祥伝社マンガの感想・レビュー468件<<1112131415>>30代、一歩ずつ踏み出してみよう。子供のこと君に会えたら何て言おう ねむようこnyae子どもいらない宣言をしていた人が妊娠した。 子どもがいる楽しい人生、いなくても楽しい人生。どちらにしても夫婦で向きあって決めないといけない事があるけれど、後戻りできない一歩をなかなか踏みだせずにいる主人公。 年齢的なことを考えれば、ある程度の決断や計画は、もう後回しにできない。 夜中のカップラーメン(+ご飯)を愛する夫婦生活に不満はないけれど、夫は子供に関して危機感もなく他人事のよう。 仕事もやり甲斐があって、子供に対して慎重になってしまうのは当たり前の環境だと思う。 だからこそ「一歩ずつ」が大事になってくるような気がする。 子どもが欲しいという明確な希望がなくても、いる人生といない人生を天秤にかけて悩んでいる人は多いと思うので、そういう人たちの背中を押すような話になるのか、ねむようこ先生待望の新連載!続きを楽しみにしています。ふわふわ浮遊感漂う心地よさ。女の園の星 和山やまstarstarstarstarstar干し芋かなりゆるゆるの女子校での日常。 こんな、女子校があったら楽しそう! 私も女子校だったけど、かなり厳しい校則があって全然楽しめなかった。 そしてこんなふわふわ浮遊感の先生がいたら本当に幸せ。 毎日、楽しみに学校に通えそう♬ 星先生は、見た目は、ひょうひょうとしているのに心の中は、いつも波立っててギャップが面白い。 女子高生の個性も光る。 漫画家志望の子にも、毎日星先生の観察日記を書いている子にも、授業中寝ている子にも星先生は独自の感覚で接していて読んでいて優しい気持ちになる。 学校で秘密で犬飼っちゃてて、その犬の登場シーン斬新! 是非、読むべし!!未だ自分探し中の男(32)がスターの原石に出会う!ゴールデンラズベリー 持田あき天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。終わり方がいい真夏のデルタ 綿貫芳子漫画を読む女S※ネタバレを含むクチコミです。 いろんな兄弟BLオムニバスブルーム・ブラザーズ 志村貴子nyae兄弟同士で同じ人が好きだったり、切ない一方通行だったり…。 兄弟揃ってゲイという設定は割とよくあるけど、一冊の中でこんなにバリエーション豊かにいろんな兄弟BLが読めるのは嬉しい。しかも志村貴子先生の絵で! 全1巻だと思い込んで読んでいたら続くだと〜!やった〜!心理描写が丁寧なので共感しやすいピースオブケイク ジョージ朝倉名無し相手から好きって言われてなんとなく付き合って、なんとなく押し切られて二股になって。そんな、若い頃にありがちな、どっかダラダラしたようなはっきりしない人間関係が、あるあるな世界で、リアルです。 主人公の女の子は、心機一転バイトもやめて引っ越しますが、新しい引っ越し先の隣の人でありバイト先の店長である髭面の男に一目惚れ。ようやく自分から「好き」と思える相手に出会えます。それなのに、相手にはちょっと気難しい、変わった性格の彼女がいて。だけどどんどん好きになって、初めて「好きです」て伝えてしまう。はっきり振られてたのに、それでも諦められなくて、ほとばしる気持ちのままに、好きって言ってしまう。やっと自分から人を好きになれてよかったと思う反面、なかなか険しい道のりです。 心理描写が丁寧なので共感しやすく、次どうなるのかと展開が楽しみになる作品です。 あと、いろんなことが八方塞がりで、仕事やめて、引っ越して、昔の男の幻影にまどわされながらも、隣人に惚れ、自分を変えていく…という設定が、「凪のお暇」と似てるなあと思いました。いろんな雑誌に掲載された短編がまとまった一冊地下鉄の風に吹かれて 南Q太名無しどれも南Q太さんらしい短編だな〜と思いながら読んでたら、タイトルにもなってる「地下鉄の風に吹かれて」という話でめっちゃびっくりした。こ、これ…南Q太さん本人の話じゃない…?「猫のたまご」っていう話もそうだよね…。 このセリフすごい。「でもいつも迷ってるんだよ、娘や君や私にとって最善の策がないかなって探ってるんだよ、それは考えをころころ変えているってことなの?」 現代的かしまし家族マンガとしても面白い! #完結応援にれこスケッチ 鴨居まさねかしこ上野にあるブラシ屋の三姉妹の末っ子・にれこちゃんが主人公。20年間も片思いしてた清田くんの傘工房でバイトしてたけど、ブラシ職人のおばあちゃんの体調不良という緊急事態にともない実家のブラシ屋で職人として働くことになった!というお話です。にれこちゃんの恋物語やブラシ職人道としても面白いけど、私は家族マンガとしての魅力が抜群だなと思ってます。 にれこ家はお父さんが単身赴任で長いこと不在だし、かなりの女所帯。ブラシ職人のおばあちゃんとお母さん。すでに独立してるお姉ちゃん2人。そして主人公のにれこちゃん。大集合することはないんですけど、それぞれの繋がりがちゃんと描かれているので、その様子がとってもかしましくて楽しいのです。実際に存在してる人達のような親近感があります。 にれこちゃんの片思い相手の清田くんも、元は一番上のお姉ちゃんの同級生ですからね。家族全員が事情を全部知ってるし、なんならお母さんの方が清田くんと仲がいいし。にれこちゃんの元彼・松谷くんに対しても、とっくに別れてるのにほぼ家族みたいな扱いなのもいいなって思いました。あだ名が「松谷王子」なのも可愛がってる感がめちゃくちゃありますね。でも松谷くんはとてもいい子なので、人も猫も魅力にやられてしまう気持ちが分かります。私も好きになっちゃいました! 全3巻で手に取りやすいし、いっき読みするのすごく楽しかった。ほのぼのマンガを探してるなら、ぜひオススメしたいです!欲望の解放のさせ方が最高に上手そうだ、食べ放題いこう。 西つるみ野愛食べ放題って惹かれるけど年々行かなくなりません?量より質を重視するし食べるより呑む方に走っちゃうし…なんだけどやっぱり魅力的。 というか質のいい食べ放題に行けばいいんだなと思いました。西さんとK成さんの見事な食べっぷりが気持ちいいのでめちゃくちゃ行きたくなります。 食べる量がそれぞれ違っても、食べ放題なら気を使わなくていいし、いろんなものをシェアして楽しむという原点を教えてもらった気がします! そして食べたぶんだけしっかりむちむちになるお2人が可愛い…いっぱい食べる君が好き…。 いちばん惹かれたのは牡蠣の食べ放題。行きたい。酒たくさん持ち込んで行きたいです。 美味しそうだあK成さん可愛いなあってゆるい気分で読んでたらジョージ朝倉先生が登場してびっくりしました。どんな食べ放題より豪華じゃん。懐かしいです花のあすか組! 高口里純名無し学生時代に夢中で読んでました。 今の学生さんたちには想像できないようないわゆる「スケ番」と呼ばれている女子学生たちの喧嘩に明け暮れた青春時代のお話です。 制服は足首までの長いスカート、何にも入らないようなペッタンコの皮カバンがトレードマーク。 少女たちは筋を通す硬派な集団でそれぞれに組(くみ)がありつつも個人個人が自由に動き回ります。 主人公はタイトルにある「あすか」という黒髪ショートヘアの女子学生で学校にも登校しています。 喧嘩が強くて硬派で頭もいい(成績という意味では無く先を推測して立ち回ることに長けている)。 自分に甘い人間を嫌うので立ち向かわない人間には厳しいけど必死で立ち向かう人間のことは助けます。 当時は少女たちの姿に憧れましたし読んだ後は自分の目が覚めるような感覚を覚えました。 ちなみに喧嘩が強くて硬派な「あすか」のママはまるで少女のような感性の持ち主で、いつも「あすかちゃん」と呼んでケーキやおやつを準備してくれる。 そんなママに対して硬派な「あすか」は邪険な態度をとるけど、決してママのことを嫌うことはないということもこの漫画の素敵な部分だと思います。 耽美的なエロスヴィーナス・パーティ 森園みるく 中村晴子名無し女性向けの漫画ですが、かなりエロいです。現代では男性漫画も女性漫画も全体的に線が薄く、輪郭も淡い感じになっているのが主流ですが、私はエロに関しては、本作のような昔の劇画的な絵の方がエロスを感じます。 萌えではなく、大人のエロスを感じたい人、一昔前の雰囲気が好な人におすすめです。絵が綺麗でBLと知ら…カッコウの夢 ためこうaico絵が綺麗でBLと知らず読み始めてみたが、普通に恋愛漫画!BLも恋愛感情は男女のものと大差ないと勉強になりました。家政婦さんシリーズ最初の単行本放浪の家政婦さん 小池田マヤ無用ノスケ子小池田マヤの「家政婦さんシリーズ」最初の単行本です。昔フィールヤングで読んでいた頃は、主人公の家政婦・小田切里のキャラが強烈すぎて苦手だったのですが、大人になって読むとめちゃくちゃ面白いですね。見た目も言動も行動も豪快な小田切ですが、作る料理は絶品で愛情深いところがあり、各場面で異なる魅力を見せてくれます。1話ごとに、さまざまな事情を抱えた家庭に向かい、家の人たちと小田切がぶつかり合いますが、本音剥き出しで語る姿が素敵です。 不器用な家族の再生物語BABY BLUE HEAVEN 堤谷菜央ルマンド家族がテーマのお話です。登場する人たちが全員不器用なのがいいなと思います。家出して妊娠して帰ってきた妹も、家族の為に自分を犠牲にしてきた姉も、頑固な小説家の父も、みんな不器用です。実はそうなってしまった悲しい理由があるのですが…。不器用でもいいじゃない!人間だもの!と肯定してもらえる話でした。堤谷さんの絵柄がとても可愛いです。女の本音を描いてるのにギスギスしてない右足と左足のあいだ 雁須磨子まろにが抹茶プリンセックスレスになってしまった新婚カップル。どうやら原因は旦那さんの心理的なものらしいけど、このまま話し合いもなく夫婦を続けていくのは難しいと焦った奥さんが強行手段に出ます。なんとカレーにバイアグラを仕込みます…!あらすじにすると笑っちゃうような無茶な内容みたいに感じますが、これが単行本のタイトルにもなっている「右足と左足のあいだ」というお話です。ラストはしみじみと感動するいい話でした〜。 色んな年代の女の子が登場する短編集なんですけど、どれも「あ、私もこんな風に思ったことある…」って共感しました。女の本音を描いてるのにギスギスしてないのがいいです。雁須磨子先生の漫画って難しい内容の話じゃないけど細やかなテクニック満載って感じで、これを楽しめるようになった自分は大人になったのかなってちょっと思いました。カレンさんと西先生の2人だからこそ描けた奇跡の1冊 #1巻応援私はカレン、日本に恋したフランス人 じゃんぽ~る西starstarstarstarstarnyae連載で少し読んでいたけど、1冊通して読むとまたこの本の良さがより沁みますね。 カレンさんが日本に関心を持って、日本に住みたいと思って、日本人と結婚して、そして旦那さんの手によってこの本ができたという事がいかに奇跡的かと思ってホロリとしました。フランス人女性が、ではなく「カレンさんが」というところが大事です。 外国人の目線から日本人も気づかなかった日本の面白さや変なところに気づくと言うパターンはよくあるけど、カレンさんの場合はまず「音響の良さ」から入ったというのが非常に面白いです。 録音した山手線のアナウンスを聞いて、日本を思って泣いたというエピソードは笑いました。でもほとんど家にいる生活をしている今、電車のアナウンスを聞くと出かけている気分になってかいいかもしれない! 世界情勢や戦後日本の歴史など、シリアスな面も含めてフラットな目線で勉強になるし、自分の国なのにまだまだ知らないことだらけだな…と改めて思い知った次第です。たぶんカレンさんの方が日本を知ってます。笑 ちなみに、じゃんぽ〜る西先生はデフォルメした作画が特徴的ですが、この人相当画力が高いんだな…というのがわかり、新たな発見となりました。 今でもバイブル花のあすか組!∞インフィニティ 高口里純kontokiirotomidoritoもーだめだー無理だーと思ってる時に読むと、うむ。自分は間違ってない、このままでいいんだと光を示してくれる漫画。 あすかちゃん、まだ、中学生なのにね。 戦24が好きなので、市花赤江那智辺りが出てくると興奮する。イケオジの成長に期待!おじさん、ドル活はじめました! シバタヒカリ名無しK-POPアイドル(男子)に突然どハマリしたおじさん(イケオジ)が、若い女の子を師匠にしてヲタ活をエンジョイする話。 中年男性のドル活という設定は、ギャップ萌えがありつつ、流行の亜流を抑えている感じで面白い。 年齢性別の垣根を越えることで、オジサンがどのような成長を見せてくれるのかに期待したい。 ※ただし、師匠のキャラ設定についてはやや首を傾げた。 これが会社の部下(一見地味子)だったりすると、定番になって恋愛臭も漂ってくるのだが、街でナンパされて知り合った派手なギャルというのはちょっと読者層に対してミスマッチではないかと……。表情がいいBLアワード1位(勝手に作った賞です)PERFECT FIT たなとnyaeあ〜、やばい いちばん好きかもな〜これ… そんなたくさんBL読んできてないのでこの先覆る可能性もあるけれど、現時点でいちばん好きだな〜!好き〜!! 個人的な趣味でいうと田中くんのビジュアルは全然好みじゃなくて、あと真下くんも紛れもなく天使なんだけど見た目が好きかっていうとそうでもなくて、でも要所要所で見せるふたりの表情の描き方がほんっっっっっっっとうに上手いな〜と思います。 真下くんは笑ったり怒ったり泣いたりが忙しいけど、対して表情の変化が少ない田中くんの感情が動いた時の絶妙な顔がもうすごいですよ。「あ、あの顔もう1回見たい」と思って何度ページを戻ったことか…。 それにしても「一矢報いる」といって田中くんの部屋に戻ったのになんもできなかった真下くんには笑った。 『違国日記』は『Zガンダム』+『エヴァ』!?違国日記 ヤマシタトモコTKD@マンガの虫この作品のテーマは 「あなたの感情はあなただけのもの、 故にあなたは自由で、そして1人ぼっち だからこそ、理解し合うのではなく 寄り添い合う」と言ったものです。 ヤマシタ先生自信を調べていくと 『エヴァ』放送当時14歳という リアルチルドレン世代。 だからこそ、先生はシンジのような 「親に捨てられた子供」を主人公に することが非常に多い。 しかし、そんなシンジもいつまで経っても 14歳のわけじゃない、大人のなっていろんなことに折り合いをつけながら生きている。 そんな中、かつて自分が感じた孤独を抱えた 少女が目の前に現れる そんな彼女を救おうとするかつて「シンジ」だった大人 すごい!!『Zガンダム』だ!! カミーユを救おうとしているシャアの関係にすごく似ている! つまり、この物語は「大人になった シンジがシャアになって子供を救う」話だ! ものすごく男の目線に寄ったら こうなりました… 素直に面白かったWHITE NOTE PAD ヤマシタトモコさいろく「君の名は」が初めてだったわけではないだろうけど、こちらも入れ替わっちゃう系。 38歳の自動車工のおじさんと17歳のJK。 素直にヤマシタトモコが読めてよかったし、さすがだなぁと思える面白さだった。短くて読みやすいというのもある。納得感というか、展開も嫌なところはなかった。オススメ。リアル君の名はWHITE NOTE PAD ヤマシタトモコTKD@マンガの虫※ネタバレを含むクチコミです。 テレビドラマ化が面白かったのでいいね!光源氏くん えすとえむ名無しテレビドラマ化が面白かったので原作漫画も読んでみました。ドラマだと光源氏の印象はかわいい感じでしたが、漫画だと大人っぽくて色っぽいイケメンだなと思いました。 光源氏の君は、かっこいいのはもちろん、現代との意識のギャップが面白いです。「自撮り」を「地鶏?」、「Wi-Fi」を「和衣拝?」と聞き返したりするところがクスッと笑ってしまいます。あと、色彩に対して敏感だったり、自然を愛するところ、何より和歌のクオリティーが高くて素敵です。おすすめ短編集虹の娘 いがわうみこモロッコヨーグル会話が上手いのでどの短編を読んでも面白いです。でも一番読み応えがあるのはやっぱり表題作の「虹の娘」かなと思います。ヌードモデルをしている弟と久しぶりに再会した兄が共同生活する話です。弟は性転換の手術をしようとしているのですが兄が常によき理解者でいてくれるのがいいですね。グッとくるシーンで「わぁーい神様見てるゥ?」って抜け感のあるセリフを出してもしっかりハマってるのがいいなと思います。もう一編の「アマネの日記」も好きです。死んだ兄が幽霊になって帰ってくるという話で、悲しさがあるテーマなんですが笑えるのがいいです。あの卑猥なストラップにこんなにほっこりさせられるとは思いませんでした。「愛され洋輔」の元になった短編もあるのでギャグが好きな人にもオススメです。<<1112131415>>
子どもいらない宣言をしていた人が妊娠した。 子どもがいる楽しい人生、いなくても楽しい人生。どちらにしても夫婦で向きあって決めないといけない事があるけれど、後戻りできない一歩をなかなか踏みだせずにいる主人公。 年齢的なことを考えれば、ある程度の決断や計画は、もう後回しにできない。 夜中のカップラーメン(+ご飯)を愛する夫婦生活に不満はないけれど、夫は子供に関して危機感もなく他人事のよう。 仕事もやり甲斐があって、子供に対して慎重になってしまうのは当たり前の環境だと思う。 だからこそ「一歩ずつ」が大事になってくるような気がする。 子どもが欲しいという明確な希望がなくても、いる人生といない人生を天秤にかけて悩んでいる人は多いと思うので、そういう人たちの背中を押すような話になるのか、ねむようこ先生待望の新連載!続きを楽しみにしています。