幻冬舎コミックスマンガの感想・レビュー227件<<678910>>冬目景の作品にはいつも放課後の美術室のような雰囲気が流れている羊のうた 冬目景名無し読んだと思ったのですが未読でした。 まだ途中ですが感想! この淡々と仄暗い感じ、好きな人は好きでたまらんと思うんですがどうでしょう? 独特の雰囲気がずっとしている気がする作家だなといつも思います。 吸血鬼の話だけど常に屁理屈っぽい(褒めてます)しかも常に実は禁忌と隣り合わせにいるような設定なのにそれを感じさせないような自然さ。 王道な設定なのに作者が違うだけでこれだけ違う、漫画ってやっぱ面白い複雑な家族関係私・空・あなた・私 いくえみ綾Pom 父親の浮気して出来た子供・れもんが、本妻の住む安達家で暮らしはじめる何とも複雑な話。 しかも、女性しかいない環境で。 いくえみさんの漫画は、冷めている時の表情がぞくっとします。 安達家で働く植木屋として、イズミと言う男性が絡んでいくんですがこの人の登場がまたれもん達の感情を揺さぶっていくので、恋愛は人を変える力、良い感情も悪い感情も引き出す力があるんだな。と思いました。 ひとまず、私が終始抱いてたのは、あー女性って怖いなでした。特に集まると。個人的に冬目景先生といえば今もこの作品羊のうた 冬目景かしこ昔アニメをきっかけにハマって漫画も読んでいたのですが10数年越しに再読しました。当時はもっと見てはいけないもの見ている禁忌感があったはずなのですが自分も大人になったということでしょうか。とはいえ遺伝的な奇病とか黒髪和服の美女っていう世界観はやっぱりいいな〜と思ったので確実に影響を受けたことを実感しました。 まるで吸血鬼のように他人の血を欲してしまう精神的な奇病を発症する一族に生まれた姉と弟が主人公。大抵は女性のみが発症するとされ幼いうちに症状が出た姉とは違い、普通の人間として育つことを望まれた弟は秘密を知らないうちに父の友人の元で育つことになった。しかし高校生になった弟は発作に襲われ発症してしまい、生き別れた姉と同じ宿命を共有して生きることを選択する…。 弟の発作を治める為に姉が自分の血を飲ませていくうちに一線を超えるような愛情をお互いに持ち始めますが、そうなっちゃうのも仕方ないような因縁が色々あるんです。横溝正史みたいなおどろおどろしい話が好きな人は結末も含めてオススメ出来ます。コドク・エクスペリメントとはコドク・エクスペリメント 星野之宣starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男※ネタバレを含むクチコミです。 春義くんで繋がる11の物語11 いがわうみこアカネ子供の頃に父親の再婚相手から虐待を受けていた春義くん。父親は子供と妻の板挟みに耐えられなくなり自殺してしまいます。その後は叔母に引き取られ大人になりますが…。多数の人物から語られる「春義くん」の物語です。春義くんの過去を知る人、知らない人、色んな人の視点が交差して、過去と現在も混在しているので、読んでいて繋がりに気づくまでに時間がかかるのですが、作中の時間経過が約10年分のストーリーをこういった形で読むのも面白いですね。読み終えてみると、これは春義くんの再生の物語でもあるので、じわりと進んでいくのが合っていると思いました。いがわうみこ先生はギャグセンスが高いの忘れがちですが、シリアスを描くのもお上手なのです!厳しい野良猫の世界の…私という猫 イシデ電猫あるく厳しい野良猫の世界の物語。 人間が勝手に猫の気持ち想像しているだけなのに、それは本当の猫達の魂の叫びじゃないのかと思わされる程に伝わってくるものがある。 緩い猫漫画と一線を画すシビアでアンタッチャブルな猫の世界を迫力あるタッチで描いているので猫好きなほどずしりとくる漫画です。"同級生"で"幼馴染"で今は"同居人"な2人の関係性 #1巻応援アンチロマンス 日高ショーコsogor25広告代理店のライターの柿谷と美容師の周防、2人はルームシェアし始めて6年目。高校を卒業してからなし崩し的に始まって今日まで続いていた同居生活だけど、ちょっとしたきっかけで揺れる2人の関係性。 個人的に面白いと思ったのは、家での2人だけの場面よりも個々の職場での様子を多く抜き出して描いていること。6年経って煮詰まった2人の関係性のバランスを崩すのには外からの刺激が必要という事もありそうだけど、逆に2人の会話が相対的に少なくなり、同居しているのにほんとうの2人の関係性が深くは見えてこない。 "同級生"で"幼馴染"で今は"同居人"、凝り固まった関係性が崩れる時、2人の向かう先は離れていくのか、それとも…。 1巻まで読了 色んなジャンルの短編が収録されてるクリスマスプレゼントなんていらない 売野機子ウラオモテヤマネコカバーの表裏に描かれた漫画のタイトルが単行本全体のタイトルにもなっている面白い一冊です。自分は紙版で持っているのですが電子版だとカバー下の3,4ページ目はどう表示されているのかちょっと気になっています。短い話ですがこういう切ないキスシーンは売野機子先生らしいなと思います。全体的にラブは少なめな短編集ですがときめくシーンはたくさんあります!シュチュエーションが全く違う話ばかりなので読めば必ずお気に入りの話が見つかるはず。名作リバイバル見かけの二重星 完全版 つばな名無し旧版とちゃんと比較したわけじゃないけど、全体的に丁寧に描かれている印象だった。たぶん説明不足とこを補足したりしたのかな? 個人的には旧版のほうが不思議と好みだった。とはいえ物語自体の完成度の高さは変わらないし、描き下ろしエピソード追加、連載時のカラー収録と豪華。ので、未読の人はこれを機にぜひ読んでみてほしい!静かに波打つ恋愛むねのうちには 日坂水柯名無し胸が大きいことがコンプレックスだったデザイナーの女性と、元々家族ぐるみで知り合いだった男性との恋愛が軸となった漫画。ただ、普通の漫画のようなダイナミックな展開などはなく、静かに少しずつ進んでいく恋愛模様がなんとも言えず癖になる。表情にも現れにくい感情の変化を、絶妙に心の声としてナレーションしていくことで徐々に世界観に入り込んでいってしまう気持ちになる。特に少女漫画を読み慣れてしまった女性におすすめしたい一作。 いろんなタイプの天才が集まる家族の話天才ファミリー・カンパニー 二ノ宮知子名無し全国トップの成績を誇る17歳の高校生、夏木勝幸が、母の再婚をきっかけに、自分とは全然違う野生児のような父子と生活する話。 勝幸くんが頭脳明晰だけど嫌なタイプじゃなくて、お母さん想いのスマートでかっこいい人だから、生活が乱されていくのが、かわいそうでもあり面白くもあり。 義弟になる天然の春くんは可愛くて、勝幸くんとはまた違う頭の良さがあって素敵です。 天才たちが集まるファミリーの力を糧に、お母さんが仕事バリバリで活躍する姿は、読んでいてスカッとします。蛇龍どくろ史上最高傑作エンドレスワールド 新装版 蛇龍どくろ華子トシミツという人間に振り回され、傷つけられた二人の人間が、その死によって、抱えた思いをぶつける先を失くし置き去りにされてしまう様がリアルです。 主人公の二人が知らないトシミツの死を、見届けた事で、読んでいるだけのこちらもイツキと龍のように、トシミツに置き去りにされてしまいました。 大変印象深いシーンです。 かっこよくてタワマンに住んでて、どっかの会社の社長で運転手付きの高級車に乗る完璧な男は出て来ませんし、可愛くてキュンキュンするようなやり取りも一切ありません。 好き嫌いは分かれるかも知れませんし、多少の矛盾や突っ込みどころがある、荒削りな作品ではありますが、BLという枠を超えて読んでいただきたい漫画だと、その様に思います。 個人的には、新装に当たって追加で描かれた60ページの書き下ろしは、必要なかったかな?と思いましたが、その辺りは好みの問題かも?うまい飯の絵がうまい堤鯛之進 包丁録 崗田屋愉一名無し気になるなぁと思っていて最近やっと読めた。 初っ端からダシをとっているシーンがすでに旨そう。 話し言葉はだいぶ読みやすく書いてあるけど、長屋のワイワイ楽しそうな雰囲気が伝わってきていいなって思った。 当然2巻があると思っていたのでちょっと拍子抜けかな、とは思う 一冊でグッとくる昨夜のカレー、明日のパン 渡辺ペコ 木皿泉名無し暗い話から始まるのに、なんだか読んで良かったなと言う気持ちになります。 なぜかは言わないですが、きっと。 なんでもない日常が切り取られただけでこんな素敵な話になるんですね…。 日常の「人が居なくなって寂しい」とか「人が居てくれて安心」みたいな部分を丁寧に描いてあって、良作ってこういう漫画のことをいうのかもな、と。 絵も渡辺ペコで女性も男性もスッと入れる絵柄。 是非人が死ぬ時代でなければ描けない料理漫画堤鯛之進 包丁録 崗田屋愉一名無し※ネタバレを含むクチコミです。食べて、働いて、生きる。古来から変わらぬ人の営み堤鯛之進 包丁録 崗田屋愉一兎来栄寿歴史サスペンスハートフル疑似家族グルメマンガ。一冊の中に色々な要素が詰まっていますが、冒頭で梅干しと鰹節を煮て煎酒を作るシーンに象徴されるように江戸を舞台に非常にシズル感の高い食のシーンにフィーチャーした作品です。 実際に17,8世紀に記された『料理山海郷』等の本の記述にあるレシピを元に、服より食に財を注ぐ主人公が料理の腕を振るっていきます。鰯を煮詰めたり、柿の美味しい調理法を語ったりする時の生き生きとした雰囲気に、読んでいる方もワクワクしつつお腹が鳴ってきます。崗田屋愉一さんの高い画力と語り口のハイブリッドによりあまりにも美味しそうで、メシテロ的な意味で暴力的とすら思います。 そして何より 「ごちそうさまでした これで今日も生きられます」 と、主人公が味を隅々まで堪能した後に食べた命に手を合わせて感謝をする姿に心が洗われました。ああ、良いマンガだな、と。 中盤で事件が発生し子供を預かることになるのですが、躾の様子も微笑ましく、頷く所もあり、子を育てるという営為も加わってより「人が生きる」姿とその良さをありありと描いた作品であるなと感じられました。 『極楽長屋』と同じ舞台で同じキャラも登場しますが、こちらから単独で読み始めても一切問題ありません。癖はありながらも、皆気立ては良い長屋の人々も魅力的です。 全1巻なのが勿体なくもっと長く読んでいたくなる良いマンガです。 素晴らしい恋するインテリジェンス 丹下道大トロ良いBLです。 様々なカップリングが楽しめますし、独特の世界観があります…至高のコミカライズ…!蜜蜂と遠雷 恩田陸 皇なつきstarstarstarstarstarたか初めて恩田陸の小説を読んでから15年以上経つのですが、コミカライズされた作品を読んだのはこれが初めてです。 『蜜蜂と遠雷』という作品に触れるのは2016年に原作を読んで以来で、いい感じに細部を忘れている状態で読み始めたのですが、もうとにかく作画が素晴らしい…!! キャラデザもコマ割りもこれ以上ないくらい洗練されていて、ページを開いて眺めるだけで贅沢な気持ちになりました。 (実は皇なつき先生のことを本作を読むまで存じ上げなかったのですが、wikiで過去の経歴を見て「このコミカライズは神と神の共演だったのか」と震えました。) まず表紙をめくってすぐの見開き、ホフマンからの推薦状のページが雰囲気がいい。そして1話の見開きでスタイリッシュなキャラデザで描かれる主役4人がババーンと登場する…!もうなんてかっこいい構成…! https://i.imgur.com/OIINWvo.png https://i.imgur.com/OwlhUiK.png (『蜜蜂と遠雷』 恩田陸/皇なつき) ただ一方で、みんなイマドキの美女・イケメンすぎて若干の戸惑いと気恥ずかしさを感じています。 自分にとっての恩田作品の良さの1つが「キャラがまとう80年代〜90年代の空気」なので、脳内作画もそれに合わせてちょっと古い感じで想像していました。 それがどっこい、皇先生の美麗な絵で描かれ「え!君たちこんなにかっこよかったの…!?」と、初めて生で会った知り合いがメチャクチャ顔が良かったみたいな照れと戸惑いが(笑) 冒頭で「いい感じに細部を忘れている」と書いたように、漫画と小説のセリフの違いに気付けるほど細部は覚えていないのですが、キャラクターが発するセリフがところどころ「ちゃんと恩田陸」で、「ああ、本当に漫画で恩田陸作品を読んでいるのだなあ」と不思議な感動がありました。 https://i.imgur.com/kfjv0Bi.png (『蜜蜂と遠雷』 恩田陸/皇なつき) 1巻を読み終わってもう続きが読みたくてしかたない…!!連載を追いながら原作を再読しようと思います! https://comic-boost.com/series/133リアリティのあるディストピア社会を描くえれほん うめざわしゅんANAGUMAさまざまな仮想社会を描いた短編が3本収録された短編集。 萌えキャラを象徴と仰ぎ「リア充アジー」を弾圧する一党独裁国家、鼻歌を歌うだけでも厳罰となる知的財産権管理が超厳格な社会、母親とつながった臍の緒を切ると死んでしまう「臍子」の居る世界…。 いずれも大胆かつ緻密な世界観設定で、読むのに僕はかなり頭使いました。 秀逸な設定と連動してキャラクターの心がグラグラと揺れ動くことで物語が駆動していくのですが、そのリアリティがすごい。 「ありえるかも」という絶妙な法律や制度が仮想されていて、それを受けたキャラクターが「こう感じて、こう行動するだろう」という感情の表出に説得力があります。 自分は本作を読んで『リベリオン』という映画が頭をよぎりました。特に一作目の『善き人のためのクシーノ』などは、おそらく意識して描かれていると思うのですが。 『リベリオン』では制度を守る人間を主人公に据えることで、制度の内側からその歪みと悪辣さを指摘し、社会の閉塞状況を打破することをある種反証的に肯定していました。 『えれほん』においても同様の構造が採用され、読者は制度に囚われた人物の視点で、その欺瞞と息苦しさを反芻し、世界のあり方を仮想する箱庭的な思考実験に望むことになります。 『リベリオン』では現状の制度を否定し、異なる社会を提示する「外への働きかけ」が首肯されますが、本作では物語の結末は徹底して登場人物個々が「内へ潜心」することで決着するのが非常に印象的でした。 乱暴にまとめれば、彼らは「気持ちひとつ」で制度との関わり方を変えていくのです。 息苦しいことやネジ曲がった制度をスカッとブチ壊す物語はいくらでもありますが、本作の登場人物たちが見せるこの捉え方はとても魅力的に思えました。簡単に答えを出さず、ちょっとのことでは世界は変わらないけど、それでも踏ん張って思考を重ね続ける姿は非常に前向きで、僕は大好きです。 簡単なハッピーエンドと言えるものはひとつもなく、禅問答のような作品群ですが、圧倒的な読み応えがある一冊です。 いがわうみこのギャグセンスやべぇ愛され洋輔 いがわうみこstarstarstarstar_borderstar_borderかしこ私は第8話「ファンシーババア」が一番好きでした。親知らずを抜いたことにより洋輔がファンシーババアのテレパシーを受信してしまうという話です。あらすじにすると意味不明で書きながら笑ってしまう…。洋輔は最初から最後までウザいのですが、いがわうみこのギャグセンスにより愛すべきキャラとして無事に昇華することが出来ました。逆にここまでのウザさを描き切るのすげぇと思います。底知れないギャグ精神力を感じるマンガでした。背の眼背の眼 小池ノクト 道尾秀介マウナケア作品冒頭に出てくる「レエ……オグロアラダ……ロゴ……」という言葉。何のことやら意味不明で、響きといいとらえどころのなさといい、何とも言えない不安感をあおられませんか。ミステリーの導入としては秀逸だと思います。実際、私はその意味を知って安心したいがために、ページをクリックするマウスを止められませんでしたよ。で、読んでも読んでもどんどん不安感は増していくばかり。いやあまんまと術中にはまってしまった訳です。白峠村を訪れた作家の道尾秀介は児童の神隠し事件を知り、遺体が見つかった場所で奇妙な声を聞く。帰京した道尾は友人の霊現象を探求する真備庄介に相談。偶然にも真備の元には、自殺する前にとられた複数の写真に写る眼についての相談が舞い込んでいた。ここまでは1巻の時点でわかっていることなんですけど、これが霊現象なのかは明らかにされないのがミソなんだよなあ。原作は直木賞作家のデビュー作。で私の大学・学部の後輩ということをこれを書いた後に知って、期せずして前回と大学つながりになっちゃいました。う~ん、ミステリー。1巻出たので読んでみたアイネクライネナハトムジーク いくえみ綾 伊坂幸太郎名無し前情報ほとんどなしで読んでみたところ、この漫画やけに斉藤和義出してくるな…と思ってたら、映画化ありきの作品だったんですね!笑 短編集なのかと思って読み進めるうち、登場人物が少しずつ繋がってることがわかるオムニバス形式?の漫画です。 結婚とか夫婦にまつわる話が多いです。 電話でしか繋がってなかった人が実は…という話がとくに面白かったです。 なんてことない、見過ごすような出来事を、自分で意味のある出会いに持っていくというか、将来「あの時出会ってよかった」と思えればそれは劇的な出会いなんだというようなセリフが印象的でした。 悪い意味でなく、この感じ映画でやりそ〜と思いました。 透明でパステルカラーのような淡くて繊細な漫画ルポルタージュ 売野機子まさお人との距離感がテーマなのか、近すぎず遠すぎず触れ合う事をタブーにしているみたいな、世界のお話。 恋愛に距離を取っている分、人とのコミュニケーションが希薄になってる様に感じるのはすごく面白い世界観だと思うし、近い将来こうなるのかととも思う。 印象深いのは淡くて繊細な絵と、距離感が希薄なストーリー。全体的に静かで、穏やかな雰囲気の中、漫画のキャラクターだけすごい熱量を持って動き回ってる事。主人公達の冷めた目の中に、強い意志や決意が淡くてふわふわしただけの世界にしてないのが面白い! 表紙が超かっこよくて手に取りました紅色魔術探偵団 山田章博ANAGUMA山田章博作品、本作しか読んだことがないのですが、まずもって硬質で精緻なペン運びが見事です。(改めて見返すと、イタリアのマンガ家セルジオ・トッピっぽい妖艶さがありますね) 絵の魅力はもちろんのこと、セリフ回しやキャラクターの造形も洒脱! アーティスティックなだけでなく、ちゃんとキャラ芝居のカワイさも同居しているのが達人技です。 話の筋も「イケメン小悪魔がマッドサイエンティストと美少女チャイナ娘にこき使われて不思議な事件に巻き込まれる」というキャッチーな作りでとっつきやすい。 と思えばディティールの凝りもすごい(ソロモンの魔術書のくだりとか)ので、読み応えがあります。 もっとこの3人の物語が見たい…と思わずにはいられない快作です!<<678910>>
読んだと思ったのですが未読でした。 まだ途中ですが感想! この淡々と仄暗い感じ、好きな人は好きでたまらんと思うんですがどうでしょう? 独特の雰囲気がずっとしている気がする作家だなといつも思います。 吸血鬼の話だけど常に屁理屈っぽい(褒めてます)しかも常に実は禁忌と隣り合わせにいるような設定なのにそれを感じさせないような自然さ。 王道な設定なのに作者が違うだけでこれだけ違う、漫画ってやっぱ面白い