幻冬舎コミックスマンガの感想・レビュー243件<<7891011>>匂いフェチな女の子くんくんガール なぎみそ名無し犬並みに鼻がきく女子高生が主人公。その突出した能力のおかげで重度の匂いフェチ&匂い雑学マニアでもある。表紙はかなりドキドキしますが内容は健全です…と言いつつも匂い以外にも色んなフェチがあちこちに描かれてるので、読者のフェチシズムが試されているのかもしれません。ノーフェチでも日常系マンガとして楽しく読めると思います。主人公が可愛いのでおすすめです。株とかハッキングとか目がいきがちだけど天才ファミリー・カンパニー 二ノ宮知子名無し※ネタバレを含むクチコミです。異形的な恐怖感が押し寄せてくる惑星クローゼット つばなニワカ女子二人が過酷な異世界を冒険する話。ほのぼのパートはあるが、想像以上にマッド。つばにゃん作品の随所に見られた異形的恐怖が全面に押し出されている。百合要素はちゃんとあるのでそこは安心できる。こんな不思議な漫画は初めてだ夜の魚 藤原薫かしこ人の心が視える馨と彼を守るいとこの橙子の物語。 橙子の付き添いで何者かに殺された男の葬式に行った馨が、参列者である男の恋人が発する犯人への強い怨みを感じ取る。始まりはサスペンスですが物語の基点は思いもかけない世界へと飛躍していきます。 想像をどんどん超えていくのが楽しかったです。藤原薫さんの過去作も読もうと決めたほど面白かった。今月の空電ノイズの姫君空電ノイズの姫君 冬目景名無し※ネタバレを含むクチコミです。 このタッグ…合う!アイネクライネナハトムジーク いくえみ綾 伊坂幸太郎む作画とかキャラはいくえみ男子…でも読んだら伊坂幸太郎!確かに繋ぎ方とか起承転結が伊坂幸太郎です! いくえみ綾の恋愛話、とても人間の繊細なとこ書かれてて好きです。 伊坂幸太郎の全部伏線回収して最後で繋げるあの気持ちよさたまりません。 両方が合わさるとこうなるのか…とちょっと感動。心温まるとはまさにこれ僕らの食卓 三田織む是非是非オススメしたいBL 孤独におにぎりを食うサラリーマンが家族の温かみを知る、、、反面、なんの不満不足もないように見える1家族にも失ったものがあって、、、 人が何か食ってるの見るの好きですが、何か食ってる漫画を読むのも充足感得られていいですね ホッとするしほのぼのだし描写もキスぐらいのBLなので男性でも女性でも勧めたい ちょっと読んでみてくれ〜多国籍でヘタリア Axis Powers 日丸屋秀和めありキャラが美男美女揃いで楽しい&羨ましい(笑)この人もアダルト出身なので巧いですがらくたストリート 山田穣mampuku 知識と教養と遊び心のある作品というのはいつも楽しいです。 ──過ぎ去ったあの頃の夏休み。水着、浴衣、山、川、海 ──幼馴染の女の子、山の神様、宇宙人 ──オタク 繰り返し読んでいて気づいたのですが、なぜ「作者は重度のオタクに違いない」と思ったのか。 単なるオタク知識の羅列であれば、ネットで調べたにわか知識であっても可能なはず。そうではなく、その文脈に必要かどうかに拘らず、知識をひけらかしたいからひけらかす。知識自慢のための知識自慢に終始してるんですよね。「うわ、また何か語ってるよキモ…」ってな具合です。作者もそれを意図的に、あるいはリアルなオタクの描写としてやってる節があります。 それと主人公の兄こと作中のオタクの、絶妙に微妙なオタク深度。これが何だかナマナマしい。アニメの爆発エフェクトについてオタク友達と語り合ってるのに女子が引いてる、という場面。確かに浅瀬でパチャパチャしてるにわかアニメファンよりはよほどマニアックかもしれませんが、「金田系が~(キャッキャッ」とか言ってる連中は、ガチの作画オタクから見ればド素人もいいとこなんですね。クリエイター目線のない典型的な消費型オタクって感じ。 ある程度目の肥えた大人から見たら、なんか延々と浅いことやってんなと思う反面、同時に自分がかつて通ってきた道だからなんかすごく共感できる。特にあんまりオタクじゃない人からみたら、なんかよくわかんないこと言ってる。この痛いオタクのキモさを俯瞰しながら(ときに開き直って)巧みに操ってて小憎たらしい漫画です。 でもそういう脱線したオタク話よりも、より本筋・核心っぽい民俗信仰、古代神道のウンチク話のほうが興味深くて面白いです。それに、海水浴のエピソードで(巡洋)戦艦に反応して語っていたり、別の短編集でWW2のドイツ戦車の話をやっていたように、がっつりミリタリーな話もいずれ読んでみたいです独特の世界観羊のうた 冬目景大トロ最初青春ものか?と思ったら全然違ってびっくりしました。 主人公は他人の血が欲しくなる遺伝性の病気、という設定です。 かなりシリアスなので元気のあるときに読まないと気持ちを持っていかれそうです。 原作があるのですねお金がないっ 香坂透 篠崎一夜大トロBLです。可愛い男の子がイケメンにお金で買われちゃうお話。 シリアスな設定と絵柄ですがギャグが面白いです。 尼レビュー欄への愚痴烏丸響子の事件簿 広井王子 コザキユースケmampuku リアルタイムで購読していて結構好きなマンガだったのですがいつだったか手放してしまい、でもまた読みたくなってAmazonを漁ってみたんですが モンスター消費者化とオタクの批評家気取り化の悪いところを凝縮したような場所ですねAmazonレビュー。漫画などはとくに酷くてまったく参考になりません。 「ありきたり」←それが無理なら市場に流通してるほとんどのコンテンツが駄目では 「動きのある絵が弱い…」←静止画としてかっこいいならそれは立派な長所なので、「弱い」んじゃなくてあなたの好みではなかったというだけの話では 「漫画の体をなしてない」←何様が上から目線でこきおろしてるのか。己の読解力の低さを作品のせいにしてほしくない いや、全部が全部的外れな指摘とは思っていなくて、キャッチーな絵や設定のわりにヒットしなかったんでまぁ色々と惜しい部分はあったんですけども、ああやって文句ばっかり書き残されるような駄作でもなかったと思うんですよね。(ゲームメーカーが日本の消費者レビュアーを締め出す気持ちがわかるなぁ。) 異種族同士の諍いというテーマも、絵のスタイリッシュなところも、色々粗削りだけど魅力があって引き込まれるところも、「東京喰種」に似てるかもです。そんなこんなで今読んでみたらまた違う発見があるかなーなんて思ったんですが、さすがにAmazonがなければ諦めてたなぁ…ヘタなり村からヘタリア Axis Powers 日丸屋秀和りりん2年ほど前にオンラインXでヘタなり村に入ったのをキッカケにマンガでも読み始めました!絵がかっこいい!ア〜ムム!仏像パンクの感想仏像パンク 横尾公敏starstarstarstarstarひさぴよ※ネタバレを含むクチコミです。きりきり亭のぶら雲先生のスピンオフ天上の眼 きくち正太オカムラ『きりきり亭のぶら雲先生』に登場する響幽庵を主人公にしたスピンオフ作品です。響幽庵やその周囲の人々の目を通して「骨董ってこういうものだよ」「職人の生き方ってこうだよ」と人生が語られます。スピンオフですが、単体で読んでも面白いのでオススメです。 青野春秋の新連載 また100万円花束をください 青野春秋地獄の田中※ネタバレを含むクチコミです。センチメントの季節の続編、バーズで新連載センチメントの行方 榎本ナリコリョーコ※ネタバレを含むクチコミです。超涅槃級に好きな要素が多い仏像パンク 横尾公敏starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男前作の百人の半蔵も大好きで、この連載が始まること知ってからずっと楽しみで、デンシバーズで毎回欠かさず読んでるくらい好き。 内容をしっかり読むと色々気になるところはあるが、そんなに細かいことは気にならないくらい面白い。 もっとこういう漫画が増えて欲しい短編集『小さな世界』ギスギスした世界観が多いがハッピーエンドで終わる小路啓之作品集 小路啓之なまこデラックス小路啓之の作品集。表題作の『小さな世界』が最初に収録されていて、小路啓之が四季賞を受賞した『十代の潜水生活』が最後に収録されている。 なんか他人を見ると殺したくなっちゃうようになった世界とか(『5Hz』)みんなが小人に操られているのに気づいていないけど私だけ知っている(『小さな世界』)とか、ギスギスと表現したくなる空気が世界観として設定されている。 そして、あんまりハッピーエンドの気配とかあまりないんだけど、最終的に綺麗なハッピーエンドで終わる。力技で無理やりという感じもあまりないので違和感もないし読後感もさわやかで良い。 小路啓之の作品集2冊目に『Lovely』がある風祭の息子たちの漫画。懐かしい顔ぶれが多いサムライファイト! 樋口大輔名無しホイッスル!の風祭将の息子たちの漫画。「ホイッスル!W」が続編だとしたら「サムライファイト」はどちらかというとスピンオフ。 高井をはじめとした懐かしい面々がたくさん出てくるので、ホイッスル!ファンにはたまらないものがある。メインの話は、風祭の息子の蒼が日本代表の父を持つプレッシャーやらコンプレックスやらでサッカーを楽しめなくなっていたのを、高井がコーチを務めるチームで解消していく感じの話。高井…大人になりやがって…と感心した。 サムライファイトの本編だけでなくエピローグ的なところにもみんなのその後がちらっと出てきてなかなか驚いたものもあった。「ホイッスル!」ファンなら懐かしさで禿げるくらい楽しめると思う。 月刊エンタメに横尾公敏先生のインタビューが掲載仏像パンク 横尾公敏名前はまだないアイドルカルチャー雑誌月刊エンタメに横尾公敏先生のインタビューが掲載されていました。AKBやらのアイドル情報に紛れて「ウェブで読めるバイオレンス漫画」特集ということで。 「仏像パンク」を描くきっかけや意識していることや自分に設けてるルールなどが語られていました。とても面白かったですし、読者が増えると嬉しいです少し重たい空気感があるバンド漫画空電ノイズの姫君 冬目景地獄の田中高校生を主人公に置いたバンドの漫画って結構爽やかな空気が多いように思うけど、空電ノイズの姫君はどことなく空気感が重たいというか独特の雰囲気がある。 ギター少女の磨音は友達がいないし、綺麗な声を持っていてそのうちバンドのボーカルになりそうな夜祈子は美人すぎてクラスメートかやっかまれて転校してきたばっかりなのにすぐにいじめられている、けど、二人はそれを苦にしているわけじゃなくてどうでもいいと思っているそういうふたりの空気が作品全体に広がっているような感じがする。 まだ演奏シーンも今のところあんまりないし、バンドの結成もまだだけど、色々なものが噛み合ったらかなり爆発力のある展開が待っていそう。セトウツミの闇を増幅したような短編集テリトリー 此元和津也名無しセトウツミの7巻が結構暗く感じて、もしかしてと思って読んでみたらやっぱり暗かった。セトウツミでは人間の嫌な部分のあるあるをうまく笑いの方向に持って行ってるけど、この短編集は割とストレートに胸糞悪い。荒削りだと思うけど、巻末のインタビュー含めて此元先生の源流を辿れて面白い。のだめを越えるハチャメチャ天才ファミリー・カンパニー 二ノ宮知子すず 二ノ宮知子は笑いの天才だと思う!<<7891011>>
犬並みに鼻がきく女子高生が主人公。その突出した能力のおかげで重度の匂いフェチ&匂い雑学マニアでもある。表紙はかなりドキドキしますが内容は健全です…と言いつつも匂い以外にも色んなフェチがあちこちに描かれてるので、読者のフェチシズムが試されているのかもしれません。ノーフェチでも日常系マンガとして楽しく読めると思います。主人公が可愛いのでおすすめです。