彩を放っているのがリントの兄(名前が見つけられなかった)。このリントの兄は第二の主人公といえるほどの目立っています。彼はアニメ、バイク、魚鳥木と、ありとあらゆることに詳しく、かつ自分で山に潜って魚を釣ったりもする行動派です。作中でもリントのお師匠ポジションであります。 このリントと、リントの兄を中心にした人びとの日常が描かれるのが『がらくたストリート』ですが、その魅力はなにかといわれるととても難しいのです。強いて挙げればバランスの良さということではないかと思います。リントの小さな冒険という主題がありながら、そこに山の神様がでてくるというファンタジーの要素があり、フナとヘラブナの違いや、ヤクザの“親”と“子”について延々と記述するマニアックな要素もあり、かつ健康的なお色気もあり…。ひとつだけでも物語ができてしまうような要素が贅沢に、かつ押し付けがましくなく盛り込まれていて、それがリントを中心とした世界にものすごい説得力をもたせているのです。 私は、物語世界がしっかりしている作品が好きで好きでたまりませんが、この『がらくたストリート』もその一つです。薀蓄と自然と少量の女の子が混じったこの世界こそが、オタクとしての理想郷だと私は強く感じております。地味に背筋が寒くなるホラーマガマガヤマ 小池ノクト名無し1巻読了。 昔話とかに近い感じのホラー ここに行ってはいけないよ、とか、この風習を続けよ、みたいな物を破ってしまった物が何か恐ろしい物に直面する。 禁忌を犯すとどうなる…みたいな人間の好奇心をくすぐるのでページをめくるのをやめられない…。味が・・ぼけている?・・なぜ・・ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 金田正太郎 田中経一名無し※ネタバレを含むクチコミです。全ての知識は等価であるがらくたストリート 山田穣starstarstarstarstarナベテツ自分がまだ小学生の頃、母ちゃんが兄貴に買っていた旺文社の「高校合格」という雑誌に、恐ろしくひねくれたエッセイが掲載されていました。自らカットも描いていたのですが、そのページを書いていた男性は後にサンデー増刊で読み切り漫画を描いたりしたりもしていて、その名前はよく覚えていました。 それから10年後くらいにSPA!のコミック紹介のページで、自分の知らない「がらくたストリート」という作品が取り上げられていました(ライターがどなたかは失念してしまいました)。 かつて山田Xというペンネームで、という一文を読んで思わず目を疑いました。その後この作品を読んで、全て納得しました。 自分も基本おたくですが、中途半端であるという自覚は嫌になるくらいありますし、求道というのはまあ終わらんもんだとも思います。 この作品に関して、面白いけど説明出来ない、という評価をよくみます(まあ自分もよくそう言ってますが)。ギャグに関して「デペイズマン」という概念をエッセイで取り上げていたのは故・中島らもさんなんですが、「構図のズレ」によって産まれる笑いというのは、対象の間にどれくらいの距離があるのか理解出来るだけの知識が問われると思います。そしてこの作品には作者の培ってきたオタクとしての知識がふんだんに込められていますが、それが理解出来るかは突き詰めてしまうと読者次第ということになってしまいます。 おたくとオタクは恐らく違っていて、前者がクリエイターになって後者に受けるかどうかというある種の実験だったのかもしれないと、ふとこの文章を書いていて思ったりもしました。 美しいリカー&シガレット 座裏屋蘭丸大トロこんなに美しいBL漫画を初めて読みました。映画『君の名前で僕を呼んで』のような美しさです。 作中に出てくる言葉から察するに恐らくスペインが舞台なのですが、地中海の古い町並みとビール、煙草、太陽の光の中での甘い恋、この世界観で他のお話も読みたくなりました。 エロもそんな過激じゃなくて、焦らしが効いてていいと思います。 まあ酔いつぶれた人相手にアレコレするのは今のご時世少しグレーな感じがしますが…… グレープフルーツの香りのシャンプーってエロいですね。待って、これ一回読んでふたりのライオン 古矢渚む表紙買いというかなんとなく雰囲気買いをしてしまったBL本ですがすごくいい気分になれる漫画でした。 ぼやっとした感想にしかなりませんが、真逆でいて、しかしどこか似た者同士のふたりが一歩歩み寄り時に一歩離れる感じたまりません! どこかひだまりでゴロゴロしてるような暖かい感じが好きです。 コマ運びなのかセリフの間のせいかわかりませんが、スッと読みやすくて落ち着いてる雰囲気です。 なんだろうこの多幸感、一回読んでみてほしい。「恋愛」が持つ意味を改めて考えさせられる。ルポルタージュ 売野機子starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)すごく良かった。 すごく良かった! 舞台はそう遠くない近未来である2033年。 主人公の表紙の女性は新聞記者で、とあるテロの被害者たちの追悼記事を書くために故人の遺族や友人・知人に取材してわまっていく。 故人に寄り添った丁寧な取材を通して、この社会における「恋愛」や「結婚」の輪郭を少しずつ捉えていくことになる。 ずっと読みたいと思っていたのに、こんなにいい作品と知ってたらもっと早くに読んでおくんだったと後悔・・。 何がいいって、人物と社会をすごく良く描けてるんですよねー。 それぞれの個人が抱えてる感情や悩みはあくまで秘匿されるべき個人のものなんだけど、それを取材を通していろんな人物の視点からつまびらかにしていくと、それまで外側から見えていた一面的なレッテルでは推し量れない立体的で複雑な人物像が浮き上がってくる。 「恋愛」を"飛ばし"て「結婚」するための出会い目的のシェアハウスでテロが行われるが、同じ目的のもと集まったはずの被害者たちにもそれぞれ全く事情があった。 ここでのテーマは、「恋愛」をダサいもの、古いとする潮流とそれを取り巻くいろんな事情と感情をもった人々、「結婚」、そして「性」だ。 骨太かつ心に優しく触れる繊細な描写に感動した。 恋愛なんてイマドキ流行らないよね、という風潮から逆説的に恋愛の良さ、そして悪さが浮き上がってくるなんて素敵すぎる。 この風潮に救われたように感じる人もいれば、行き場がなくなってしまう人もいる。 いたずらな社会の変化に、もてあそばれてしまった人たちがいる。 確かに、結婚という制度は時代によってどんどん変わってきている。 かつては家同士の政略結婚の意味合いが強かったが、欧米からの流れでトレンディドラマなども流行って恋愛結婚が主流になった。 そして、現代ではこの漫画の設定に少し近い現実的なもの、「婚活」という言葉が示すように就職のような「利」をとった考えで結婚する人が増えている。 恋愛自体が持つ社会における相対的な重要性は目に見えないスピードで日に日に変化していっているけど、実は「恋」の絶対的かつ本質的な部分って変わらないよね、というメッセージを感じた。 「恋」は本質的には「する」ものじゃない。 予期せず落ちるもので、突然で、とても理不尽だ。 社会的恋愛と本質的恋愛を混同するものじゃない。 本質的恋愛は、とてもロマンチックでとても残酷だ。 だから、どの時代においても社会制度が変わっても描かれるのだ。 取材を通して「恋」と一歩距離を置きつつも、「恋」を知り変わっていく主人公が愛しくてしょうがない。 あと、主人公の目が最高。 内容も最高なのだけど、なによりもあのじっとりとした色気のある目。 近年で最推しヒロインかもしれない。 素晴らしい読後感だったので、『ルポルタージュ‐追悼記事‐』での続きを楽しみにしている。 未亡人の一人御飯あなたに捧げる私のごはん 松田洋子マンガトリツカレ男「ママゴト」「私を連れて逃げて、お願い。」の作者の料理/グルメマンガ。 本編はあとがきを見れば納得いく感じの内容です 立ち食い蕎麦屋のおばさん/喫茶店のジジイ/結婚の誓いの時の背景が俺の好きな「薫の秘話」テイストでよかった匂いフェチな女の子くんくんガール なぎみそ名無し犬並みに鼻がきく女子高生が主人公。その突出した能力のおかげで重度の匂いフェチ&匂い雑学マニアでもある。表紙はかなりドキドキしますが内容は健全です…と言いつつも匂い以外にも色んなフェチがあちこちに描かれてるので、読者のフェチシズムが試されているのかもしれません。ノーフェチでも日常系マンガとして楽しく読めると思います。主人公が可愛いのでおすすめです。株とかハッキングとか目がいきがちだけど天才ファミリー・カンパニー 二ノ宮知子名無し※ネタバレを含むクチコミです。 異形的な恐怖感が押し寄せてくる惑星クローゼット つばなニワカ女子二人が過酷な異世界を冒険する話。ほのぼのパートはあるが、想像以上にマッド。つばにゃん作品の随所に見られた異形的恐怖が全面に押し出されている。百合要素はちゃんとあるのでそこは安心できる。こんな不思議な漫画は初めてだ夜の魚 藤原薫かしこ人の心が視える馨と彼を守るいとこの橙子の物語。 橙子の付き添いで何者かに殺された男の葬式に行った馨が、参列者である男の恋人が発する犯人への強い怨みを感じ取る。始まりはサスペンスですが物語の基点は思いもかけない世界へと飛躍していきます。 想像をどんどん超えていくのが楽しかったです。藤原薫さんの過去作も読もうと決めたほど面白かった。今月の空電ノイズの姫君空電ノイズの姫君 冬目景名無し※ネタバレを含むクチコミです。 このタッグ…合う!アイネクライネナハトムジーク いくえみ綾 伊坂幸太郎む作画とかキャラはいくえみ男子…でも読んだら伊坂幸太郎!確かに繋ぎ方とか起承転結が伊坂幸太郎です! いくえみ綾の恋愛話、とても人間の繊細なとこ書かれてて好きです。 伊坂幸太郎の全部伏線回収して最後で繋げるあの気持ちよさたまりません。 両方が合わさるとこうなるのか…とちょっと感動。心温まるとはまさにこれ僕らの食卓 三田織む是非是非オススメしたいBL 孤独におにぎりを食うサラリーマンが家族の温かみを知る、、、反面、なんの不満不足もないように見える1家族にも失ったものがあって、、、 人が何か食ってるの見るの好きですが、何か食ってる漫画を読むのも充足感得られていいですね ホッとするしほのぼのだし描写もキスぐらいのBLなので男性でも女性でも勧めたい ちょっと読んでみてくれ〜多国籍でヘタリア Axis Powers 日丸屋秀和めありキャラが美男美女揃いで楽しい&羨ましい(笑) この人もアダルト出身なので巧いですがらくたストリート 山田穣mampuku 知識と教養と遊び心のある作品というのはいつも楽しいです。 ──過ぎ去ったあの頃の夏休み。水着、浴衣、山、川、海 ──幼馴染の女の子、山の神様、宇宙人 ──オタク 繰り返し読んでいて気づいたのですが、なぜ「作者は重度のオタクに違いない」と思ったのか。 単なるオタク知識の羅列であれば、ネットで調べたにわか知識であっても可能なはず。そうではなく、その文脈に必要かどうかに拘らず、知識をひけらかしたいからひけらかす。知識自慢のための知識自慢に終始してるんですよね。「うわ、また何か語ってるよキモ…」ってな具合です。作者もそれを意図的に、あるいはリアルなオタクの描写としてやってる節があります。 それと主人公の兄こと作中のオタクの、絶妙に微妙なオタク深度。これが何だかナマナマしい。アニメの爆発エフェクトについてオタク友達と語り合ってるのに女子が引いてる、という場面。確かに浅瀬でパチャパチャしてるにわかアニメファンよりはよほどマニアックかもしれませんが、「金田系が~(キャッキャッ」とか言ってる連中は、ガチの作画オタクから見ればド素人もいいとこなんですね。クリエイター目線のない典型的な消費型オタクって感じ。 ある程度目の肥えた大人から見たら、なんか延々と浅いことやってんなと思う反面、同時に自分がかつて通ってきた道だからなんかすごく共感できる。特にあんまりオタクじゃない人からみたら、なんかよくわかんないこと言ってる。この痛いオタクのキモさを俯瞰しながら(ときに開き直って)巧みに操ってて小憎たらしい漫画です。 でもそういう脱線したオタク話よりも、より本筋・核心っぽい民俗信仰、古代神道のウンチク話のほうが興味深くて面白いです。それに、海水浴のエピソードで(巡洋)戦艦に反応して語っていたり、別の短編集でWW2のドイツ戦車の話をやっていたように、がっつりミリタリーな話もいずれ読んでみたいです独特の世界観羊のうた 冬目景大トロ最初青春ものか?と思ったら全然違ってびっくりしました。 主人公は他人の血が欲しくなる遺伝性の病気、という設定です。 かなりシリアスなので元気のあるときに読まないと気持ちを持っていかれそうです。原作があるのですねお金がないっ 香坂透 篠崎一夜大トロBLです。可愛い男の子がイケメンにお金で買われちゃうお話。 シリアスな設定と絵柄ですがギャグが面白いです。 尼レビュー欄への愚痴烏丸響子の事件簿 広井王子 コザキユースケmampuku リアルタイムで購読していて結構好きなマンガだったのですがいつだったか手放してしまい、でもまた読みたくなってAmazonを漁ってみたんですが モンスター消費者化とオタクの批評家気取り化の悪いところを凝縮したような場所ですねAmazonレビュー。漫画などはとくに酷くてまったく参考になりません。 「ありきたり」←それが無理なら市場に流通してるほとんどのコンテンツが駄目では 「動きのある絵が弱い…」←静止画としてかっこいいならそれは立派な長所なので、「弱い」んじゃなくてあなたの好みではなかったというだけの話では 「漫画の体をなしてない」←何様が上から目線でこきおろしてるのか。己の読解力の低さを作品のせいにしてほしくない いや、全部が全部的外れな指摘とは思っていなくて、キャッチーな絵や設定のわりにヒットしなかったんでまぁ色々と惜しい部分はあったんですけども、ああやって文句ばっかり書き残されるような駄作でもなかったと思うんですよね。(ゲームメーカーが日本の消費者レビュアーを締め出す気持ちがわかるなぁ。) 異種族同士の諍いというテーマも、絵のスタイリッシュなところも、色々粗削りだけど魅力があって引き込まれるところも、「東京喰種」に似てるかもです。そんなこんなで今読んでみたらまた違う発見があるかなーなんて思ったんですが、さすがにAmazonがなければ諦めてたなぁ…ヘタなり村からヘタリア Axis Powers 日丸屋秀和りりん2年ほど前にオンラインXでヘタなり村に入ったのをキッカケにマンガでも読み始めました!絵がかっこいい!ア〜ムム!仏像パンクの感想仏像パンク 横尾公敏starstarstarstarstarひさぴよ※ネタバレを含むクチコミです。 きりきり亭のぶら雲先生のスピンオフ天上の眼 きくち正太オカムラ『きりきり亭のぶら雲先生』に登場する響幽庵を主人公にしたスピンオフ作品です。響幽庵やその周囲の人々の目を通して「骨董ってこういうものだよ」「職人の生き方ってこうだよ」と人生が語られます。スピンオフですが、単体で読んでも面白いのでオススメです。青野春秋の新連載 また100万円花束をください 青野春秋地獄の田中※ネタバレを含むクチコミです。<<678910>>
自分が肛顔の豚少年だったころ「煌めくような少年時代はもう戻らない」なんていう、おっさんたちの戯言を聞くたびに「何いってんだコイツ」とか言っていましたが、今ならわかるッ……。彼らの言葉は血がにじむような真実だったこと、あの時間が本当に貴重だったことをッ! しかし、悔やんでも始まりはしません。32歳彼女なし安月給な事故物件が自分なのだから…。 『がらくたストリート』に描かれるのは、そんな輝かしい少年時代に中年男性の理想と妄想が添加された蠱惑的な作品でございます。主人公のリントはとにかく素直な少年です。興味を持ったことに対する行動力もあり、人に妬みをもつこともない、理想の少年です。そんな真っ白なリントの周りには特徴的なキャラクターがたくさんいます。あらゆる事柄に詳しいタイセー、孔子の言葉を必ず間違えて引用するたすく、リントの幼なじみで普通の女の子のナルミ、妙に地球に詳しいリントに懐いてしまった宇宙人の女の子、どこか諸星大二郎の「妖怪ハンター」に登場する稗田礼二郎にそっくりな民俗学者・稲羽信一郎…。 中でも異彩を放っているのがリントの兄(名前が見つけられなかった)。このリントの兄は第二の主人公といえるほどの目立っています。彼はアニメ、バイク、魚鳥木と、ありとあらゆることに詳しく、かつ自分で山に潜って魚を釣ったりもする行動派です。作中でもリントのお師匠ポジションであります。 このリントと、リントの兄を中心にした人びとの日常が描かれるのが『がらくたストリート』ですが、その魅力はなにかといわれるととても難しいのです。強いて挙げればバランスの良さということではないかと思います。リントの小さな冒険という主題がありながら、そこに山の神様がでてくるというファンタジーの要素があり、フナとヘラブナの違いや、ヤクザの“親”と“子”について延々と記述するマニアックな要素もあり、かつ健康的なお色気もあり…。ひとつだけでも物語ができてしまうような要素が贅沢に、かつ押し付けがましくなく盛り込まれていて、それがリントを中心とした世界にものすごい説得力をもたせているのです。 私は、物語世界がしっかりしている作品が好きで好きでたまりませんが、この『がらくたストリート』もその一つです。薀蓄と自然と少量の女の子が混じったこの世界こそが、オタクとしての理想郷だと私は強く感じております。