KADOKAWAマンガの感想・レビュー2722件<<5455565758>>わたしは家族がわからないの感想 #推しを3行で推すわたしは家族がわからない やまもとりえstarstarstarstarstarnyae※ネタバレを含むクチコミです。愛という名の業が深い、全アラフォーヲタ推奨作品マキとマミ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~ 町田粥さいろくまず読もう。 全然わからん、というあなたはきっと日向を真っ直ぐ進む素敵な人生を歩んできたタイプ。 もしくは少しお若いのでしょう。 本作はツッコミどころが多いとか共感が多いとか、それだけでは語り尽くせない素晴らしいオタクマンガ。 まず読んで感じてほしい、あの頃のアレが今となってはこうだよねというシンパシーを。 あと、この歳になっても日々勉強だなと思わされる。ありがたすぎる。動物達への想いの深さイーハトーヴのふたりの先生 山口八三Pom 動物園で働く獣医師さん達の話。 星野先生は、動物の痛みが自分も分かってしまう身体の持ち主。 津川先生は、かなり塩対応だけど動物愛に溢れるとっても優しい先生。 大人になって動物園に行くと裏で働く方達の努力があってこそ保たれている空間なんだと感じます。 星野先生の能力は一体いつかなんだろうな。 動物は喋れないからこそ、とっても難しい仕事なんだろうと勝手ながら想像します。 正反対の二人の先生たちの動物への深い想いが伝わる漫画かなと思います。時代に埋もれてしまった天才画家の半生ジェリコー 中原たか穂ななしドラクロワの「民衆を導く自由の女神」は誰でも知っている名画ですが、それ以前に衝撃的な作品を描いてスキャンダルを巻き起こした画家がいました。それがこの漫画の主人公・ジェリコーです。彼は自分がフランス革命後のいわゆる終わった時代に生まれてしまったことを苦々しく思っていました。だからこそショッキングな事件を題材にして人間の本質に迫ることで革命を起こそうとしたのです。死体をアトリエに置いて描いていたというエピソードからもその本気が伝わると思います。ダ・ヴィンチ連載だけあって文学作品のような高尚さがありましたが、全1巻なので読みやすかったです。 結構踏み込んだ所まで…彼女が好きなものはホモであって僕ではない 平原明 浅原ナオトむ三巻とも読みました! 結構踏み込んだ所まで描かれていて自分は関係ないからと切り捨てられないテーマ ホモが好きだから!っていう女の子もそれ以上に主人公の男の子のことを考えてて… こんな女の子…いる!? 皆ハッキリと自分の答えを出しすぎててあまり生きてる人間味は感じませんが作者の考え、もしくはイチ同性愛者の考えが知れてよかったと思いました。 皆三者三様に苦悩します。 それをこんなにぶつけ合えるのは悪いことじゃないでしょうね… 大丈夫、杉谷庄吾さんのお嬢様eスポーツだよ。 #1巻応援クロスバーストハニーハニー 杉谷庄吾(プロダクション・グッドブック)兎来栄寿『映画大好きポンポさん』シリーズでお馴染みの、杉谷庄吾さんが描くお嬢様学校を舞台にしたeスポーツマンガが爆誕しました。 『ゲーミングお嬢様』や『対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~』がますます盛り上がり、そして期待の新星Vtuberとして壱百満天原サロメ嬢がバズりにバズっているこのタイミングで、杉谷さんによるお嬢様eスポーツ。こんな鉄板な作品があるでしょうか。 ゲーム部の施設が整った朝日星学園。 ゲーム初心者でありながら、とあるゲーム向けの能力が異常に研ぎ澄まされている冨永ヒマワリと、とプロゲーマーを夢見る迅御(はやお)ルナが出逢い、寮も同室であると判明するところから物語は始まります。 「ゲームは遊びじゃない!」と豪語するルナに「ゲームは遊びでは?」と返すヒマワリに対しての 「命を削って磨き上げた技術と知識!! これほどまでに自分の人生における信念と努力と時間を賭けてしまったからには もう誰にも負けられないという不退転の執念が結晶化された譲れないプライド!! ……本気でゲームで戦うっていうのは プレイヤー同士がお互いの胸に輝くプライドという名の 存在証明を潰しあうって事なのよ だから勝ったら飛び上がるほど嬉しいし 負けたら死ぬほど悔しい」 というルナの語りは、対人ゲームにおける本質を見事に捉え言語化しているもので、序盤から「流石杉谷さんッ! そこにシビれる憧れるゥ!」という気持ちでテンションを高めて読み進めました。 そんな二人がメインにプレイしていく、タイトルそのままの作中作「クロスバーストハニーハニー」は、対人要素もあるMMOで、RPGをプレイして強敵を倒しレベルアップしながらレアアイテムを手に入れていく喜びが表現されています。 そして、仲間であるクナイや、立ちはだかる強豪である鐡のアスラ、福音のスイレンなど魅力的なキャラクターも目白押し。 作劇のツボをしっかり押さえていて、面白くないはずのない物語に仕上がっておりこれから先の展開も純粋に楽しみで仕方ありません。鉄鍋のジャン!五行クンの楽しい香港生活の感想 #推しを3行で推す鉄鍋のジャン!五行クンの楽しい香港生活 西条真二 前田克紀マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ なんかよく分からない終わり方だな。至福の暴対レシピを思い出した。3人の料理勝負は面白い ・特に好きなところは? 五番町葉六の存在。五番町睦十の息子か秋山階一郎の息子かわからないまま終わった。五番町と秋山の関係が複雑すぎる ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 鉄鍋のジャンの懐かしのキャラが出まくるので鉄鍋のジャンが好きな方にはおすすめです 調べたら同じ疑問持っているツイートを見つけた https://twitter.com/tiyu12sai/status/1342053891689496576?s=20&t=mBlMD29GhZ6wRbAtPISUqA 彼女達はこれから闘う #1巻応援女の子がいる場所は やまじえびねあうしぃ@カワイイマンガ様々な国の、10歳の少女達に降りかかる抑圧を描いた本作では、必ず最後に思いを胸に、押し黙る少女達が印象的だ。 サウジアラビア、モロッコ、インド、日本、アフガニスタン。各国の少女達は、女性に対する差別への苦しい思いを抱く。 差別は男性からも、そして女性からも押しつけられる「ように見える」。それは社会構造が差別的であるためだし、人の内面にこびりついて剥がれないものもある。差別を内面化するしかなかった女性も描かれる。 どこまでも苦しい現実。しかし、少女達は押し黙りながら、未来をぼんやり考える。 昨日まで幼かった、しかしあと数年で結婚も視野に入る、10歳という年齢。溌剌さと、挫折を知る前の純粋さで、これから世界と対峙してゆく少女達の、真剣な眼差しは強い。 辛い気持ちも、割り切れなさも、闘う気持ちも、彼女達と共有して、せめて共闘したいと願う。たわいもないサイケデリックなエピソードたちへたくそなのに泣くほど笑える! カッラフルなエッッブリデイ むめい野愛ほんとタイトルそのまま。絵はアレけれどバッチバチに面白い。 へたくそというよりサイケデリックで荒々しくてそれもまた一興という感じです。 子どもの頃の話とか親戚や家族の話とか友達の話とかたわいもないエピソードばかりなんですが、どれもパンチ効いてるし勢いが凄いです。 親戚の子が持ってたハゲたぽぽちゃんに自分のエクステ毟ってつけようとした話は心あたたまりました。優しいね。40手前のサラリーマンが異世界へ佐々木とピーちゃん ぶんころり カントク プレジ和尚Pom サラリーマン佐々木が、言葉を喋る文鳥ピーちゃんと出会って、なぜか異世界と現代生活を行き来することに。 コミカルとシリアスと混ざり合ってて、佐々木の人柄もあってか、より面白く読めました。 佐々木に何かあったらピーちゃんに相談したいって所も可愛くて好きなシーン。 これからもっと盛り上がってくるだろうなと思う物語。あの少女達はどう絡んでくるのかな、 楽しみ。 11ページでもうホラー光が死んだ夏 モクモクれんstarstarstarstarstarNanoBLでホラーものって今まであるにはあったんだろうけど、初めて読みました。 絵がめっちゃうまいのは当たり前なんだけど、ホラー表現もしっかりしていてすごい。 効果音の描き方とか(シャワシャワとか)見ててぞわぞわする。 よしきと光がこれからどうなってしまうのか、どんな終わりを迎えるのかすごく気になる。 ヤングエースUPで読んでるけど、10話‐4まじでやばい。自分にこんなん起こったら怖すぎて…。 この暑い季節にぴったりの作品。ほんとに始まらない!魔法少年マモル始まらない! 大武政夫名無し魔法生物のモルモルは魔法"少女"と契約しないといけないのに間違えて"少年"のマモルと契約してしまったものだから、マモルは魔法使いになれないし、モルモルはマモルにしか見えないからマモルの独り言が増えたと親に心配されるしで、しょうもない状況。モルモルが絶妙に性格悪くてムカつくのが最高です。 全6回あるみたいですけど、本当に最後まで始まらずに終わるのか気になります。単行本になるかな〜、なってほしい。ぐう聖煙と蜜 長蔵ヒロコさいろく尊さが天元突破する。 普通に見たら心配になるほど悪役顔の軍人×12歳の許嫁の姫子。 当時の許嫁制度は家庭の事情やなんやかんやで顔も見知らぬうちに決められて否応無しに夫婦になるものという印象でしたが、本作の2人は幸せそうです。 3巻出ました、よかった。 入江亜季の新作読切!トキの旅 入江亜季名無し※ネタバレを含むクチコミです。殺ったねたえちゃん!やったねたえちゃん! カワディMAX名無し※ネタバレを含むクチコミです。FXで全て溶かすまで目が離せないFX戦士くるみちゃん 炭酸だいすき でむにゃん六文銭久しぶりに、良い意味で裏切られたマンガに出会えました。 母親がFXで貯金を溶かしてしまい、自殺。 その復讐心から、娘である主人公もFXの世界に飛び込む話。 めちゃくちゃおもしろい。 予想の斜めいく展開も、ちょっと狂気じみたキャラクターたちも、どこか闇深くて、本当に良い意味で裏切られる。 親父の文字通りタンス預金にまで手をつけるあたり、イッチャっている感じがグッド! そして、なによりFXによって資産が溶けていく演出がエグい。 見ていてこっちもヒリヒリします。 ここもスゴイので見どころです。 たぶん、書誌内容にある 『楽してお金儲けをしたいすべての人へ送る』 の本当の意味は、 『楽して稼げることなんてねーぞ』 って言いたいんだと思う。 それくらい、みんな生死をかけている。 萌え絵から闇オチのギャップがすごいので、ぜひご覧いただきたい。 投資は自己責任でお願いしたい所存です。 偽善者の夫妻が鬼畜不倫、僕は復讐することにした ガマ太郎名無し夫のバカさが許されないレベル。胸糞悪くなるので読まない事を個人的には、お勧めします青年はなぜ美容師になったのか・・・髪結いの娘 萩埜まこと名無し※ネタバレを含むクチコミです。獣人メイドエレナが、人が生きる意味を考える物語エレナの炬火 小板玲音名無し世界観的には、人間と獣人が共存しており、基本的に獣人は人間に雇われて仕事をしながら生きているという感じ。主人公のエレナは就職先の屋敷で、言葉も発しない、自発的に動けない女性・ヘンリッカの世話を担当します。エレナはとてもよく働きましたが、一度内緒でヘンリッカを屋敷の外へ連れ出します。その際、一瞬ヘンリッカが感情を取り戻したもののその日の夜暴れて拘束されてしまいます。それをきっかけに、エレナはこの屋敷が「戦争により心や身体が不自由になり社会に復帰できない人」たちの世話をする施設であると知ります。 エレナは彼らを通じて「生きる意味とは何なのか」を考えます。 猫耳メイドちゃんがお仕事に奮闘するほんわか系化と思いきや、1話でガツンと来ました。名作の予感がする。 2kgの腫瘍が出来て「死ィ〜!!」のやつ猫パン日記 幸せを運ぶねこと厄よびパンダ ぬら次郎名無し前にTwitterでメチャクチャバズってた漫画。最近広告で見かけ書籍になっていたこと(しかもフルカラー)を知り1巻買って読んだ。テンション高めのぬら次郎先生と猫ちゃん3匹とペッシとプロシュート(熱帯魚)と同居人(人間)のドタバタ生活が最高。猫ちゃんが羽毛布団にうんちしたところにダイブしたり、2kgの腫瘍が出来る前にも痔核3つと脱肛を経験しててとんでもなかった。 可愛いデフォルメ、カラフルな色使い、ぬら次郎先生のバチボコな勢い。元気の塊みたいな本でおすすめです。 https://twitter.com/nurajirou/status/1101797307052257280?s=20 ↓は自分が見た広告。色がかわいい。このギャグ唯一無二坂本ですが? 佐野菜見六文銭ハルタ(当時、フェローズだったかな)で連載されて、個人的にギャグ漫画の新境地を感じた作品。 改めて読んでも、予想の斜め上をいく坂本くんの対応がものスゴイ面白い。 基本的には、クラスに嫌がらせをしてくる奴らがいて、ひょうひょうとかわす。 そして、ただかわすだけでなく、ついでに、めっちゃ格好つける。 椅子や机がなくなれば窓際に座る。 水道の水が勢いよくでれば、シャワーを浴びたかのような艶っぽさを出す。 弱冠のツッコミ不在な感じも受けるが、それでも笑える。 そして、毎度作者さんの発想がスゴくて唸る。 同じものをみていても、全く違うようにとらえて、笑いとして活かすってホントセンスだなと思います。 とはいえ、やはりネタがきつかったのか、短命のギャグ漫画をキレイに終わらせたかっただけなのか真相は不明ですが、100万部以上売れたのに4巻で完結。 人気がなくて打ち切りというわけではないと思うので、 もっと坂本くんをみていたかったのですが、延命して残念になるくらいならちょうど良かったのかと今では思います。 ぜひ、クーレスト高校生坂本の生き様を刮目してほしい。これのどこがマウンティングなんだ?マウンティング夫が地獄です ふゆポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。 大正モダン×退魔百合 #1巻応援モダン†ロマネスコ きくらげあうしぃ@カワイイマンガ大正の女学校を舞台に、心の歪みから生まれる「鬼」を払うバディ百合は派手な表現が楽しい。 美しい女性達の表現、煌めく世界、躍動するバトル……その中でひときわ異様なのは「鬼」の描かれ方。 心の歪みから生まれる鬼は、現代絵画の抽象画のように描かれる。それは伝統的な鬼の表現よりも、狂気を感じさせる。 そして鬼の生まれた理由を思うと、とても切ない。寄宿舎で蔓延する霊障は、いずれも女学生達が何らかの「想い」を募らせて起こる。そこには闇のエスがある。 一方で、学園の支配人として来た洋装の令嬢は、鬼を退治に来た四重人格の少女と、戦いや生活を共にしながら関係をスタートさせる。真っ直ぐな気性の令嬢が、それぞれの人格とどう関係を深めるのか……個性的な四人格それぞれに魅力的で、バディ物としても百合としても、今後が楽しみだ。息苦しいこの世界を生きる道標になってくれる1冊 #1巻応援君の心に火がついて ツルリンゴスターsogor25この作品は人の心に灯る“火”を求めてさまよう妖怪・焔(ほむら)と、焔と出会った人々との物語を綴った連作短編集です。 登場人物はみな日々生きる中に様々な息苦しさを感じていながら、その感情に蓋をして過ごしていました。 その蓋をしていた感情、心に灯る“火”が消えそうになる、そんなときに、僅かな“火”の気配を感じ取った焔が登場人物の目の前に現れ、その“火”に薪をくべるかのように彼らの心に変化を与えていきます。 そして、その結果、登場人物たちはほかの誰でもない自分自身で生きる道を選び、最後には心の“火”を大きく燃え立たせていきます。 1巻完結ながら450ページ近い大ボリュームのこの作品は、様々なしがらみのあるこの世界で生きていくなかで自分が自分でいるための道標 になってくれる、そんな1冊です。<<5455565758>>
※ネタバレを含むクチコミです。