KADOKAWAマンガの感想・レビュー2722件<<5354555657>>「女性」が主人公の、野球漫画!オール・ザ・マーブルズ! 伊図透nyaeコミックビームで伊図透さんの新連載開始ー! 男性に混じり、堂々とした姿でマウンドにたつ、第一話ではほとんど顔もはっきりと描かれない主人公と思わしき女性。 そして、彼女のかつてのチームメイトと思われる女性たちが、彼女の投球フォームを見てなぜか涙を流したり「裏切り」というワードが出てきたりと… ここに来るまでは一筋縄ではなかったと思われる過去を背負っているようです。 オリンピック競技から野球が落とされたということを発端に、純粋にただただ「野球がやりたい」という女性たちの意思に反して運命が翻弄されてゆく、という感じでしょうか。 まだつかみどころが見えないのが正直なところですが、期待しております。 ヒメが惰性で食う飯、ということヒメの惰飯 二階堂幸さいろく元・オタサーの姫(27♀)が惰性でむさぼる貧乏飯、というコンセプトなのかな。。。 どうも漫画の造りや台詞回しに違和感というか未完成な感じが強くて残念ではあるけど、細かいことを気にせずアラサーのヒメを応援できる人にはおすすめかもしれない。奇妙な友情 #読切応援龍の住処 吉田はくたか※ネタバレを含むクチコミです。『ヤギと羊の王冠(クローネ)』のレビュー#完結応援ネコと鴎の王冠(クローネ) 中村哲也あうしぃ@カワイイマンガ町を二分していがみ合う、西のローゼンタール醸造所と、東のローゼンベルク醸造所。西の跡取り息子・テオと東の娘・ソーニャは家に秘密の交際中。どうにか両家を取り持って、町を一つにしたいと願う二人は、密かに協力してビール造りを画策する。 二人のビール造りは協力者の元で進むが、絶望的な道のりが続く。ハラハラする展開はシリーズ一番。しかしここでの「協力者のリレー」は胸熱ポイントであり、シリーズ集大成の所以だ。 これまでの王冠(クローネ)シリーズより過激な性・暴力描写が続く。はっきりとした悪役も多く、胸が悪くなるが、人の強い感情をぶつけ合い、落としてから高めてゆくダイナミックな300ページは、気がついたら一気に読み終えているほどの強い牽引力があった。 とある"伝説の剣"が生み出す複雑なラブコメ展開 #1巻応援好き好きだいちゅきつよつよソード ノッツsogor25へっぽこで数々のパーティをクビになってきた戦士エトロンは、王女ウラニャに呼び出され、呪いの迷宮の攻略を命じられるとともにある「伝説の剣」を授けられます。 その名も「好き好きだいちゅきつよつよソード」 この剣は「装備した者に好意が向けられるほど強さを増す」という特殊な能力があり、実はエトロンのことが好きだったウラニャは剣を強くするという名目で彼の冒険に同行しようとするのですが、実はエトロンは既にディモバという幼馴染の女の子に声を掛けていました。 「剣を強くするため」というのを大義名分にエトロンに猛アピールをするウラニャとディモバですが、エトロンは見事なまでの鈍感系主人公で全く意に介しません さらに、三角関係だけかと思いきや次々に他のキャラクターも増えてきて、どんどん恋愛方面に治安の乱れが生まれていく、そんなファンタジーラブコメです。 1巻応援死んだ父が残したのは「手」 #読切応援手 坂口心臓nyae※ネタバレを含むクチコミです。「祝福王」読んでみた祝福王 たかもちげんstarstarstarstar_borderstar_borderかしこ主人公が教祖になる話ですが、超人的な能力がちゃんとあるので怪しい話ではありません。少年時代から正平閣の教祖になるまでは分かりやすくて面白かった。特にイベントに参加したおじいさんの戦争に翻弄された人生を舞いによって昇華するシーンが好きです。煉獄に行ってからは自分の理解を超える話になってしまいましたが、何万人の群衆シーンが毎回あってこれを週刊連載で描いていたと思うと圧倒されます。終わり方にも納得しましたが、礼子と橋本が同時に身籠った子供はどうなるのか気になりました。 滅びの魔王に看取られたい!魔王が田舎に嫁いだら 隆原ヒロタサミアド1話がどえりゃい良かったです。1話の「あなたと もう1度」のページで単行本購入を決定済みです。 コミックキューン連載作品でニコニコ漫画やコミックウォーカーでも遅れて読めます。 美少女魔王と流れで結婚してイチャイチャ同居。近年良くある設定ですね。しかし魔王が可愛いし話の流れも良い感じなので終始楽しく読めます。 人も物もいつか滅びる。残らず全部滅びる。だからこそ滅ぶまいとする。日常が美しい。 未来が無限でなくとも、ゆるやかに滅びを先延ばしにしているだけだとしても、今この時に小さな大切な意味がある。 書いてて混乱してきましたが美少女魔王とエクストリームホロビタリティカオスDXを感じたりしてイチャコラする漫画です。オススメです。世界を終わらせないためにスカートを捲る腕撃のパンツァー 牛乳のみお兎来栄寿「20XX年 世界は異世界のメスガキに支配された」から始まる叛逆の物語。流石は『女子小学生はじめました P!』の牛乳のみおさん、ブレません。また三十路男が美少女になるお話です。 お股から魔素が出る彼女たちに対抗できるのは「スカートめくり人類最強」と謳われた主人公だけ、という清々しいほど頭の悪い作品。 そんな主人公に対抗するべく敵(メスガキ)もパンツと一体となったコルセットを装備してきたり、技名が「五等分の俺」だったり、読めば読むほど混沌を極めていきます。 こんな設定でありながら、ちょっと良い話になるのも良い混乱。 描き下ろしスピンオフの「この学校では同級生のパンツを3つ集めた者だけが進級できる」という設定も天才的であると言わざるを得ません。 こういったバカマンガからしか接種できない栄養素が欲しくなった貴方に。少女が聖女となる物語聖女メリアと千年王国の騎士 神江ちず兎来栄寿『しかばね少女と描かない画家』を読んで以来、神江ちずさんのオリジナルファンタジー作品に全幅の信頼を置いています。この新作、『聖女メリアと千年王国の騎士』も非常に楽しみにしていました。 表紙・裏表紙を見ていただければ解る通り、まず何と言っても絵が良いですね。試し読んでいただけるのであれば、1ページ目のカラーも美麗で、これから始まる物語に期待を高まらせてくれます。また、本作はカバー裏の絵もデザイン含めファンタジー全開で、大好きです。 物語としては、いわゆるシンデレラストーリー、あるいは貴種流離譚的なタイプです。主人公のメリアは、ある特別な才能を持っているのですが過酷な境遇で生活することを余儀なくされて育ってきました。しかしある日、王室直属の七騎士のひとりであるダグラスと出逢うことで運命の輪は回り出していきます。 苦境を乗り越えて元々持っていた特別な才能を発揮するシーンは王道ですが、カタルシス抜群です。 千年前に受けた王家の呪いを解く物語であることは明言されていますが、それをいかにして成していくのか。1000年前の謎など、散りばめられたピースがどう産められていくのか。メリアとダグラスの関係性の行く末や、個性豊かな七騎士たちが全員出揃うのも楽しみです。 イベント最前で心を燃やす85歳のおばあちゃんが素敵オタクばあちゃん 伊達しのぶ兎来栄寿自分が何歳まで生きるかは定かではないですが、年齢を重ねてもこのバイタリティを保ちたい。随所で笑いながら楽しませてもらったのが、こちらの作品です。 85歳のおばあちゃん・チヨとその孫の孝が主人公ですが、チヨさんはただのおばあちゃんではありません。スマホPCタブレット4台で特典を巡る予約合戦をガチり、イベントでは最前に並び、同担拒否し、自担を貶す輩には10分間の説得で推し変させるほどのガチオタクとなってしまったおばあちゃんなのです。 彼女とオタ友になるホストや、孝のクラスメイトの女子など、さまざまなオタクが登場します。 本誌で脇役の推しが登場しない期間の飢餓感、推しの命が危機にさらされることで自分の命脈にも連動するさま、はたまた推し活が報われて爆発する瞬間などは推しがいる人は強く共感できるところでしょう。 基本的にはギャグなのですが、孝のクラスで孤立するオタクの沼田に対して、 「あのね オタクになれるってだけで人類最強なんだよ オタクになれるのはものすごい熱量を持った限られた人間だけなんだから!!」 という言葉は、悩めるオタクへの最高のエールだと思いました。 個人的にはばあちゃんが『H2』でバッティングセンターに通ってバッティング技術を得て、『YAWARA』で柔道教室に通い技を習得したところや、 「黙れ小僧」 「肉食系女子にもなりきれぬあわれな娘だ」 の件も好きです。 また、巻末の描き下ろし「チヨの初恋」は純粋に上質な少女マンガとして楽しめるお話で大変良きでした。山田と先生、読んだ山田とせんせい 五十嵐藍名無し先生と生徒関係ものの中ではすごく好きな方かもしれない! 二人の人間の性格が真逆できっちり別れていてどっちも魅力的 人間二人分しかもどっちも魅力的なのでこの二人、ずっと見てたいと思えてきます。 読んだ後に「ねぇ、この二人よくない!?」と誰かと言い合いたい感じ 早く続きが読みたいです自分を認めたいミューズの真髄 文野紋さいろく大人になるとなかなかできない。 振り返って、反芻して、考えてた時間って大人になると減るんだと思う。 それを「つまらない大人」と自己卑下してしまうようなのがつまらない大人なのだ。 でも割とみんなそうして生きてきてるんだ、と安心させてくれた。 読んでてめちゃくちゃ心配になる彼女のターン、そしてズバっと切り裂かれるような気持ちになる彼のターン。 どっちもダサくないよ、頑張れよ、と言いたくなる。 ここからどう転がっていくのか楽しみな作品。 年齢を重ねた父子の新しい生活を垣間見れる素敵な作品。いいとしを オカヤイヅミstarstarstarstarstar干し芋東京で一人暮らしをしていた灰田さん。 サラリーマン、バツイチ、彼女ありののんびりな生活。 母の急逝で色んなことが変わっていく。 独身ということで昇進を諦めさせられ、彼女からもフラれ・・・。 そんな中、東京都下の実家で一人暮らしの父が心配で実家に戻ってみたら・・・。 無口な父との二人暮らしの生活は、今まで知らなかった父を知ることから始まった。 二人の距離感を図りながら、探り合い、生活スタイルの違いを感じ、父と息子の新しい生活が始まった。 母は、父に内緒で息子に残したもので灰田さんは、何を手に入れるのか? 父は、学生時代に体験した、東京オリンピックを懐かしみ、楽しみにしていた二度目の東京オリンピックは、コロナ禍延期に。いつも通っていた図書館にも感染を気にして行かなくなり、日々のマスク生活も息苦しく、今までの生活が変わってしまうことに戸惑いを感じながらも、二人の生活は続いていく。人物の描写が好き!謎めいて恋 佐藤宮名無し人物の描写の感じや、背景の描き方、構図から漂う空気感が好きです! 推理ものではなく、青春に振り切った作品が見てみたいなと思いました。Twitterで見て鬼はよく燃えているか 佐藤宮名無しTwitterで見て、続きがないか調べたものの……!占い師もヤクザもどっちも好きなキャラで、二人の掛け合いがすごく良かったです。ぜひ続きを見てみたいです。 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~の感想無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ フジカワユカ 理不尽な孫の手 シロタカクロキ現代の日本で無職のニートだった36歳の青年が転生する話。なろう小説が原作だが、ストーリー、キャラクターともに素晴らしい。とくにキャラクターの心理描写が巧みで、読んでいて強く心揺さぶられる。大河ドラマ化してほしい!日出処の天子(完全版) 山岸凉子馬子飛鳥時代と聞くと、お勉強なイメージがありますが、それを覆してくれるのがこの作品です・作者が梅原猛の著作「隠された十字架」による聖徳太子の闇にまつわる諸説に影響を受けた本作は、歴史ロマン、人間ドラマそしてBLをこれでもかと楽しいを詰め込んだ大傑作!人ならざる者たちの一瞬の輝きを描く短編集 #1巻応援庄野晶短編集 グッド・ナイト・フィールド 庄野晶sogor25この作品は表題作『グッド・ナイト・フィールド』など10編を集めた短編集です。 多くの作品に共通するのは、鬼や人に化ける狐といった人ならざる者が登場し、他者との関わりの中で数奇な運命をたどっていくという点です。 個々の短編は長くて30ページほどですが、それぞれの物語は読者の心に深々と余韻を残し、1編ごとにページをめくる手を止めてその余韻をゆっくりと噛み締めたくなる作品です また、短編の中でも冒頭と中盤、最後の物語で共通して語られるのが、常冬の山に棲む雪女と彼女と巡り合った吸血鬼の男の物語です。 1冊の中で序盤・中盤・終盤と語られることで、永遠の時を生きる彼らの時間の流れを感じることができて、より作品全体に深みが生まれる1冊になっています。 一生幸せに暮らしてねバツイチで泣き虫なおとなりさん 十五夜野愛美人だけどなんだか暗くておどおどしている落合さん。正義感が強くておおらかでピュアな沢渡くん。 夜道で酔っぱらいに絡まれてる落合さんを沢渡くんが助けて、なんやかんやでご飯作って一緒に食べる仲になりまして……。 こんなん開始5ページでお付き合い確定演出なのに、自己肯定感低すぎの落合さん×純粋かつ鈍感すぎの沢渡くんだからなかなか恋愛に発展しない! めちゃくちゃもどかしいけれど、ゆっくり幸せに近づいていく2人が可愛くて仕方ないんです。 見るからに不幸体質な落合さんだけど、沢渡くんなら絶対大丈夫だよ!幸せになってね〜とニコニコしながら読み終えました。幸せ。『狼の口』久慈光久が描く薔薇戦争鋼鐵の薔薇 久慈光久兎来栄寿三浦健太郎さんが逝去された後も、盟友・森恒二さんやスタッフの方々が遺志を継いで制作中の『ベルセルク』の行方が気になり過ぎる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。 そんな三浦健太郎さん、そして森薫さんという偉大な師を持つ久慈光久さんの最新作1巻が発売になりました。 代表作である『狼の口 ヴォルフスムント』もそうですが、久慈さんと言えば中世ヨーロッパ。そんな久慈さんが「薔薇戦争」における″ジャック・ケイドの反乱″を描くとなればこれはもう、間違いありません。個人的に今年発売の1巻の中では、坂本眞一さんの『DRCL』と並んで「間違いないな……」と感じた企画です。 試し読める1話から、期待通りにたっぷりと甲冑を着た騎士の闘いを堪能できます。 そして、2話に登場するリチャード・プランタジネットは、『狼の口』のヴォルフラムを髣髴とする悪辣さを見せながら、一方で怒りの理由が◯◯◯◯であるなど当時の命の軽かった世相を強く感じさせます。 歴史に詳しくなくとも十分楽しめるのも、『狼の口』と同様です。たった一人で行う△△△など、エキサイティングな見所も満載。 馬の名前に反応してしまう人は仲間です。 こういう歴史マンガが増えると、どんどん歴史を学ぶ楽しみも増えていって良いなと思います。悪い意味でコミティアみたいロスト・ラッド・ロンドン シマ・シンヤ名無し舞台やキャラ設定、テーマ性はよかった。 でも話作りが「魅せる気あるの?」て感じ。 序盤からスロースタートで 「わかってくれる人だけついてくれば良いです」 みたいな高慢な態度が鼻につく。 コミティアの同人誌っぽいな〜と思ったら 実際にコミティア出身で納得。 いやわかるけど・・・バクちゃん 増村十七名無しこの作家さんは次回作の『花四段』でもそうですが、 全体的にキャラが滑ってます。 キャラクターが自由に動いてない感じです。 絵が下手とか構図が決まってないとか そういう画力的な拙さも感じるんですが それ以上にキャラが魅力的じゃないです いや魅力的なキャラを作ろうとしてる努力は伝わってくるんですが 努力が伝わってくる時点でダメっていうか・・・。 「あ〜、頑張ってるんだなあ」って感じ。涙腺がやばい私がシングルファザーになった日 きむらかずよ りゅーちゃんねる六文銭同じくらいの年の子供がいる身としては、もうタイトルだけで泣けるのだけど、読んだらそれ以上でやばかった。 これが、まじりっけなしのリアルな原作だというから一層、心にくる。 ある日突然、主人公の妻が倒れ、そのまま植物状態になってしまう。 そこから病院での経過や、夫婦が出会い子供を授かるまでの過去も含めて描いた内容。 こういうときの子供の素直な反応、健気な姿ってなんだろう?とか思ってしまう。 大人以上に敏感に感じているはずなのに、 あまりよくわかってないのかな? とも思ったが、子供は子供なりに色々察しているような描写がでてきたもんだから、もうあたしヤバイです。 奥さんを亡くした後、子供の笑顔が唯一の希望 と描いてましたが、本当にそうで、 願わくば、今後のお子さんの人生も幸多いものであって欲しいと 腹の底から思ってしまいました。<<5354555657>>
コミックビームで伊図透さんの新連載開始ー! 男性に混じり、堂々とした姿でマウンドにたつ、第一話ではほとんど顔もはっきりと描かれない主人公と思わしき女性。 そして、彼女のかつてのチームメイトと思われる女性たちが、彼女の投球フォームを見てなぜか涙を流したり「裏切り」というワードが出てきたりと… ここに来るまでは一筋縄ではなかったと思われる過去を背負っているようです。 オリンピック競技から野球が落とされたということを発端に、純粋にただただ「野球がやりたい」という女性たちの意思に反して運命が翻弄されてゆく、という感じでしょうか。 まだつかみどころが見えないのが正直なところですが、期待しております。