KADOKAWAマンガの感想・レビュー2722件<<5657585960>>孤児の少女と孤独な絵本作家ヘレナとオオカミさん 布里斯あうしぃ@カワイイマンガコミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で連載されている四作品のうちの一つ。優しく切ない物語に、序盤早くも涙しました。 孤児の少女は、好きな絵本作家のサイン会をきっかけに、オオカミの被り物をした作家男性と交流を持つ。 瀕死の弟に寄り添う少女に、創作でようやく人と繋がる作家は少しずつ心開く。周囲のアシストで少しずつ殻のとれてゆく二人が切ない。 全体的に愛らしい作画の中に、作家の暗い画風、絵を描くのが好きな少女の素朴な画風と広がる想像力が取り合わされ、世界観が広がる感覚があります。どんな切なさも、きっと優しく解決されると信じて、先を待ちたいところです。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01203000010000_68/アリスwithバイオレンス!機械の国のアリス Hambuckあうしぃ@カワイイマンガコミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で、コミックウォーカー内で台湾コミック四作品の連載が始まりましたので、それらのクチコミを書いてみます。 本作は有名なアリスシリーズの続編のような形をとっている。成長したアリスの元へ、幻鏡の国から助けを求めてウサギが現れる。 機械の国から侵略を受けていると言うウサギ。襲い来るロボット達と、自然豊かで魔力的な力を使う幻鏡の国の対比も面白いのですが、そこに参戦するアリスの……何というか捻くれたというか……非常に暴力的な様子が面白くて、かえって可愛かったりする。 ジャンプ的勢いのあるアクション、巨女要素も加わり、楽しさ満点!アリスの「カ・イ・カ・ン」とか言い出しかねない快進撃を見に行ってほしいです! https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01202997010000_68/高校生、猫妖怪と同化!?猫妖傳 艾莉柚あうしぃ@カワイイマンガコミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で連載されている四作品のうちの一つ。カッコいいアクション×妖怪・怪異物が楽しめます。 人生ダメダメ、お先真っ暗な高校生男子が、猫の怪異と出会い、同化する事で強運と脅威の能力を獲得する。これで人生一発逆転……とはいかないのが悲しいところ。 何しろ猫の思惑が分からず、人間界のルール完全無視で突っ走る猫に、高校生は翻弄される。どうにか折り合いをつけようとするものの、猫の背景にあるものに……やっぱり巻き込まれるんだろうなぁ。 猫や宗教施設らしきものなど、台湾的なバックグラウンドがあるのかどうか、モチーフに解説が欲しいところ。先行きが読めない不思議物語、続きを早く! https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01202998010000_68/世界は優しい彼らに優しくない殤否 僕らの世界のつくりかた Geneあうしぃ@カワイイマンガコミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で連載されている四作品のうちの一つ。残酷な世界を生きる高校二年生の感性に、切ない気持ちになる作品です。 人の心を敏感に感じ取ってしまう少年は、家族と離れ一人暮らし。人とつるまない彼だが唯一、優しくて誰を拒むことのない少年の事は気にかける。 人の残酷さを知り、互いの優しさを知り、互いを気にかける二人。周囲との距離の取り方は違い、全然別人に見える二人が、人には見えない部分で分かり合っている。繊細で息苦しいが、その優しさに深く同意してしまう、そんな作品です。 その優しさでもって、一人の切ない同級生の少女と関わる時……この先は連載を追ってみてください。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01202999010000_68/ 裏社会の闇に巻き込まれていく高校生たち #1巻応援ブラックシープ 雅鳳みゃとsogor25見た感じでは普通の高校生である静永 澪(しずなが れい)は、実は静永組というヤクザの組長の息子。 高校生として普通の日常を過ごしていた彼の元にある日、その父親である組長が銃で撃たれたという報せが入ります。 急いで病院に向かった彼でしたが、一命を取りとめていた父親から「お前を静永組 組長代理に指名する」と言われます。 この出来事をきっかけに、澪はヤクザの世界へと否応なく巻き込まれていくことになります この作品には澪の他にも彼の"世話係"である王賀 真純(おうが ますみ)や高校の友人である可愛(かわい)める など数多くの人物が登場しますが、その誰もが裏に何か抱えていそうな雰囲気を醸し出しています。 特に真純は澪に対して異常とも思えるほどの忠誠を示していて、その行動も謎に包まれています そんな登場人物たちの思惑にヤクザ同士の裏社会の抗争も絡む複雑な人間模様が、表紙の通りの美しい絵柄で描かれていく作品です。 1巻まで読了無口で不器用な研究者と妻の話貝と真珠 浜田咲良名無し無口で不器用な研究者と妻の話。やっぱり浜田咲良先生の描く男女はいいですね。汝は女狐なりや?なハーレム人狼ストラテジックラバーズ 三色網戸。えっちな名無し愛人の子として日陰の人生を送っていた主人公が、父の危篤に伴い唯一の男の後継ぎ候補として、チェスで培った頭脳で愛人候補5人から毎週一人を入れ替え優秀な人材を見抜く目を養っていくという物。 しかしこれ読めば読むほど変則的な「汝は人狼なりや?」である。 ハーレムデスゲーム系作品自体は近年見かけるジャンルだが、この作品は明確に人狼を意識した設定で、複雑ではないので元ネタを知っていればかなりすんなり頭に入ってくる。 まず主人公は投票権を唯一持ち、一人の愛人候補を追放できる。 しかし集まった愛人候補は、巨大企業の後継ぎである主人公の愛人になる事を望んでいるので当然追放されたくない、そこで人狼のように1週間の会話タイムがある訳だが、ここで出るのが「色仕掛け」によるえっちシーンである。 どのヒロインも三色網戸。氏の画力が大いに振るわれ実に色っぽいのだが、どうやらどのヒロインも大なり小なり裏がある女狐のようで、メインヒロインである斑鳩はどうやら「人狼」らしく、主人公が元々寄せている好意を最大限に利用し自分以外を追放させ、自分に依存するように仕向けて行く。 しかし変則的というかあくまでハーレム物という点を大事にしているようで、非人狼ヒロインが追放されたからと言って前作「おしおきエクスキュート」後半のように空気が重くなり過ぎないように配慮していて、追放されたヒロインが復帰する展開等も有り、この辺は作者の成長を感じる。 2巻で入れ替え登場したヒロインは正に女狐で、肢体も話術も駆使して主人公を操ろうとする為、遠慮なく追放してしまえと言いたくなるようになっていて中々面白い。 後書きなどでも、あくまでハーレム物に徹し、ヒロインの艶姿で楽しませる、展開を重くするのは自分の悪癖と挙げていて、前作後半を知っているだけに作者の成長を感じさせエンタメとしてもお色気としても非常に期待している。 メインヒロインの斑鳩に関しては、詳細が明らかにされていない分、ほぼ間違いなく人狼とはいえどうにも可愛さよりエロさと不気味さが先に立つのだが、それ以外のヒロインは財産目当てにしてもしっかり人間臭く、肢体を駆使してでも成り上がろうとするやる気も感じられ、却ってそこも魅力的だし、なにより存分に画力が振るわれていて最高にえっちい。 特にヒロインの一人である読モ同級生ギャルの山田アキは、元々主人公をイジメていたグループだったのが後継者と分かった途端、手のひら返して媚び媚びな色仕掛けを仕掛けてくる姿がなんともエロく、強気の姿勢を崩していないが主人公にやり込められたり実に可愛い上、予言者ポジというか、他ヒロインの情報を集めてきたりと出番が多く、存在感的な意味で他のヒロインを食いかねないキャラに仕上がっている。 まだ2巻なので、他のヒロインの出番が増えてきたら分からないが、他もこれくらい見せ場があるならハーレム物としても期待大。 気持ちいいっ!!てなるコメディ💓ゴゴゴゴーゴーゴースト 蛭塚都starstarstarstarstar干し芋ウシロと正子の名コンピ!! ウシロは、人間。 正子は、ウシロのオネエの守護霊。 ウシロが、大手の会社に勤めていた時に、出世頭と不倫をして、会社を辞めさせられ、更には、慰謝料まで払っているという不幸極まりない導入から始まり、毎日胃が痛くなるような新しい会社で働き始めた所、上司からパワハラを受け、お酒と薬を同時に飲んだことにより、臨死体験をする。 守護霊の正子との出会いは、その時。 死にたいと言うウシロに生きる気力を与えたのは、正子の❝元カレの金玉ひとつ潰しちゃおう❞という提案。 この一言で、ウシロは、この世に戻ってきたのだ。 人生には、色々な嫌なことがある。 それぞれの生活の中で、それぞれの理由もある。 個人の理由はともあれ、でも、どうしても許せない事があるのも事実。 それを、爽快に片付けてくれる、気持ちのいい祟りコメディ♬ スカッとおもしろい!!友達をつくりたくなった真夜中の訪問者 -ハトリアヤコ作品集- ハトリアヤコかしこ単行本のタイトルにもなってる「真夜中の訪問者」が一番好き。定期的に読み返したくなるくらい好き。買ってよかった! 会社のエリートとチームを組んで仕事をすることになったんだけど実はそいつとは幼馴染で、子供の頃はいつも一緒に遊んでたけど大人になっていくにつれて疎遠になってしまった仲だった。昔はお互いにあだ名で呼んでたけど今は名字にさん付け…それもそうだよな〜と思っていたら、毎晩あいつが生き霊になって自分の部屋に現れて??!という話。 終わり方がまたいい。大人になってから仲のいい友達ってなかなかできないなぁと思ってる人にオススメです。人それぞれのアイデンティティ怪獣になったゲイ ミナモトカズキさいろく大人になった今、振り返ると子供の頃は視野が狭かったことがわかる。 それは色んな生き方を知り、憧れや妄想、時には挫折なんかを味わい、知識を得て世界が広がってきたから今と比べたらそうだ、というだけなのだと思う。 LGBT(Q+)が今では自由として認める風潮があり、良いことであると思う反面、わからないものに対する人の態度までを制限するのは違うんじゃないかという気持ちもちょっとあるんだけど(強く思うわけでも議論したいわけでもないし、擁護したいわけでもないですが)これは自分がもう大人になってしまっているからに他ならない。 実際に"ノーマルではない"ことを苦にしている子たちは視野を広げる事が出来ない狭い世界に閉じ込められてしまっているのかもしれないと思うと、子供の頃の残酷な無邪気さは命に関わるぐらい大きな問題なのだろう。 最近は幸せなBLばかり読んできたんだなーと非常に強く感じる、心に刺さる作品だった。 添付は愚かな男の例としてわかりやすいシーン。最悪である。上の言い方でいうとこいつは視野が広がることも、広げる必要性も感じずに生きてきた大人になるのだろう。 メスガキメスガキのいる喫茶店 MIGCHIP名無しメスガキかわいいですね。1~4巻まで全部買ってしまった〜!金曜日はアトリエで 浜田咲良名無し読みました。 とっても良いですね!!! 恋愛漫画としても良いし漫画のタッチを楽しむでも良い。 いきなり初対面でヌードモデルをやるのは無理がありますが、この女性の性格ならまぁありえんこともない、と思えてしまうので違和感ありません。 ・「先生」呼びの恋愛もの ・恋愛下手男性萌え ・ハルタコミックスが好き ・3、4冊くらいでオチがつく漫画が読みたい これに該当する方即購入オススメ! 1巻試し読みでは留められませんでした。少しだけ、遠い世界の物語。台所のドラゴン みよしふるまち 縞田理理ナベテツ80年代の東欧、今は無きヨーロッパの社会主義国を舞台にした作品ですが、時代の空気感や社会というものが巧みに描かれていると読了後に感じられました。 ドラゴンが登場するファンタジーというと中世をイメージすることが多いのですが、作中はまだ冷戦下であり、「今」ではない社会、非日常とリアルとの間に独特の距離感を与えてくれています。そして、そのことがこの作品に柔らかな幻想感と優しいフレーバーを与えてくれているのではないかと思います。 主人公のののちゃんは美大の留学生であり、異国で新生活をスタートしたばかり。そこで出会ったのはドラゴン(?)のとかげちゃん。 一人と一匹が過ごす毎日は、ここではないどこか、我々の今住んでいる場所から少しだけ離れていて、どこか懐かしく、温かみを感じます。 パソコンもスマホも無い日常。それは数十年前の現代であり、決して遠い昔の物語ではない。そんな風景を思い出させてくれる、ちょっとだけ離れたファンタジーの佳作であると思います。 スペインの風を感じる!あかねさす柘榴の都 福浪優子名無し母親が亡くなってスペインにいる叔母に引き取られた少年ナツ。 始まり方はヘビーですがなんかスペインの描写が素敵! オレンジを持ちつつアイスを食べたり、出てくる女性も気が強くてなんか理想が詰め込まれてる気がします。 ハルタコミックスらしくタッチも細かい。 気にいる人多い漫画だと思います。 料理もその国のものが出てくるので漫画でスペインを旅した気分になりますね。優しい物語おやすみ前にひとつだけ MiyakoMiiyaむ優しく不思議な物語の詰め合わせ。 「いただきます」と「賢者の口笛」が好きでした! コミティア好きだった自分としてはなんだか昔のコミティアを思い出してしまいましたね… 柔らかいタッチで不思議な話 まさに 寝る前にゴロゴロしながらこんな話を読んで眠りにつきたいと思ってしまいました。天真爛漫なお嬢様×ド真面目な執事が贈る心暖まる日常系作品ことり文書 天野実樹カワセミ㌠この作品は主人公である小鳥ちゃんがお嬢様の肩書きとは裏腹に執事やメイドを連れず一人で外出したり土まみれになる野球に興じる等おてんばな性格の持ち主で、その性格や行動の数々や1日1日の日常を堅物執事の白石やメイドご一考と共に過ごして行く日常系作品となっております そんな日常を描いた本作品ですがお嬢様の天真爛漫な性格から巻き起こるドラマがとにかく素晴らしく、特に第2話のメイドさん回 第3話のカフェ回 第5話のおめかし回が個人的に気に入り心暖まりましたね それに加えメイドや執事白石にもしっかりとスポットが当たる作品でもあり毎回飽きさせないストーリー構成や演出に楽しませてもらっていましたので早期発売する第2巻が待ち遠しい作品でもありましたね 5股!どれも本気百合 #1巻応援どれが恋かがわからない 奥たまむしあうしぃ@カワイイマンガ新女子大生が、入学初日に出会った5人の女性と次々に恋に落ちてしまう物語。そしていずれも両想い!という事で、第一話から大変さと甘さに脳をかき乱されたのですが……。 個性的な5人の女性が、主人公に惹かれるポイントは様々。声、手触り、匂いetc.フェチポイント多彩ですが、それぞれの性的惹かれが強く描かれて、恋というのが理屈じゃないんだなぁ、というのが分かります。 そう理由は無くても、恋は恋。 主人公・空池(そら行け!)メイは、5人の女性に同時に恋し、何なら付き合いたいと思ってしまう「人倫にもとる」状態なのですが、でも、恋が理屈じゃない、と知っている私にはそれも仕方ないことだと分かる。 色々制御できないメイは、どの人とも出会って二ページで恋に落ちる(少し誇張あり)。でも性的・恋愛的惹かれってそういうもんだよね?色々こねくり回した「恋に落ちる」表現より、この作品の"光速恋落ち"描写の方が私には腑に落ちるのです。 後半、学内でメイに群がる女性達。1巻にして大混戦!全員を好きすぎて絶対一人なんか選べないメイ、どうするんだよー!とソワソワして、いてもたってもいられなくなる感じ。 本当に 結末が わからない"隠してる二人"のお料理百合 #1巻応援先輩、美味しいですか? みかん氏あうしぃ@カワイイマンガ本作の主人公は、美味しいご飯をガッツリ食べたい女子大生。そして食べたいものは自分で作ってしまう、料理上手でもあります。 そんな彼女が学内で人気の先輩と出会い、偽装恋愛しながら先輩に料理を教え、共に食するうちに距離が縮まり……という甘やかで楽しいお話はしかし、その中に若干の緊張感を孕みます。 主人公はコンプレックスが多い。ガツガツ食べるのが好きのも、恋愛に興味が無いのも人に隠している。一方の料理下手な先輩もミステリアス。物知りで恋愛経験も豊富?で、主人公を翻弄しその気にさせてゆくのに、何かを隠している。 距離を縮めるトキメキを追いながら、時に不安になり、その不安を解消したくて先を読むうちに、一冊をあっという間に読み終えて驚いてしまいました。コンプレックスを抱く主人公&何かしらの病みを飼う先輩に、優しい解決が訪れる事を願って、次巻を待ちます!4月お薦めの解像度高め短編集 #マンバ読書会真夜中の訪問者 -ハトリアヤコ作品集- ハトリアヤコ兎来栄寿注目の新鋭、ハトリアヤコさんが近年に『アフタヌーン』、『ビーム』やWeb等で発表された作品を集めた短編集です。 家賃1万円の部屋に移住したら幼馴染の生霊が現れるようになった「真夜中の訪問者」は、切れる縁の一方で、繋がる縁もあるということにしみじみと思いを馳せさせてくれます。 絶妙な距離感の高校生の日常が描かれる「根部くん干垣くん」は、自然体が気持ち良くスッと入ってくる掌編。8人しかいない野球部の試合を休んで、本初子午線を見に行くというシチュエーションが好きです。 小学校の同窓会に行くコンビニバイトの女性を描く「カタツムリ溶かす」に宿る若気の至りや歪んだ感情は、人によっては強く共感し刺さるところでしょう。 学校内カーストでは下の方でありながら、とても仲の良い友達との悲喜交交の日常が切り取って呈される「鈴木と山田。」は、それぞれのワンシーンの解像度の高さが光ります。同じクラスの退学したヤンキーの彼は今どうしているのかな……。 田舎の女子大生に生じる微妙な感情が紡がれる「花のつぼみ」には、言語化し難いところを上手く掬った『ちーちゃんはちょっと足りない』を髣髴とさせる部分もあります。 「ミモザより」は読んだ後に心が軽くなり、そしてもう一度最初から読み返してしまう物語。私も3月にミモザを買ってドライフラワーで家に飾ってあります。 「日常ポリッジストーリー」は一番最近の作品ですが、今だと「タコ○○(ピー)」を思い出さざるを得ない宇宙からの来訪者が登場するお話。読了後の爽快感がとても素敵で、更なるマンガ力の高まりも感じられる作品です。 帯には幸村誠さんの「この方の描く漫画には、人の心をかきみだす何かがある!」というコメントが寄せられていますが、良感情・悪感情どちらのベクトルにも引っ張ってくれる確かな力量があり、今後のご活躍もますます楽しみです。 黒光りするアイツ…!!ピカリちゃんはなかなかしなないっ! 三部べべstarstarstarstarstarウマタロhttps://manba.co.jp/topics/36853 このクチコミを見て、「ピカリちゃんはなかなかしなないっ!」という漫画があったのを思い出した。あらすじに“世界初”とあるけども、それ以前に「害虫女子コスモポリタン」、そして「ごきチャ」という先駆者がいた、というツッコミを入れておきたいのはさておき、これ系の作品は最初から圧倒的な好感度マイナス状態から始まるわけだがGを限りなく萌化させたルックスと妖しげな動きの合せ技で、なかなかどうして可愛く見えてくるから不思議だ。まぁどう見繕っても元はゴキブリなんだけども笑。ゴキブリに関する豆知識を披露してくれる、おバカギャグだけでないマジメな一面もあり。ピカリちゃんが飲食店に居候しているのが何かと気にかかる部分だが、設定が屋外なら尚良かったかなあ。復讐の毒鼓3の最後復讐の毒鼓 MeenXBaekdoo毒鼓ファン※ネタバレを含むクチコミです。かわいいだけじゃいられない、かわいい女の子たち彼女は宇宙一 谷口菜津子starstarstarstarstar野愛意地悪だったり不器用だったりわがままだったり、かわいいだけでは生きられない一生懸命な女の子たち詰まった短編集。 ファンタジーやSFチックなお話もあるのに、どの女の子もめちゃくちゃリアルでその辺にいそうです。 身近にいた場合は仲良くなれなさそうな感じも含めて好きです。みんなかわいい。 いちばん好きなお話は『カロリーファイターあいちゃん!』 地球に現れる怪獣を倒すために、たくさん飯を食って巨大化して闘うヒーロー・あいちゃん。 あいちゃんが地球を守ってくれてるから平和に暮らせるのにクソ人間どもときたら、露出多めで闘うあいちゃんの画像を晒してエロいとかブスだとか言ったりするし、あいちゃんの彼氏はDV野郎だし、人生ってうまくいかないね! っていうのをポップに明るくハッピーに描いてます。 あと『ランチの憂鬱』はスクールカースト×家庭環境×女の子の友情を描いた作品なので、まさに今バズりそうだなと思いました。 かわいい女の子に振り回されたい人はぜひ読んでみてください。 ヒトとヴィトロ・アニマ(人工生命体)が共存する世界ヴィトロ・アニマ 郷本名無し郷本さんの新作だ〜!けどなかなか特殊な設定で掴みどころがまだない。ロボットから始まり、人間が作り出した人ならざる生命体(ヴィトロアニマ)は使役・愛玩・鑑賞などを目的に管理されながら人間とともに生きている世界。主人公はそんな生物たちが人の手を離れたときに正しい形に戻す仕事をしているレオンとレオンの使役動物のハチ。彼らの仕事がどんなものなのかを少し垣間見れるような、見れなかったような、そんな第1話でした。実録ハードボイルド美少女グルメ漫画鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎野愛まだ見ぬ美食を求めて危険地帯に赴く実録ハードボイルドグルメ漫画を美少女でやるという不思議な作品。 主人公は二次元の過剰摂取により自分を含めた全ての人間が美少女に見える男・ジュンタロー。 そんな都合のいい話があるかと思っちゃうような設定なのに、何故だか全く気になりません。むしろ心地よいグルーヴ感が生まれています。 出てくる食べもの全て美味しそうでたまらないのですが、いちばん印象に残っているのは「サウダージ」という言葉の美しさです。<<5657585960>>
コミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で連載されている四作品のうちの一つ。優しく切ない物語に、序盤早くも涙しました。 孤児の少女は、好きな絵本作家のサイン会をきっかけに、オオカミの被り物をした作家男性と交流を持つ。 瀕死の弟に寄り添う少女に、創作でようやく人と繋がる作家は少しずつ心開く。周囲のアシストで少しずつ殻のとれてゆく二人が切ない。 全体的に愛らしい作画の中に、作家の暗い画風、絵を描くのが好きな少女の素朴な画風と広がる想像力が取り合わされ、世界観が広がる感覚があります。どんな切なさも、きっと優しく解決されると信じて、先を待ちたいところです。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01203000010000_68/