KADOKAWAマンガの感想・レビュー2722件<<5859606162>>一周めより二周めのほうが面白くなるリリースレッド 誰でもない野愛心温まる話もあり、後味悪い話もあり。心臓に悪いびっくり系の怖さも、意味怖系のしっとりした怖さもあり。 一話一話読んでも面白いけど、リリースレッドとしてまとめられていることでより面白く味わい深くなっている。 一度さらっと読んでみて面白くて、二度めしっかり読んでみるとさらに面白くて、三度め読んで気づく面白さがあって……というように何度も読み返したくなる。考察とか伏線とかそういう言葉が大好物な人はたまらないと思う。 負の感情を食べてくれる負喰さん好き。お会いしたい。温泉にグルメにサスペンスに盛り沢山なお話。草野と希 岩国ひろひとPom 草野と希、いいコンビになっていったなぁ〜。 希のお姉ちゃん、誰かに濡れ衣着せられてるって、何となくわかっててどんな展開かなと思ったけど、二人で温泉地を巡りながら、姉の失踪と真実について調べる+希が草野の会社の温泉紹介の仕事をするって、色々と濃い内容。 何よりも元ヤクザ草野のインパクトが2巻完結だったけど大きく残って良かった。真面目に行きたいって思いがひしひしと伝わる。 そして、読んでるとやはり温泉旅行に行きたくなる。おしゃれかわいい大喜利もしもアンテナ ヨシダリュウタ野愛ゆるいし癒されるしかわいい。でもしっかり面白い。 インターネット的というか大喜利的な面白さが好きなひとは絶対好きなやつ。 「もしも◯◯だったら」「こんな◯◯は◯◯」とかそういうのをひっそりコツコツやってきたひとの面白さ。ほら面白いでしょ?じゃなくて、こんなんできましたけど〜的なスタンスの面白さ。 おしゃれかわいいくて面白いけど鼻につかない大喜利のうまさ。ロングコートダディの堂前さんとか好きな人は好きかも。短いけど壮大で、残酷だけど深い愛を感じる銀河の死なない子供たちへ 施川ユウキstarstarstarstarstarnyaeマンバ通信の記事きっかけで読みました。記事内でまあまあなネタバレをしてたので楽しめるか不安もありましたが、全く問題なかったです。久々に一瞬で読んでしまったなと感じました。実際そんなにページ数も多くないので短くて面白い漫画が読みたい!という人におすすめしたい。 マンガ沼で話されていた、最後のマッキの判断が作者にとっても想定外だったというのを踏まえて読むと痺れます。更にそれをπが予想よりすんなり受け入れるところも3人の間に確かにある揺るぎない愛を感じたというか、これでいいんだなという納得を得られました。 命に限りがある中、なんとなく適当に生きるのも死ぬ気で生きるのも自由だけど、幸福な時間を積み上げるという意識を持つことって大事だなと思えます。間違いなく名作だと思います。 でかくて優しいカエルの日常かわずや 蟹丹野愛でかくて優しいカエル店長とアルバイトの女子高生ゆうの日常のお話。 レトロな駄菓子屋「かわず屋」を舞台に、穏やかで優しい日々が描かれています。 大きな事件は起こらないし、悪い人も出てきません。 アイス落とした子に新しいやつあげたり、変な形の野菜見て笑ったり、店長をこっそり観察したり……とにかく優しくて平和です。癒されます。 ゆうが店長にほんのり憧れてる感じもまたかわいい。でかくて優しくて安心感あるもんね、すてきだよね……!JMAFマンガ部門新人賞受賞記念カキコロスト・ラッド・ロンドン シマ・シンヤさいろく文化庁メディア芸術祭マンガ部門、新人賞!めでたい、よかた。 私は推理小説をちょっとずつ読み進めるかの如く毎晩ちょっとずつ読んでいたので毎晩が楽しみだった。 2巻が出た頃には早く次くれ!と思って待っていた。 どうなるんだろう、どうしてだろうっていうワクワク感やハラハラ感がしっかりあって感情移入もしやすく素晴らしい作品だったし、最後まで良かった。 絵も雰囲気もカッコよくて映画を見ている気分になれる。 少しだけ線が荒かったりベタが荒かったり(わざとかも)するところが日本っぽくなくて、すごくすごく海外っぽさを感じられる。日本のマンガ界も世界標準のおしゃれが取り入れられて進化させられる人がいるんだ、と安心する。 月並みだけど、おすすめの作品。抜群に面白かった忌み人狩り 松本次郎名無しこれは読み切りで済ませてはもったいない。連載化希望。 やっぱりこの人すごい卵の鳥籠 森野鈴鹿名無しハルタの八咫烏賞を受賞した「境界の道で」が、内容も画力もめちゃくちゃ凄かったのですが、今回のこれは2作目?でしょうか、前回よりもさらに感情を揺さぶられるものでした。 境界の道はこちらで読めるので未読の方はぜひ。 https://www.harta.jp/bib/i/?book=yata2_kyoukai_1a5423f07b.epubマウンティングとはマウンティング夫が地獄です ふゆ名無しマウンティングとモラハラとごっちゃになってる感、確かにある。けれど読んでいてそこまで気にならなかった…と言うか早く離れてくれーと思いながら読んでいました。 大きな盛り上がりはないけど、だからこそ現実的でヌルッとした感覚が逆に良かったです。出てくる人間の8割がクレーマー・・・がんばれ! コッペパンわに 類さいろくなんなんだこのマンガは。 ふんわりホッコリを期待してたらわにがかわいそうすぎる。 理不尽なクレーマーにイライラする想像を上回る作品でした。 もちろん、ふんわりホッコリのほうが多いんだけど(絵柄どおり)人間系のキャラはいわゆるモンクレが多く、そうじゃないキャラの方が明らかに少ない。 読後感が悪いわけじゃないんだけどストレススッキリ!とまではキレイに解決してない気がして(謝るだけで済まされてたり、何も因果応報が果たされていないヤツが多い・・・)思い返してイライラしたりするという・・・ まぁ、わに可愛いからいいんですけど。 そういうことか春来てキメラ 野火けーたろ名無し※ネタバレを含むクチコミです。ホラーだと思ったらラブコメだったの巻#1巻応援見知らぬ女子高生に監禁された漫画家の話 きただりょうま六文銭表紙とタイトルからサスペンス・ホラーかな?と思ったら、 最終的にただのラブコメだったので、安心してお読みください。 見知らぬ女子高生が主人公を監禁し、包丁で脅しつつにマンガを描かせる・・・という流れが徐々に、部屋の中は自由に移動させてくれたり、ご飯つくってくれたり、一緒にお風呂はいったり、買い物したり・・・ え、なにこの天国(血涙) となります。 基本的には、上記のように監禁なのかよくわからないまま、主人公が女子高生がイチャコラしはじめるので、心臓の弱い方はお気をつけください。 ツンデレというかヤンデレ?というほど、キツくもないので、その中間くらいの存在です。 主人公に褒められると、露骨に喜ぶ様が可愛いです。 なぜ監禁したのかは、本作の最後に出てきて 一応その謎が解明されるとともに監禁が終わる?ようなのですが、2巻あるのかな?二人の関係がどうなるのか気になるので、あると思いたいです。 なんでもやってくれるアンドロイド家事代行機械 ハルくん 辻恵名無し美青年型お手伝いアンドロイドのHALくんは家事代行だけではなく、持ち主であるマダムとその夫の性生活もお手伝いもする万能っぷり。しかし壁越しにその営みを聞いていた隣人の女性小説家から「意志のない機械は哀れ」だと言われてしまう。けれどもその小説家は自分に経験がない為に性描写が上手く書けないことに悩んでいた。 アンドロイドのHALくんの美しさが際立ってました!どんな仕事でも嫌という感情がなくて一生懸命なんですが、何となくハルくんは洗濯物を干してる時が一番楽しそうな気がするな…。隣人達の挙動に興味津々な小説家がどんなアクションを起こして来るのか、後編が楽しみです。 珍しい?父と子のほのぼのエッセイ#1巻応援父と子 あさやみのる六文銭ツルゲーネフのそれではなくて、父と子の日常を描いたほのぼのエッセイです。 自分自身父なのと、家族のエッセイは沢山あるのですが、父親と息子の構図って珍しいなと思い読んでみました。 そして、すごく癒やされました。 最初、父と子なので父子家庭だったらどうしようとビクビクしてましたがーなんというか、母親がいない、それでも気丈にふるまう子供(特に男の子)の姿って、それだけで切なくないですか?ーお母さん海外にいるだけなので安心してお読みください。 息子(はーちゃん)を想うお父さんの姿と、はーちゃんのお父さんの好き具合がタマらないです。 また、お父さんが無口なのもいいですね。 言葉の代わりに、きちんと行動や態度で愛情を示しているのが、ぐっと伝わってきます。 同じ年頃の子を持つ父親は読んだ後、抱きしめたくなること請け合いです。 続刊あるのかわからない終わりかたですが、次の巻はお母さん帰ってくるのかな? 家族3人のやりとりもみてみたいなと純粋に思いました。なるほど、こういうのもあるのだムギとペス ~モンスターズダイアリー~ ぱらりさいろく「BEASTARS」でてっきり獣の擬人化世界を脳内占拠されていた。 そうだよ、人がいたっていいじゃん。 そして、殺伐とした問題提起とかしなくていいじゃん。 これはそういうほのぼの、かつ多くの獣人がその特徴をもって悩みを少しスッキリしたりするストーリーが満載で面白い。 この例え方は良くないんだけど、BEASTARSと天地創造デザイン部を足して世界観を現代にしたような感じ?かな。 私は好きです!優しい世界祖母と猫 ジビ野愛「おばあちゃん猫好きじゃない」と言っていたのに気づいたら猫を溺愛しているおばあちゃんがかわいいです。もちろん猫もかわいいです。 まるっこくて可愛らしい絵柄と、ほのぼのした日常に癒されます。 猫ちゃんの存在によって元気になっていくおばあちゃんとのんびり自由な猫ちゃんの日々、永遠に続いてほしいです。 動物×おじいちゃんおばあちゃんの組み合わせはそりゃかわいいよなズルいよな……なんて捻くれた考えもよぎるのですが、読んでしまえばそんな気持ちも浄化されます。優しくなれます。 父娘ネタの短編ギャグお父さんの休日 伊藤理佐かしこ伊藤理佐先生のデビュー作。当時は女子高生(17歳)だったそうです。当たり前だけど絵が全然違う!!線も細くて「ザ・少女漫画」な絵柄です。でも読んでると今現在の完成された伊藤理佐作品に繋がるものを感じ取れます(こないだ読んだ「渡る世間はオヤジばかり」も父と娘のギャグ漫画で面白かったです)。雑誌に掲載されたリアル父娘インタビューや日記コラムなども収録されていました。内容云々というよりも人に歴史ありを体感する面白さがありますね。人間ならいけすかない 餓鬼ならかわいい丁寧な暮らしをする餓鬼 塵芥居士野愛丁寧な暮らしをSNSで発信だなんて背筋がゾワっとしちゃうんですが、餓鬼がやってると何故だかかわいいです。 綺麗な布とかガムシロとか割り箸とか大事に取っといてるのもかわいい。はりきってサイフォン式コーヒーメーカー買っちゃうのもかわいい。梅干してるのもかわいい。 これを人間がやってるといけすかないのに、餓鬼のガッキーがやってると人間味が感じられて素敵なんですよね。認知の歪み……ガッキーを通して自分の悪いところが見えてきます。 人の承認欲求に指差す前に自分の認識を改めなければ。 ビニール袋三角に畳んで心穏やかに暮らしたいと思います。長男がどうというよりもっと根深い呪いの話長男の嫁ってなんなの? ツムママポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。 「食べてみたい!」的引力が強い鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎mampukuめちゃめちゃ面白い!! グルメ漫画・旅行記として解像度高くて知識欲刺激されるし、全員美少女な理由も狂ってて最高(○鳥屋さんなど実在男性も美少女化して登場する) 一生のうちに体験してみたい… 鍋に弾丸を受けながら - Webで漫画が無料で読める!コミックNewtype https://t.co/xBHhAwyWpyFGOで学ぶ世界の食文化と歴史 #1巻応援Fate/Grand Order 英霊食聞録 TYPE-MOON 十駒マコト 遠藤雅司ANAGUMA『衛宮さんちの今日のごはん』で料理監修をされている只野まこと先生の正体が本作の十駒マコト先生だと知ってマジでビビり散らかしました。料理もできて絵も描ける、無敵だ!!! https://manba.co.jp/boards/144665/import_links/9450 さて、『衛宮ごはん』は「ワンランク上のおうちごはん」がテーマのグルメ漫画然とした作品でしたが、本作はFateを通じて世界各地の食の文化と歴史を学べる学習まんがといった趣。 Fateシリーズのサーヴァント自体は歴史上の人物を元にしているとはいえ相当アクロバティックなアレンジが加わっているわけですが、存外こうしたテーマの入り口にはぴったりというか、元からこのマンガのために居たのか?というくらいのフィット感。 コラムや注釈も充実の情報量で、古今東西さまざまな文化圏の英霊が登場するFGOの強みをガッツリ真面目方面に生かした作品と言えます。 なかでも注目すべき話数はプロトタイプとして描かれたという「ウルク飯」かと思います。バビロニアのアニメでも食事シーンが随分話題になりましたが、生活をしっかり描いたシリーズだけあり、古代メソポタミアのメシの解像度が上がる恩恵は大きいですね。 時間も空間も大きく離れた当時の食文化が今でもこれだけ分かっていることそのものへ驚きと、食べてみたい!と思わせるほど魅力的に描かれていること、両面からすごいなと思う次第です。 『衛宮ごはん』ファンはもちろん、全くFate知らん人が本作を入り口にするのもアリなのかもと思うくらい、しっかりした作品ですよ!滋賀を楽しむ女二人暮らし #1巻応援たびみまん 赤樫あうしぃ@カワイイマンガ私は琵琶湖周辺を撮る写真家・今森光彦さんのファンだったり、用事の空き時間に立ち寄った近江八幡に魅了されたりと、プチ滋賀県ファンだったりします。琵琶湖、好きです。 そんな滋賀で同居する、OLの春川さんと小説家の秋山さん。二人は日々の合間に滋賀の良い所に触れるのですが、『たびみまん』のタイトル通り、旅とも言えない程少しの移動で滋賀を楽しむ、力の抜け方が良いです。 琵琶湖は大きくて穏やかだし、滋賀は風景も良いし歴史もある。地味そうでいて見所たっぷりの滋賀を、めんどくさがりの秋山先輩を連れて回る春川さんは、実は秋山先輩がかなり好きな様子。では秋山先輩は……? 二人の関係に注目しつつ、くるくる変わる春川さんの表情と滋賀散歩にほっこりしましょ! これが音に聞く「もう遅い系」か!!にゃん太とポメ子 ~いまさら信じていると言われてももう手遅れだ~ 栖夜まろみ 野良うさぎ名無し※ネタバレを含むクチコミです。離島のバス停は女子高生のたまり場 #1巻応援ぐだぐだするき! 大崎ペコ丸sogor25とある離島を舞台に、学校帰りのバス停でたむろしている女子高生の日常を描く作品。 離島が舞台のため、バスは数十分に1本しか来ない上にバス停の周りの人通りも全くなし。 そんなバス停で時間を潰しているのは島育ちの夏美と関東から引っ越してきた美咲、そこにたまに黒髪メガネの千秋やクール系の銀髪女子・ロッタが現れたりもして、個性豊かなキャラクターがバスが来るまでの間、他愛もない会話劇を繰り広げるという日常コメディです。 1巻まで読了<<5859606162>>
心温まる話もあり、後味悪い話もあり。心臓に悪いびっくり系の怖さも、意味怖系のしっとりした怖さもあり。 一話一話読んでも面白いけど、リリースレッドとしてまとめられていることでより面白く味わい深くなっている。 一度さらっと読んでみて面白くて、二度めしっかり読んでみるとさらに面白くて、三度め読んで気づく面白さがあって……というように何度も読み返したくなる。考察とか伏線とかそういう言葉が大好物な人はたまらないと思う。 負の感情を食べてくれる負喰さん好き。お会いしたい。