ぶんか社マンガの感想・レビュー218件<<12345>>実は読んだことがなかった超人気エッセイインド夫婦茶碗 流水りんこstarstarstarstarstarかしこ作者の流水りんこ先生が年に一度インドを放浪するのがハードな漫画家業の息抜きだったらしく、その時によく泊まっていた宿で働いてたのが後に旦那さんになるサッシーさん。10年程ずっと友達関係だったけど急にサッシーさんから国際電話で猛プロポーズをされて結婚し、りんこ先生の地元・練馬で暮らすことになったそう。 国際結婚ルポ漫画なんだけどサッシーさんの日本への順応力がすさまじく、後半は逆にインドに行くと体調を崩すくらい日本人らしくなっている(笑)。お子さん2人もずっと日本暮らしなので、もしかしたら出産漫画&育児漫画としての側面の方が強いかも?りんこ先生が仕事と両立させながら学校行事に奮闘する姿が輝いてました。 サッシーさんのお母さんが亡くなった時にりんこ先生とお子さん達はインドに駆けつけることが出来なかったのですが、家族全員で本当のお別れをしようと言ってガンジス川に遺灰を撒きに行くエピソードには泣けました。これはたしかに「戦記」0歳からのアレルギー戦記 ~牛乳・卵・小麦がダメ!~ カラスヤサトシぺそご飯マンガが好きなのでその流れで興味を惹かれたのがこの作品。1冊目だけ読みましたがすごかったです。 カラスヤサトシ先生が娘さんのお世話をしていると、そこには悪霊に体を掴まれたかのような真っ赤な両手の痕が・・・。 奥さまがアレルギーかもしれないとピンときて最後に何を触ったか確認するとなんと煮卵おにぎり。 病院で検査してみるとなんと、牛乳・乳製品・卵(※卵黄・卵白どっちも)・魚卵(タラコ・イクラ)・小麦のグルテン・エビ・イカという7品目にレルギーが・・・。 思わず「何くわしゃーええんですかうちの子は!!」と叫んでしまうのも納得。 実は奥さまは「自分が食べたものが母乳に影響して娘の肌が荒れているような気がする」と、前々からアレルギーなんじゃないかと疑っていたところが母ならではの感覚で流石でした。 肌に触れるだけでもアレルギー反応が出るというのは知識としては知っていましたがここまでとは・・・ととても勉強になりました。 冒頭では娘さんが美味しそうにたこ焼きを食べていたのでここから改善していくのでしょうが、気の遠くなるような道のりに思えますね。 単行本が出たら続きを読もうと思います。楽しみです!今も続いてる「やらかし」シリーズ毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で 沖田×華名無し大小様々なやらかしネタがあるものの、沖田×華先生のコミカルなタッチで笑える話になっていますが、5巻(「こんなに毎日やらかしています。」)で状況が変わります。自分の特性を理解してトラブルを回避できるようになったと思いきや、マンションの工事の騒音がきっかけで眠れなくなり、体調が悪化してしまったのです。これが最後の作品になってもおかしくないくらいの危機だったので、漫画が描けるほど元気になって本当によかった。 7巻(「ぐるぐる毎日やらかしてます。」)では長年同棲中の彼氏として登場していたのが櫻壱バーゲンさんで、実は最初から結婚もしていたとカミングアウトされましたが、そのことは担当編集さん達も10年以上知らなかったそうです。シリーズの後半からは漫画家マンガとしての側面も増えてると思います。復讐をはたすため故郷に戻ってきた女の物語中学校狂師 ~カラス女は許さない~ 小田原愛六文銭広告でまわり、見事につられました。 瀬戸内海に浮かぶ島が舞台。 主人公の大鳥サキは、高校時代、男女のいざこざが原因で、クラスメイトのリーダー格であるマリコから陰湿なイジメを受ける。 マリコは島でも有力者であることから、母親ともども村八分をうけ、結果、島を出ることになる。 数十年後、自分にした仕打ちを忘れたかのように笑って暮らすクラスメイトたちが、偶然テレビに映る。 母も死に、夢だった教師も諦めた不幸な自分と比較して、島でのうのうと暮らす彼らに、ふつふつと復讐心が芽生え、姿も名前も変えて島に舞い戻る、という流れ。 島の閉鎖空間で、マリコを筆頭としたカースト制度のようなものがしかれ、異様な空間が広がってますが、島や小さい村というのはえてしてこんなものなのでしょうか。 要は、有力者が何でも牛耳る。 主人公サキは、マリコの前に、外堀を埋めるかのように彼女の取り巻きである元クラスメイトたちに少しづつ接近していく。 よくある復讐劇なのですが、島の異様な慣習というか島の有力者マリコの狂気じみた権力、はたまた受け継がねばならない使命感なのかが良いスパイスになって、物語を面白くさせてくれます。 マリコの子供と、何か秘密があるようで、ただの復讐では終わらない底深さがあります。 まだ2巻ですが、マリコの夫にも接近して、物語が動き出した感じがあります。 閉鎖空間での復讐劇が好きな人にはおすすめです。 意外と愚直なシンデレラストーリー醜い私があなたになるまで 前田アラン野愛嫌な女討伐ストーリーが数珠繋ぎ。 執拗な嫌がらせも不幸な生い立ちも全て討伐へのフリなので、安心して最悪な気分に浸れます。 容姿に恵まれず虐げられ続けてきた主人公・夢子。 SNSで見かけたキラキラ女子・AYAに憧れ、彼女が働くアパレルブランドの面接を受けることに。 しかし憧れのAYAは高校時代に夢子をいじめていた奴で……。 という胸糞な導入から、予想通り地獄がはじまります。 夢子やり返せ!陥れちゃえ!と思うけど、夢子はやり返さずに愚直に頑張るんですね。いい子です。 意外とやり返さないところがこの作品の魅力です。 愚直に頑張るヒロインと勝手に自爆していく悪役という構図。 自分に自信がなかった夢子が超有名インスタグラマー・YUMEとして輝く姿はかっこいいし応援したくなります。 オムニバス形式だけどストーリーは繋がっているので、YUMEの変化も楽しめます。とにかくイケメンに会いたい それだけブラブラ珍所~イケメンに会いたくて~ 竹内佐千子starstarstarstarstarnyae韓国アイドル好きの作者と、若手俳優オタクの担当編集が、ただ「イケメンに会う」ために都内に繰り出すというドキュメント。これが描かれたのはほんの10年前くらいだけど、こんな”イケメン”を連呼してる漫画今だったらギリアウトだろうなと思いながら読んでました。アイドルや俳優に会えるイベントに足を運ぶ回もありますが、ただ闇雲に街へ出て「イケメンいないかな」と彷徨う回もあります。そんな計画性もなければイケメンにも会えない回もあるのがドキュメント感が強くて好きですね。 ただ一点、作者と一緒にいる編集さんが三浦春馬がめちゃくちゃ好きで、けっこうな頻度で漫画にも出してくるので名前を見るたびにその編集さんの気持ちを思うと悲しくなります。 漫画そのものはたくさんのひとに薦めたくなるほどおもしろいかと言われるとそうでもないんですけど、このテーマでシリーズ化してると知り、このふたりが次はどんなイケメンを見つけるのか気になりすぎて最新巻まで買ってしまいましたね。思ってた以上に血しぶきが舞う、ホラー?短編集罪の花束 ワタナベチヒロ名無し絵柄が少女漫画なのでそこまで描写がリアルなわけではないですが、まあまあ容赦ない話が多いです。ただ、ストーリーには伝えたいメッセージがしっかり込められていると感じました。1話目も、自分より弱いものに対する虐殺行為にただ興奮する少年の話ではなく、そこに至るまでに、世間の"自分以外の誰かの死"に対する認識を彼なりに冷静な目線でみた結果、行き着いたんだと思うと全く共感できないものではないな…という気持ちになりました。ここまで極端じゃなくても、罪を犯す一線を超えるか超えないかは誰もがギリギリの瀬戸際にいるのかもな、と タイトルにはホラーと書きましたけどホラーじゃないですね、多分。こういうのなんていうジャンルなんでしょうか。Kindle Unlimitedでサクッと読むには丁度いい短編集でした。 新井先生とこうくんの結婚生活性別がない夫婦性活 ~ゲイと中性のアッチの話~ 新井祥名無し「性別が、ない!」を初めて読んだ時は衝撃を受けましたが、おかげで性は人それぞれであることを自分は学びました。 当時の先生とこうくんはマンガ学校の講師と生徒で、のちにこうくんがアシスタントになり、ついにご結婚。きっかけはコロナらしいですが祝福せずにはいられませんね。 中性の新井先生(夫)とゲイのこうくん(夫)の夫夫(ふうふ)生活についてだけではなく、読者のお悩み相談も多様性に富んでいて面白かったです。田舎最高14歳の里山レシピ 東吉野で、いただきます。 元町夏央名無しこれは田舎のご飯は実は高級メシなのでは!?と思ってしまう漫画ですね。 ご飯を食べる二人の顔も本当に美味しそうで良い… 奈良の田舎って本当こんな田舎なので農産物美味しいだろうな〜!嫁姑漫画を少年漫画の文法で描く!かんかん橋をわたって 草野誼toyoneko「嫁姑漫画」なるジャンルがあります。嫁と姑の確執は永遠のテーマですからですね。コンビニなどでよく見かけます。 そして本作「かんかん橋をわたって」は、嫁姑漫画の極北に位置する漫画です。 初期は、まぁ、わりと普通の(?)嫁姑漫画です。嫁ぎ先の姑がイジワルで、いろいろな嫌がらせをしてきます。 主人公の嫁ぎ先である「川東」(かわっと)では、イジワルのことを「おこんじょう」と呼ぶのですが、主人公の姑はなんと「川東(かわっと)一のおこんじょう」と呼ばれている凄い姑! 主人公は、そんなおこんじょうに耐えて一生懸命頑張る!というお話でした。 まぁ3話で「嫁姑番付」という「嫁いびり番付」の話が出てきたりとか(主人公は4位)、やや特殊な設定が見え隠れしますが、このへんはまだ普通でした。 ところが4巻くらいからだんだん風向きが変わります。 主人公の姑は、ただの「おこんじょう」ではなく、恐るべき策士であることが明らかになっていきます。 主人公は、その様子を見て、「お義母さんにはすべて見えているんだわ」「なんて…なんてすごい人なんだろう!」とか言い出します。 そして、憧れの姑に負けないように、自らも恐るべき「おこんじょう」を発揮するようになっていきます。 具体的には、姑の着物ダンスから防虫剤を全部抜き取って着物を虫食いだらけにしたりするんですが…(なお、姑はそれを見て大変喜び、とびきりの笑顔で虫食いだらけの着物をきて歩き回ります。)。 さらに、主人公は、その他の嫁姑番付ランカーにも働きかけ、嫁姑の仲違いを解消したり、問題を解決するなどして、どんどん力をつけていきます。 それを見た姑が「なんて上手なおこんじょう」と評すシーンなどは、作中屈指の名シーンですね!(添付)。 そして物語はクライマックスに向けて動き出します。 地域支配者たる「ご新造さま」があらわれ、嫁姑番付ランカーが次々と登場します。 恐るべき「ご新造さま」に対し、主人公と姑は共闘し、最終決戦に挑むことになります。 もう何のこっちゃか全然わからないかもしれませんが、とにかく最終的にはそういうお話です。 このように、本来は、嫁姑漫画のはずなのですが、「嫁姑ランキング」とか「成長する主人公」とか「力を合わせての最終決戦」とか「ラスボス」とかの少年漫画的要素を盛り込みまくって完成されたのが本作です。 「嫁姑漫画を少年漫画の文法で描いた」ともいえます。 怪作ですが、個人的には大好きです! なおコミックは全10巻(ただし電子版のみ)。現在は全巻アンリミで読めます! 摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~の感想摂氏零度の少女~私がママを殺すまで~ 新堂冬樹 天ヶ江ルチカrindkindleで全10話無料でタイトルが面白そうだったから読んでみた。意外と面白かった。 評価はあんまり高くないみたいだったけど、私はここまで甲斐甲斐しいサイコパス少女は初めてみたし、じわじわ衰えていく母親の姿にも怖さを感じたので最後まで割と夢中になって読めた。モラハラ漫画の決定版モラハラ婚 ~夫に洗脳されていた私~ Poko名無しモラハラをテーマにした漫画をいくつか読んだけど、これぞ決定版とも言える漫画かもしれない。原作者が実際に受けた体験談が元になっていて、結婚後に夫からのモラハラ行為が徐々にエスカレートし、ついには離婚するまでの生活が描かれている。ここに書かれていることは、後から振り返ればなぜ逃げなかったのか疑問に思ってしまうような話ばかりだけど、他人からはそう見えてしまうことこそがモラハラ被害の一番恐ろしい所だと思った。この本は、作者の心情の変化が上手く表現されていて、他のモラハラ漫画よりも共感できる。離婚するまでの準備や、慰謝料についてもちゃんと描かれているし、専門の弁護士がさらに詳しいコラムで説明してくれる。本気でモラハラで悩む人に寄り添う内容であり、モラハラチェックリストとしても非常に優れた一冊だと思う。 サイコパス美人教師が無双する話小悪魔教師サイコ 合田蛍冬 三石メガネ peep野愛小説アプリのpeepで読んだときから、漫画化したらよさそうだな〜と思っていた作品。 漫画になっても葛西先生は純粋にイカれてて魅力的です。 新米美人教師の葛西先生が、問題だらけのクラスを受け持ち解決していくお話。困ってる生徒を幸せにするためなら淡々と人殺しちゃうんだからすごい先生なんです。 ごく普通の人なら恐怖を感じる場面でも動じない。社会的立場や女の武器を利用することはもちろん、人を殺すときだって何の躊躇いもない。 サイコパスなだけなんだけど、潔すぎて笑っちゃいます。 サイコパス美人教師の無双っぷりを楽しみましょう。 パンチのあるタイトルにつられてアラフィフ漫画家 更年期かと思ったら妊娠してました 東條さち子六文銭※ネタバレを含むクチコミです。安易に読まないほうがいいけだものたちの時間~狂依存症候群~ big brother野愛今世紀最大のトラウママジキチ作品。茶化すこともできないくらいの切実な狂気があり気づいたら真剣に読んでいる。理解の範疇を超えているのに感情移入してしまっている。 ストーカーに拉致監禁された人気モデルの愛理。食事もトイレも管理され性的暴行を受ける日々の中、とある過去の秘密を共有し、心を通わせるようになる。 「ヒロくん」「愛理」と呼び合い、恋人のように過ごす2人だったが……。 あらすじだけでも頭を抱えるようなストーリーだけど、更にとんでもない展開になるから凄い。犬(人)の世話をしてる強烈なバナー広告を見たことある人も多いのでは。 そもそもの出会いが間違ってるのに愛理とヒロくんに幸せになってほしいと思ってしまう。絶対有り得ないし許されないことなのに、愛理は洗脳されてるだけだと思うのに。 不幸へのデスロードが敷かれているような状態で2人がどう生きていくのかを見守りたいと思います。 とりあえず安易な気持ちで読み始めないほうがいいです。でも面白がるくらいのスタンスでいたほうがいいです。とんでもないので。プロフェッショナル仕事の流儀(元)ナンバーワンソープ嬢が教えるアソコの裏側 泡野紐太郎野愛ポップでコミカルに描かれていますが、内容はほぼ『プロフェッショナル仕事の流儀』です。 漫画家の旦那さんが原稿が終わらない!ネームが終わらない!と嘆く ↓ 元ナンバーワンソープ嬢の奥様が実体験を通してプロの流儀を説く という流れからわかるように、これはもはやビジネス本です。 ビジュアルやテクニックだけじゃなく会話や気配りも大事な世界なんだろうなとは思っていましたが、ナンバーワンは想像以上でした。 ここまでできれば何の世界でもトップ取れるだろうなあ。 どんな仕事をする上でも参考になる部分があると思います。ビジネス書や啓発本より読みやすいし笑えるしおすすめです。 幼稚園中退著者によるエッセイ幼稚園から不登校の私が、大学生になるまで(分冊版) ひろさきりこ名無し※ネタバレを含むクチコミです。「姑」と「サバサバ」…思いつく限り最…その「サバサバ」間違ってます! 甲斐今日子名無し「姑」と「サバサバ」…思いつく限り最悪な組み合わせ…おそらく未曾有の災害になる…と思って読んだらやはり最悪だった。想像を絶する中国人身売買の闇中国孕ませ工場 空路名無し中国で「首に鎖をつながれた8児の母」が見つかるという衝撃的なニュースを見て、この漫画のことを思い出した。 https://toyokeizai.net/articles/-/513630 前に、怖いもの見たさで読んだことがあるのだけど、とてもじゃないが現実に起きていることだとは信じられず、眉唾モノの話だろうと思っていた。しかし実際に現代の中国で同様の事件が起きていたとは…。 単行本には表題作以外にも鬱なエピソードが収録されている為、1話目の「中国孕ませ工場」だけ読みたい場合は、分冊版があるのでそちらを購入するべし。 https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/476670/A001933758/ 『こうふく画報』に続き心底ほっこりするつれづれ花譚 【かきおろし漫画付】 長田佳奈さいろくたまらない、笑顔を作る漫画。 これが漫画のちからだ、漫画は素晴らしい、と再認識できた。 『こうふく画報』と同様、大正時代のとある町のお噺。 登場人物(すべてのモブ含む)を忘れぬうちに一気読み推奨。この味わい深い短いお噺がたまらないこうふく画報 長田佳奈starstarstarstarstar_borderさいろくそして犬が可愛い。こんな犬初めて見た。可愛い。 ときは大正時代、舞台は日本のどこか、多分東京かな?関西弁は珍しいらしい。 食べ物がちょっとずつ出てくる小噺と、それぞれおまけの1頁がついている。 1話を読んでるときはそういう和菓子屋の話なのかなと思っていたけど、町内(に限らないかもだけど近そう)の話っぽく、少しずつ素敵な物語で紹介していってくれる。 そしてこの各話が混じっていくクロスしていく感覚が読者を常に"こうふく"にしてくれる、というものだと思う、だってそうなったもの。 そしてこんなに目頭に来るとは思わなかった。声が出そうだ。 マストバイです。御託はいいからやれ!という勢いを見習いたい大家さん10年め。主婦がアパート3棟+家1戸! 東條さち子六文銭読んで思ったのが、著者の勢いのすごさ。 不動産投資って聞くと、よくわからないのに、額が額なだけに尻込みしませんか? それなのに、この著者はすんごいです。 単純に 不労所得が欲しい ↓ そうだ、マンション買おう って簡単なノリで始めます。 まず、ここがすごい。普通、こんな考えになりますかね? そんで、もっとすごいのは夫婦の背景。 主人公はマンガ家、旦那さんはタクシー運転手(しかも、本作中は免停で失業中・・・) ・・・失礼を承知でいうのですが、とても不動産投資できるような家計ではないと思うんですよ。 それでも、何が何でも実行にうつすんです。 そこが本当にすごい。 安定した収入があっても、数千万規模のローンなんか怖くて組めないのに、著者は数軒フルローンだったり、あまつさえキャッシングまでして(数十万の規模ですが)不動産に投資します。 この行動力というか決断力というかは、本当に感服します。 まぁ、当然、 不動産収入=ローン返済 となってしまっているようなので、 手元にはあまり残らず、額面上の収入だけが多いため、 税金が激しいという罠にハマってますが・・・ それでもすごいと思います。 不動産投資関連の活字本ありますが、そんなの何冊も読まずに本作1冊読めば全てわかります。 すなわち 御託はいいからとにかくやれ! 金かき集めてでもマンション買え! それを地で教えてくれた作品でした。 不動産投資に関わらず、あらゆることに通じる感じがしました。 絶対金持ちになる発想だよなと思ったら、 娘さんはインターナショナルスクール(学費でン百万)に通わせているようで、ついにセレブなったのかしら・・・。 そうだとしたら、またすんごいなぁ。 猫ちゃんによる毎日ラーメン健康生活猫舌らあ麺 【かきおろし漫画付】 魚乃目三太野愛もっちもちのでかい猫がラーメンを食べ歩きしてます。 人よりたくさんフーフーしながら、幸せそうにラーメンをすする姿がたまらなく可愛いです。 猫ちゃんが訪れるのは実在するラーメン店で、お店の歴史やご主人の半生などもしっかり描かれています。 悲しみや苦しみを乗り越えて人々に愛されるラーメンができたんだなあと胸が熱くなります。 歴史を知ると猫ちゃんの表情もより幸せそうに見えてきます。 巻末にSUSURU TVとのコラボ漫画がありますが、SUSURU TVに猫ちゃん出てくれないかな……動いてるところが見たいので猫ちゃん実在しててほしい!これがホラー漫画だ! #推しを3行で推す口裂け女あらわる!~昭和怪奇伝説~ 呪みちるtoyoneko1 有名なホラー漫画家のほとんどは既に一線を退いた印象がありますが,現在でもバリバリのホラー漫画を描いている作家は少数ながらも存在しており,呪みちる先生はその最高峰です。濃すぎる絵と,奇想溢れる展開が魅力(ただしグロ注意) 2 問題は,作品が手に入りにくいこと。作品集一覧はウィキペディアを参照していただければと思いますが,「ライオンの首」「人造人間の怪」「火星高校の夜」「顔ビル/真夜中のバスラーメン」あたりは現在入手困難です。なお,「青空の悪魔円盤」 「押入れのウーリー」は,ebookjapanなどで電子版が購入可能です(kindleには無い) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%AA%E3%81%BF%E3%81%A1%E3%82%8B 3 kindleで唯一購入可能なのが,本作「口裂け女あらわる」。エグいホラーをご所望の方は,ぜひチェックしてください。私は「タイヤ」が好き。なお,とりあえず呪みちる作品をちょっとだけ読んでみたいという方は,劇画狼さんのエクストリーム漫画学園をチェックしてみてください http://leedcafe.com/webcomic/exmanga016/ http://leedcafe.com/webcomic/exmanga020/<<12345>>
作者の流水りんこ先生が年に一度インドを放浪するのがハードな漫画家業の息抜きだったらしく、その時によく泊まっていた宿で働いてたのが後に旦那さんになるサッシーさん。10年程ずっと友達関係だったけど急にサッシーさんから国際電話で猛プロポーズをされて結婚し、りんこ先生の地元・練馬で暮らすことになったそう。 国際結婚ルポ漫画なんだけどサッシーさんの日本への順応力がすさまじく、後半は逆にインドに行くと体調を崩すくらい日本人らしくなっている(笑)。お子さん2人もずっと日本暮らしなので、もしかしたら出産漫画&育児漫画としての側面の方が強いかも?りんこ先生が仕事と両立させながら学校行事に奮闘する姿が輝いてました。 サッシーさんのお母さんが亡くなった時にりんこ先生とお子さん達はインドに駆けつけることが出来なかったのですが、家族全員で本当のお別れをしようと言ってガンジス川に遺灰を撒きに行くエピソードには泣けました。