ほな、また明日!
時代は1970年代。大阪で駄菓子屋の店番をする杏(あんず)さんのもとには毎日、元気いっぱいのちびっ子たちがやってくる。少ないお小遣いをやりくりして欲しいものを買う子どもたち。当時の駄菓子屋は学校や家庭で教えることができない大切な何かを教えてくれる「放課後の学校」でもあった!
ねこねこ日本史
ねこじゃらしで民衆をあやつる卑弥呼、法隆寺でつめとぎする聖徳太子、だれにでも飛びかかる足利尊氏、おとものサルよりも小さい織田信長、犬を100匹飼う徳川綱吉、マタタビにおぼれる大石内蔵助、異国の猫におどろく坂本竜馬!猫で、ゆる~く歴史が学べる(かもしれない)!特別描き下ろし「ネコネコ世界史」、「ためになる(かもしれない)かいせつ」など、単行本用の描き下ろし原稿も収録!
監禁探偵
人気ゲーム『かまいたちの夜』を作った我孫子武丸が今度はコミックで魅せる!!下着を盗もうと女性の部屋に忍び込んだ主人公・山根亮太は、そこで女性の他殺体を発見してしまう。しかし、彼には警察に行くことができない事情があった…自室に少女を監禁していたのだ。なぜかその少女と、事件の謎に迫る亮太。はたして犯人は!?
剛球少女
「男子生徒でなければ甲子園に出場することはできない」――。高野連の規則という高いハードルに挑む、ひとりの少女がいた。その名は麻生遥(あそう・はるか)。甲子園で優勝までした野球の名門校・港北大付属湘南高校。22年前、夏川啓吾をエースとして優勝して以来、10年以上県大会の予選止まりと低迷していた。そんな夏川の娘である遥は“あきらめない限り夢は叶う”という父の教えを胸に、港湘野球部に入部するが……。すべての高校野球ファンに贈る、渾身のリアル・スポーツ劇画登場!!
女犯坊
恨み辛みを持った百八つの女達の煩悩によって、この世に黄泉帰(よみがえ)った怪僧・竜水(りゅうすい)。濃厚にして妖艶な筆致で贈る奇想天外なピカレスクロマン!新宿――都庁の真下に存在し、人々から「駆け込み寺」と呼ばれる念仏寺(ねんぶつじ)。住職・法景(ほうけい)との情交に耽っていた少女・空海(そらみ)は、自分の肉体(からだ)の中に魔物が棲みつき、男なしではいられない肉体になっていた。夜な夜な新宿で男漁りをしていたところを、法景に拾われ念仏寺に連れてこられたのだった。竜水は空海に魔物を追い払ってやると言うのだが……!?
特別じゃない日
老夫婦、女子高生、主婦、男子小学生、バイト青年、子ねこ…ふとしたきっかけでつながっていく小さな街の小さな幸せ。SNSで人気沸騰の話題作を連作短編化して全ページ加筆修正!どのエピソードも、やさしくて、せつなくて、いとおしい。特別じゃない日、なんでもないはずの日に起きる無数のきらめきが、ここにすくいとられていました。――宮下奈都(作家)推薦文より
時は20XX年。先の大戦後、各地に出没する大戦中に開発された謎の生体兵器「デュナミス」の残存個体処理を請け負う、特殊組織SHWD《シュード》東京支部に新人の古賀が入社。彼女には佐和田という、デュナミスが発する電磁波による精神ダメージの影響を受けない先輩社員が教育担当となる。佐和田は後輩、ひいては他の女の子には不慣れではあるが、彼女らは処理現場でコンビを組み、未知の脅威に立ち向かっていく……。先輩と後輩だけではない、それ以上の感情もありながら処理スキルと関係性が育まれていく。少しずつ明らかになる彼女らの過去と過去を知る、ファイテイングスタイルも違う個性豊かな女性たちも合流して、大戦の遺産と対峙、精神を削りながら戦闘を仕事とする働く女たちの物語!精神《メンタル》が強い女・佐和田と身体《フィジカル》が強い女・古賀の戦う社会人のバディ百合、開幕!
鬼や妖怪が出没するという深い森。愛する者を殺され生きる希望を失った少年は、森で出会った鬼に「僕を殺して」と懇願する。感情を持たない鬼には少年の行動など理解できるはずなかったが、死を前にして笑顔を見せる少年になぜか心魅かれていくのであった…。心に闇を抱えた少年と「恋」を知らない鬼の百年にも満たない恋物語!!
誰かの「心の扉」を開けてみたいと思いますか?ひらかせて、犯す。心を強姦する男、鍵師。彼に開けられない“扉”はない。人の心の奥深く、潜在する本心を暴くことに鍵師の快感はあるのだ──!!心を覗く作品集。
バベルの設計士
4000年前のメソポタミアの地。ハムラビ王から命じられた難業に挑む設計士たちの物語――。紀元前18世紀、古代メソポタミアの地。バビロンの王、ハムラビは全土統一を果たしていた。そして彼は、久遠の国家繁栄を確たるものとするため「太陽に届く塔」の建設を命じる…。武人の家に生まれた宮廷設計士のガガは、ハムラビ王からの命を受け、ノアの末裔で天才設計士と噂されるニムロデを探しにディルムンの地へと旅立つ。もしニムロデを王宮に連れてこられなければ、待ち受けるのは無情な刑罰のため、それは決死の覚悟を持っての出発だった…。4000年前に栄華を極めた都市バビロンを舞台に、前代未聞の超難題に挑む天才設計士たちの歴史浪漫譚。建築学科出身の理系作家が描く、緻密で壮大は歴史スペクタクル!!
旅する缶コーヒー
東京、ロンドン、京都など、11の街の男女たち。元アイドル、山ガール、片づけられない女、ニューハーフ…。ごくごく普通(?)な彼らの、なにげない日常から切り取った抒情的オムニバス。マキヒロチの初単行本。
1970年代に流行った駄菓子類や遊びがたくさん登場する全18話のショートストーリー。 自分と世代は違いますが、駄菓子に通ってた頃のオモチャや駄菓子が沢山出てきてとても懐かしい気持ちになります。 ミニコーナーのコラムも充実しており、駄菓子情報がぎっしり詰まった一冊です。 駄菓子屋のもう一つの主役といえば子ども達ですが、この漫画に出てくる子たちは、怖いくらい自然に描かれています。お小遣いをやりくりして、考えながら遊んでる様子など本当にリアルで自分の思い出の記憶そのままでした。 ちなみに、作中で駄菓子が大好きな「かよちゃん」という女の子が登場します。東元先生は「ほな、また明日!」とは別の駄菓子屋マンガ「かよちゃんの駄菓子屋」を描かれてますが(現在、週刊漫画TIMESで連載中) 主人公の名前と雰囲気が似てますので、この子がベースとなっているのでは?と思ってます。