日本文芸社マンガの感想・レビュー443件<<678910>>思ったよりだいぶいい話だったおいしい金魚 橋本孤蔵名無し※ネタバレを含むクチコミです。光と闇の百合エロと強すぎ情動 #1巻応援ヒナタノユリ よつば◎ますみ。あうしぃ@カワイイマンガ恋を知らないOLが家の前で拾った少女を飼育する物語は、全編に渡る濃厚な百合エロ表現に、恋に抗えない女性達の描写が加わり、エロスに拍車をかける。 とにかく展開が速い。一目惚れからの速攻キス、翌日には性行為。ライバルを見つけるや即行動、と展開が転がる転がる。途中何度もえっ……えっ?と声が出てしまった。 OLに恋する上司や、少女に恋する女子など、現れては行為、行為。絡むのは女性だけなので、エロを摂取したい百合好きさん万人におすすめできる(甘い物ばかりでは無いのでそこは注意)。 当初は甘い二人の多幸感が物凄いが、その後は次第にどす黒くなる。荒み、壊れる表現もとても強い。エロと暗い心が絡み合ってドライブする、アクセルベタ踏み大爆走のスリル。 そして……なんだこのラスト!2巻が気になる!優しくて懐かしい家族のお話コトブキ荘の食卓 魚乃目三太野愛訳ありの人たちが暮らす昔ながらのシェアハウス・コトブキ荘。 現代のお話なのにどこか懐かしく、優しい気持ちになる作品です。 お肉屋さんのコロッケにキャベツだけの炒めもの、卵を落としたみそ汁。第一話に登場するご飯に心を掴まれました。 手が込んでるわけではないけど、お家ご飯らしいあたたかさに溢れた献立。なぎささんが思わず泣いちゃう気持ちがわかります。 年齢も性別も境遇も違うけれど、コトブキ荘のみんなは家族なんですね。 干渉し合わないのが美徳とされる世の中になってきましたが、人と人との繋がりが強い関係性も素敵だなあと思いました。悪党(ゴミ)収集員が街の悪しき汚れを消し去る!悪党収集員-西園寺の流儀- 佐藤啓名無しこれ最高に面白いんで連載しないと駄目なやつ! 絵もめちゃくちゃうまいし何者なんだと思ったら最近モーニングで読み切り描いてた人かー!!!! 生活ゴミのゴミ汁(ゴミ汁って何だ?)がかかってもニッコリなのに悪党のゴミ汁がかかるとブチ切れるのがいい。 『BOYS BE…』玉越博幸のエロに全振りした新連載ぎゃるYOMEeee! 玉越博幸名無し※ネタバレを含むクチコミです。ものすごくタイ料理が食べたくなるスパイスビーム 深谷陽かしこガパオ、カオマンガイ、ソムタム…めちゃくちゃ美味しそうなタイ料理がたくさん出てくるので、読んでると猛烈に食べたくなっちゃいます!タイ料理を美味しそうに描く選手権があったら優勝すると思う。それくらい魅力的な描写です。 ただ物語の大枠の設定が「スパイシー・カフェガール」とほぼ一緒なのはなぜだろう…。同じ作者さんが同じような内容を他誌で描くってよっぽど「描きたい!」ってことなんだろうか。面白いからいいけどさ。悪党収集員-西園寺の流儀-の感想 #推しを3行で推す悪党収集員-西園寺の流儀- 佐藤啓マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと 連載中も楽しみに読んでいたが単行本で読んだら最高だった ・特に好きなところは? 最初の数ページのネタを絡ませつつ見開きでキレながら悪党に対して容赦ない暴力を振るうところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! すごい売れまくって続編をやってほしい。またはこの作者の違うバイオレンスものが読みたい 連載化が待たれる辰女~浮世絵人情絵巻~ 富沢義彦 たみゴラク部住人江戸文化と、破廉恥さと、ほどよいサスペンス要素と、三拍子揃った女浮世絵師マンガ。読切版が凄く良かったんで連載を期待していたのだがいつ始まるんだろうか…。確かマンガTOPで既に連載が決まってると書いてあった気がするんだけど…ゼニの大地編ミナミの帝王 天王寺大 郷力也名無し今回は巨大ショッピングモール建設の用地買収問題。キンググループからの立ち退きの嫌がらせ&息子の大借金で木暮家が早々に潰れる予感しかしないのだが…耐え難い我慢からヒトを解放する怪異現るカミ憑き我慢を決壊す 洋介犬starstarstarstarstarウマタロイジメを我慢し続けてた女の子が自殺して、ヒトを我慢から解放して凶暴化させる怪異となって蘇る。主人公は「インガ様応報す」のインガ様に似てるけど同じキャラなのだろうか? 胸糞悪い人間と、それに耐えている人間の間に突如現れては、怪力を授け復讐を遂げさせるというもの。 1話目のコンビニ店長のアゴを砕くのは、ちとやりすぎでは…と思ったが、2話目のネグレクトされた子は本当に気の毒だったので「いいぞもっとやれ」となる。実に因果応報モノはスカッとするものである。我慢を解放された側は、記憶を消されアフターケアもバッチリらしいが、後日、警察に捕まったりしないか心配である。 VS巨大カニのパニックホラー! これ無茶苦茶面白くないか?ガニメデ~殺戮の島~ 高橋構造名無し※ネタバレを含むクチコミです。寿司食べたいラズウェル細木のラ寿司開店!! ラズウェル細木野愛年明けてもう1週間が経ちますが、まだまだお正月感を味わいたくて寿司の漫画でも読もうかなあと思いました。 さすがはラズウェル細木先生。ただ寿司食って美味い美味い言うだけの漫画じゃないんですね。 寿司屋の勘定や業界用語について思案してみたり、握り寿司とちらし寿司どちらがお得か検証してみたり、スーパーの安寿司に仕事をして美味しくしてみたり。 正月気分を味わうどころか、飽くなき探究心にむしろハッとさせられました。 だからこそ食をテーマした漫画を描き続けられるんだろうなあ……。 ちらし寿司とか手巻き寿司は作ったことあるけど、日本人だし一生に一度くらいは寿司握ってみたいと思いました。 市販の寿司酢甘すぎ説は心から同意です。シャリは甘くない方が美味いですよね。落語に絡んだ飯の話噺めし 魚乃目三太マンガトリツカレ男魚乃目三太の食い物のマンガたまに読みたくなるので買った。奥さんに先立たれた売れない落語家とその娘が小料理屋を営業しつつ落語に絡んだ内容が展開される。落語がわからなくても単行本だと最初に今回の話に絡む噺の説明があるので問題なく楽しめる およそこの国で一番やばい警察署、歌舞伎町の話#1巻応援新宿BOX 奥道則 観月昴 観月昴六文銭もし警察官になって配属が歌舞伎町だったら、即リクナビNEXTに登録しそうな私です。 だって、どう考えてもやばそうな匂いしかしないでしょう。 暴力団、クスリ、闇取引・・・などなど、この国の闇が煮詰まってできたような街だと思うので、即死不可避だと思います。 本作の主人公は新米でそんな歌舞伎町に配属されながらも、ヤクザみたいな上司の下で働くお話。 1話単位で歌舞伎町でおきる様々な事件を解決していく流れ。 ハコヅメっぽいのですが、こっちはハコヅメ(闇)的な感じです。 平気で発泡したりするので、ホント日本か?と思ってしまうが、歌舞伎町ならありうるのでしょう。 新宿セブンの作家さんということで、この手の話は謎の安心感があります。(内容は、安心できませんが) 歌舞伎町で日々起きていること、少し垣間見てはいかがでしょうか。男も女もどっちもヤバくて面白いソコナシイチズ 保松侘助名無し※ネタバレを含むクチコミです。ラブコメは爆発だ。画狂少女 森井崇正兎来栄寿タイトルを初めて見た時は、少女を主軸にした創作系のストーリーかと思っていました。 蓋を開けたら、画に狂いながらそれ以上に愛に狂う少年少女のお話でした。それはそれで最高です。 とにかく、山場となるシーンに迸るパッションがこの作品の焦点。 感情が瞬間的にヒートアップし、エクスプロージョンへと達するその瞬間の深甚なるエクスタシーとカタルシス。荒削りな部分も作品に寄り添わせれば魅力へと転じる好例です。 この作品に関しては能書きはいいのです、読めば理解(ワカ)ります。 柴田ヨクサル作品やとよ田みのる作品のような特濃の熱量を放つラブを好む方には強くお薦めです。 山手線駅の数だけ上質な物語が山手線ものがたり 池田邦彦さいろく山手線の駅の数は29駅だそうです。 というわけでこちらには29話入っています。 そして何れもホッコリするエピソードであり、かと言って鉄道(JRが国鉄と呼ばれてた時代の話)が全てというわけではなく脇役的なときもあればただ駅として出てくるだけという話もあり、なんとも上手くできてるいい話が盛り沢山。 この内容で29話も1冊に入ってるとは…漫画本として素晴らしいコスパである。 ちなみに私は「田町の提灯殺し」が好きでした。 序盤からもそうだけど、照美がどんどんいいキャラになっていくのもまた見どころでしょう。内なる最強の敵 加齢LV41才の勇者 宮川サトシ 宮川さとし ナンジョウヨシミ霧兵衛よかった点 ・あらゆるところに加齢に絡むギャグが入って面白い 総評 ・自分も近い年齢になってきているがここまではひどくないとは思ってる この男の狙いは?隣人X 楠本哲六文銭婚活で知り合った男が、やばい奴だった話。 偶然をよそおって、店で会ったり、挙げ句は隣の家にまで引っ越してくる。 (あ、だから隣人Xか) 運命と感じるか、やばっと感じるかは紙一重なんだなとつくづく思う。 そこから、どんどん本性が現れて、気持ちがきれるのだけど、 ストーカー化して追い回してくる展開。 何人も拉致監禁していて、その被害者の一人の兄と結託して 逮捕させようとするが・・・。 この男の真意はなんだろうと思っていたのですが、主人公に母親(こちらも結構もやばい性癖の持ち主)に面影をかさねていた?感じでしょうかね。 先が気になり、また読みやすいのでグイグイ読んでしまいました。 元々、「給料日のグルメ」が好きだったので、その作家さんということで読んだら真逆ともいえる話でたまげましたが、これはこれで面白く作風の広さに感服した次第です。 所有ではなく利用なサブスクサブスク彼女 山本中学六文銭時代ですね。 サブスクのビジネスモデルができてから、月額課金だけで見放題、聴き放題なサービスが溢れましたが、ついに彼女までサブスクになりました。 誰かに必要とされたい!愛されたい!と期待して、 結局、自分の理想通りにならず、がっかりするくらいなら割り切った関係でよいとする考え、誰しもわかるんじゃないかと思います。 結局、理想なんてあってないようなものなんだ思います。 周囲の期待とか漠然としていて、ちっとも具体的じゃないと感じるように、自分が相手にする期待とか、こうあって欲しいと思うのって曖昧ですよね。(もっというと他人をコントロールしようとするのって傲慢ですよね。) それによって振り回されて、自分を見失ってしまう。 自分自身もそうでしたが、やっぱり虚しいですよね。 自分の人生なのに、自分で生きていない感じがします。 本作もそのような登場人物が多いのですが、 最後は自分で考えて、本当の想いに気づいていくのが良かったです。 そういう人と出会って、変わっていくさまは良いものです。 2巻完結ですっきり読めたのですが、惜しむらくは、サブスク彼女というからには、もっと多種多様な女性キャラが出てきて欲しかったなと思いました。 (まぁ、それだとテーマと少しズレてしまうかもですが。) 最終的には嫌いじゃないパスタの王国 中祥人野愛昔ながらのナポリタンを作り続ける親父を超えようと自分だけのパスタを追い求める主人公ケンに対して何故だか最後まで共感したり応援したりできない不思議な作品…! 初っ端から親父の不味いナポリタンなんか超えてやるぜこれが本場のパスタだ!って言ってパスタを作り「美味しいけどこれじゃない」的な反応をされたり、その経験を踏まえた成長も見られないまま蘊蓄満載でそこそこ美味しそうなパスタを作ったり、小麦アレルギーの少女にパスタ食わせたり(一応医師の許可はもらってるけど) ツッコミどころが多すぎて妙に癖になり、あっけない終わり方に寂しくなってしまいました。 もっと好きになれるいいヤツに描いてあげてよ!もしくは極悪だけど天才みたいにしてあげてよ!と思うけど、そんな漫画はたくさんあって心に残らないかもしれません。 悪いヤツじゃないけどなんか好きになれないんだよなあ…パスタもそこそこ美味そうではあるけど…なんか…みたいな気持ちになったことはなかなかないので貴重な体験でした。ウチヤマユージの新連載「もろびとこぞりて」もろびとこぞりて ウチヤマユージ名無しウチヤマユージ作品は「よろこびのうた」「葬送行進曲」を読んで、絵柄はポップなのに、ストーリー的には人間のダークサイドをエグってくるのが面白いなと思っていたので、週刊漫画ゴラクでの連載は相性がいいぞ!と予告から確信していました。 第1話ではクリスマスイブの新宿駅で無差別殺人事件を起こして電車に飛び込み自殺した犯人が「大島」であること、物語はその2年後から始まり、主人公はクリスチャンの男子高校生で、彼が住んでいる町に引っ越してきた謎の家族?も「大島」を名乗っていることは分かりましたが、まだ男子高校生と殺人犯の接点は明らかにされていません…。 短期集中連載って一体全何話なんでしょうね?ここからどこまでストーリーが展開してくのか不明ですが、ウチヤマさんのTwitterによると原稿はすべて描き終えてるそうです。とりあえずゴラクらしい作品だと嬉しいな。毎週楽しみにしてます! https://twitter.com/kitsunetsuka/status/1413357166233145346 方向性も内容もよくわからないが包丁無宿勝負旅 土山しげるstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男だがそれがいいとしかそれが土山しげるとしか言えない。包丁無宿という名前でもしかしてかの料理漫画の名作「包丁無宿」に関係あるのかなとか考えながら読み始めたが確かに関係があった。主人公の関係者が「暮流助」と一緒に働いていたとか「大日本料理会」が無くなって違うのになっていたとか懐かしい話もあった。 内容は高級路線に対抗して安い材料とひらめきで勝負していくと思っていたがそんなに勝負はなく修行の旅がメインだった。確か今日読んでまだ三時間ぐらいしか経っていないが内容はほとんど覚えておらず唯一覚えているのはすっぽんの回に登場した主人公に敵対するキャラの土山しげる独特の悪顔しか記憶にない。 エモすぎる。ミナミの帝王 天王寺大 郷力也クロキ主人公の萬田銀次郎が金貸しをする話。クセのある絵が好き。 「ゼニは命の次に大事」というセリフが刺さりました!<<678910>>
※ネタバレを含むクチコミです。